空をみながら

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世界をデザインするとすれば・・・

2024年04月17日 22時22分58秒 | 思考試行

デザインというのは物であったり、ソフトプログラムであったり、世の中のすべてのことに関わってくる大事な「作業」だと思う。そのなかで、政治の仕組みであったり、国家の仕組みなどもデザインの仕事に入るのではないかと考える。現実の世の中の現状は、その意味ではなんとお粗末なことだろう。

ロシアの侵攻、イスラエルの今のやり方は、なんという恐るべき所業であることか。この状態はどうにもならないことなのだろうか。国連も力を発揮できる構造にはなっていない。これを是正するのは、当事国の国民であるべきだが、為政者の「政策」によって、洗脳されているようで、反対意見を出すものなら、殺されたり、弾圧の対象となり、見せしめがやられたり、無茶苦茶な事態が起こっている。

これは世界のデザインのひどい実例ではないだろうか。自由にデザインするとすれば、現実の政治状況などどういう風になるのだろう。そういうデザインがどんどん為されるならば、現状はどのように変わるだろうか。

人類の一人ひとりが「あるべき世の中」をデザインできるならば、どんな世界が生まれるだろうか。世界全体をデザインするのは、「神」だとすれば、相当ひどいデザイン能力ではないだろうか。とても信頼できる仕事ぶりだとは思えない。弱肉強食の世界は生物界の常識だが、全体を生かしていくために、まさに人知をこえたたくみなデザインとは見える。このような仕組みは人間にはできそうにない。

ただし、今の現状をみて人類のかかえる課題は、人類自身が解決を図るほかなく、なんとかしなければならないのであって、誰もがデザインを考えなくてはならない。いつまでも、けしからん脅しや、ごまかしを見過ごしていてはならない。主体的にそれぞれの国の民衆の努力も必要であるが、それだけでなく、世界に目をむける人類の大多数の質的な行動力が一部のとんでもない権力者の力を抑制し、さらには、あるべき姿に世界を変えていく原動力になるのではないか。

情報を伝える技術を人類は手に入れた。とくに特殊な力をもたない普通の一人の老人が意見を吐き、その意見を世間に出すことができるのである。具体的におかしなところ、具合の悪いところを、デザインしなおすことができるならば、世の中かなり改善されることは間違いない。常に改善していく立場が民衆の立場にたつものならば、その方向性はおのずと明らかであり、為政者の政策を見る、判断する視点は明確になるのではないか。国会議員が自らの権力維持とその財力保持に汲々としているようでは話にならないということである。

世界をデザインするという立場にたって、アイデアを磨き、具体的な方策を世界に出していこうではないか。そのために身近なところから、課題を見つけ出し、具体的に提案していくことである。


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