マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

『ぶどうの丘』は雪即快晴だった

2010年04月18日 | 
 4月16日(金)~17日(土)、中学時代の友人6人と『ぶどうの丘』(9月14日のブログに登場)に宿泊し、甲州路の春を楽しんできました。天候の激変もあり、その様子も含めてレポートします。
 行く前から天気予報を何度も見ましたが、何度予報を見てもこの2日間の天候は芳しい予測ではありませんでした。出発する前日の予報では、16日(金)は雨のち雪、17日(土)は雨のち晴れと、雪まで降るとの事。二日目の午後は晴れるかも知れないとの予測に一縷の望みをかけての出発でした。

 16日の朝、予報通りの雨に送られて家を出ました。代々木でクラスメイト2名と待ち合わせ、高尾着は9時40分。既に2名は到着しています。この待ち合わせではハプニングが起こりかねませんでした。私からの連絡は集合は”高尾10時”。しかし”立川”集合と思いこんでいた方と”11時”と思い込んでいた友が各一人いました!年々勘違いの確率が高くなっています。事前にその勘違い回避出来ましたが、連絡を繰り返す必要を痛感しました。

 11時50分「勝沼ぶどう郷駅」(旧駅名勝沼)着。雨は上がっていました。直ぐに「大日陰トンネル」(8月15日のブログに登場)を散策。約1・4Kmの道のりです。トンネル内は予想以上の寒さで、軽い運動にも関わらず汗もかきません。トンネルを抜けたところに建つ無料待合室では寒さ対策にストーブが焚かれていました。そこで各自持参のお弁当で昼食後、他の観光は割愛しタクシーで宿に直行しました。

 宿はアルカリ性の温泉で有名です。「天空の湯」と各部屋でその温泉に浸かる事が出来ます。冷めた身体を入浴して温め、夕食の後”宴会”。夜12時まで続きました。

 天候の激変に最初に気がついたのはBさん。午前2時半、外が明るいのを不思議に思い、外を見ると雪。大粒の牡丹雪が舞い、外は一面の銀世界が拡がっていたそうです。私が朝4時半に目覚め外を覗くと、まだ牡丹雪が降っていました。その瞬間何故か笑ってしまいました。4月半ばの甲斐の国で、天気予報にはありましたが、まさか雪に会おうとは思っても見なかった事。起きてきた友皆、雪に出会えた事を喜んでいるようでした。
 (写真はBさん撮影の雪景色)





 朝7時になると雪は止み、朝食後は晴れてきて太陽も顔を覗かせます。見晴らしの良い丘に立つと、なんと南アルプスが一望できます。白峰三山(北岳・間の岳・農鳥岳)はをはじめ、左手には赤石三山も見渡せます。絶望視していた風景が忽然と現れました。雪から快晴への激変を目の当たりにして、皆興奮し、幸運を感じました。(写真:遥か彼方に白峰三山)
      



 ワイン購買を目的として乗車したコミュニティーバス、なんと「ぶどうの丘」と「ぶどう郷駅」を2往復してから目的地に向かうと言うハプニングにも遭遇しましたが、レストラン「風」で昼食後「塩山」へ。その後タクシーで慈雲寺へ。樋口一葉の父母の眠るこのお寺、イトザクラで有名ですが、既に散っていました。その姿から満開時の素晴らしさが想像できます。(慈雲寺のイトザクラ)      





 帰りは下り坂、桃の花咲く塩山の里をのんびりと歩きました。冬支度の身には暑いほどの陽気になっていましたが、遠く山を望みながら春の花咲く里を散策する、これが今回の旅で出会いたかった風景。幸運にも巡り合えた喜びを噛みしめながら、帰路に着きました。
(写真:華麗なピンク色)

       





     (青空に桃の花が映えていました)


        
(野の仏様:六地蔵)