マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

名曲喫茶『ライオン』

2010年04月13日 | 身辺雑記

 切っ掛けは4月3日(土)の朝日新聞朝刊でした。山田五郎さんの「ワケ あり!」に『名曲喫茶ライオン 渋谷区』が紹介されていました。山田五郎さんのこのコラムよく読みます。五郎さん、テレビで観ることもありますが、東京のあちこちの街の様子に兎も角詳しいと感心する事が多々あります。私の全く知らない場所やナゾの物体が紹介されることもあれば、例えば私がブログに書いた場所が、その後に紹介される事も偶にあります(9月23日のブログの目黒競馬場)。
 今回はこの喫茶店の名前「ライオン」の謎解きです。その記事によれば3代目店長石原圭子さんに聞いた話が紹介されていました。
 <「ライオン」は、1926年に山崎弥之助が創業。店名はロンドンにあったライオン・ベーカリーで修行した創業者の従兄弟からコーヒのいれ方を伝授されたことに由来する。
 45年の山の手大空襲で焼失するが、50年に再建。創業時と同じクラシックなインテリアは山崎自身のデザインによる>そうで、高音質な大スピーカーは彼が設計したものだそうで、今でも健在です。
 「ライオン」も又大空襲の被害者でした!

 20代の頃よく行ったこの喫茶店、昨年の9月に再訪していましたが、4月3日から7月までほぼ毎週の様に通うことになった渋谷、その第1回目の研修のその日の朝刊に登場するという偶然、「ライオン」に又行ってみようと思ったのでした。
 
    
(「百軒店」の奥、細い路地の一角)
 3日は用事があったので、10日の土曜日に訪れました。昔の「恋文横丁」近辺の「百軒店」(ひゃっけんだな)の一角にあります。昨年9月にも感じた事ですが、細い路地や店の佇まいは40年前と全く変わっていません。室内の作りにも変化はありません。大きなスピーカも同じ。なにもかも変化なしです。






 1階で静かに音楽を楽しむ人が10人ほど。3時と7時にはレコード・コンサートが開かれますが、私が行った時間帯はリクエストタイム。昔は良く「四季」をリクエストした事を思い出しました。10日は『黒田塾』開講時間2時に間に合うように、1時間弱ほどの滞在でしたが、渋谷へ通う日々に昔の”思い出”の幾つかに遭遇しようと考え始めています。


     
                                       (右:ライオンの看板)