マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

『熱海伊豆山&VIALA』へ

2014年02月28日 | 

 今、東急ハーヴェストクラブ「熱海伊豆山&VIALA」に来ている。東急は、従来の「ハーヴェストクラブ」のシステムを“上書き”して、新たに「VIALA」を付け加えた。ハーヴェストより会員権が高い。ホテル仕様も高級感を増している。更には予約開始が3ヵ月前から可能である。ハーヴェストの会員が2ヶ月前に予約を入ても、既に満室という事態が起きている。「箱根翡翠」や「有馬六彩」など3個所がVIALAで、今また「京都鷹峯」の建設が始まっている。
 私たちはVIALAとは疎遠で、宿泊したことは無かったが、2月のやや閑散期に「熱海伊豆山」の宿が取れたので、27日~28日に一泊することが出来た。伊豆山は熱海にあるとは云え、熱海からはやや離れ、伊豆山の麓に高級旅館やホテルが点在する。私も11年前に「蓬莱」に宿泊したことがあった。ある方の退職記念旅行で、退職する彼女の意向を尊重して、一生に一度の思い出にと泊まったのだが、お値段は5万円を超えた。“清水の舞台から目を瞑って身を投げた”のであった。伊豆山はそれ以来である。
 この2日間天候が勝れないとの予報であった。そこで、途中小田原に寄り、昼食と城散策の予定はパス。ホテルで温泉を楽しめばそれで十分と思えた。

 途中下車はしないで直接宿に向かうとすると2つのルートが考えられる。

①駒込⇒東京⇒(JR東海道線)⇒熱海⇒(ホテルのマイクロバス)⇒ホテル
②駒込⇒新宿⇒(小田急急行)⇒小田原⇒熱海⇒ホテル
 電車代を比較すると①はジパング倶楽部利用で2640円。②は2690円、とほぼ同じ。所要時間は①で快速アクティーを利用すると、東京・熱海間が1時間35分でこちらがやや速い。更に①の良いところは、上手に乗車するとボックス席が取れる。東海道線で東京・熱海間の15両編成車は、1・2・9・10・14・15号車に各々6つのボックス席があり、2名でボックス席占領もありうる。という理由で①を選択。ウィークデーの12時32分発熱海行きは空いていてボックス席占拠で昼食を摂りつつ、熱海着14時7分。
 乗車したホテルのマイクロバスには26人のうち、男性は2名のみ。数名の女性グループの、嬉しげで、ニギヤカな声がバス内に満ちていた。
 ホテルは予想した通り、華麗で品格のある造りだった。お風呂も内風呂・サウナ・水風呂・ミスティー・ジャグジー・露天とフル完備。晴れていれば、露天風呂から太平洋と遥かに大島も望めるが、昨日は雨に煙るばかりだった。バイキングは品揃えも多く、ステーキなど豪華な割に料金は高くない。70歳以上は通常料金より1300円も安く、家人は不満そうだった。





 今朝は不覚をとった。雨と予想し6時過ぎまで熟睡。慌てて露天風呂へ、既に陽は昇っていた。











シード権獲得ー輪投げ大会でー

2014年02月26日 | 町内会

 文高連(文京区高齢者連合会)主催の第23回輪投げ大会が、2月24日(月)の予選・25日(火)の決勝と、二日間にわたり、シビックセンターで行われ、我が富士前福寿会は決勝ラウンドで6位と健闘し、最終決定ではないものの、一応次期大会決勝へのシード権を獲得した。それ以外にも、戦う前には予想だにしなかった好結果を得ることとなった。

 競技に先立つ開会式では、我がチームの会長でキャプテンの小林さんが、堂々の選手宣誓。(宣誓を受ける文高連会長は89歳!)











 5m離れた得点版に向かって輪を9個(5セット)を5人が投げ、合計点を競うこの団体競技、意外に難しく奥が深い。運に左右される面もある。我がチーム、24日の予選会では目標点400点には僅かに及ばないが、合計387点で4位通過で決勝戦へと駒を進めた。
 その日の夕方の”反省会”では、皆大喜びであった。しかし私の得点は、フォーム改造中とはいえ、目標点70点には遥かに及ばない53点、美酒ではなかった。その席で、会長からあるチームでは選手が一人足りなくて困り、代役の一人を求めているとの話が出た。我がチームは決勝には6人が顔を揃えるので、2人が選手交代をせねばならないチーム事情を抱えていた。私が代役として”出向”すると全てが上手くいくので、これはベストと判断して「私、そのチームに参加しますよ」と語った。
 その会の会長 I さんにはペタンクを教えて頂いたり、海・山と撮影対象は異なるが、写真撮影でお互いに語り合う場面もあり、良く知った方。その様な参加も許されることを、体育部々員でもある、両会長に確認をしたうえで決勝の朝を迎えた。


     (始球式で。投球直前の様子)


    (体育部よりルール説明)

 他のチームで投げる。今までとは違った緊張感があったが、自己の最終得点は合計105点。前日の約2倍。3投目には9点棒に4つ、7点棒に2つの輪が入り、合計で50点。今までにない高点数が出た。私も周りもビックリ。チームも I さんが170点の高得点で、チーム合計505点をマーク、3位入賞を果たした。我が会々長小林さんからは「こちらの水の方が合っているようですね」と皮肉られたが・・・。
 兎も角、我が富士前チームは408点で目標達成の6位。私が”助っ人”に行ったチームは3位入賞で都大会へ出場決定と良いこと尽くめで大会を終えた。6位までは城北大会へ参加資格を得たことにもなる。4月26日(土)に行われる跡見学園女子大学との親善試合に参加する権利も得た。
 蛇足ながら、50点を獲得した後の得点は12点、8点と低迷。運にも左右される事を象徴している。問題は、運をどう克服するかにある。
 70歳代・80歳代が中心の役員さんたち。会場設営から椅子片づけまで献身的な働き。ただ頭が下がる。


参議院議員会館から皇居周回コースへ

2014年02月24日 | 文京食の100選

 2年ほど前、私のような者に、私が暇人であることを良くご存じの方から、日本退職教職員協議会・「日退教」の編集委員への依頼があり、頼まれるとNOと言えない私はその役割を引き受けた。2ヶ月に一度ほどの編集会議に出席することと、時折、機関誌の編集後記を書くことが主な仕事だが、時に動員要請が来ることもある。
 2月20日(木)に「介護保険制度の充実を求める院内集会」が参議院議員会館で開催され出掛けてきた。

 「日本高齢・退職者団体連合」(略して退職者連合)という連合体の主催だった。
 連合体の目的とするところは、高齢者の生活を守り平和で豊かな福祉社会を建設し、その実現のための諸活動を全国規模で推進することにあり、「日退教」もその一員である。

 「介護保険制度」が2000年に開始されてからこの4月で14年になる。この間私は、親の介護も含めて介護をほとんどしたことがない。母親は妹夫婦が面倒をみてくれた。それもあり、介護に関わる費用は1割負担程度の知識し持っていない。私の弱点の一つ。今後介護したり、されたりすることが予想され、少しは学んでおこうとの思いもあり、この集会に参加した。

 入館するには特別なカードがいる。集会場所は広い、立派な講堂である。政党からの挨拶は、民主党の『次の内閣』ネクスト厚生労働大臣山井和則参議院議員、社民党々首吉田忠智氏など。この問題に深く関わってきたらしい山井氏の話がわかりやすかった。
 社会保障制度が揺らいでいる。社会保障制度改革国民会議の報告書には、その最大の原因は「高齢化・少子化」にあるとしている。改正に名を借りた、改悪となるような案が国会へ提出される前に、退職者連合として行動を開始しようというのが今回の集会の狙いだったように思う。
 自治体間格差が拡大する問題、サービス水準が低下しかねない問題、社会保険制度の原則にかかわる問題が懸念されている。私自身が学ばねばならないことに気づかされた集会だった。

 帰路は三田線日比谷駅までと歩き始めると、皇居周回コースを走るランナーが目に入った。20数年前、週に何回かWさんと走った懐かしさから、皇居の周りを歩くことに決めた。目的は神保町にある中華料理「源来軒」の焼きそば。約50分で到着。時刻は1時5分前。満席に近かった。




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『芥川チョコレート』へ

2014年02月22日 | 身辺雑記

 かつて駒込駅そばの染井橋袂に「花山工務店」という建築会社があった。我が家の、前のマンションの施工主で、バブル崩壊とともに、この会社も消えていった。その建物へ移ってきたのが、芥川製菓(株)。染井霊園傍にあった本社・工場のうち、本社のみが独立・移転したのだ。工場部門では、年に1・2度、アウトレットでチョコを販売。私たちも列に並んだことがあった。
 数年前からは、山手線脇の本社で、バレンタインデー以降に、ガレージを利用しての販売を始めた。当初はそれほどの列をなさなかったと思うが、口コミの凄さか、安いとの噂が広まり長蛇の列を為すようになった。朝5時から並ぶ人もいるとのレジェンドも生まれた。そのうち、時刻指定の整理券を配るようになり、私は5枚の整理券をゲットするため、整理券を1枚受け取ると、列の最後尾に並び整理券を受け取る。これを繰り返して5枚の整理券を手に入れた。その日に「源氏物語を楽しむ会」があれば(無くても)、この券を配り、数人でここへ出掛けた。安価で美味しいものの購買は楽しく、会の皆さんにとっても思い深いイベントとなっていた。

 しかし、一昨年を最後に駒込本社での販売を終了した。長蛇の列がご近所に迷惑で、苦情が多々あったとか。私には規模を拡大しての販売戦略とも思えた。兎も角、サンシャインワールドインポートマート4Fに会場を移してしまい、”駒込地方区”でのアウトレットは幕を閉じた。天塩にかけた娘が嫁にいってしまった感もある。池袋まで出かけることはないだろうと思っていた。
 2月13日(?)の東京新聞に芥川チョコレートが紹介され、その記事に触発されたこともあるが、個人的事情も生じた。近年では珍しく、バレンタインデー前後に、義理チョコ(?)を4つ貰った。家人からひとつと、職場で3つ。その返礼に、安くて美味しいものをと考え、昨日サンシャインまで出かけたのだ。
 8時30分に到着すると、300人以上が列をなしている。入場出来たのは10時20分。4500円と必要以上に買ってしましったが、まあいいっか。退出時、待行列はいまだ300人以上と見えた。
 
  

 


『クリーブランド美術館展』を観る

2014年02月20日 | 映画・美術・芝居・落語

 2月19日(水)、東京国立博物館で「クリーブランド美術館展-名画でたどる日本の美ー」を鑑賞。その後、第3水曜・65歳以上無料の「都美術館」に回り、美術館のハシゴをしてきた。
 このクリーグランド美術館の何たるかを私は全く知らなかった。展示室に入って学んだことは、シカゴにあるこの美術館が、アメリカで屈指の規模と質を誇る美術館で、2013年6月に新たに日本ギャラリーを開設し、今回の展覧会はそれを記念しての開催だということ。同館のコレクションより、平安時代から明治時代に至る日本絵画は40件が紹介されている。2月23日の展示最終日が間近とあって、館内は相当混んでいた。最前列での進行は牛歩の歩み。遅々として進まないが、頑張って最前列の鑑賞を通したので、2時間も掛かってしまった。

 章立ては
 第1章 神・仏・人
 第2章 花鳥風月
 第3章 山水
 第4章 物語世界
 と、日本の絵画が描いてきた、伝統的な世界が展開される。

 第1章での「地蔵菩薩像」や「薬師如来十二神将像」・「文殊菩薩および眷属像」など、鎌倉時代~13・14世紀の作になるこれらの作品は、海外流失されていなければ、重要文化財等に指定されたのではないだろうか。色彩が鮮明で、非常に保存状態が良いこと知る。
 あの「二河白道図」の前で足が止まった。以前にも観たこの構図。隣接の解説図で「二河・・」の配置図の詳しい説明がつけられていて、極楽浄土へ至る道の狭さを再認識する。
 「福富草紙絵巻」を特に面白く観た。この日は家人と隣合わせでの鑑賞。かな交じり文を読んで解説も付け加えてくれた。放屁の芸で財を成した高向秀武。それをまねようとして醜態を演じた福富。そんな夫に噛みつく福富の妻。これが室町時代・15世紀の作と知って、こんなにもユーモラスな絵巻が制作されていたことに吃驚し、何故か嬉しくなった。
 第3章の山水では狩野秀頼「四季山水図」の水墨画の世界が私好みだ。

   
(二河白道図)  (四季山水図 夏)

 第4章の物語世界の中心に登場するのは「伊勢物語」。間もなく読み合わせが始まる「伊勢物語」のイメージ作りに最適の展示だった。「住吉の浜」「佐野渡図」「禊図」「蔦の細道図屏風」「燕子花図屏風」の5点が展示されていた。
 特に「蔦・・・」はこれと同じ構図の、
違う作品が本館にも展示されているとのことで、その両者を比べようと、図録購入の上、本館に行った。こちらは撮影可。以下に両作品をスキャンしたものと当日撮影にものを配置する。何方が良いか。家人と私の好みは東博。この時は趣味が一致した。
 

   (今回展示の「蔦の細道」)


(東京国立博物館所蔵の「「蔦の細道」)


    (本館で撮影したもの)