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coconut moon

ぐうたら母のぼやき日記

医師不足

2008-08-20 12:13:51 | 雑感

まだまだ残暑厳しいけど、なんとなく、秋の気配が漂ってる。
日も短くなってきたし、個人的には、このくらいの季節が一番もの悲しいかも・・・
学生時代の
「まだ、宿題も終わっていないのに夏休みが終わっちゃう!!」
という焦りと緊迫感(爆)の名残かも



産科医に無罪判決 帝王切開での女性死亡事故 福島地裁(朝日新聞) - goo ニュース

これはまた、難しい問題である。
亡くなられた方、ご遺族には納得できない判決かもしれないけど、明らかな重過失が認められないような場合の判断は、本当に難しいことであると思う。
病院のたらい回し報道や、coconut自身が入院して感じた医師不足、空きベッド不足はかなり深刻な問題であるし、入院患者として見た場合、現場の医師や看護師の方々は、本当に親身になって対応してくれている。
もちろん、こんなヤツ、医者の資格なんぞない!と思うような医者だって存在するだろうし、病院側、医師側に問題のある場合もあるであろう。
しかし、患者さんが亡くなることで裁判になったり、医師が糾弾されたりすることが、ますます医者を少なくしているのは事実である。
勉強して、勉強して、難関突破して医者になったのに、待っていたのは過酷な現実・・・というのが現状であろう。
過酷な割には報われる部分が少ないというのも事実であろう。

昔、医者なんていったら「名士」だったし、医者=金持ちだったけど、今はそんな図式も通用しないようである。
実際、coconutの友人の、脳外科医をしてる子をして自らを、「ワーキングプア」と言わしめるほどである。
彼の場合、高い志と、まあ、ご実家が結構いいご家庭なので(お医者さまの家ではない)、理想の医者として頑張っているけど、実際問題、夜勤の多さ、責任の重さ、実働時間の長さに見合う給料をもらっていない場合、自分自身の家庭にも影響が出るだろうし、特に、女性の場合は、医者としての生活を断念せざるを得なくなるんじゃないのかなあ・・・

こういったことが、ますます、日本の医療を後退させていってる気がする。
あまりにアホでも困るけど、それなりの学力と、高い志がある子の場合、もっと医者としての門戸を広げてもいいんじゃないかとcoconutは思う。
あと、どんなに頭のいい子でも、不器用な医者にはかかりたくないよね、患者の立場としては。
それに、医学部の学費が高すぎるのも問題だと思う。
貧乏でも医者になりたければ国立大学に行けばいいと言われるかもしれないけど、それによって、振り落とされる、「お金持ちのボンボンよりマシ」な人材はどうなる?って気もするよね。
今時の医者は儲からないかもしれないけど、開業医をしてる人は、子供に自分の病院をついでもらいたいと思ってるだろうし、そうなると、あんまり医者になりたくなくても、医者になる道を義務づけられる子も出てくるだろうしね。

話が大幅に逸れてしまったのかもしれないけど、今の医師不足の現状では、医療事故が起きてしまってもおかしくないし(もちろん、だからといって、医療ミスはあってはならないことだと思っているよ)、医師を罰することによって、さらに自分たちの首を絞めかねないことになってるのを、もっと政府も認識すべきだと思う。
そんな遠くない将来にやってくるであろうcoconut世代の老後や、子供たち、その子供たちの未来のためにも、医師のあり方をもう一回考え直して欲しいと思ったcoconutなのでありました。

         

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