函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

日本植民地化政策!

2024年02月23日 12時08分32秒 | えいこう語る

▼北海道ニセコ周辺を見てきた人たちに、まち並み状況を聞けば、総じて外国のようだという。外資が入り地元は、自治能力を奪われていやしないかと心配になる。

▼今日のテレビのワイドショーも、熊本県菊陽町に台湾の半導体工場の建設で、町中は‟バブル景気”の再来ではないかと、浮かれムードになっている。

▼中国が台湾を併合するかもしれないという状況下、九州に工場を避難させる計画なのだろうか。

▼そして我が北海道千歳市には、やはり半導体企業「ラピダス」の工場進出が、一気呵成に進出している。

▼どちらも地価の高騰で、バブル期状態となっている。最近千歳市の町会連合会を視察し、ラピダス関連の質問をした。

▼住民は情報を把握していないようで、大資本の進出に戸惑っているという感じだった。「未来予想図」は、描こうにも描けない状態のようだ。

▼千歳もニセコも菊陽町も、外部からの新たなまちづくりが始まっていて、景気は上昇しているが、民主主義社会にあって「住民自治」という基本が、忘れられているような気がしてならない。

▼ニセコは確か日本で初めて「自治基本条例=まちづくり条例」を作成した自治体だ。函館市にもあるが、「まちづくりの主役は市民」と謳われている。

▼だが私の地域は、函館市に合併されて20年が経つが、函館市のまちづくりの主役は「行政」だ。だからニセコも心配になる。

▼半導体そのものは、未来社会にとってはなくてはならないものなのだろうけど、自分たちが住む土地まで管理されてしまうのは『植民地化政策』の様な気がしてならない。

▼「一極集中」から「地方分権」に移行しようとし「均衡ある国土」を目指したが、なかなか地方の活性化にはつながらない。

▼あきらめた政府は、他国の協力を得て、産業振興を図ろうという、政策なのだろうか。しかし肝心の地方自治をどのように強化するのか、国民には説明されていない。

▼日本民族意識の復活を試みる、保守系の国会議員も、この傾向に何ら心配はないのだろうか。声が聞こえてこない。

▼日本人が外圧によって、日本人らしさを失ってしまうということを、危惧しないのだろうか。

▼半導体はきれいな水が大量に必要だという。そこに新たな環境汚染は心配ないのだろうか
。つまり日本に新たな「産業革命」が起き、その行く先はAIによる『人間革命』も起きそうな気配がする。

▼今の国会や教育現場現場の荒廃ぶりを見れば、「半導体」による日本社会の構造転換が、十全な体制になっているとは思えない。

▼新たな「曖昧な日本」へと突入する、前夜ではないかと思う。狭い土地、資源のない土地に「半導体」の集積国家を設立する。

▼そこには世界列強が、群がるに違いない。満州事変前後の、中国大陸のような感じもする。海外からの進出は、植民地化政策と同様な気がする。

▼そんな未来にあって、日本民族とは何か、という問い掛けが起きれば、自主憲法の設立という、国民自らの問いかけが生じてくる。

▼そこに自民党の『憲法改正』の旗が振られ、国民はこぞって参加するのではないかと、ふと危機感を覚える。

▼外圧を利用しての、国民の自覚に任せる『憲法改正』の、国家的プロジェクト(悪だくみ)ではないか。

▼国会や教育現場での混乱は、国家の危機でもある。その原因は、コロナから始まったパンデミックと、ウクライナへのロシアの侵攻。さらにイスラエル・パレスチナ戦争だ。

▼この地球的規模の危機に際し、我が同盟国米国が、動揺し始めている。その米国を擁護するために『半導体』という未来戦略で、米国を後方支援する、作戦が展開されているようにも感じるが、全くの杞憂だろうか。

▼【戦争放棄】の我が国が「国防費の増額」を公言する。米国が不足する国防費への、助成金ではないだろうか。

▼「満州事変」という、歴史的な事象に注目したい。「関東軍」の独走、そしてアベシンゾウ以来の自民党の動きを比較すれば【いつか来た道】に、迷い込む恐れはないだろうか。

▼ヨーロッパ大陸、中東での戦い。やがて台湾を中心に、【中・北・ロ三国同盟】。そして【日・米・韓三国同盟】。極東での軍事衝突も懸念される。

▼主戦場になるのは、実は日本ではないだろうか。先日NHK・TV【世紀の映像】で、米大統領トルーマンが、隣にいるソビエトのスターリンにこう囁いた。

▼「世界最強の爆弾が完成した」。スターリンは「日本に落とせ」と。これは‟悪魔のささやき”としか考えられない。

▼ウクライナに援助する日本。プーチンは日本をどう見ているか。ウクライナとは『辺境』という意味だ。次の辺境は『極東』ではないかと、シベリア寒気団に震える道民だ。

▼先日日本で働いている、20代のウクライナ女性の言葉が心に残った。久しぶりで帰国し、大学の同窓会を開いた。

▼そこで実感したのは、明日をも知れない、若者の心だ。「未来を語れない」という。若者に希望を持たせない「戦争」は、悪魔が支配する国だ。

▼「ラピダス」とはラテン語で「猛烈」という意味だそうだ。「モーレツ」という言葉を聞いたのは確か半世紀近く前だった。

▼日本人は「モーレツ」に働いて、何かを見失った。見失ったものを、未だに総括していない。今度の「モーレツ」は、どんな未来になるか。

▼未来を半導体にけん引され、引きずり回される、そんな「小国日本」の姿なのだろうか