函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

汚染水から日本を分析

2023年08月26日 10時25分02秒 | えいこう語る

福島第一原発事故でメルトダウンし、デブリがたまった。そこに地下水が流れ大量の放射性汚染水が出る。

 

貯蔵タンクがいっぱいになれば、目の前の海に放出するしかない。ALPSなどという濾過装置で、放射性物質を取り除いた後、放出とはいうが、トリチウムは除去できないのは一般国民でも知っている。

 

そこで広大な太平洋に流し込み希釈するというのは、何ら科学的ではない。ただ溢れたので海に放出しかないと、国民にあきらめさせようといているからだ。

 

国民の多くも徐々に「納得」し始めているに違いない。「仕方がない」からだ。だが隣の中国が日本の水産物の輸入禁止を行った。

 

自分の国も多量の放射性物質を海に流し込んでいながら、日本だけに制裁を加える。中国は元をただせば親戚のような国なのに、日本が過去に侵略したことを忘れずに、仕返しを続ける。

 

中国の対処に、底意地の悪い国だとレッテルを張る。いずれは戦うこともあるという事を匂わせ、9条をないがしろにする「防衛費拡大作戦」の一つのようにも思える。

 

汚染水放出問題を、自分の中でどのように理解したらいいか、新聞の論説など注視しているのだが、これと言って納得できるものはない。

 

世界的な問題なのに、国内でも溢れるものは処理するのが当たり前という、考えが蔓延してきている傾向に、心がしっくりこないからだ。

 

それはコロナのパンデミックに乗じて、米国製のワクチンが効くなどという‟不確かな報道”?に惑わされ、数回も無批判的に接種に応じる、従順な日本国民の‟あやふやさ”に、似たものを感じるからだ。

 

原子力政策は、始め「核開発」から始まったのだが、広島・長崎への投下から、それを「原子力エネルギーの平和利用」という方向転換で「電力」として、人類の生活向上に貢献してきた。

 

もちろん電気には感謝しかない。だが、電力の生み出す最大のものが「原子力発電所」だ。ここから発生する放射性物質が「核開発」の原料を生む。

 

このサイクルを人類は忘れてはならないはずだが、被爆国である我が国民も、忘れている人が多くなっているようだ。忘れているのではない。初めからそんな歴史を知らない人が多くなっているようだ。

 

なので、溢れたら処理しなければならないと思う人が多くなっているようだ。ここが福島汚染水放出の重要な視点だ。

 

 

そのあたりが、メディアの解説が奥歯にものが挟まったような、充分な解説ではないので、何か‟もやもやした”ものが、心に残っているのが、私の今の放出に関するメディアへの不満だ。

 

これは海の問題だが、この放水に乗じ政府は、殺傷武器の輸出解禁を行おうとしている。中国や北朝鮮やロシアの‟野蛮性”を煽れば、どうせ国民は武器の製造や輸出ぐらい、容認してくれるに違いないと、国民を見下しているのだ。

 

さらに戦闘機まで、海外に輸出する旨の検討を始めている。「陸」の部分は殺傷兵器の輸出、「海」の部分は放射性物質の投棄、「空」の部分は戦闘機輸出。もはや、キシダ政権は「陸・海・空」を、我が手中に収めようとしているようだ。

 

キシダ総理の最大の武器は「丁寧なよくわからない説明」だ。説明は限りなくわからないように説明する。それが今の総理としての最大の武器のようだ。

 

地球の温暖化防止に「SDGs」な地球をというキャッチ・フレーズを掲げている。持続可能なキシダ政権を目指しているのではないかと、数日前からの新聞の読み返しながら、ふと思った