函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

函館市の学校プールの休止問題

2023年06月14日 07時09分31秒 | えいこう語る
▼函館市内の学校に、プールが全部あるわけではない。そこでプールがない学校はバスで、ある学校へ移動し、水泳授業を行っていた。

▼コロナ禍でプールの使用が禁止されていたが、再開しようと思ったら、観光客の増大で運転手が確保できなく、今年も水泳授業は中止されたという。

▼市教育委員会は、プールがある学校だけに認めれば、平等性に欠けるので、中止としたという見解を発表した。

▼函館市は周囲が海に囲まれているのに、遊泳場所は1カ所しかない。私の地域でも、前浜が遊泳禁止となっている。

▼私たちの子供の頃は夏休みは海で遊ぶものだと思っていた。言うまでもなく自然から受けた教育は、計り知れないものがある。

▼「スマホを捨てて海で泳ごう!」と叫びたくもなる、現在の教育環境だ。これでは文科省が薦める「故郷教育」など、意味をなさない。

▼親が付き添って海に入るのはいいが、今どきの親たちは働いている。以前子供たちだけで海に入っていたら、学校に通報され、学校で叱られたというのを耳にしたことがある。

▼このプール問題、テレビのワイドショーでも取り上げられ、函館市教育界の対応に失笑が起きている。

▼子供の教育のことだ。退職したバス・ドライバーがたくさんいるはずだ。この危機を公にし募集したら、子供のために率先して運転してくれる市民はいるはずだ。

▼多くは語りたくはない。と思っていたら、函館市や市教育委員会が採用する非正規職員に、最低賃金を下回る報酬を支給していたのが暴露された。

▼「男女平等」などというレベルではない、ピンハネの“たこ部屋”を想起させられる内容だ。
こんな函館市なので、中核都市の中で「街の魅力はNO1だが、幸福度が最下位」といわれる。こんなところに起因するのかもしれない。

▼教育関係の問題が起きるたびに思い出すのが【教育とは健全な地域社会と健全な人間を育てることだ】といった、哲学者プラトンの言葉だ。

▼私も2004年から市町村合併で、函館市民となった。現在教育委員会のある委員に任命されている。私は報酬(税金)の分以上に、発言しなければと考えている。

▼会議で発言しなければ、委員として無意味だし、出席する必要はないと考えているからだ。だが「人間の基本」にかかわるはずの、教育委員会の会議に熱意は感じられない。

▼函館市は永年市役所出身の市長が、市政を運営している。市民も【行政的函館市政】に慣れ親しんでいるようだ。

▼わが国も自民党一党独裁体制が長すぎる。それで『集団的自衛権行使容認』『敵基地攻撃能力』『原子力再稼働』『憲法改正』などという、戦争をしたい国へとシフトしている。

▼政権を変えなければならないと思うが、野党がバラバラで、変革は期待できない。函館市も4月に市長が変わった。

▼「古い体質VS新しい体質」という対抗軸になった。結果、新しい体質と思われる新人が圧勝した。しかし、新人も役所出身だ。

▼市民の期待も大きいが、さっそく補正予算で、新幹線の函館乗り入れに【4000万円】を計上した。アッと驚く為五郎!だ。

▼市民感覚で申し訳ないが、それなら学校のプール問題を解決した方がいいのではないかと、頭をよぎる。

▼話は飛ぶが、千歳市に世界最大級の次世代半導体工場が誘致され、知事は前のめりだ。だが、国内や世界の企業が参入してくるという。われわれ道民は、大丈夫かと心配する。

▼市民との対話が欠けているように思える。子供の頃から【好事魔多し】ということを周囲から言われて育ってきた。

▼「マイナンバー・カード」や「人工頭脳AI」の導入も、遅れてならない、いいことずくめだとは言うが、政府が言えば言うほど、空々しさを感じるのは、高齢のなせる業か?。

▼そういえばこんな言葉も思い出した。【急いては事を仕損じる】。そんなに先ではない。ほんの少しだけ、未来を想像してみたいものだ。