函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

盛り上がりの欠ける総裁選

2018年09月16日 20時05分29秒 | えいこう語る

▼優勢が伝えられるアベ総理が勝てば、初の『憲法改正』が行われるかもしれないのが、戦後最も重要な今回の自民党総裁選だ。だが、勝負が見えている戦いに興味がわかないというのが多くの国民の感情か。

▼アベさんの「9条改正」に、真っ向から反対というなら国民も関心を持つだろうが、ほとんど政策が違わなく思えるのは、イシバさんの最も不利なところだろう。

▼米国の大統領選のように、相手の誹謗中傷が乱れに乱れ飛ぶ、お互いの言い分が本当なのか嘘なのか判断がつかないというような、破廉恥な論戦もある。

▼今回の我が国の総裁選のように国民の意識が希薄なら、NHKで二人の討論会を米国風に行ってみたら、我が国の総理としての資質が、より鮮明に国民が理解することになりはしないかとふと考えた。

▼アベさんに対し「森友学園で昭恵夫人が渡したという100万円は嘘をついているのはアベ夫妻か」。さらに「加計学園の土地払い下げは総理の犯罪ではないか」。さらに「対米・対ロ従属外交」が過ぎるのではないかと、徹底的に迫ってみてはどうか。

▼イシバさんの得意技【下からのにらみ上げ】には、さすがのアベさんも、冷や汗が流れるに違いない。『横綱アベ一強』に土をつけるのは『大関イシバ』しかいないような気がする。

▼横綱に対し、目が眩むほどの張り手をかますぐらいでなければ、絶対勝てないのだ。負ければイシバさんは引退を声明する覚悟で戦ってほしい。

▼イシバさんの「顔面力=にらみと微笑み力のバランス」は、トランプさんにもプーチンさんにも、恐怖感を与えるには十分な力がある。そのあたりをテレビ討論会で発揮してほしいと思う。

▼毎日が綱渡りの相撲で白星を拾う気弱な「稀勢の里」の相撲を見ながら、そんな総裁選の夢を見てしまった。それにしても、どちらが勝っても「憲法改正」に向かいそうな感じで、見たくはないが見逃せない勝負だ。

▼次期金メダル候補といわれている小泉君、どちらにつくかだんまりを決めているあたりは、若手ながら父親の純ちゃんを彷彿させる。小粒ながら政界きっての策士を目指している感じだ。

▼魑魅魍魎が蠢く(うごめく)政界。
 動くのは今じゃない! 次に進みます。  進次郎

▼アベ総理は「勝っても終わりの始まり」だというが、終わりを意識した総理の「憲法改正」は、日本を極めて戦前に回帰させるようで気色が悪い。