電脳筆写『 心超臨界 』

嫉妬のナイフは詳細を極めて研ぎ澄まされる
( ルース・レンデル )

くだらん奴がくだらんと言うことは?――黒澤明

2024-05-12 | 03-自己・信念・努力
『虎の尾を踏む男達』(昭和20年)のときは、アメリカ軍が日本に進駐して、軍国主義退治の一環として、司法警察や検閲官を馘首し始めた頃と重なっていた。ところが、検閲官に呼び出され、「日本の古典芸能である歌舞伎の『勧進帳』の改悪だ。エノケン(喜劇俳優、榎本健一)を出すこと自体、歌舞伎を愚弄している」とか「こんなつまらんものを作って、どうする気だ」とまくし立てられた。 . . . 本文を読む

禅の説く生きがいというのは、少しでも人様のお役に立つこと――松原泰道禅師

2024-05-12 | 03-自己・信念・努力
「禅は人々の脚跟下(きゃっこんか)にあり」といいます。遠いところではなく、自分の足元、いまここに禅はあるのです。禅といえば何か特別なものと考えてしまいがちですが、そうではありません。いま、この場で、何をすべきかを問うものです。 . . . 本文を読む

意識をセルフ・リメンバリング(自分を忘れないようにすること)と表現した――グルジエフ

2024-05-12 | 03-自己・信念・努力
グルジエフによれば、意識を発達させようとする試みは、自分自身の中に、自己を正直かつ客観的に観察するために新しい“中枢”を創設することにほかならない。そして、自分の中につくった意識の“止まり木”から自己をたえず観察することによって、自分の“システム”がどのように作動しているかを知ることができる。 . . . 本文を読む

か弱い者、劣った者、敗れた者への仁――熊谷次郎直実

2024-05-12 | 03-自己・信念・努力
わが国の戦史で、もっとも決定的なたたかいのひとつであった須磨の激戦(1184年)のさなか、彼[熊谷次郎直実]は一人の敵に追いつき、一騎打ちを挑み、相手をそのたくましい腕でしっかりと捕えた。さてこのような場合、たたかいの儀礼として、弱い側が強い側と同じ位をもっているか、あるいは同等な能力をもっているかでなければ、一滴の血を流すことも許されない。 . . . 本文を読む

誠は天の道なり 之を誠にするは人の道なり――伊與田覺

2024-05-12 | 03-自己・信念・努力
『中庸』という古典に、「誠は天の道なり。之を誠にするは人道なり」という言葉があります。誠とは自分にとっても他人にとっても嘘偽(うそいつわ)りのない心、いわば真心のことです。天には道=ルールがありますが、誠こそが天の道であり、天の道を素直に受けて誠にしていくのが人の道である、と説かれています。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 シルバー移民は、もはや優雅な生活どころではない――北畑隆生 》

2024-05-12 | 08-経済・企業・リーダーシップ
北畑次官は、プラザ合意後に円高が進んだ1986年、日本人が退職後に物価の安いスペインなどで優雅な老後を過ごすよう勧めた「シルバーコロンビア計画」を発案した張本人だ。97年スペイン。コーヒー1杯が百ペセタ、当時の為替相場で約80円。昼の定食も5百ペセタ(約4百円)で生活は楽だった。ところが2002年にユーロ流通が始まり一変した。 . . . 本文を読む

黄色い車の夢のお告げを聞く

2024-05-12 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
黄色い車の夢は、「おまえは何に乗って、どこへ行きたいのか? そのための準備を怠ったら、乗り物も、目的もすべて失ってしまうじゃないか」と私に言っているのだ。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 「多数派の専制」こそ米国の民主主義だ――宮崎正弘 》

2024-05-12 | 05-真相・背景・経緯
アメリカには「第3党」が存在するものの、選挙への出馬条件が州ごとに違っていて、大統領選で過半数である270の選挙人を獲得することは現実的に不可能だ。また、少数政党の乱立によってナチスが台頭した反省から、ドイツには得票率が5%に達しなければその政党は議席を得られない「5%条項」が設けられている。台湾も同様で、トルコでは「10%条項」となっている。少数意見、少数政党の乱立を防ぎ、多数派の意見を尊重することが、いたずらな政治混乱を避けるという理由からだ。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 新聞の「使命」と「役割」を思い出せ――門田隆将 》

2024-05-12 | 05-真相・背景・経緯
「女性は優れているので、欠員がでたら必ず(後任に)女性を選ぶ」という話を、前段の「女性が沢山(たくさん)入っている会議は時間がかかる」との部分を抜き取られ、凄(すさ)まじいメディアリンチに遭ったのだ。公的、私的を問わず女性尊重の本人や家族には青天の霹靂(へきれき)というしかないだろう。朝日新聞のネット記事から始まったこの騒動は日本の新聞史における汚点といえる。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 主権認識に挑戦する「不正検定」――小堀桂一郎 》

2024-05-12 | 04-歴史・文化・社会
ここに見られるのは「新編日本史」事件の場合とは比較にならぬ教科書調査官の質の劣化と偏向である。それに加へて、現在世界的に認証を得つつある歴史修正主義から敗戦利得権者達に向けられた、その暗黒面暴露への恐怖である。歴史教育の領域に於ける文科省官僚のこの腐敗は、武漢肺炎のウイルスにも譬(たと)ふべき惨禍を教育界にもたらすであらう。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 日中記者交換協定――ペマ・ギャルポ 》

2024-05-12 | 05-真相・背景・経緯
多くの日本人がその存在を知らないことに驚きますが、日本の大手マスコミは中国と1964に「日中記者交換協定」を交わしています。これによって国交がない段階で日本の報道機関が北京(ペキン)に駐在することが認められましたが、68年に一方的な改定である「政治三原則」を押し付けられます。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 朝鮮は日本とはまったく異なる宗教社会である――西尾幹二 》

2024-05-12 | 05-真相・背景・経緯
過去に為した日本人の行為のために、反日意識を持つと考える日本人が多い。しかし韓国人の心情はそうではなくて、絶対的に優越する韓国人が、絶対的に劣位の日本人に支配されたという儒教朱子学上あってはならない現実が起きてしまい、自らを許し難いと慙愧(ざんき)反省しつつ日本人はもっと許し難いというジレンマが反日となって噴出するのである。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 習氏が狙う「制御可能な紛争」――E・ルトワック 》

2024-05-12 | 05-真相・背景・経緯
中国が最近、インドネシアに対し南シナ海南端の海域での石油・天然ガスの掘削中止を要求する書簡を送っていたことが分かった。掘削場所はインドネシアの排他的経済水域(EEZ)内にあるが、中国は南シナ海のほぼ全域の領有権を主張する独自の境界線「九段線」を根拠に自国の領海だと訴えたのだ。インドネシアにとり中国は最大の貿易相手国だ。中国はこの立場を利用してインドネシアを影響下に置く代わりに、国際法上無効とされた九段線を根拠に経済的価値の低い海域で紛争を起こし、インドネシアを離反させている。 . . . 本文を読む

不都合な真実 歴史編 《 欧米列強から狙われた幕末日本――馬淵睦夫 》

2024-05-12 | 05-真相・背景・経緯
ペリーを動かした人物の一人が、オーガスト・ベルモントというロスチャイルド財閥の米国における代理人です。このベルモントの義理の父親がペリーなのです(ペリーの娘キャロラインと結婚)。そうしますと、ペリー来航は「日本市場を開放させよう」という国際金融資本家たちの意図にもとづいたものであることが窺(うかが)えます。 . . . 本文を読む

従軍慰安婦という嘘 《 パブロフ報道の典型——長谷川煕 》

2024-05-12 | 04-歴史・文化・社会
戦後このかた、旧日本陸海軍の行動は何事につけ「悪」と、日本支配のGHQはもとより、その影響を受けた日本人自身によっても言われ続けていると、旧陸海軍について、いかなる虚偽の悪行が伝えられても、旧軍のことであれば、記者であるのにその真否を究明することなく、なんでも実話と思い込んでしまうその現象を私は、ロシアのパブロフが犬の実験で見つけた有名な生理反射になぞらえてみた。 . . . 本文を読む