海軍の軍縮は、明治憲法第11条及び第12条に規定された「統帥権(とうすいけん)」(軍隊の最高指揮権)にかかわることであり、天皇の専権事項だから政府が勝手に軍縮条約に調印することは天皇の統帥権を干犯(かんぱん)する憲法違反だと、軍部が政府攻撃を厳しく行うこととなった。 . . . 本文を読む
日韓合邦時代に、朝鮮総督府はいったい半島で何をしたのか。「日帝三十六年の七奪」のみで語るのは決して公平ではない。差別、搾取、弾圧、抑圧、迫害、虐殺だけの歴史はありえない。そういう人類史はない。本来なら、「七恩」や「七布施」で語るべき「日帝三十六年」の「七奪」は「政治」であって、「歴史」ではないのだ。 . . . 本文を読む
アメリカやシナでの反日運動、ホーリー・スムート法をかっかけとして始まったブロック経済による不況、「天皇制打倒」を唱えるソ連共産主義に対する軍事的・イデオロギー的恐怖――この三要素が相まって、日本も真の危機感を抱くようになった。 . . . 本文を読む
KJ法についての本にはマージャンのことは触れていないが、わたくしはKJ法を人に説明するときには、いつもマージャンを例に出すことにしている。それがいちばん簡単なKJ法の説明のしかただと思う。 . . . 本文を読む
頂上への道のりは、平坦な直線コースであることはほとんどない。人生には良いときもあれば悪いときもある。だからこそ、モティベーションが重要なのであり、モティベーションは、人生に打ちのめされたときに立ち直るための重要な鍵となる。 . . . 本文を読む
1932年(昭和7)、つまりホーリー・スムート法が生まれて2年後に、カナダのオタワに大英帝国のメンバーが集まって会議が開かれた。いわゆるオタワ会議であるが、正式には英帝国経済会議(Imperial Economic Conference)と称する。 . . . 本文を読む
実際、現代の多くの人々は、不平不満という心もちを心の中にもたせるということが、すこぶる価値のない、卑(いや)しむべきものだということを正しく認識している人があまりにも少ない。否、反対に不平不満というものは、人間に与えられた当然の権利のようにさえ思い込んでいる人が多いというのが、しばしば見聞される事実である。 . . . 本文を読む
祖父母が奴隷だったアーサ・ホワイトは、あらゆる意味で素晴らしい人生を送り、人生を有終の美で飾った女性である。そのアーサが、ジョン・ウェンズレー(メソジスト教の創始者)の言葉を次のように言い換えて語っている。(私たちの誰もが、毎日、自分の立場で、自分の持っている脳力を用いて、最善を尽くすよう努めるべきだわ) . . . 本文を読む
1929年(昭和4)に、下院議員ホーリーと上院議員スムートがいわゆるホーリー・スムート法案を連邦議会に提出した。ホーリーもスムートも、ともに実業家であり、それぞれコンツェルンと称してもいいほど多くの企業を私有していた。彼らは、自分の関連する企業の利益を大幅に上げるため、関税を高くすることを考えついた。 . . . 本文を読む