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電脳筆写『 心超臨界 』

強みは物理的な能力がもたらすものではない
それは不屈の信念がもたらすものである
( マハトマ・ガンディー )

アリー効果による素数ゼミの優位性を突き止める――吉村仁さん

2009-05-29 | 09-生物・生命・自然
北米で、13や17といった素数(1とその数以外では割り切れない数)の年数ごとに大量発生する不思議な「素数ゼミ」。なぜ、素数の年だけに集中するようになったかを、静岡大の吉村仁教授(進化生物学)らの研究チームが25日までに、コンピューターによるシミュレーションで再現し、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。 . . . 本文を読む

地元の人は、足下の宝には気づきにくいものらしい――山根基世さん

2009-05-28 | 04-歴史・文化・社会
先週は北海道、帯広に行ってきた。マルセイバターサンドで有名なこの地の製菓会社「六花亭」は、地域の子どもたちの詩を載せた「サイロ」という詩誌を出している。毎月、十勝地域の小中学生から募集した3百編あまりの詩の中から十篇前後の作品を選んで載せている。ほんの十ページほどの冊子だが、昭和35年以来、毎月出し続け、来年50年を迎えるという。 . . . 本文を読む

あふれる教養は研究の妨げになる。失敗を繰り返す愚直さも必要だ――細野秀雄さん

2009-05-27 | 05-真相・背景・経緯
東京工業大学教授の細野秀雄(55)らが書いた1本の論文が20数年ぶりに「超電導フィーバー」を巻き起こした。鉄というありふれた素材をうまく化合物にすれば、電気抵抗がゼロの超電導材料になることを初めて実験で示した。 . . . 本文を読む

新傾向俳句自由律は現在は人気がない――有馬朗人さん

2009-05-26 | 03-自己・信念・努力
今年は高浜虚子没後50年で、記念の催しや出版が行われ依然人気がある。子規門下で虚子のライバルであった河東碧梧桐(へきごとう)は定型を破り、晩年行き詰まり俳壇を引退した。 . . . 本文を読む

しゅうち心 なくした妻は ポーニョポニョ――サラリーマン川柳

2009-05-25 | 04-歴史・文化・社会
第一生命保険が22日発表した「第22回サラリーマン川柳コンクール」の人気投票で、昨年人気を集めた芸能人や邦画を題材にした作品が1位に選ばれた。 . . . 本文を読む

シリコン層内の電気の流れをスムーズにする形成技術を開発する――三洋電機

2009-05-24 | 05-真相・背景・経緯
三洋電機は22日、太陽光を電気に変える効率が23%と、現在主流の結晶系で世界最高の太陽電池を開発したと発表した。従来の最高記録は三洋自身の22.3%で、これを0.7ポイント高めた。住宅用太陽光発電システムなどに採用する。発電効率の高さをアピールして販売拡大につなげる。 . . . 本文を読む

表参道を歩くとき、私は山口から関東に来ていることを強く実感する――山根基世さん

2009-05-21 | 03-自己・信念・努力
田村隆一さんの「保谷」という短い詩があって、これは秋を詠んでいるのだが、締めくくりが「僕は悲惨をめざして労働するのだ 根深い心の悲惨が大地に根をおろし 淋しい裏庭の あのケヤキの巨木に育つまで」となっている。この詩を読んだとき、ああ関東の詩人だな、もし西の詩人が詠めば、ここはクスノキか何かになるのではないかと思った。 . . . 本文を読む

ああ、沖縄は、やはり日本から切り離されているんだな!――山之口獏

2009-05-20 | 03-自己・信念・努力
「獏の沖縄への思いは複雑です」と元琉球大学教授の仲程昌徳さんは言う。「かつては東京で疎外感や劣等感を味わい、故郷やその言葉を拒んだこともあった。戦後は望郷の念が募るのに帰れない。二重の悲しみを背負っていたはずです」 . . . 本文を読む

ヨウ化銀を微粒子にすると室温でも性質が維持されることを発見する――牧浦理恵さん

2009-05-19 | 05-真相・背景・経緯
自動車のバッテリーに使われる電解液に匹敵する大きな電流を、室温で発生することができる固体物質を牧浦理恵九州大特任助教(機能材料化学)らの研究グループが開発、17日付の英科学誌ネイチャーマテリアルズ電子版に発表した。 . . . 本文を読む

いずれサウジアラビアは石油の国から太陽の国になる――アル・ナイミ石油大臣

2009-05-18 | 05-真相・背景・経緯
今後十年で現在の産油量に匹敵するエネルギーを太陽電池で発電する計画を立てている。サウジの週末にあたる木曜、金曜は世界中を歩き科学者をリクルートしてきた。日本にも籾殻(もみがら)のバイオ燃料化の話を聞きに来たそうだ。将来のための技術や人材への投資に金は惜しまない。国王の指示を受けアル・ナイミ石油大臣の行脚は続く。 . . . 本文を読む

今、「何だ朝日か」の声は地方から広がりつつある――詠清作さん

2009-05-16 | 04-歴史・文化・社会
1人はいうまでもなく、橋下徹大坂府知事である。同知事は10月19日、陸上自衛隊伊丹駐屯地で開かれた「中部方面隊創隊18周年記念行事」の祝辞の中で、「人の悪口ばかり言ってるような朝日新聞のような大人が増えると日本はダメになります」と発言。また翌日の記者会見でも「朝日新聞がなくなった方が世のためになる。すぐさま廃業した方がいい」と追撃した。 . . . 本文を読む

皆が慌てて車間を無理に詰めようとすると全体が損をする――西成活裕さん

2009-05-15 | 05-真相・背景・経緯
ある日、人や自動車を粒子に見立てて、一定のルールで動かす計算モデルで解析してみたら、粒子が渋滞する様子が見えた。「数学で渋滞が解ける」。このひらめきで道が開けた。論文が海外の学術誌に掲載され、「渋滞学」は世界の注目を浴びる。 . . . 本文を読む

沖縄が祖国に復帰するまでは、誰がなんと言おうとぼくは踊りつづける――山之口獏

2009-05-13 | 03-自己・信念・努力
獏はしばしば酒場に足を向けた。やはり池袋の、それも故郷沖縄の香りが漂う泡盛の店だ。池袋には三軒ほどそんな店があり、今も西口に健在の「おもろ」には頻繁に通ったという。詩人はここで泡盛に酔い、琉球舞踏を舞った。米軍統治下の沖縄は様変わりしたと聞いてはいるが、容易には帰れない。だからしきりに沖縄を詩にうたい、エッセーに書いた。琉球舞踏もその発露だったろう。 . . . 本文を読む

私たち人間の体のなかに秘められた数字のおもしろさに改めて気づく――永田和宏さん

2009-05-12 | 09-生物・生命・自然
たかだか百年の寿命しかないちっぽけな存在としての私、しかしそのちっぽけな私という存在は、まさに天文学的な長さの遺伝子の紐を抱え込んでいる。そんなことを知れば、青少年の自殺などという、徒(あだ)や命をおろそかにする行為は、そうやすやすとはできなくなるのではないかとも思う。 . . . 本文を読む

美か実証か、ディラックとハイゼンベルクの論争を思い出す――有馬朗人さん

2009-05-12 | 04-歴史・文化・社会
1968年初夏、私はイタリア・トリエステの理論物理学国際センターでの「現代物理学についての国際会議」に招待された。この会議の圧巻は、夕食後行われた、ベーテ、ディラック、ハイゼンベルク、ウィグナーたちの、自分がかかわった大発見の前後の苦労と喜びについての講演であった。彼らは量子力学の創成期に大きな業績をあげ、ノーベル賞に輝いた。 . . . 本文を読む