電脳筆写『 心超臨界 』

歴史とは過去の出来事に対して
人々が合意することにした解釈のことである
( ナポレオン・ボナパルト )

全国民監視システムの恐怖――石平さん

2018-05-31 | 04-歴史・文化・社会
中国の習近平政権は今、国民全体に対する監視システムの構築を行っている。例えば、全国の都市部では2千万台以上の監視カメラが設置され、24時間、街中の人々の動きを監視している。そして、監視カメラの中には、特殊な人工知能(AI)が内蔵されている。カメラ自体は歩行者や自動車を運転中のドライバーの顔をズームアップでとらえるだけでなく、車の色や車種、歩行者の年齢、性別、衣服の色といった詳細を判別することもできる。 . . . 本文を読む

政治嫌悪の高まり恐れよ――阿比留瑠比さん

2018-05-30 | 04-歴史・文化・社会
それはあまりに異様でグロテスクな光景だったが、現在の国会のあり方を象徴もしていた。22日に国会内で開かれた立憲民主党の代議士での一場面である。【辻元清美国対委員長】「加計学園の問題で(愛媛県の新)文書が出てきたことは皆さんもご承知の通り。誰が嘘をついているのか。はい、誰でしょう?」。【党所属議員】「(一斉に)総理!」。【辻元氏】「だよね!」。振り付け通り、上手にお遊戯ができた幼稚園児たちを見守るかのように、薄い笑みを浮かべた辻元氏の表情が印象的だった。 . . . 本文を読む

英語を公用語化する大きな代償――渡邉哲也さん

2018-05-28 | 04-歴史・文化・社会
英語を職場や高等教育の場で、という主張にはもうひとつ、大きなリスクがある。それは、言語による植民地化、というリスクである。列強は植民地の共通語に母国語を持ち込み、自国民化、つまりは洗脳しようとしていた。外国語を共通語にするということは、このことを自ら進んで受け入れることと同じなのである。 . . . 本文を読む

為政者の条件――伊藤肇さん

2018-05-26 | 03-自己・信念・努力
いかにもしっかりしていて、テキパキと問題に取り組んでいく、剛直、直言、まっすぐに堂々と本当のことが議論できる。したがって、やや、英知や気概が露出して、時には物議をかもしたり、反発や抵抗を招くこともあるが、いかなる障害にあおうとも、敢然として、主張すべきは主張し、やるべきことはビシビシとやってのける。現代の日本に最もほしいのは、こういう人物である。 . . . 本文を読む

「南京大虐殺」の真相とは――渡部昇一教授

2018-05-23 | 04-歴史・文化・社会
東京裁判と関連して、今日なお問題として熱いままにあるのは、いわゆる「南京大虐殺」である。この問題の研究はひじょうに進んでおり、どの部隊がどの時期にどこにいたかも、かなり明確で、ホラは吹きにくい状態になっている。それらの研究に基づき、誰の判断力でも動かしがたいと思われるワクをはめてみたいと思う。いわゆる「大虐殺」とはいかなる動かしがたい条件の下に論じなければならないかを知れば、おおよその真相が浮かび上がってくるであろう。 . . . 本文を読む

平成30年(2018)4月 名言との出会い

2018-05-20 | 10-名言との出会い
H30.04.30 大衆受けするものことごとくが誤りである ( オスカー・ワイルド ) Everything popular is wrong. ( Oscar Wilde ) H30.04.29 病気になってはじめて知る健康のありがたさ ( トーマス・フラー ) Health is not valued till sickness comes. ( Thomas Fuller ) H30. . . . 本文を読む

日本「蚊帳の外」論は的外れ――阿比留瑠比さん

2018-05-17 | 04-歴史・文化・社会
北朝鮮への融和的姿勢で知られる山崎拓・元自民党副総裁が15日、東京都内での講演で、北朝鮮問題について次のように語ったと東京発のロイター電で読み、既視感を覚えた。「日本が拉致問題にこだわれば、日米間で足並みがそろわないことがありうる」。山崎氏は11年前、第1次安倍政権時の平成19年にも、拉致問題で進展がなければエネルギー支援は行わないとの政府方針を批判していた。米国の北朝鮮政策が転換したと指摘し、「バスに乗り遅れる」と訴えていたのだった。 . . . 本文を読む

「リベラル」という病――岩田温さん

2018-05-17 | 04-歴史・文化・社会
「リベラル」は「平和憲法を護れ」と絶叫する。だが、本当に守るべきものは、日本の平和そのものではないのか。憲法も含め、ありとあらゆる手段を用いて、日本の平和を守ることが重要なのではないか。彼らが神のごとく崇め奉る「平和憲法」にわずかでも手を触れようとすると、自分たちの全人格が否定されたかのように興奮するが、冷静に考えれば、憲法それ自体が平和を担保するものではないのだから、平和のために憲法を見直すことがあっても異常なことではない。 . . . 本文を読む

「総裁候補」に求められる器量――小川榮太郎さん

2018-05-16 | 04-歴史・文化・社会
昨年2月の森友騒動から始まり、朝日新聞をはじめとする左派メディア、テレビで熾烈(しれつ)を極める安倍晋三首相たたきの中で、同氏の総裁選3選に「黄信号」といふ観測が散見するやうになった。世人に大局を見失はせるタメにする議論といふ他ない。そもそもこの1年3カ月の森友・加計騒動以来、多くのメディアが狂奔した「安倍疑惑」は虚偽であった。 . . . 本文を読む

共産主義の実態から目を背ける――岩田温さん

2018-05-15 | 04-歴史・文化・社会
ナチスの許しがたい犯罪については広く知られるところとなっているが、共産主義の犯罪については、ほとんどその実態が知られていない。すなわち、ナチスが障碍者、性的マイノリティ、ユダヤ人を大量に殺戮したことは知られている一方で、世界の共産主義者たちが、どれほど多くの人々を死に追いやってきたのかは理解されていない。共産主義が大量殺戮を惹起する恐るべき全体主義思想に他ならなかったことや共産主義体制の下でどれだけ多くの無実の人々の人権が蹂躙され、殺戮されたことは、ほとんど知られていない。 . . . 本文を読む

ロシア革命がすべての元凶――宮脇淳子さん

2018-05-14 | 04-歴史・文化・社会
1917年のロシア革命により1922年ソヴィエト連邦共和国が誕生しました。ソ連は初めは国際共産主義を目指したので、中国を共産化することが重要な目的でした。北満への領土的野心よりも、中国の共産主義化へと意識が向いたのです。ボルシェビキの革命家は、世界同時革命をめざして中国を共産化させるために、最初はモンゴルを手駒に使うつもりでした。中国が革命に成功し共産主義国になったあかつきには、モンゴルを中国に差し出してもいいと考えました。 . . . 本文を読む

シベリア抑留ではなく共産圏抑留――宮脇淳子さん

2018-05-12 | 04-歴史・文化・社会
ソ連は、自国が参戦する前に日本が降伏し、発言力が低下することを恐れたので、アメリカの原爆開発を知って予定を繰り上げて、8月8日、日ソ中立条約に違反して日本に宣戦布告しました。9日にはソ連国境に展開する174万の極東ソ連軍に攻撃開始を命令し、南樺太と千島にも侵攻しました。日本が降伏した8月15日のあとも戦闘は続き、8月19日にようやく、東部ソ連国境ハンカ湖近くで日ソ間の停戦交渉が行なわれました。 . . . 本文を読む

混乱に次ぐ混乱――シナ大陸の政治状況――渡部昇一教授

2018-05-09 | 04-歴史・文化・社会
当時の中国の政治状況も、現在の姿しか知らない人にとっては想像しにくい混乱状態だった。明治45年(1912)に清朝が滅んで、袁世凱が大統領になるが、すぐにチベット独立運動が起こる。袁はこれを武力鎮圧しようとするが、英国が抗議し、結局、翌年チベットは独立する。その年(大正2年=1913)の夏には江西(こうせい)省の李烈鈞(りれつきん)が独立して、反袁の軍を起こすと、それにならって安徽(あんき)省、広東(カントン)省、福建(ふっけん)省、四川(しせん)省も独立して軍を起こす(大正3年=1914)。 . . . 本文を読む

中国製造業のアキレス腱――石平さん

2018-05-04 | 08-経済・企業・リーダーシップ
中国に「中興通訊」という大手の通信機器メーカーがある。深圳(しんせん)に本社をおき、従業員は9万人以上、通信設備・通信端末の開発および生産を事業としている。中興通訊の主力製品の一つであるスマートフォンは中国と世界市場で大きなシェアをしめている。世界160カ国、地域でスマートフォンなどの携帯電話端末を販売しており、日本でも大手3社に携帯電話端末を供給している。 . . . 本文を読む