電脳筆写『 心超臨界 』

歴史とは過去の出来事に対して
人々が合意することにした解釈のことである
( ナポレオン・ボナパルト )

中国に対抗 自由主義守れ――黒瀬悦成さん

2020-04-29 | 04-歴史・文化・社会
目下の危機は経済をテコに世界規模での影響力拡大を進めてきた中国の動きにくさびを打ち込む好機でもある。トランプ政権の対中強硬派が唱える、米経済の中国依存を解消する「米中デカップリング(切り離し)」について、米国にとどまらず全世界の自由主義諸国が連携して推し進め、世界経済が中国抜きでも十分に機能する態勢を構築していく構えを打ち出す必要がある。 . . . 本文を読む

中国の火事場泥棒許すな――産経新聞

2020-04-26 | 04-歴史・文化・社会
米軍は21日、巡洋艦など2隻の南シナ海派遣を発表した。そうであっても空母の乗組員に新型ウイルスの感染が広がるなど米海軍の即応力低下は否めない。そのさなかに、中国が行政区を設定するのは、南シナ海に一時的に「力の空白」が生じたようにみえることに乗じた火事場泥棒ともいえる行為である。 . . . 本文を読む

米国なければ「何もできない」――矢板明夫さん

2020-04-22 | 04-歴史・文化・社会
「中国が新疆(しんきょう)で核実験を再開したらしい」。昨年末、台湾の軍事関係者の間でささやかれていた噂だ。今月に入り、米誌ウォールストリート・ジャーナルが指摘し、米国務省は議会に提出した報告書で「2019年、新疆ウイグル自治区ロプノルの核実験場で活発な動きがみられた」として、低出力の核実験が行われた可能性を示唆した。 . . . 本文を読む

韓国の「主流」が変わった――黒田勝弘さん

2020-04-21 | 04-歴史・文化・社会
これまでは保革を問わず韓国社会の主流は保守派と思われてきたが、それが今や左派・革新的な考え方の人びとが主流になっているのだという。その背景には、経済発展や安全保障における“過去”の成果や経験を強調することより、経済成長や競争ではなく、分配や平等そして平和主義的な発想が、社会全体として優位になっていることがあるというのだ。 . . . 本文を読む

コロナで激変 「原油」の地政学リスク――吉村英輝さん

2020-04-20 | 04-歴史・文化・社会
『原油価格暴落』。新型コロナウイルス関連の経済ニュースで3月、こんな見出しが躍った。一見、ガソリンの値下がりにもつながり、歓迎すべきニュースとも読める。だが、石油を海外に頼る日本にとり、世界の3大産油国が繰り広げる攻防はコロナで景気後退局面に追い込まれた日本経済のさらなる重しとなりかねない。 . . . 本文を読む

皇族と旧宮家 垣根なく――阿比留瑠比さん

2020-04-17 | 04-歴史・文化・社会
産経新聞の16日付朝刊は、政府が安定的な皇位継承策の検討に向けての有識者への聴取で、戦後に連合国軍総司令部(GHQ)の意向で皇籍離脱した旧宮家の復帰に関しても見解を尋ねていると報じている。また、政府が過去に皇位継承について、どのような議論をしてきたかを検証する企画記事「皇位継承論議を振り返る」も始まった。 . . . 本文を読む

中国に賠償要求、米の潮流に――古森義久さん

2020-04-14 | 04-歴史・文化・社会
ハリス世論調査社が4月上旬に実施した全米調査ではコロナウイルス大感染の責任が中国政府にあると答えた人が全体の77%、さらに中国政府が米国に与えた被害に賠償金を払うべきだと答えた人が54%に達した。こうした潮流をみると、今後の米国では中国政府への賠償請求という動きが国政の場でも重要な課題となっていく見通しが強いのである。 . . . 本文を読む

リベラル帝国主義 コロナに勝つ?――福井義高さん

2020-04-13 | 04-歴史・文化・社会
コロナウイルスに限らず、次々と生じる新たな問題に対して、われわれは事前に正しい解答を持っているわけではない。世界全体がひとつのやり方で解決を図ろうとするより、各国がそれぞれ試行錯誤を繰り返し、そのなかで見つかったより良いと思われる方法を共有する。それが遠回りのようで、結局は未知の問題に対処する近道なのだ。 . . . 本文を読む

激化する中台「防疫外交」合戦――矢板明夫さん

2020-04-08 | 04-歴史・文化・社会
「防疫外交」。台湾の政治関係者が最近、よく口にする言葉だ。4月1日、蔡英文総統は記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な欧州各国などに対し、マスク1千万枚を含む医療物資の提供を表明した。人道支援との名目だが、その言葉の端々に中国への対抗意識がにじみ出ていた。 . . . 本文を読む

台湾のコロナ対策と後藤の遺訓――井上和彦さん

2020-04-07 | 04-歴史・文化・社会
新型コロナが世界各国に感染拡大するなか台湾が感染制御に一定の成果を上げている。私には、どうも後藤新平の“教え”が台湾を守っているように思えてならない。日本統治時代の医療インフラを基礎に現在の台湾医療が築かれたからだ。 . . . 本文を読む

信頼に足る隣人と協力を――産経新聞

2020-04-05 | 04-歴史・文化・社会
南米・ペルーの新型コロナウイルス対策による国境封鎖で、現地に足止めされていた日本人旅行者らが3月28日、在ペルー台湾代表部が台湾人のために手配したチャーター機に同乗することで出国できた。菅義偉官房長官は「ペルーおよび台湾側に深い感謝の念を伝えた」と述べた。人道的な立場から日本人に救いの手を差し伸べた台湾に最大限の謝意を表明したい。 . . . 本文を読む

国民を見ない立民と菅内閣――阿比留瑠比さん

2020-04-04 | 04-歴史・文化・社会
世界中が現在、新型コロナウイルスとの戦争状態に突入しているが、わが国の国会は浮世離れしている。1日の参院決算委員会では、立憲民主党の野田国義氏が森友学園問題をめぐって財務省近畿財務局職員が自殺したことを取り上げ、安倍晋三首相に辞職の考えはないかと問うていた。 . . . 本文を読む

詫びるどころか恩に着せる――湯浅博さん

2020-04-03 | 04-歴史・文化・社会
中国が世界にウイルスと闘うための貴重な時間を与えたのだから、「米国は中国に謝罪し、世界は中国に感謝する必要がある」と倒錯した論理を用いる。山本夏彦流にいうと、詫(わ)びるどころか恩に着せる。 . . . 本文を読む

隠蔽された李首相の「警告」――石平さん

2020-04-02 | 04-歴史・文化・社会
先月24日、中国国務院弁公庁開設の「中国政府網」という政府の公式サイトが、新型コロナウイルス問題に関する李克強首相の最新発言を掲載した。それは、23日に開かれた中央の新型肺炎対策会議における発言で、李首相は今後の新型コロナウイルスの拡散状況について次のような見解を示した。 . . . 本文を読む

中国の「世論操作」世界に拡散――黒瀬悦成さん

2020-04-01 | 04-歴史・文化・社会
「中国はウイルスの封じ込めに成功した」「ウイルス対策で国際連携を進めよう」「世界保健機構(WHO)は中国を称賛している」「中国経済は強靭(きょうじん)だ」といったメッセージをソーシャルメディアなどを通じて積極的に発信していることが、西半球やアフリカ大陸、イタリアなどで拡散された情報を分析したところ判明したという。 . . . 本文を読む