電脳筆写『 心超臨界 』

歴史とは過去の出来事に対して
人々が合意することにした解釈のことである
( ナポレオン・ボナパルト )

「公共的資本主義」へ転換を――佐伯啓思さん

2020-05-31 | 04-歴史・文化・社会
もしポスト・コロナの社会像があるとすれば、それは、医療、福祉、介護、教育、地域、防災、人の繋(つな)がりなどの「公共的な社会基盤」の強靭化を高めるものでなければならない。それは、効率至上主義のグローバルな競争的資本主義というよりも、安定重視のナショナル(国民的)な公共的資本主義というべきものであろう。 . . . 本文を読む

米欧「中国離れ」に戦略的好機――湯浅博さん

2020-05-29 | 04-歴史・文化・社会
対中抑止の最前線にある日本は、今回のコロナ危機で「中国離れ」が顕著な欧州、東南アジアを巻き込む戦略的好機を迎えた。インド太平洋戦略の核である日米豪印4カ国戦略対話(クアッド)を欧州にも拡大し、「クアッド・プラス」に向けて日本がリードできる。経済面では、米欧を説得し、サプライチェーンを環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を軸に「TPPプラス」として再構築することが可能だ。 . . . 本文を読む

新型コロナと戦う自衛隊の医療――井上和彦さん

2020-05-28 | 04-歴史・文化・社会
このところ自衛隊医療に注目が集まっている。なるほど、医療機関に於ける新型コロナの院内感染などが相次ぐ中、なぜか自衛隊医療施設や駐屯地における集団感染は聞かれない。 . . . 本文を読む

香港のウイグル化狙う習政権――矢板明夫さん

2020-05-27 | 04-歴史・文化・社会
22日に開幕した中国の全国人民代表大会(全人代=国会に相当)で、市民の基本的人権に制限を加える「国家安全法」を香港に導入する方針を固めた。香港市民は当然ながら猛反発し、国際社会からも中国への批判が殺到しているが、習近平政権は全く意に介さず粛々と法案の審議を進め、早ければ6月中にも成立する運びだ。 . . . 本文を読む

命と経済の狭間で…――福井義高さん

2020-05-26 | 04-歴史・文化・社会
人命はなにものにも代えがたいとはいうけれど、現実に人間社会は、天寿を全うしたとはいえない死が確率的に生じることを前提に動いている。たとえば、日本では1年に4千人を超える人が(道路)交通事故で亡くなっている。一方、自動車交通がもたらす経済的恩恵は巨大である。その結果、大戦時の特攻死者合計に匹敵する数の人々が、毎年、交通事故で亡くなることが「許容」されている。 . . . 本文を読む

米民主襲う「ミーツー」ブーメラン――渡辺惣樹さん

2020-05-25 | 04-歴史・文化・社会
民主党には、カバノー判事を糾弾した言葉がいまブーメランになって返ってきている。「ミーツー運動」で証言する女性の言葉はとにかく信用すべきで、訴えられた男性が無実を証明しなくてはならない、とする立場を民主党はとった。フェミニズムに押されて、男性側に挙証責任を押し付けた。彼らは、法の摂理をまげた以上、バイデン氏にも無実の証明を求めなくてはならない。 . . . 本文を読む

発生源問わぬ日本の異様さ――古森義久さん

2020-05-24 | 04-歴史・文化・社会
日本の政府も国会もウイルス感染に関連して「中国」という言葉を出すことは皆無だといえよう。タブーというか呪縛というか、中国の名を出してはいけないようなのだ。国際的にも中国に一切、言及しない新型コロナ論議は異端の極みである。このへんの日本の国政の異様さには身震いさせられる。 . . . 本文を読む

自分の中に奇跡を起こす! 《 「これが私の性格だ。先天的なものだから変えることなどできない」 》

2020-05-24 | 03-自己・信念・努力
「運動神経がにぶいのは父親ゆずりだ」「父方のおじいさんが音痴だった。隔世遺伝だね」「お母さんもおばあさんも内気だったけどそっくりね」「兄さんも姉さんも数学は苦手だったの。家系さ」――こういった話があなたの中に「大きな嘘」を育ててしまうのである。科学者たちは遺伝情報はDNAを通じて伝えられると教えている。私たちがすべきことは、与えられた情報をしっかりと捉え、それを最高の内容にすることなのだ。 . . . 本文を読む

告発された慰安婦支援団体――産経新聞

2020-05-23 | 04-歴史・文化・社会
韓国の慰安婦支援団体といえば、いつの間にか国家的英雄視されるようになった元慰安婦の威光を背に、半ば聖域のように扱われてきた。世論を動かす影響力は大きく、「日韓外交に関して事実上の拒否権を持っている」(韓国外務省高官)どもいわれる厄介で反日的な存在である。 . . . 本文を読む

尖閣諸島守る緊急事態の宣言を――山田吉彦さん

2020-05-22 | 04-歴史・文化・社会
尖閣諸島に緊急事態宣言を発すべきである。中国海警局の警備船は、頻繁にわが国の領海に侵入し、日本漁船を排除しようとしている。これは、尖閣諸島におけるわが国の施政を揺るがす重大な事態なのだ。中国は、全世界で対応に追われる新型コロナウイルス禍を利用し、アジアの海洋支配に向けて大きく動き出した。その目標を達成するために、尖閣諸島を奪取しようとしているのである。 . . . 本文を読む

新型コロナが突きつける「DX」――坂村健さん

2020-05-21 | 05-真相・背景・経緯
DXは日本のみではなく世界的な大きな流れだ。「変われない」日本とはいえ、ビジネス分野では「DX」という言葉は新型コロナ以前から大きな課題として言われるようになってきていた。日本では誤解もあるがDXのポイントは技術ではない。進んだ情報通信技術を活かし、産業プロセスから始まって私たちの社会、生活、社会構造など全てを見直し、やり方レベルから根本的に「変える姿勢」こそがDXの本質なのだ。 . . . 本文を読む

「人間善」求める時代終わる――安宅和人さん

2020-05-20 | 04-歴史・文化・社会
新型コロナウイルス禍は、人間が築いてきた都市集中型社会の問題点を浮き彫りにした。地球との共存を図る必要性を説く慶應義塾大教授の安宅和人氏は、これを機に技術の力を使い、自然とともに暮らす社会への転換を唱える。 . . . 本文を読む

反トランプ報道の危険性――古森義久さん

2020-05-19 | 04-歴史・文化・社会
長年のメディア研究機関「マクローリン研究所」のジョン・マクローリン所長が論評した。「民主党リベラル系の主要メディアは政治主張に引きずられ、事実の尊重が減り、一般国民の信頼を失ってきた。最近の当研究所の調査では『メディアはトランプ大統領についての報道で公正だと思うか』という問いにノーと答えた人が全体の48%でイエスの42%を着実に上回った」 . . . 本文を読む

地球環境視野に教訓生かせ――ジャレド・ダイアモンド

2020-05-18 | 04-歴史・文化・社会
米進化生物学者のジャレド・ダイアモンド氏は世界的ベストセラーの著書『銃・病原菌・鉄』で、病原体の進化と人類の歴史への影響を解き明かしたことで知られる。ダイアモンド氏は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を目の当たりにし、地球環境への対応も視野に入れ、危機の教訓と経験が生かされるよう願っている。 . . . 本文を読む

自分の中に奇跡を起こす! 《 「今の自分はどうすることもできない。ずっとこうだったのだから……」 》

2020-05-17 | 03-自己・信念・努力
「今の自分はどうすることもできない。ずっとこうだったのだから……」。こうした言葉をよく耳にする。言っている人々は皆、「どうして自分の人生には奇跡が起きないのだろう」と首をかしげている。しかし、こうした言葉を吐くこと自体、自分の成長をはばんでいることに気づくべきだ。 . . . 本文を読む