人生を通してずっと幸運に恵まれる人はいません。どんなに運のいい人でも、長い人生の間に一度や二度は、思ってもみなかった不運に見舞われたり、苦境に陥るものです。 . . . 本文を読む
土井の大胆さは、YS-11の基本設計が出来上がった時に発揮された。設計は出来たのに、試作機を作る予算が付かない。その時、大博打を打ったのが土井だった。「じゃあ、模型を作ろう、僕が責任者になる。何といっても金を獲らなきゃいかん。金を獲るにはね、ちゃんと模型を作って、出来ますよと見せなければ」 . . . 本文を読む
DNAは糖とリン酸が交互につながった2本の長い鎖がらせん状に絡まったもの。1本の細さは50万分の1ミリ。2本の鎖には、遺伝子情報が30億文字の暗号として書かれている。その内容は、生命活動のカギを握るタンパク質の設計図なのだ。極微の世界の遺伝子に膨大な量の生命の暗号がならぶ。村上和雄教授は、宇宙の何か偉大なる意思のおかげで遺伝子が生まれたとして、そうした意思をもつ存在のことをサムシング・グレートと名づけた。 . . . 本文を読む
21世紀の経営は、「ヒト、モノ、カネ、こころ」で決まる。まるで『こころのチキンスープ』が企業経営に浸み込んだような本が登場した。ファンケルの創業者 池森賢二さんの『優しさと感動のこだま』だ。まだ読んでもいない本をとりあげてしまうのは、気が引ける。でも次のエピソードを読んで、心が温まらない人はいないと思う。新聞広告にすでにチキンスープが用意されているのだ。 . . . 本文を読む
【ケント】 日本は危機的な状況ですが、単に憲法改正に反対している人たちがアホだとかいう、そういうレベルの話じゃない。全然、次元が違うんです。無知はまだいいんです。無関心もまだいい。そうではなく、日本は誤ったプロパガンダに洗脳されたままだから問題なのです。つまり、強い軍隊を持てば、日本は絶対に戦争に突き進む、日本が世界に戦争を起こすのだという、自分たちの国に対する不信感を持っています。「強い日本軍は必ず他国を侵略する」と思い込んでいます。 . . . 本文を読む
そのような中で、「経済の掟」である「モノとお金のバランス」をある程度理解していた人は、「元禄高度成長」の立役者で勘定奉行だった荻原重秀(おぎわらしげひで)、徳川吉宗を改心させ京保の改革を成功させた「大岡越前」こと大岡忠助(おおおかただすけ)、今は相当名誉回復された将軍の御用人の田沼意次(たぬまおきつぐ)、化政文化の原動力となった経済成長を成し遂げた老中・水野忠成(みずのただあきら)などごく限られた幕臣たちでした。 . . . 本文を読む
とにかく国によって生活の仕組みや人々の身体のつくり、食習慣によって流行る病気もまったく異なるということです。ところが「やっぱりコレステロール」がいけないのだ」ということが言われ続けるうちに、「みんなが言っているからそうなのだろう」という力が働くようになります。大衆社会というのは隣の人がやっていることをそうだと思う社会なので、いったん「コレステロールが悪い」ということがNHKあたりで放送されるとみんなが「コレステロールは悪いんだ」と思ってしまうのです。 . . . 本文を読む
動物の油だとか卵に多く含まれているコレステロールを控えようという運動が始まりました。こういう問題が提起されたときにはいつもそうなのですが、そういった不合理なことを社会に勧める側はある事実を隠します。では、そのときに何を隠したのかというと「コレステロールというのは人間にとって非常に大切なものだ」ということでした。 . . . 本文を読む
女性宮家とは、もし眞子内親王殿下が宮家の当主となられたら、お相手の小室圭氏が殿下となり、お二人の間に生まれたお子さんが天皇になる可能性があるという極めて危険な制度である。その天皇は女系天皇であり、小室王朝に所属する。これまで続いてきた皇室はこれにて終了なのである。それは日本国の終わりをも意味する。 . . . 本文を読む
議会のほぼ半分を占める共和党はそもそも「気候危機」なる説を信じていない。NASA(米航空宇宙局)で地球気温の衛星観測を率いたジョン・クリスティ氏らの超一流の研究者が、毎年議会で証言し、ハリケーン等の災害の激甚化など起きていないこと、温暖化予測モデルが過去の再現すらできていないこと等を、事実に基づいて明確に説明しているからだ。共和党寄りのメディアであるFOXニュースなどもこれを正確に報じている。徒(いたず)らに気候危機だと煽(あお)るCNN等の民主党寄りメディアとは全く違う。 . . . 本文を読む
井上氏には離婚歴がある。最初の妻が自著で夫(井上氏)の凄まじい家庭内暴力の実態を克明に綴っている。「本気で殺す気だったと思えるほどの暴力だった」「肋骨と左の鎖骨にひびが入り、鼓膜は破れ、打撲は全身に及んでいた」「しばしば好子を死ぬほど打ちのめした」「部屋に入るなり引きずり回される日もあった」「机の下で首をしめられる」(西舘好子著『修羅の棲む家』はまの出版) . . . 本文を読む
二世、三世議員たちが成功したのは、親の光、お祖父さんの光のおかげです。その光は、日本国にとって非常に邪悪な光でした。そこで、「お祖父さんは政策で間違ったけれども、私はやりません」というようなことをいってくれたら、まだ信頼できるけれども、邪悪な光だけに頼っていますね。
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さて、日清戦争で獲得した遼東半島を清国に返せ、という要求を突きつけられて日本国内は大騒ぎになりますが、明治政府は涙を呑んでそれを受け入れました。国内にはものすごい反対運動が沸き起こり、「許しがたい」という声があがります。暴動に近い反発も起こりますが、三国の要求に屈服せざるをえなかった。というのも、もし遼東半島を返さないでいたらロシアがそれを口実にしてわが国に襲いかかってくる危険があったからです。 . . . 本文を読む
筆者の見立てによると、韓国人の歴史観というのは歴史を「あった歴史」より「あるべき歴史」で考えるということだ。民族あるいは国家として「こうあるべき歴史」を前提に歴史を考え、記録しようとする。 . . . 本文を読む
「日本における情勢と日本共産党の任務についてのテーゼ」と題する文書をつくって、日本共産党に授けたのは国際共産党組織(コミンテルン)です。ときに1932年4月でありましたから、以後、「32年テーゼ」と言いならわされるようになりました。テーゼとは、運動方針書、というほどの意味です。 . . . 本文を読む