「聖なるサラ」と呼ばれたサラ・ベルナールが71歳のとき、彼女は有り金すべてを使い尽くして破産した。さらに時を同じくして、彼女は足を切断するという運命に見舞われる。大西洋を横断中、嵐のさなかに甲板上で転倒した彼女は、足に重傷を負ってしまった。静脈炎が悪化して足は萎えてしまった。あまりの激痛を見かねて、医師は足を切断するしかないと判断した。
. . . 本文を読む
太陽の光を全身で受けとめ、友達に会えばにこやかに、心をこめた握手を。誤解されるのを恐れたり、敵のことを思いわずらって、1分でもむだにしないこと。こうしたいという目標をしっかり心に留めれば、あれこれ迷うことなく、あなたはそれに向かってまっすぐ進んで行く。 . . . 本文を読む
チャールズ・シュワッブは鉄鋼業で100万ドルの年俸を得ていたが、この巨額の報酬は専ら人を動かす能力に対するものだと語った。考えてもみたまえ! 人間操縦術に対して年俸100万ドルだ! . . . 本文を読む
ノースウェスタン大学の元学長リン・ハロルド・ホフ博士は講演に先立って始めと終わりの言葉を周到に準備しました。ジョン・ブライトをはじめグラッドストン、ウェブスター、リンカーンもみな同じことをしました。実際、常識と経験のある話し手はみなそうしています。 . . . 本文を読む
リンカーンがどのようにして非難を処理したかを伝える描写は、まさに珠玉の文学作品――古典と呼ぶにふさわしい。マッカーサー元帥は戦争中、その写しを司令部の机上に掲げていた。またウィンストン・チャーチルもチャットウェルの書斎の壁に、その写しを額に入れて掲げていた。 . . . 本文を読む
87年前、われわれの父祖たちはこの大陸に新しい国家を誕生させました。自由の精神に育まれ、すべての人々は平等に創られているという信条に捧げられた国家であります。いま私たちは偉大な内戦に参加しております。そのように育まれ、そのような思いが捧げられた国家が末永く存続できるかどうかが試される戦いであります。 . . . 本文を読む
「自分のことで卑屈になったり、ひっこみ思案になったりしがちなのを克服する最上の方法は、他人に興味をもち、他人のことを考えることだ。気おくれなど嘘のように消え去ってしまう。他人のために何か尽くしてやることだ。常に親切を尽くし、友人のような心で接すれば、あなたはそのすばらしい結果に驚くであろう」( デール・カーネギー ) . . . 本文を読む
「その苦悩がだんだん君の覚悟を作っていくんです。『念々死を覚悟して初めて真の生となる』――これは真理です。自問してみなさい。今日のこの一日で自分のいのちが終わるとしたら、生涯の最後の日に何をしたいと思うか。あと幾ばくもしないうちに息が絶えるとすれば、どうしてもやっておかなければならないことは何か」 . . . 本文を読む
物語が立ち現われるのは、明確な二分法をあいまいにする境界であることが多い。虚実の被膜の間、つまりトワイライトゾーンにこそ物語が立ち現われるというのである。よいテーマを貰うと、こちらの心も活性化される。そして、ここから「庭」というイメージが浮かんできた。庭はまさにトワイライトゾーンである。屋外であるが家の敷地内である。 . . . 本文を読む
紀一族は代々、将軍と詩人を輩出している。東京大学に入って白山上の寮に下宿した私が、白山上の角にあった小さな、詩書のみを扱う古書店に入り浸って、三度の食を節してまで詩書を購入し沈溺したのは一族の持つ詩人的性格によるものであり、軍隊に入って剽悍な戦士に変身していったのは、一族の持つもう一つの面、いくさ人(にん)の血に目覚めたからに他ならない。 . . . 本文を読む
親である神様から見たら私たち人間は皆、自分の命を分け与えた兄弟姉妹です。しかし、一口に兄弟姉妹といっても置かれた環境や境遇は様々です。肌の色も違えば、言葉も違います。栄華を極めた生活を楽しんでいる人もいれば、その日食べるものもなく飢えによって道端で死んでいく人もいます。
. . . 本文を読む
東郷が描いた婦人象を間近で見ると驚くことがある。印刷物では分かりづらいが、一見均一に色を塗っているように見える髪の毛が、一本一本、細かくびっしりと描きこまれている作品があるのだ。 . . . 本文を読む
ミュータントは人を殺して死体を捨てたまま去っていく。食人種は殺した体を栄養として生かす。どちらの目的がいいか悪いかは問題ではない。人を殺すというのは、動機が自己防衛であれ復讐(ふくしゅう)であれ食べるためであれ、すべて同じだ。人を殺してはならない・・・・・・〈真実の人〉族とミュータント族の違いはそこにある。 . . . 本文を読む
「リベラル」の本来の意味は「自由を重んじること」や「自由主義的なさま」のことだが、わが国の「和式リベラル」はむしろ正反対である。多様性を訴えながら自分たちだけが気にくわない言論は弾圧し、封じ込めて社会を一色に染めようとする。反論しにくい「平等」「差別は許されない」といった言葉を多用し、異論がある人をも沈黙させる。重んじるのは自身と仲間の権利と自由ばかりで、他者の人権や不自由には関心を持たない。 . . . 本文を読む