安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ウディ・ショウ STEPPING STONES

2015-11-01 09:56:16 | トランペット・トロンボーン

友人の勧めで、長野県東御市にある「はすみふぁーむ&ワイナリー」のワインを購入しました。同ワイナリ―は、2005年にワインぶどうの苗木を定植し、2011年には酒造免許を取得し、それ以来、ぶどうの栽培から醸造・販売までを一貫して手がけています。「日本一小さいワイナリー」と案内にはありますが、ファンも次第に増えてくるのではないかと思われる味でした。ファンが興奮気味のライブアルバム。

WOODY SHAW (ウディ・ショウ)
STEPPING STONES (COLUMBIA 1978年録音)

   

ソニー・ミュージックのJAZZ COLLECTION 1000 第5弾がこの10月に発売されました。目を引くのが何枚かありましたが、ウディ・ショウの2枚のアルバムが再発されたので、さっそく購入しました。ショウは、1978年から81年までコロンビアレーベルに在籍して、5つのアルバムを録音しています。いづれも当時高い評価を得たもので、充実していた活動を行っていたことがわかります。このアルバムは、ジャズクラブのヴィレッジ・ヴァンガードにおけるライブ作品です。

メンバーは、ウディ・ショウ(tp)、カーター・ジェファーソン(ts, ss)、オナージェ・アラン・ガムス(p)、クリント・ヒューストン(b)、ビクター・ルイス(ds)。カーター・ジェファーソン(1946~93)は、70年代に活躍したサックス奏者で、唯一のリーダー作が「The Rise of Atlantis」(Timeless)です。早く亡くなったのが惜しまれるプレイヤーです。

曲目は、メンバーのオリジナル6曲とマッコイ・タイナーの1曲です。ウディ・ショウ作「Stepping Stones」、「In a Capricrnian Way」、「Theme Fro Maxine」、ビクター・ルイス作「Seventh Avenue」、オナージェ・アラン・ガムス作「All Things Being Equal Are Not」、クリント・ヒューストン作「Escape Velocity」、マッコイ・タイナー作「Blues For Ball」。いずれも、ポストハードバップといった変化に富んだ新しめの曲調です。

ショウ(tp)やジェファーソン(ts)の活きのいい演奏が聴かれます。タイトル曲の「Stepping Stones」では、ショウとジェファーソンの掛け合いがスリリングで、ガムス(p)もパーカッシブ気味の熱いプレイを行っています。「In A Capricornian Way」では、ショウが変化に富んだ長いソロをとっていますが、ライブならではでしょう。スリリングな演奏が多いですが、「All Things Being Equal Are Not」はバラードで、ショウの音色の美しさが光ります。

【はすみファーム&ワイナリー】

住所:長野県遠身市祢津413
電話:0268-64-5550
ホームページ:Husumifarm

僕が購入したワインは、コンコードです。美味しくいただきました。

   

   

 



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4 コメント

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結構ワイン作っています (moto)
2015-11-02 13:59:02
Azumino さんこんにちは、ようこそ東御市へ。
ここは近隣市町村とともにワイン特区の認定を受け、結構ワイン作りが盛んです。
気候的にも雨が少なく日がよく当たり、
北イタリアのような気候とも言われています。

有名なところではエッセイストの玉村豊男さんがやっている ヴィラデスト あたりでしょうか。
先日お亡くなりになった川島なお美さんもよく来ていたようです。
レストランのとてもおしゃれ、ただ価格はちょっとお高めですがね。
ぼくのブログにもリンクバナー貼ってありますので、覗いてみてください。
農業の6次産業化 (azumino)
2015-11-02 22:19:09
motoさん こんばんは

東御市は、条件がいいためか、ワイナリーが増えていますね。農業の6次産業化と言われいますが、東御市のワイン生産者は、ブドウの生産から醸造、販売までを手がけていて、これからの農業のお手本のようでもあります。

玉村豊男さんの本は2冊ほど読んだことがあります。軽妙洒脱な文章で面白かったです。レストランを訪れたことがないので、行ってみたいと思っています。
ライブ名盤 (duke)
2015-11-03 18:02:36
azumino さん、こんばんは。

ウディ・ショウの名盤であるとともにライブ名盤ですね。今聴いても凄いのですが、フュージョン全盛期にこのハードなスタイルでしたので、しびれました。亡くなって20年以上も経つのに未だ正当な評価が与えられていないのが残念です。
ジャズのライブアルバム (azumino)
2015-11-04 22:14:07
dukeさん こんばんは

ジャズについては、音楽の性格上、ライブ盤がすごく意味をもっていますね。正規のライブ盤を残せたミュージシャンは、それだけで評価に値すると思います。これも熱い演奏で、ブルーノート新主流派をダイレクトに継ぐようです。

今回、ショウの2枚のアルバムが廉価で出たので、多くの人に聴いてもらえるといいのですが。

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