安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジョニ・ジェイムス SINGS SONGS BY JEROME KERN AND HARRY WARREN

2009-09-27 10:27:03 | ヴォーカル(E~K)

デアゴスティーニ出版社からDVDオペラコレクションが発売され、創刊号のカルメンと第2巻の椿姫を買いました。一流の演奏が収録され、価格が安い(創刊号990円、第2巻以降1990円)ので、VHSテープの買い替えも含めてほしいものを購入予定です。椿姫は、美しい歌姫アンジェラ・ゲオルギューが主演した公演を収録したものです。ヴォーカルの方の歌姫、ジョニ・ジェイムスを聴いてみます。

JONI JAMES (ジョニ・ジェイムス)
SINGS SONGS BY JEROME KERN AND SONGS BY HARRY WARREN (MGM 1957年頃録音)

 Singssongsbyjeromekernandharrywarre

ジョニ・ジェイムスは1950年代を代表するアメリカの女性ヒット・シンガーだけに、30cmLPだけでも40枚近くを数えます。吉祥寺のジャズ喫茶店主の寺島氏の薦めもあって、日本で彼女のファンは相当増えたのではないでしょうか。

すがりつくような歌い方と、女優の大原麗子に似た容姿で僕もファンになった一人です。1952年の大ヒット曲「Why Don't You Believe Me」を聴いてから、日本盤も含めときどきジョニのアルバムを買ってきました。どちらかというと初期のものが好みです。

聴いているのは、乙女ジャケットのジェローム・カーンとハリー・ウォーレンソング集です。伴奏は、DAVID TERRY指揮の弦入りオーケストラで、バラード仕立てのムーディーなアルバムです。彼女の高音はキュートで、フレーズの最後の方を持ちあげて消え入るように歌っていくところが魅力です。なお、ジャケットの色合いが、デジカメによる写真と実物では大分異なります。

曲目はスタンダードが並んでおり、「Long Ago and Far Away」、「Smoke Gets in Your Eyes」、「Why was I Born?」、「All The Things You Are」、「I Only Have Eyes For You」、「The More I See You」、「You'll Never Know」、「I'll String Along With You」など12曲。深夜などにたまに聴きたくなる作品です。

モニカ・ルイス(ヴォーカル)をホーム・ページに掲載しました。時間があればご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう モニカ・ルイス

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ヘレン・ヒュームズ SONGS I LIKE TO SING!

2009-09-21 22:57:52 | ヴォーカル(E~K)

連休で時間があったので、安曇野市の実家の本棚にあった「ポップス英語で盛りだくさん」という本を取り出してみました。ビートルズの「ミッシェル」から「I need to make you see what you mean to me」が例文としてあげられ、meanの使い方が述べられており、She is mean to meに自分(学生時代)で引いたアンダーラインがありました。mean to meが収録された作品です。

HELEN HUMES (ヘレン・ヒュームズ)
SONGS I LIKE TO SING! (CONTEMPORARY 1960年録音)

 Songs_i_like_to_sing

「mean to me」は、サラ・ヴォーンの若いころの歌唱が気に入ったのですが、曲名の意味がさっぱりわかりませんでした。meanを「好意をもつ」ととると、そぐわないのです。しかし、たまたま買った「ポップス英語で盛りだくさん」に「意地の悪い」という意味でmeanが日常よく使われるというくだりがあり、そちらの意味かと胸のつかえが下りたのでした。

今はいい時代になって、村尾陸男著「ジャズ詞大全10」のmean to meの項を読むと一発で氷解です。コーラスの出だしYou're mean to meを「つれない人ね」と訳してあります。mean to meは、多くの人が歌っていて、ドリス・デイはもちろん、キュート歌手の代表格ジョニー・ソマーズやデビー・レイノルズ、そしてジェニー・スミスの録音もあります。

このアルバムを購入したのは、実は一にも二にもアート・ペッパー(as)の歌伴が聴けるからです。しかし、歌、伴奏(編曲はマーティー・ぺイチ)ともなかなかよく、美女ジャケではありませんが、買って損のない作品です。伴奏陣には、ペッパー(as)やベン・ウェブスター(ts)が含まれソロをとっています。ペッパーは「Don't Worry 'bout Me」(2テイクあり)と「St.Louis Blues」でソロをとっています。

曲目は「My Old Flame」、「Love me or Leave me」、「Imagination」といったスタンダードに「St.Louis Blues」といったブルース系の曲が含まれ飽きません。ヘレン・ヒュームズは「mean to me」では、なんとヴァースから歌っており、コーラスに入ってもすっきりとしたいい感じで歌っています。

神崎浩著「ポップス英語で盛りだくさん」(音楽の友社オンブックス)

 Popseigodemoridakusabooks
ビートルズ、プレスリー、ポール・アンカ、カーペンターズ、ジョン・デンバーらの曲の歌詞から例文がとられ、英語が冗談とともに勉強できます(笑)。古本屋にあるかどうか。

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ルイ・ヘイズ LOUIS HAYES

2009-09-13 21:33:18 | ベース・ドラムス

一昨日の金曜日、松本市営球場で北信越BCリーグを観戦。信濃グランセローズと福井ミラクルエレファントというチームの対戦で、信濃が4-0で勝ちました。一塁側で応援しましたが、スタンドでは一体感が感じられました。応援しながらのビールも美味しくて、たまの野球観戦もいいものです。この試合の応援でも太鼓とトランペットが活躍していました。ドラマーのリーダー作です。

LOUIS HAYES (ルイ・ヘイズ)
LOUIS HAYES (VEE JAY 1960年録音)

 Louishayesveejay2

ヴィー・ジェー・レーベルの作品は、当時の新人の息吹が感じられて学生のころからよく聴いていました。また、ブルー・ノートやプレスティッジの顔ぶれとも異なるメンバーによるハード・バップが繰り広げられることも楽しみでした。そんな一枚に地味ではありますが、このルイ・ヘイズ(ds)の初リーダー作があります。

録音当時はキャノンボール・アダレイ・グループの一員でした。それもあってか、メンバーは、ユゼフ・ラティーフ(ts)、ナット・アダレイ(cor)、バリー・ハリス(p)、サム・ジョーンズ(b)です。この作品では、ホーンの二人がなかなかいいプレイをしています。

曲目は、「Teef」がS・Kyner、「Rip de Room」がJ・アダレイの作品の他は、「I Need You」と「Back Yard」がB・ハリス、「Hazing」がラティーフ、「Sassy Ann」がN・アダレイとメンバーのオリジナル作品が多くなっています。

ファンキー・ジャズを推し進めたメンバーですが、ここでは落ち着いたプレイも聴けます。ヘイズのハイ・ハットをはじめとするシンバル・ワークが、全体を通して気持ち良いです。最大の聴きものは、ラティーフのソロによるバラード「I Need You」で、N・アダレイ作の「Sassy Ann」ではコルネット、テナー、ドラムスとも白熱した演奏を行って興奮させてくれます。

松本市営野球場の様子。BCリーグではありますが、葡萄のプレゼントやビールのまぐカップのプレゼントもあってローカルながらたまには覗いてみたくなりました。

 20090912yakyuu

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ブッカー・アーヴィン COOKIN' 

2009-09-06 21:39:39 | テナー・サックス

膝の調子が悪くて、しゃがむと激痛が走り、疲れると片足を引きずりながら歩くといった状態が続き、とうとう整形外科に行ってきました。変形性膝関節症と診断され、写真を見ると骨がすり減っていました。張り薬をもらい、体操療法を指示され、次から電気もかけるようです。積年のつけがきましたが、なんとかもとに戻るべく体操をやっています。今夜はタフなテナー・サックス奏者の作品を聴いてみます。

BOOKER ERVIN (ブッカー・アーヴィン)
COOKIN' (SAVOY 1960年録音)

 Cookin

タフなテナー奏者というと、スタンリー・タレンタイン、エディ・ロックジョー・デイヴィス、アーネット・コブといった名前が浮かびますが、このブッカーもそんな仲間に加えてもいいと思います。彼は、チャーリー・ミンガスのグループで名をあげましたが、もともとR&Bバンド出身だけに、土臭いところが魅力でもあります。

タイトルのCOOKIN'が、マイルス・デイビスの作品と同じなので、それで紹介されることもありますが、それと関係ずけなくても注目したい作品です。メンバーは、当時のレギュラーカルテットで、ブッカー・アーヴィン(ts)、リチャード・ウィリアムス(tp)、ホレス・パーラン(p)、ジョージ・タッカー(b)、ダニー・リッチモンド(ds)で、ちょっとブルー・ノートの作品と勘違いしそうです。

曲目は「You Don't Know What Love is」と「Autumn Leaves」というスタンダード2曲に、「Dee Da Do」、「Mr.Wiggles」、「Down in The Dumps」、「Well.Well」というブッカーのオリジナルが4曲です。スタンダードの2曲はロリンズやマイルスのものとの聴き比べもできるので、楽しみです。

最初の曲「Dee Da Do」からブルース全開、アーヴィンはスロー・テンポでこくのあるフレーズを連発します。続く「Mr.Winggles」も快調。「Well, Well」は、ジョージ・タッカーのはじけるようなベースに乗り、縦横無尽といっていいフレーズをブッカーは繰り出し、続くパーラン、ウィリアムスも乗ってます。「Autumn Leaves」はやや荒削りであるものの、迫力があり引き込まれるプレイぶりです。

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