安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

エルヴィン・ジョーンズ ILLUMINATION!

2016-01-31 09:50:06 | ベース・ドラムス

先週の1月23日、24日と、盛岡市と仙台市に行ってきました。仙台市では、一番町や国分町といった繁華街も歩きましたが、飾り付けが華やかで、アーケードの天井からつるされている電飾がキラキラと輝いていました。それがなかなか美しかったので、エルヴィン・ジョーンズの「Illumination(イルミネーション)」というタイトルのアルバムを思い出しました。

ELVIN JONES (エルヴィン・ジョーンズ)
ILLUMINATION! (impulse! 1963年録音)

   

ジョン・コルトレーン・グループのメンバーは、それぞれリーダーとしてインパルスレーベルに録音を残しています。ドラムスのエルヴィン・ジョーンズとベースのジミー・ギャリソンの双頭グループによるこの録音は、3人のリード奏者を迎えたもので、もちろんコルトレーンからの影響が感じられますが、サウンドやフレーズが多彩で、面白いアルバムになりました。

メンバーは、エルヴィン・ジョーンズ(ds)、ソニー・シモンズ(as,English horn)、プリンス・ラシャ(cl,fl)、チャールズ・デイビス(bs)、マッコイ・タイナー(p)、ジミー・ギャリソン(b)。リードの3人を見ると、フリージャズで名前を聴く人もいて、ハードバップファンは手が出しにくいかもしれません。ところが、アンサンブルでは協調性もあり、ソロの方も、チャールズ・デイビスをはじめどっしりとしていて、エルヴィン=ギャリソンの音楽に相応しいものです。

曲は、メンバーのオリジナルです。プリンス・ラシャ作「Nuttin' Out Jones」、マッコイ・タイナー作「Oriental Flower」、チャールズ・デイビス作「Half and Half」と「Just Us Blues」、ソニー・シモンズ作「Aborigine Dance In Scotland」、ジミー・ギャリソン作「Gettin' On Way」。エルヴィン・ジョーンズを除いた5人が曲を提供しています。タイナーとシモンズのものは、東洋的だったり、スコットランド的だったりと、タイトルに相応しい響きがあって、当時のコルトレーン・グループの関心を反映しているのかもしれません。

カラフルなアンサンブルやフリー的なソロも入り、結構好きにやっている面白いアルバム。とりわけ、「Half and Half」や「Just Us Blues」というハードバップ寄りの2曲の自作におけるチャールズ・デイビス(bs)の充実ぶりが目立ちます。エルヴィン・ジョーンズ(ds)は「Aborigine Dance in Scotland」におけるロングソロをはじめ力強いドラミングを披露しています。シモンズ(as)のプレイは、当時の前衛のオ—ネット・コールマン的なところがありますが、いま聴くとこういったプレイも現代では普通になったという感慨を覚えます。

【仙台市内のイルミネーションなど街の光景】

   

仙台市の一番町。土曜日ということもあって、人出が多かったです。

   

   

レコード店「ジェー&ビー北目町店」に寄ってみました。

   

東北大学片平キャンパス。上記のレコード店はこの近くです。

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MARSHMALLOW(マシュマロ)再訪 (神奈川県横浜市)

2016-01-29 20:33:48 | ジャズ喫茶

1月22日(金)に横浜のジャズ喫茶「MARSHMALLOW (マシュマロ)」に行ってきました。この前訪れたのが昨年の5月(記事へリンク)なので、ほぼ半年ぶりです。スピーカーの前に腰を落ち着けて、飲み物を注文し、音楽に耳を傾けました。

   

お店はビルの2階です。

   

1階の入り口。

ソニー・ロリンズ(ts)のプレスティッジ・レーベルのLPなどをかけてくれましたが、常連のお客様が一人来店されていて、当時のロリンズの日本公演の模様を話してくれたり、キャノンボール・アダレイ(as)と渡辺貞夫(as)が一緒に演奏した日本公演のことなど、マスターの上不さんも加わって、しばしジャズ談義になりました。

   

マクソニック製のスピーカー

   

店内

   

オーディオやCD,LP

そのようなお話を伺っていると、同店が行っているレコード・コンサートに参加できる方はいいなと思わざるを得ませんでした。長野市からだとなかなかいけません。その代わりというわけではありませんが、お店で販売しているマシュマロレーベル制作のハービー・スチュワード(ts)のリーダー作「One Morning In May」を購入して、東京駅に向かうべくお店を後にしました。  

   

右の壁の棚にあるのが販売用CD

   

購入したCD: Herbie Steward「One Morning In May」。内容がいいので、近く、拙ブログで取り上げる予定です。

【ジャズ喫茶 マシュマロ】

住所:横浜市中区山下町214巴里堂ビル2F(1FはRIX)  中華街西門通り大珍楼本店2軒となり
営業:午後1時から9時まで
定休日:毎週月、火曜日(祝祭日の場合は営業)
最寄駅:JR石川町北口下車徒歩6分/みなとみらい線元町中華街駅徒歩6分
ホームページ:マシュマロレコード  

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横浜市の山下公園界隈を散策

2016-01-28 22:12:36 | お出かけ・その他

1月22日(金)、横浜のジャズ喫茶「マシュマロ」に寄ることができました。同店は午後1時開店なので、その前に時間があったので、山下公園界隈を散策、近くで昼食にして、中華街にある同店へ向かいました。当日は天気が良かったので、港の光景などを撮ってみました。

   

横浜市開港記念会館。

   

みなとみらい

   

横浜赤レンガ倉庫

   

大桟橋

   

氷川丸。せっかなので氷川丸の中も駆け足ですが、見学してきました。豪華な部屋もすごかったのですが、ディーゼルエンジンの大きさに驚きました。

   

横浜マリンタワー。展望室にも上りましたが、海岸に沿って街が形成されている様子がわかりました。

   

マリンタワー一階にあるレストラン「THE BUND」で昼食。お店の窓から外を散歩している人を眺めながら食事をしましたが、横浜は雪も降らず暖かいので、気候的には暮らしやすいに違いないと思わせる光景でした。

   

タンドリーチキンのプレートを食べましたが、別に注文したデザートが美味しかった。

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ジェリ・サザン THE SOUTHERN STYLE

2016-01-27 18:42:57 | ヴォーカル(E~K)

この冬は暖冬で、雪が少なくスキー場も困っているところが多かったのですが、先週本格的な雪が降りました。それまで、長野市内では雪かきが不要だったのですが、さすがに先週の2日間は朝夕雪かきを行いました。久しぶりの雪景色だったので自宅前などスマホで撮ってみましたが、暖冬が進むと、こんな光景も昔のことになってしまうかもしれません。地球温暖化防止には協力できるところは協力しようと改めて思いました。白色を基調としたジャケットです。

JERI SOUTHERN (ジェリ・サザン)
THE SOUTHERN STYLE (DECCA 1955年録音)

   

ジェリ・サザン(1926~1991)は、贔屓の歌手なのですが、今回初めて拙ブログに取り上げました。ピアノも弾いて弾き語りを行いますが、極端なフェイクなどなく自然に歌っていて、僕は好きな歌手です。彼女の歌唱をクールでそっけないと感じる人がいるかもしれませんが、適切なテンポで優しい表情付けを行っていて、じっくりと聴いているとサザンの歌に引き込まれていきます。

メンバーは、ジェリ・サザン(vo,p)、クリフ・ヒルズ(b)、ロイド・モラレス(ds)。サザンは、もともとクラシックのピアノを勉強していたのですが、クラブ出演で弾き語りを行い注目されるようになり、1956年には「You Better Go Now」のヒットもあります。彼女は1950年代に活躍し12枚のLPを残しましたが、60年代以降はヴォーカルコーチの仕事を行ってはいたものの表立った活動はなかったようです。

曲はスタンダード中心ですが、サザンの自作2曲も入っています。「I'll Take Romance」、「Let's Fall In Love」、「One Day I Wrote His Name Upon The Sand」、「I'll Wear The Green Willow」、「It's Delovely」、「My Letters」、「Too Marvelous for Words」、「The Gypsy in My Soul」、「Debounair」、「I Don't Know Where to Turn」、「I Hadn't Anyone Till You」、「Scarlet Ribbons」。「My Letters」と「I Don't Know Where to Turn」は、ジェリ・サザンが作曲したもので、彼女の才能の豊かさがわかります。

有名曲はもちろん知られざる佳曲が、ジェリ・サザン(vo,p)の格調高く情感の豊かさも併せ持った歌唱で聴ける味わい深いアルバム。はじめは、リズミカルなテンポの「Let's Fall In Love」や「The Gypsy in My Soul」あたりが楽しいのですが、次第にあまり早くない「Too Marvelous For Words」や「Debonair」などバラード系が気になり始めます。つまらないスキャットや余計な引っ張りのない、原曲を大事にする歌に好感が持てます。 

【長野市内の雪景色】

   

1月20日朝の自宅近くです。

   

1月21日通勤途上。積雪は多くありませんが、路面がつるつるなので、車はゆっくり運転です。

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アラン・ギルバート指揮群馬交響楽団第514回定期演奏会

2016-01-25 21:26:38 | 演奏会・ライブ

1月22日(金)に行われた群馬交響楽団の第514回定期演奏会に行ってきました。群馬県高崎市に本拠をおいていて、長野市から比較的近いこともあって、いつか演奏会に行きたいと考えていましたが、ようやく実現できました。

指揮:アラン・ギルバート
チェロ:カイサ・ウィリアム=オルソン
管弦楽:群馬交響楽団
会場:群馬音楽センター(高崎市)

ジョン・アダムス作曲 管弦楽のためのフォックストロット 議長は踊る
ショスタコーヴィチ作曲 チェロ協奏曲第2番 作品126
チャイコフスキー作曲 交響曲第2番 ハ短調 作品17 「小ロシア」

指揮者のアラン・ギルバートさんは、ニューヨーク・フィルの音楽監督なので、彼を招くことができたのは、地方オーケストラとしては画期的なことです。チェロのウィリアム=オルソンさんは、ギルバートさんの奥さんでもあり、共演ぶりが楽しみです。チャイコフスキーの交響曲第2番も滅多に演奏されないので、これが聴けるのも嬉しく、期待して出かけました。

   

ジョン・アダムス作「管弦楽のためのフォックストロット 議長は踊る」は、いわゆるミニマムミュージック(同じ音型を繰り返す)ですが、抒情的なところや中国的な音階なども出てきて賑やかな曲でした。ちょっとスイングしている感じもあって面白く、アメリカの指揮者らしい選曲、演奏でした。

次のショスタコーヴィチ作「チェロ協奏曲第2番」は、重くて暗めの曲で、荘重、荘厳な音楽で、内面にぐっと沈んできます。僕はショスタコーヴィチの交響曲全集などCDは持ってはいますが、その音楽にはあまりなじめません。このチェロ協奏曲は、日本でも最近よくプログラムにのるようですが、チェロの技巧などすごい演奏だとは思いながら、ほとんど感情移入できませんでした。

休憩をはさんで、後半はチャイコフスキーの第2番。これは手持ちのCDを聴いて予習していきました。当夜の演奏会におけるアラン・ギルバートの指揮ですが、ダイナミクスがすごく、全体に引き締まっていて、たいへんよいように感じました。群馬交響楽団の弦や管楽器もこれがいちばんこなれていました。

なかなか充実したいい音楽会でした。高崎市までなら自家用車でも行けるので、群馬交響楽団の演奏会にまた足を運ぼうと考えながら、帰りの新幹線に乗るために高崎駅を目指しました。

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