雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

TRANSIT 2

2019-09-29 06:56:14 | セツナイ
緊急滞在したホテルも含め、結局、
成田空港には27時間いたのです。


飛べなかったイスタンブール行きの便の再出発は翌朝になったのですが、
バルセロナへはイスタンブールで10時間以上ものトランジット時間がかかると。
他の便はないのだと。
その際、成田同様にイスタンブール空港内か近くのホテルを用意しますが、
今現在、どこのホテルになるかはわかりません、と。
ホテルによってっは一旦バゲージを受け取り、空港を出て、
また早朝に空港に戻り、
再度チェックインをしてバルサに向かってもらうという可能性もあるのだ、と。

もしくは、
イスタンブールからバルセロナへ行く便はどのみち同じ便となるので、
昨日飛べなかった同じ時間の便まで成田で過ごしてもらえれば、
成田で時間をツブシタ分、トランジットは3時間ほどですむと。

「どっちが良いか?」

トルコ航空はそんなことを言うのです。

「じゃあ、トルコ航空以外の便で最短に着く方法はないのか?」

と聞くと、カウンターの女性はひとしきり端末をさわった後、
一番早くてアリタリア航空でローマに行き、
同じアリタリアのバルセロナ行きにトランジット。
それであればバルセロナに着くのは今日の深夜23時半過ぎになると。
今なら席も空いている、と。

でも、そんなの......

アリタリアさんも含め、
あなた方は遅れるってことを普通にやるじゃん?
今回もそうだし。
時間の遅れなんて重大ゴトに考えてないよね?
そんな信用できない到着予定時刻が最初から深夜だったら、
もう翌朝と同じようなものじゃないの?
バルサに着くのは間違いなく24時を回るに決まってんじゃん?
だったら、このまま成田で待って、
明日の朝一にバルサに着く便でイイヨ。と。
僕はそんな判断を伝えました。



そこからです。

地獄の時間が始まったのは。

もう、本当にキツかったのです。



A地点からB地点に移動するために寄ったり、
使用したりする場所というのは、目的地ではないためなのか?
通り過ぎる前提みたいなものが頭にこびりついているためなのか?
本を読んだり、何かをしたりするのにはカナリの集中力と、
その気満々!みたいなエナジーが必要なようで。
そこへきて憤まん遣るかたないモヤモヤしたモノが
心と頭にこびりついてもいて。

「色々なことのリスケジュールをどうするのか?」

とか、そんなこともあり。
もう何も手につかない状態だったのです。
かといって何も考えないで10時間以上過ごすなんていうことは
カナリ困難な感じで。
それは味わってみると、僕にとっては、もう......

「拷問」

とにかく、
そんな状況で空港で27時間を過ごすということは僕にはとても難しく。
空港内を隅々まで何週も歩き回って散策をしてみたり。
色々な所で寝てみたり。
ストレッチをしたり。
瞑想じみたこともしてみたり。
あらゆるコトをしてみたのですが、しかし、
よしなしごとが頭をよぎり、グルグルと巡っていて。
何かをしようにもヤル気が起きなく。
しかも、そんな感情や考えは、
最初はこんなヒドイ状態に追い込んでくれた航空会社さんに向けられて
いたのですが、少しすると、
その負のエネルギーがソノまんまひっくり返って、
今度はそんな状況にいる自分自身のダメさ加減や落ち度や運の悪さ。
人格や性格、人徳。
果ては生業とする仕事に至るまで、
全ての全否定と自己否定を延々と繰り返すようになってしまったのでした。

俺はこんなところでイッタイ何をやっているのだろう......

バカじゃねーか?

こんなの。

オレ、ダメ過ぎんじゃん。

と。

それがまさに地獄で。

地獄というのはもしかしたら、

「延々に終わらない自己批判のことなのではないか?」

なんて、そんなことまで考えたりもしていました。
20時間以上何もすることなく、前向きなコトを考えられず、
ネガティブな思考ばかりがグルグルと頭を回っている状況というのは
とても悲惨で地獄じみたことだと。
それが身にしみました。
これから先、僕もおじいちゃんになって。
仕事もロクにしなくなったり。
色んなものに興味がなくなったり。
体を壊して動けなくなって、何もできなくなったり。
もし、そんなことになったら、果たして

「自分は耐えられるのだろうか?」

と。そんなことを思った時にはなんだかとても悲しくなって。
もう、このまま全てキャンセルして家に帰ろうかな、と。
そんなことまで考えていました。
そして、そんな惨憺(さんたん)たる気持ちや状況の中、
家から40時間以上もかけて辿り着いたサグラダ・ファミリアは、
なんだかとても......
神々しかったのです......





苦労して着いたからなのか、なんなのか。
なんだか泣けて来てしまいました。
ホントはこんなふうに泣けるような場所でもコトでもないのだ、と。
感激こそあれ、そんな場所では無いのではないか?と。
でも、どこかに

「こんな思いまでして、何でオレはこんなところに来てんだろ?」

という思いがずっと強くあり。

「今回はツカヘイさんのための旅だったハズだよな。
この地の神様に頼まれたことがあったよな」

と。様々な心模様が複雑に絡まり、
着いて早々、祭壇前の最前列の椅子に腰かけて。
問いかけにも似た神への複雑な思いや祈りを捧げ......
その時に、なんだか、僕は泣けてしまいました。



神様なんていないと思います。

いるとしたら、

もっと世の中は良くなってるハズです。

こんな建物も......

そんな神に捧げている?だって?

そんなこと、

そんなバカげてるかもしれないようなこと......

でも、なぜか、涙が込み上げて来ます。

これを建てたガウディだって、
建てている途中で借金まみれになって。
身なりもひどくなって。
ミサに出かける途中、街中で路面電車にひかれて。
そのまま3日ぐらいボロ雑巾のように道に投げ出されたままで。
道行く人は皆、浮浪者が寝ているだけだと思っていたら、
それが死んだガウディだった、と。
そんな最後だったわけで。



どこに?

神なんているんだよ?

信じたいのに、

信じられないじゃんか。

そんなの。

サグラダファミリアなんて大嫌いだ。

でも、魅かれてしまうのは......イヤ、

大嫌いだ。

みんな大嫌いだ。

イヤ、大好きだ。

なんなんだよ?

この世界は。



そうか......ガウディさんは......
観光地や観光名所に行く気持ちでここに来て欲しくなかったんだ......
これは世界でも最高の教会の一つなんだ......
ローマにも負けないくらいの聖なる場所なんだ。
ガウディさんはそんな教会を作りたかったんだ.......
それなのにオレはどこか観光気分で......
もう長いこと、
この地は世界中の多くの人々から観光名所の様に見られてきて。
扱われもしてきて。

「それは違うのだ」

と。ここはガウディさんが全身全霊、
全知全能を注ぎ込んで作った聖なる教会なのだ。
神に捧げられた、まぎれもない教会なのだ。
だから、UZMETよ。
そんな好奇な気持ちで来てくれるな。
お前はそんなことぐらいわかっていてほしいのだ。
何よりも先ず神聖な気持ちで来て欲しいのだ......
それで.......

「ココはあなたの国で言えば伊勢の神宮のようなものなのだ。
立派なバシリカ(Basilica)なのだ。
それがわからないのか?」





祭壇の前で祈りを捧げていた時、
僕にはそんな言葉が降りてきていました。
僕はハッと、気づき。
胸をうたれ。
聖地を観光気分で捉えていた自分がとても情けなくもなり。
この記事にしても、
せめてものお詫びにそんなことを記し残してもおこうかと......
そう思ったのです。
サグラダファミリアは誰が何と言おうと
地球上で最も高貴で神聖なる聖地の一つではないのか、と。
訪れる方々にはどうか、
真摯なる気持ちを忘れないでもらえたら、と。



ひどかった成田発の飛行機は、実はその後、
航空会社からのお詫びの印として、
到着までのすべての便をビジネスクラスにアップグレードしてもらいました。
立ち寄る空港のプレミアムラウンジも使いたい放題。
値段にして、片道でも60万円相当のサービス。
なので、ラウンジで食べ放題、飲み放題して、搭乗前にはシャワーを浴びて。
機内では家のベッドと変わらないシートで
疲れを癒しながら移動することもできて。
荷物はどこでも常に最初に出してもらい。
行きの移動自体に関しては

「天国!?」

と言ってもいい様な状況でした。
そういえばサグラダ・ファミリア(Sagrada Família)には
イエスの降臨を表現した「生誕のファサード」と、
イエスの苦悩を表現した「受難のファサード」とがあって。

生誕と受難。
喜びと悲しみ。
天国と地獄。

人が生きるとは、そんなものが混然一体となってあるようで。
それらは魂が成長できるよう、
大切なものを見つけられるよう、
その学びのためのものなのだ、と。
そういう理解においてはそれぞれに良しも悪しも無いのだ、と。
ガウディさんには色々なことを教えていただきました。
また近く、ツカヘイさんも含めたそんな夢うつつの物語を
ココに記し残しておこうかと。
今はそんなふうにも思っています。





ちょっとした天国と地獄を見せてもらった後、
この記事はイビサ島(Ibiza)のホテルの
プールサイドでゆっくりと記しているのですが、
このホテルには今、日本人は僕等しかいないようで。
ワールドカップラグビーでアイルランド戦に勝利した日本代表を称賛する声を
アチコチの国の人から掛けられまくっています。
なんだか、とても誇らしい気持ちでして。
ラグビー日本代表!すごいっす!尊敬!(^^)


にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TRANSIT

2019-09-25 02:20:27 | セツナイ
スペインのカタルーニャ州、
バルセロナの北方にウロット(Olot)という街があるのだそうです。
オロット?とも言うのでしょうか。そんな街。
なんでも、沢山の火山に囲まれた自然豊かな美しい街だそうで。
大都市バルセロナを東京とすると、
イメージ的には那須高原?とか軽井沢?水上?日光?とか。
そんな感じらしく。
そんなところでコニャ(奥さん)が何かの仕事?があるとのことで。
じゃあ、ってんで、コニャの仕事終わりにバルセロナで待ち合わせをして、
そのままガウディ建築でも観ようかと。
そんな感じで動いていまちて。
今はちょーど、
トランジットのイスタンブール空港でトルコアイスを食べながら、
コーヒーでも飲んで......



って......



まだ、、成田にいるんす。



なぜか。なりた。



しかも、
トルコ航空が押さえてくれた空港近くのJALホテルで一人、寂しく、
コンビニパスタをすする......なんて......



ようするに飛行機が飛ばなかったんす。
ええ。
航空会社のミスで。

「使用機の到着が遅れておりまして......」

なんてアナウンスされていた時はまだよかったのですけど、
それから一時間、二時間以上たっても準備が整わず。
整って、乗客も全員乗り込み、
飛行機が滑走路に出た瞬間、突然、止まり。

「故障か!?」

なんて感じで乗客がザワツイテいたら、
機内アナウンスが流れ。

「成田空港の管制塔から飛行許可が出なく、
只今、交渉していますので少しお待ちください......」

と。
その「少し」が結局40分ぐらい。
途中、機長の言い訳やら、
地上スタッフのアナウンスやらが幾度か流れましたが、
結局、そのまま飛ばず。
原因はトルコ航空のタダの「出発遅れ」なんていう馬鹿げたお話で。
成田空港の営業時間外に飛ぼうとしていたので許可が下りなかったのだと。



アーメン......



ま、台風やら、雪やら、何やら、
天災系であれば過去にもこんなことはありましたし。
ある部分納得もできますけど。
今回は完全に航空会社のミスとか怠慢ってやつで。
飛ばないことが決まった瞬間、
近くにいた金髪の外国人のおねーさんは突然泣き出したりして。
きっと、切羽詰まるワケや用事があったのではないだろうかと。
そんな人、他にもたくさんいるだろうし......

その後、飛行機は滑走路から空港のブリッジに逆戻り。
ご丁寧にイミグレーション審査までされて。
空港から出る通常通りのステップで荷物を受け取り。
そのまま深夜に空港を出され。
今度はホテルのバスが来るのを待たされて。
泊まりたくもないホテルに無理やりチェックインをさせられ。
この時間になっても未だ明日の代替便の時間も知らされていない......
なんていうありさま。



朝食はつけてくれたみたいですけど......
明日はまた一から全ての搭乗手続きをするそうで。
本当にひどい話です。
最近、これほどやるせなく、切なく、アホらしい、
やり場のない怒りに打ち震えたことは記憶になく。
トルコ航空さんとはこの後ミッチリとお話なんかもしたく。
そんなこんなで、
この記事は成田空港そばのホテルで書いてるのでちゅ。
これもトランジット!?ってなもんなのでしょうか......
いや、ゼンゼン......違うか......
トランジットと似ているのは、
ちょっと時間を持て余しているってところだけでして。ええ。
ホテルのロビーにもこんな装飾がありますし、ね。
なんか、ね。



こういう時は気分転換で音楽でも聴こうかと。
お部屋でボーッ......としながら、
お気に入りの曲をイヤホンで聴いてるのでやんす。
YouTube music の自分のプレイリストをランダムプレイで。
最近、ひときわ気に入ってるのはこの曲。
サークルズ(Circles)。
ポスト・マローン(Post Malone )さん。
グルーヴは勿論、トラッキングが素晴らしいっす♪(*´ー`*)。



「Psycho ft. Ty Dolla $ign(サイコ feat. タイ・ダラー・サイン)」
あたりも、まどろんで聞ける感じ。



あとわ、この辺もなかなか。
コード感とかが心地よく聞けちゃう感じでしょうか。ね。
Official髭男dism(オフィシャル髭ダンディズム)さん。
ヒゲダン。
最早、アチコチで流行ってますけど。なんだか。
個人的にはこの「Pretender」という曲が一番好きかなぁ。



これも良い感じ。「Stand By You」



アルバムはこの辺でしょーか。
「ESCAPADE(エスカパレード)」



Pretenderは入ってなかったと思われますが......でも、なんか、
今日の気持ちとはちょっとズレがあるかなぁ......
変えちゃお。

おお!?

ワンオクは元気出るかな!?どーだろ。
ONE OK ROCK(ワンオクロック)さん。
Wasted Nights(ウェステッド・ナイツ)



でも、ベッドに突っ伏してグダグダするにはこの辺が旬でしょーか。
「Kamasi Washington(カマシ・ワシントン)」さん。
Street Fighter Mas(ストリート・ファイター・マス)。
新世代アメリカン・ウェストコーストジャズ!なの!?
クールすぎ。半端なし。なんなんだ。これ。
2:40あたりからのフレーズとかやってらんないっす。



僕さんが持ってるアルバムは確か三枚組のはずで。
通して聴いてると異才降臨っ!って感じ。



リオン・ブリッジズ(Leon Bridges)の
バッド・バッド・ニュース(Bad Bad News )もジャジーで夜更けな感じ。



アルバムは「GOOD THING(グッドシング)」。
何度も聞けちゃうシブイ名盤。
車で聞くにも外せないっす。



ということで。
そろそろ怒りも弱まってきたので......寝ましょうかね。
ええ。ええ。
ヨッコラショ、っと。
セツナイ夜でやんす。ええ。



あーあぁ、、、



ついてねーなぁぁ、、、



ブツブツ、、ブツブツ、、



でも、今回。
実はツカヘイさんがらみのとんでもなく不思議な出来事などがありまして。
その流れでどうしてもバルセロナにおじゃますることになってしまったのですけど......
その話はまた今度、ちゃんと記したいと思ってるのでやんす。
先ずは、先にスペインに入っているコニャと、
ヤスケとキミちゃんを連れたツカヘイさん一家と合流せにゃぁ、な、と。
こんなことになるから、先に行ってたのかな。キャツらわ。
ツカヘイさんのお嫁さんのハナちゃんはお家でお留守番みたいですけど。
ね。ええ。
ちなみにツカヘイさん達は旅の荷づくりを、なんと!

風呂敷で!

くるんでまちた。

ええ。

マジっす。

イカシテるっす。

つーか......

風呂敷の中には何が入ってるのだろーか!?

不思議じゃ。。( ˙-˙ )


にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深いところ

2019-09-21 15:04:29 | 凄い...映画/音楽/珈琲
写真の隻眼(せきがん=片目)の女性は、
戦場ジャーナリストの
「メリー・コルビン(Marie Catherine Colvin)」さん。
凛とした芯の強さを感じるアメリカ合衆国の方で、
数々の凄惨な戦場からスクープニュースを世界中に届けてきた方。
写真の通り、彼女の左目は失われていて。
それは戦場で対戦車弾の爆発に巻き込まれて失明してしまったのだそうです。
その後は、痛めた目を隠すために巻いていた黒い眼帯が
彼女のトレードマークともなっていったようなのですが、
あまりに悲惨な戦場を見過ぎてしまったため、
一時期PTSD(心的外傷後ストレス障害)にもなってしまい。
かなり長い期間の療養を強いられてもいたそうです。
しかし、それでも彼女は、

「自分の使命なのだ」

という強い気持ちで戦場取材に出かけ続け。
その病いすらも戦場の中で克服してしまいました。
ジャーナリスト世界の栄誉ある賞もいくつも受賞して、
「生ける伝説」と謳われてもいたそうです。

先日、そんな彼女を描いた完全実話映画
「プライベート・ウォー(A Private War)」
がホンの一部の映画館の小さなスクリーンで公開されていました。
監督はマシュー・ハイネマン(Matthew Heineman)さん。
主人公のメリーさんを演じていたのは
ロザムンド・パイク(Rosamund Pike)さん。
見ていてとても印象的だったシーンは、
デスクから離れないマスメディアのお偉いさんに向かって
メリーさんが言った言葉。



「私が見るから、あなたは見なくていい」



実際に彼女が話した言葉なのか?どうか?
はよくわかりませんが、
僕には、なんだかとても......心に残りました。
作品は彼女の見て来た世界を忠実に再現していて、
最早ドキュメンタリーと言ってもいいくらいのリアリティさ。
同じような感触の映画作品としては、
最近では「ハートロッカー」とか、
「アメリカン・スナイパー」とか、
そのあたりの作品となるでしょうか。
ストーリーはシンプルなのに、それ故に、
その奥に潜む複雑な世界像を想起させられてしまう感覚。
映画に描かれていること以外の部分にも
色々と思いを馳せてしまうような作品。

そんな映画を見ながら、僕は、ふと、もう一人、
同じような女性戦場記者さんのことを思い出していました。
それが「山本美香」さん。
彼女もまた、印象的な言葉を残しています。
こちらは取材記録がはっきりと残っているので、
彼女が発した言葉に間違い無いと思いますが......



「誰も行かないから、私が行くしかない」



美香さんは、この後、
泥沼化した内戦が続くシリアのアレッポで銃撃されて亡くなります。
この事件はニュースでも大きく伝えられたことを
僕はよく覚えていますが、
なぜよく覚えているのか?というと、
それは、この

アレッポへ。祈り。

という記事をココに記したわずか数週間後の出来事だったからです。
まだ東日本大震災からさほど時間が経っていない
時期だったということもあり、
僕としてはとてもやるせない、
複雑な気持でいたことを覚えています。
そして、今回のメリーさんの映画の主な舞台となっていたところも、
美香さんと同じシリアの内戦でした。

とにかく、そんなふうに、

この映画は見ていると色々なことに思いを馳せてしまいます。

最初に湧き上がってくるのは、

どうしようもないやるせなさ。

どうしていいのか?

まったくわからないとまどい。

同じ世界を生きている人間として、

消えて無くなってしまいたいくらいの悲しみ。

寂しさ。情けなさ。無力さ。

絶望感。

そして、

時間がたつにつれ湧き上がってくるのは、

礼を逸っすることになるかもしれない、

ヒドイ人間と思われても仕方ないようなコトゴト。

それは全身全霊、
命を投げ打ってまで懸けれる仕事やモノがあったという人の幸福さとか。
そもそも、こんな映画を作っているアメリカという国は、
シリアの内戦を戦うそれぞれの軍に武器を横流ししているのではないか?
ということとか。
戦争がある限り儲けまくれる軍需産業や
組織を持つ国が作っている映画ではないのか?
とか。
ということに気づいたりもして。
そう考えると自己矛盾甚だしい映画ではないのか?とか。
でも、それこそがアメリカなんだろうな、とか。
恐ろしいというか、なんというか、とか。
シリアの内戦においては、他にも

「アメリカだけに好きなようにさせないぞ!」

というロシアや中国の武器や軍事サポートなどもあるはずで。
いずれにせよ、そんなことごとが、
上に「複雑」と記した思いの中に含まれることであったりもします。
そして、こんな映画は、不思議と、
時間がたてばたつほど映画の中のシーンやセリフを、ふと、
思い出してしまったり。
映画に込められた意味合いなどをコトあるごとに考えてしまったり。
そんなことがあったりもして。

「それは、どうしてなんだろう?」

と自問してみると、どうも、
自分の深いところに刺さっている「何か」があるようで。
あくまで「深くささっている」ということではなく、
「深いところに刺さっている」ということであって。
その「深いところ」というのは、
自分では意識できていない潜在意識や無意識的な領域の近くにあるような感じで。
それで、映画のシーンとリンクするような「何か」に触れた時に、
ふと、自然と、その深いところに刺さっていた映画のシーンが
意識の表層に浮かび現れてくる......
といった感じでしょうか。
この映画も含めて、こんな感じに陥る作品達というのは、
長い時間をかけて理解や消化をしていくようなものなのかもしれません。
そして、もう一つ。
この映画を見ながら思い出していたのが、
村上春樹さんが「遠くの太鼓」というエッセイ集の中で書いていた言葉。
数年にわたる平和極まりないヨーロッパを巡る旅の中で、
春樹さんはこんなことを記していました。



「結構いろいろなことも経験した。
楽しいこともいっぱいあったし、嫌なこともたくさんあった。
でも、やっぱり、
人と人とが殺しあうなんて馬鹿げていると思う。」



現在の宇宙が誕生したのは140億年ほど前と言われていて、
地球が誕生したのは45億年ほど前と言われています。
僕ら人類が進化、誕生したのは500万年ほど前。
すると、僕ら現人類というのは、まだ中学生ぐらい?
なのかも知れません。

未成熟で、エネルギーを持て余し。

不道徳で、力比べの喧嘩ばかり。

俺が上で、お前は下だ。

全てが間違いで、全てが不満。

でもそれが青春なのだ。

人類は、

まだそんなところにいるのだろうか......

もし、仮に、
アチラの世界に天国や地獄なるものがあるのであれば、
それはコチラの世界にもちゃんと同じように転写をされていて。
アチラ世界の地獄から抜け出ようと思ったら、
コチラ世界の地獄に生まれ。
そこで打ち勝つ何かを掴まなければ、
地獄からは抜け出れないようでもあり。
コチラ世界の地獄的な場所や国や世界や考えが無くなれば、
アチラ世界でも同じように無くなりもするということで。
コチラを見れば、アチラがわかり。
アチラを知れば、コチラも知れて。
そんな世界を救いたくて、
この星を卒業したのに違う星から舞い戻ってくる魂もあるようで。
この星とは全く関係ないのに、
全宇宙のためにこの星をなんとかしようとやってくる魂もいて。



「三界の狂人は狂せることを知らず。
四生の盲者は盲なることを識らず(しらず)。
生まれ生まれ生まれ生まれて、生のはじめに暗く。
死に死に死に死んで、死の終わりに冥し(くらし)」



プライベート・ウォーの様な映画を観ると、
空海さんの残した、そんな辛辣な言葉も浮かんで来たりもします。
やはり、何かが、
僕の深いところに刺さっているようなのです。



メリーさんを演じたパイクさんは、もう、何というか......圧巻。
「女優魂」なんて、そんな言葉も安っぽく思えるくらいの演技。
今年、どこかのアワードで女優賞とかとっちゃうのではないか!?
的な凄み。
見終わった後は彼女がコルビンさんにしか見えなくて。
ドキュメンタリーにも感じられてしまうリアリティさの要因も、
彼女の演技に拠るところが大きいように思えます。
尊敬。(o-´ω`-)ウムウム



☆過去の映画関連記事☆
セント・オブ・ウーマン
時に世界は嘘でも回る
パルプ・フィクション
ラグランジュポイント
GRAVITY
いまだテルマエ
悩ましいのだ。。
うま
木星とバードマン
舞台と監督
アノ笑顔が
い、今、なんと!?
KINGSMAN
タイプなのか!?
おおぅぅ!?o(`ω´*)o
ワクワク
プロメテウスと2001年
バウンド
神もサイコロを振る
ブレードランナー
部品の行方
小保方PP佐村河内
創世記 11章 1-9節
The Year of Ghost
愛そのもの
ZERO & 1900
クラウドアトラス
よい、月夜を。
(//∇//) ポッ♡
広げた手のひら
紫の涙
キング
おやすみ、デイジー
21g × ???
コンジャンクション
素敵明察
アテルイ
出アフリカ記
天上天下唯我独尊
青き炎 海賊編
マジックを
かもめ食堂
変わりタァァーィ!
ワケのわからないワケ
オネアミスの翼
尾道徒然
マジックを 2
風立ちぬ
アラハバキ
ウネリと螺旋
ニコニコ(^^)BAR
狂騒で協奏な競争
Consistency
外国語映画賞
レーザー
何も無いけどいい所!
ハナレイ・ベイ
ボヘミアン・ラプソディ
今更の話で、、
Fireworks 2
アメリ


にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分ならざるもの 2

2019-09-17 00:00:30 | サブ・タイトルの話
その当人は、真っ白な、美しく創られた桐の箱を用意し、
ピカピカに磨かれた、直径一センチの、
とても美しい天然水晶の小さな玉を、その箱の中に納めました。
その玉は結構長い間、
身近に置いてとても大切にしてきた玉でもあって。
しかし、その箱の蓋は二度と開けられることはない......のでしょうか。
場合によっては、大地の中に埋めてしまうかもしれない......と。
そんなことも、その当人は考えている様でした。



自分ならざるもの




====================================
上にテキストリンクをしていますが、
今回は、少し前の記事の続編となります。
その記事には、メール等で色々なお話や質問を沢山頂いていたのですが、
今回の記事がその答えになれば......と。
大切な人へ、そんな気持ちで置いておきます。
====================================



言葉を伝えられた当人は、その言葉通り、
小さな水晶玉を入れた桐の箱を、
部屋の片隅にある先祖代々の位牌の下に置いておきました。
箱は位牌の下に敷くようにして置くのではなく。
位牌が乗っている真っ白な木の板の下に、
高さ10センチぐらいの箱の入る空間を作って、
その空間の奥、位牌の真下に相当する辺りに、そっと、
目立たぬようにして置いておきました。
それはまるで、墓碑の下の地中に埋められている骨壷のように、
そんなふうにして置かれていました。



しばらく、



「その時」が自然と来るまで、



タマの入った箱は静かに、そこに置かれていました。



——————そして、また、しばらくの時が経ち——————



尊い存在から言葉を降ろす不可思議な御人は、
玉を鎮めた当人に、新たな言葉を届けました。



「石は土に埋めるのではありません」



相変わらずの不思議な空気感を身にまといながら、
御人そんなことを言いました。



「母なる海に還すのだそうです」



言われている当人は、そのまま黙し、
その御人の降ろす言葉を聞いています。



「海はどこでもかまいません。
世界中、どこでも繋がっています。

......固執しすぎているせいか、手を離すと、
その分、力を失うのではないか、と。
それゆえに、魂の声に身を任せられずに今に至ります。
反対に言えば、今だからこそ手離すチャンスです。
石は、母なる海でコロコロと洗われながら、
月と地球の輪を成します。

天地結ばれれば、固くむすび。
天久の智をもって、我を助ける。

では、行ってらっしゃいませ」



新たな言葉を受けた当人は、
先祖代々の位牌の下にしばらく置いていた水晶のタマを、
容れ物の桐の箱ごと部屋から持ち出しました。



行き先は、



綺麗な海を遥かに見渡せる浜辺。



時は、



美しくも妖艶な満月の夜。



たどり着いた浜辺には、端の方に、
海にせり出した観光用の綺麗な桟橋がありました。
バッグパックの中に箱を携えた当人は、
その桟橋の先端まで、一人、歩いて行きました。
実は、当人は、この夜の浜辺に来るまで、日中、
いくつかの「しかるべき」神社を一本の酒を携え、
回ってきていました。
その巡りの最終地がこの浜辺であり、
バッグの中には日中に巡った神社で捧げてきた酒の残りも入っています。



「酒も、繋いできました」



浜辺に突き出た桟橋の突端にしゃがみ込んだ当人は、
手にしていたバッグから酒瓶と、焼き物の猪口(ちょこ)を取り出し。
神々を繋いで来たお酒を、なみなみと猪口に注ぎました。
次に、タマの入った桐の箱も......取り出し、
酒の注がれた猪口と酒瓶の脇にそっと置きました。
そして、その前に立ち、しばしの静寂を感じ、目を閉じ、両手を合わせ、
祝詞もあげて。
胸に去来する様々なことを、ポツポツと、
誰に届けるでもない口調で語り出します。



「全てを、、手放します。
生まれ、、、変わります。
とにかく、頑張ります。
何が正しくて、何が間違いか、
実は、本当のところ、今でもよくわかってはいません。
でも、こうすることが、
こうすることで、
また、新しく進んでいけそうな、
そんな気もするのです。
とにかく、今までの自分とはさようならです。

これまでの自分も決して嫌いではなかったけれど。
好きだったと思うけど、でも、いつも、何かが足りない気がしていて。
このままではダメだという気持ちも、いつも強く持っていて。
そんな自分ではこれ以上進めない所にまで来てしまったのではないか、と、
必ず、素晴らしい人間になってみせます。
強く、大きな人間になってみせます。

サヨウナラ。

好きだったけど、
嫌いだった、
憎んでもいたかもしれない、
どうしようもなかった、、、、、、、自分、、、」



満月の輝く夜の海は、
その光を淡い夢のように反射させ、波打っていました。
月の光はどこかへ続いていく道の様に、細長く、
幻の如く海の上に漂っていて。
そんな月の光の道が海から桟橋へとつながり来る場所に立った当人は、
酒の横に置いてあった桐の箱からピカピカと光る水晶の玉を取り出し。
そして、その玉に一礼をして。
感謝の気持ちも込めて。
目前の夜の海に、程よい力で、
少しばかり遠くへと投げ込みました。



.......ポシャ、、、っと、



かすかに、



遠くから玉が海に落ちる音が聞こえてきました。



続いて、石の入っていた木の箱も、
蓋と本体部分とに分けて海に投げ入れました。
言葉を下ろす御人からはねぎらいの言葉が届いてきました。



「今日は、観月会という日でした。
日本中の神社でも催事が多く行われていたと思います。
今日は120点です。満点以上です。
これから2、3日は、不具合があるかと思います。
4日後から歯車は噛み合ってきます。
お疲れ様でした。ごゆっくり。
本当にお疲れ様でした」



どうやら、自分の、
自分の手による葬式は終わったようです。



すべきことを終え、
そのまましばらく満月の輝く夜の浜辺に佇んでいた当人は、
何処からか声が響いてくるのを聞いていました。

「海原を治めさい」

「夜を治めなさい」

「よるのおすくにをしらせ————夜の食国を知らせ」

神話にそんなことを記されていた特別な2柱の神。
青き炎を宿す、大王なる神と、月を司る宵闇の神。
本当のところ、この二神は表裏一体の関係。
力の現れが違うだけであり、根本は繋がっていて。
どちらがどちらともいえない関係。
このことを知る人は、感じられていた人は、
この世界に、果たしてどれくらいいたのか。いないのか。
そんな二神が一体となり、本来の形に戻り。
しかし、戻ったとしても、繰り返したとしても、
この世の理(ことわり)の通り、
以前と全く同じ形になるというわけではなく。

それは、

新たな神の誕生ということであり。

これまでにない神の登場ということであり。

2神の力を併せ持つ強大な神となるということであって。

この後には、他の沢山の神々も同様の結合と進化が控えていて。
全て、これまでと同じでは、これ以上は進めないのだ、と。
人も「自分ならざるもの」に導かれている状態では、
もう、行き止まりなのだ、と。

海に沈んだ水晶のタマは、ゆらり、ゆられ。
コロコロと流れゆき。
自身と地球と月と太陽と宇宙の果てとを繋ぐ、
そんな石となりえるのだろうか。
満月の光と空と。大きな海と。
心地よく寄せ返す波の音。
それらの輪郭は、これまでにない明瞭さを現して来て、
海辺に佇む当人の胸に迫ってきていました。



———————ちはやぶる  神代も聞かず 竜田川
からくれなゐに 水くくるとは—————————————


にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おもむろに

2019-09-13 01:20:23 | 美味い
キンドル(Kindle)さんを筆頭に、
デジタルブックもドンドコと広がっているようで。
ただ、僕さんは、
いたく気に入った本に関してはアーカイブとして実書を買ったりもしていて。
そして、そんな真新しい本を手にすると、
真っ先にやってしまうことというのがありまちて......

先ずはテキトーにページを開き。

その広げた本の間に、

おもむろに......



鼻をつっこみます。



くんくんくんくん........



イイにおーーーーーーーーーいいいいっ!(●´∀`)ノ+゜*。



シアワセなんすぅぅぅぅーーーーーーーっ!これぇぇーーっ!



と。

そんな新しい本の匂いに似ているのが?

お気に入りのパンを焼いた時の匂い!

んな、わけない!?

とか!?

あくまで個人的な「イメージ」のお話しなのですけど。ええ。



先日、友達と街を歩いていた時に、
このドンク(DONQ)というパン屋さんの前を通りかかりまして。
その時、僕さん、おもむろに、
こんなことを話し出したのです......

「ここのさー、ハードトーストって知ってる?
スゲー好きなのだよ。俺。
一時期、あまりに好きになり過ぎて、
やたらと食べまくって、
チョー大きく育って、
ドンク君になっちゃったことがあるのだー。マジで。
ええ。ハード・ドンク。。(●´ω`●)ゞ アイヤー...」



こちらが、そのハードトーストさん。340円。
ちょいとお高め。
でも絶品なんす。
7枚切りが一番好きなんす。
何が好きって、焼くとパリッパリのホットな出来立てフランスパン!
になっちゃう感じなのです。
食パン・デザインのフランスパン!とでもいいましょうか。
マーガリンを隅々まで塗って。
ハムさんをのせて。
塩を少々。パラパラと......
イイニオーーーーイ!(●´∀`)ノ+゜*。やめらんないっすーー!
B級ばんざーい!
焦げ気味が好きぃぃぃーーーーっ!



そして、こちら。
デスクにおもむろに置いてあるのわ、
言わずと知れた「乃が美(のがみ)」さんの「生食パン」なるもの。



いつも大人気!売り切れちう!
という状況なので、滅多に買わないのですけど。
お店には有名人のサインがずらりと並ぶような感じで。





お店を通りかかった時に空いてると買ってしまう感じでしょうか。
ええ。
長~く並んだりするのは苦手なのでちゅ。
ええ。ええ。
こちらさんに関しては、
パンの形が崩れないギリギリまで追求した柔らかさ!
という事ですので、
先ずはおもむろにひとつまみ、ふたつまみ、そのまんま。
至高のやわらか食感と旨味のカタマリのような味を楽しむのでつ......



次にヒト切れ、反対側から切り出して。
普通に、こんがりと焼いちゃって。
イイニオーーーーイ!(●´∀`)ノ+゜*。しあわせーっ!☆
塩かけ過ぎちゃったぁぁーーーーっ!



やはり、人気者なだけに焼いてもヤバイ美味しさ。
もちもちの生パン感が焼いても感じられてしまうという奇跡。
ハードトーストさんとは対極にある美味しさとでもいいましょうか。
それでもって......



コーヒーっす。(●´ω`●)おもむろに。
完全無欠のハワイ・コナっす。
そーいえば、
プロフィールにも書いてるのに最近全然記していなかったっす。
最近飲んでいたのは「HALA TREE(ハラ・トゥリー)」さんの実験的新作
「Honey(ハニー)」。かなり特殊な焙煎をしているらしいのですけど......
なんだか不思議な味です。
生豆っぽい酸味が極まって、フルーティーさが極まる感じ。
そのあたりは名前の通りか。
でも、あまりに個性が強いので、
バランスをとるためにもう一つ同時に開けていて、
そちらは「コナ・レインフォレスト(Kona Rainforest)」さんのプライベート・リザーブ。
コナコーヒーの王道。逸品。
最近パッケージデザインが新しくなったみたいで。
黒基調になってスタイリッシュ。



どちらにしても流石のコナコーヒー。
とても軽いのに深みのある味わい。香り。
ノド越しにはハワイの海を渡る爽やかな風のような風味も
しっかりと感じられて。
やっぱり!のKONAの味。
大好きっす。幸せっす。

お休みの日の午後に、
お気に入りのコナ・コーヒーと、
大好きなこんがりシンプル・パンと、
気になっていた本をおもむろにそろえて、
ぽよぽよと陽だまり読書。
なんだかとても嬉しいのです。ええ。
ごっつぁんな、小市民なシアワセさん。

アッ!



パンには牛乳さんも忘れずに!(=゚ω゚)ノ


♪コーヒー・ビーンズ関連の過去記事はコチラ♪
☆アイカネ・コーヒー(AIKANE COFFEE)———【せんせーい!
☆アリアナ・ファームス・コーヒー(Ariana Farms Coffee)
———【らぶりーっヽ( ´ ∇ ` )ノ
☆アンドロメダ・コーヒー(Andromeda Coffee)———【大地のコーヒー
☆アスリ・コーヒー・ルアク(ASLI COFFEE LUWAK)———【コピルアク!
☆上島珈琲カンパニー・アイランド・セレクト・ピーベリー
(UESHIMA COFFEE COMPANY ISLAND SELECT PEABERRY)
———【綺麗と軽やかで濃い
☆カントリー・サムライ・コーヒー(Country Samurai Coffee)
———【スターフルーツと珈琲
☆カウ・コーヒー・ミル(KAU Coffee Mill)———【(T . T)ぶぇぇ
☆カウアイ・サンライズ(KAUAI SUNRISE)———【(〃゜△゜〃)ドーーン!
☆カウアイ・コーヒー・ロースト・マスターズ・チョイス
(KAUAI COFFEE Roast Master's Choice)———【カウアイ珈琲
☆キュランダ・レインフォレスト・コーヒー(Kuranda Rainforest Coffee)
———【oculus Go & Coffee
☆グリーンウェル・ファームス・ピーベリー(Greenwell Farms PEABERRY)
———【PEABERRY
☆ゲイシャ・コーヒー(GAISHA COFFEE)———【うららか
☆コナ・マウンテン・コーヒー(Kona Mountain Coffee)———【2016
☆コナ・ヒルズ・コーヒー(KONA HILLS COFFEE)———【どーなつ】【ホナウナウ
☆コナ・レインフォレスト・コーヒー(Kona Rainforest Coffee)———【雨の森
☆サンクリストバル・ガラパゴス・コーヒー(San Cristobal Galapagos Coffee)
———【ほろ苦く
☆シオノ・プレミアム・コナ・コーヒー(SHIONO PREMIUM KONA COFFEE)
———【まわし者か!?
☆ジャイアント・ステップス(GIANT STEPS)———【(T . T)ぶぇぇ
☆WS・アグロ・ピーベリー(WS AGRO PEABERRY)———【チイセーです。
☆ハラ・トゥリー(HALA TREE)———【味を知っている
☆フアラライ(HUALALAI)———【みぼうじん
☆フィーカ(FIKA)———【FIKA
☆ブッダズ・カップ(Buddha's Cup)———【余所行き
☆ベラ・ドノバン(Bella Donovan)———【(T . T)ぶぇぇ
☆ペレ(PELE)———【Hot!
☆マウイ・コーヒー(MAUI COFFE)———【マウイコーヒー
☆マンダリン・エステート・コーヒー(MANDAILING ESTATE COFFE)
———【い、今、なんと!?
☆ヤンダロ・コーヒー(YANDARO Coffee)———【大地のコーヒー
☆ロイヤル・コナ・コーヒー(ROYAL KONA COFFEE)———【右ですか?左ですか?


にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分ならざるもの

2019-09-09 00:06:29 | サブ・タイトルの話
「どんなものでもよいので、
石を一つ用意してください。
それは、今、持っていなくても、いつか、きっと、
これだ!と思えるものが見つかります。
そのが自然と見つかった時でいいですので......」



と、その、何の変哲もない、
普通の身なりをした御人は言います。



「その石を、これも何でもいいので、
気に入った箱に入れて、蓋をして、
先祖代々の位牌の下に置いてください。
そして、二度と、それを開けないでください。
それが必要だと、そう言っています。
意味は......わかりませんが.......」



ごく普通の服装とは裏腹に、
どこか特別な空気を纏った御人を通して、
そんなことを話してくれている存在とは、それは、
表現をするなら「尊い存在」であって。
当然、そんなコトの意味もあるわけで。
わからないといっている御人も、本当は、勿論、
わかっているわけで。



そして、



そんな言葉を受けた当人も、



その意味はよく分かっていました。



それは、お葬式です。



自分を、自分の手で鎮めるのです。



そして、それは、



二度と開けてはいけない、



パンドラの箱ともなるのです。



そのことを決意させられ、



そして、



試されもするわけです。



その当人は、真っ白な、美しく創られた桐の箱を用意し、
ピカピカに磨かれた、直径一センチの、
とても美しい天然水晶の小さな玉を、その箱の中に納めました。
その玉は結構長い間、
身近に置いてとても大切にしてきた玉でもあって。
しかし、
その箱の蓋は二度と開けられることはない......のでしょうか。
場合によっては、
大地の中に埋めてしまうかもしれない......と。
そんなことも、その当人は考えている様でした。



「自分ならざるもの」



人が苦しんでいるとき、大抵は、この、
「自分ならざるもの」によって......ということが多い様な気がします。
それはコントロールの利かなくなった馬の様に手ごわくて。
背中に乗っている人は、もう、どうすることもできなくて。
荒ぶる馬に必死にしがみつき、なだめよう、なだめよう、と乱舞乱闘。
最近もそんな人としばらく接していたことがありました。



人がなぜ自由であるのか。
それは、きっと、
自らの思考を選択することができるからです。
意思ではなく、思考です。
そんな思考の選択が出来なくなったとき、
思考は魔物へと変化します。
荒ぶる馬へと変化します。



思考とは、
自分が乗っている馬であり、
自分を助けてくれるものであり。
自分そのものではないわけで。

浮かび来るものであり、
下りてくるものであり、
降ってくるものであり、
意図すらしないものであり。
走らせて、回すものであり。

今気になっている、
直面している、
様々なコトゴトであり。

それは時に仕事のことだったり、
家族のことだったり、
友達のことだったり、
お金のことだったり、
将来のことだったり、
考えまい、考えまい、としていても、
纏わりついて、浮かんできて、消えないものであって。
それこそが、
選択できない思考というものです。
荒ぶる馬というものです。



自由とはなんなのか。



それは、ある部分、



思考を選択できるということです。



選択を取り戻す。



そうして、自由を取り戻す。



そうするためには、時に、
思考より先に行動がなければ取り戻せない時があるように思います。
なだめられない思考であれば、
捨てる事が必要な時があるようにも思えます。
なだめられる、選択もできる思考を取り戻すための、
思考に先行する思考ゼロの行動。
打算ゼロの行動。
行動するそのコト以外には何の意図も意味も無いという行動。
そんなことが、
時に思考の選択と自由を取り戻すキッカケとなることがある様に思えます。

執着も、執着ということを考えた時点で蟻地獄。
それこそが執着そのもの。
だからこそ、意味も考えない行動を先にしてしまう。
それが良薬と成りえることもあって。



それは、しがみついてでも乗りたい馬なのか?



将来が不安であれば、
考えないことです。
全てに行動を先行させることです。
先行をさせなくとも、
思考は行動とともにすればいいのかもしれません。

将来が見えないのであれば、
夢を持つことです。
志(こころざし)をたてることです。
適当な、いい加減な、バカみたいな、
そんな夢や志を創っておけばいいのです。
自分をだましたって......それでいいのです。
他人を傷つけたり、
困らせるようなことになるのなら、
その方が何百倍も素晴らしく、正しくもあることです。
夢や志や意思は思考とは違うものなのですから。



自分ならざる者は、



自分で殺すしかないのです。



自分ならざる者に引きずられて、



自分を失ってしまうくらいならば、



自分で封印するしかないのです。



そんなものに引きずられる生なんて、



いりません。



それは神に与えられた「自由」を失ってしまった魂です。



箱に入れて、



お葬式です。



......



......



なんの話?



助けたい、大切な人がいるからです。



いつの日か、愛する誰かが
「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」
と、見つけてもらえたら。
サブタイトルにあるように、
このブログはいつもそんな思いで書き記してます。




時に、自分など捨ててしまえ!って。



誰も悲しみやせんけんのー!って。



そんな話っす(^^)



よく行くカフェ。
東京、自由が丘の「TODAY'S SPECIAL Kitchen」
ここのお店のチーズケーキレモネードのコンビネーションは抜群なんす。
ま、ま、いっぱい。お気楽に。お茶でも。
これだけで幸せなんす。ええ。ええ。(*´∇`*)


にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツカヘイ無双♪( ̄  ̄)

2019-09-05 00:01:48 | 面白い
おまたせしまちた!
 
お久しぶりのツカヘイさんです!
 
ファンの方以外にわ恐縮でちゅ!
 
あらかじめ!
 
お断りをしておきまちゅが!
 
 
.......
 
 
.......
 
 
ここで引き返す方が心身の健康のためにわ良いかと!(=゚ω゚)ノ
 
我こそわ!
 
ポンチキなり!
 
という方だけ!
 
ここから先、ご入場いただけたらと。ええ。
座敷わらしの「ツカヘイ」さんのお話でちゅので。
ちなみに、こちらがツカヘイ初心者様用過去記事リンクっす。
ええ。ええ。なにとぞ。
 
 
====================================
☆ツカヘイさんの関連記事☆
 
直会(なおらい)】(名前のみ)
Sunrise −サンライズ−】(名前のみ)
ガラスの靴の物語 5】(名前のみ)
鞍馬徒然 2】(名前のみ)
Fireworks】(名前のみ)
鍔とアイヌ 13】(言葉のみ)
恐山徒然】(名前のみ)
「青き炎」首塚編 4】(言葉のみ)
====================================
 
 
過去記事で幾度か触れていたと思いますが、所用あって、
夏の始まり頃にポンチキーズの面々で知床と羅臼に行っていたのです。
その旅の最終日。東京に戻る日のこと。
2日ばかりお世話になったウトロのホテルさんをチェックアウトする前に、
僕さんと「KUさん」はお部屋の窓際のチェアにユターリと座り込み、
ウトロ港の街並みを眺めながら出立前の最後のホッとひと息コーヒー♪
を飲んでいました。隣のお部屋からはねーさん達もご機嫌伺いに来てくれて。
すると、ポンチキKUさんがこんなことを言うのです。
 
 
 
「あ!ちょっと待って!uzmetさん!
今、スゲーきてるから。そのまま!座ってて。
写真撮るから。スゴイよ」
 
 
 
.......
 
 
 
.......
 
 
 
もしかして?
 
 
 
あんたバカ!?
 
 
 
と。そんな感じで撮られた写真がこちら。
 
 
東京へ帰ろうとする僕さんの周りに、
ゾロゾロと精霊さんや御霊(みたま)さんたちが集まってくるのです。
写真的には足先から僕さんの体に沿って逆L字型に並んでる感じでしょうか。
中には背中に乗り込んでくる方々もいたりして。まぁ、
 
「コレはブログに載せてもいいのかなぁ、、」
 
と思ったのは、この時、サイコーなことに、
そんなモノモノさん達をツカヘイさんが交通整理していたのでちゅ。
 
「ハイハイハイー。並んでくださいねー。押してはダメですよー」
 
みたいな。
 
「マジか!?ツカヘイ!やっぱりチミは半端ないな!」
 
と、この時は皆で大笑い。
そんなツカヘイさんは、わかる人?であれば、
写真の右端ぐらいでしょうか。
僕さんの肩のあたりでギャンギャンと場を仕切ってまちゅ。ええ。
笑っちゃいまちゅ(๑˃̵ᴗ˂̵)ぷぷ
 
で、今回。久々にそんなツカヘイさんの記事にしようと思ったのは、
最近、そんな北海道の旅を一緒にしていた皆で集まる機会があって。
その時に、なんと!いつも通り!?ツカヘイさんがついてきて。
ちょっと笑ってしまう出来事があったからなのです。
 
皆が集まったのは、
KUさんが総料理長を務めている某、富士山麓の名門ホテル。
ここで、KUさんがビューティフルな
ハイグレードレストランを新規にオープンさせたとのことで。
それで皆をお招きしてくれたのですが、僕らがホテルに着くと、
真っ白なシェフウェアに身を包んだKUさんがわざわざ出迎えてくれて。
VIPラウンジなんぞまで!用意してくれて。(T . T)うるうる。
 
 
 
 
 
とても大きなホテルさんなので、僕らは食事までの間、
富士山の天然湧水が美しい小川となって流れる有名な庭園の散歩などもして。
また戻って、一休み、と、
広いホテルのエントランスロビーのソファーに腰かけたのです。が、
そこに!
ピョン!
と、スゴイ勢いでツカヘイさんが表れたのでやんす。
マサに飛び跳ねるような感じで。
これから温泉に入って、
食事に行こうなんてしていた絶妙のタイミング。
ええ。
おゲンキンなのです。
きゃつわ。
 
その後、見ていると、しばらくホテルのあちこちを楽しそうに、
元気いっぱいに飛び回っている感じで。
そー言えば、ツカヘイさんは元々大山の旅館にいましたし、
ホテルとかはとても好きな様子。
温泉の方にも入って来たりしてました。
ちなみに、座敷童さんは熱いお湯には入れないらしく。
いつも水浴びをしてる感じなのです。
そんな温泉を出てからもツカヘイさんの勢いは止まらず。
レストランに入り、KUさんの押さえてくれた、真新しい、
上品で清廉な和モダンの個室に通された時も、バババッ!と、
真っ先に!
大きなテーブルの真ん中の席に陣取り。
今か今か!さぁ出せや!と。
そんな感じでKUさんお手製のコース料理をお待ちあそばせの御様子で。
ワサワサとしたチョー楽しげな空気を発していました......
 
 
 
が、
 
 
 
最初の料理が出された瞬間。
 
 
 
「ん!?
 
 
 
なんか、ツカへイの気配が、、、パッタリ無くなった、な?
 
 
 
というか、大人しくなったな。
 
 
 
なんだべ?気取ってんのかな?料理がオシャレすぎて。。」
 
 
 
僕は突然がらりと変わったその様子にちょっと心配になり、
ツカヘイさんを挟んで横に座っていたねーさんに聞いてみました。
 
 
 
「ねーさんや。
あれだけハシャイでいたツカヘイさんが、突然、おとなしくなって、
身動きもしないで椅子の上で固まってる感じなんだけど。
どーしたのかな?
ちょっと聞いてみて。」
 
 
 
すると、
 
 
 
「あーーーー、、スサノオさんがいるからだってーー。キャハハ (^∇^)」
 
 
 
実は、この日のテーブル・セッティングは、
日頃の様々なことのお礼ということもあって、
神様用にテーブルの上座の席を一つ、特別に空けていたのです。
それは、いわゆるお誕生日席とか主賓席とかいうような席で、
どなたがいつ来られてもいいようにシルバーもセットされていました。
KUさんはその席にも、僕らに出すのと同じコース料理を、
同じタイミングで、一つ一つ丁寧に運び、
神々に捧げながらメニューを進めていく......という、
そんな感じだったのです。
見取り図にするとこんな感じで。
 
 
この席に、この日、
なんだか強大な神様が幾柱か入れ替わり立ち代りお座りになっていて。
その内の一柱が、どーも、スサノオさんのエナジーで。
それでツカヘイさんは、最初の料理が出て来た瞬間、瞬時に固まり。
失礼のないように、おとなしく、無難に食事をしていたようなのでした。
さすがスサノオさん。
さすがKUさん肝いりプロデュース・レストラン。
やさしさと、強さと、風格が漂っているわけです。
 
「こりゃ!ツカヘイ。かなりキンチョーしてるみたいだけど、
せっかくだから何か頼めば?飲み物。何が飲みたい!?
ラムネもあるみたいよ。どう?」
 
と皆で聞いてみると、
 
「富士山さいだーがいいです」
 
と。
 
 
まったく。
 
おぬしわ。
 
面白い。
 
このコース料理にサイダーは合わねーべよ。
 
お子ちゃまか?ゆー?ん?どーなのさ?
 
そんなツカヘイさんは、いつもこんなことを言っているのです。
 
 
 
「僕はただの座敷わらしではないのです。(`^´)エッヘン。」
 
 
 
しかーーし☆スサノオさんの前では......
 
なかなか面白いのですな。
 
ええ。ええ。( ̄ー ̄)ニヤリ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
全ては載せられませんが、どの品をとっても、
目も舌も満足させられるKUさんの料理。
至福の時間を過ごさせていただきました。
感謝っす☆(*´ー`*) 39!
 
 
にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The Guuchan

2019-09-01 00:35:02 | 嬉しい
........ぶつぶつ........ぶつぶつ........

なんすかねー........ヒドイっす、まったく........ぶつぶつ........

んもぉぉ、なんなのよ!

落ち込む.......っす......ぶつぶつ......

知床と羅臼と月山から戻って、

「中断」っていう記事を書いた後からっす.......ぶつぶつ.......

先ずはパソコン。

二台壊れたんす。

3年ほど使っていたマックさんと、会社支給の仕事用マックさん。

2台同時にぼーーーん!と。ウンともスンとも。

マジか!?Σ(゚д゚lll)って、ね......ぶつぶつ.......

しばらくウインドウズPCで頑張って対応してたんすけど......ぶつぶつ.......

そしたら今度は、2008年の発売時から誰にも負けないくらい、
こよなく愛し続けて来た最愛のメガネさんを......
映画館に置いてきてしまったのでちゅ......(o´_`o)ハァ......
そのまま永遠に帰って来ず。
「999.9 NP-51=フォーナインズ エヌピーゴーイチ」。オリーブ。特別カラー。
絶版モデルで、もう2度と手に入らないかもしれない永遠の名作だったんす。
僕さんにとってわ、ですけど。ね。ええ。
その偏愛ぶりは以前、この「999.9 NP-51」という記事に記していた通りっすけど.......
未だフォーナインズがフォーナインズらしかった頃。
創業者デザイナー三瓶哲男(みかめてつお)さんが自在に辣腕を振るっていた頃。
彼のデザインした伝説的モデル。
経営対立から三瓶さんが去ってしまった今のフォーナインズには、
もうNP51の様なモデルの登場は期待できなく。
僕さんの落ち込みは甚だしく。
日本眼鏡界にとっても大きな損失!?かもしれないっす。
最早、オークションでもほとんど出回らなく。メルカリでも見当たらず。
出ても直ぐに落とされてしまうし、高額。
あちこちのマニア系眼鏡屋さんに電話もしたのですけど.......(o´_`o)ハァ......
一緒に持ち去られたメガネケースも、
お気に入りのOAKLEY(オークリー)のカーボンデザインケースで......



ショック......



まぁ、もう、10年使って来ていて。
僕さんの顔の一部と化していつつも、フレームもレンズも劣化して来ていて。
ソロソロ新しいものにしないといけないかなぁ、なんて思っていたのですけど。
令和ですし、この流れは
そうしろ!
ってなことなのでしょうか。
でもNP51を超えるモデルなんて、まず無いし......

でもって、今度は自宅のシャワーヘッドのホルダーが壊れたんす。
家を建てた時から使っているハンスグローエ(Hansgrohhe)さんのもので。
かれこれ14年ぐらい使って来たものですけど、やぱーり寿命なんすかね。
シャワーさんも。これだけ使うと。
でも、このタイミングで逝かれちゃうと......もう、落ち込むったら.......
ありゃーしなひ.......ぶつぶつ.......
ハンスグローエさんはショップがないのでちゅね......ぶつぶつ......
どーすんのよ......まったく......

それで、その翌日。
ドトールのバリューカードを無くしたんす。
3000円チャージしたばかりの。ええ。アホみたいっす。

さらにわ、右折禁止の交差点で右折をしてしまい、
車なのに自転車のお巡りさんに捕まって。
2年ぶりぐらいに違反切符を切られ。
違反金もたっぷりこと.......免許更新もあって、
余計な講習も受けさせられて......(o´_`o)ハァ.......



おれがなにをしたっていうのさぁぁぁぁーーーーっ!!。・゜・(ノД`)・゜・。



もう、このへんでかんべんしておくんなさいましぃぃーーーっ!(TωT)ウルウル



と。そんな1ヶ月なんす。
ブルーっす。ぶるー。限りなく透明に近いブルースリー状態。ええ。
僕さん、今、徹底的にダメ男なんす.......
あまり人に会いたくないのでちゅ......ぶつぶつ.......



でも!



こーなったら!



もう一度!



元気をだちて!



NP51以外に唯一!



イイなぁ......と思ったメーカーさんの!



ic! berlin(アイシー!ベルリン)さんの!



メガネを買ったったわーーーーーーっ!はっはっ!ヾ(`Д´*)ノ



これぞ!



ヤケ買いぃぃぃーーーーーーーっ!\\\٩(๑`^´๑)۶////ウリャァァーー!





1997年。ドイツ。
ic! berlin(アイシー!ベルリン)さんは、
3人のプロダクトデザイナーによって立ち上げられました。
中心となっていたのは「ラルフ・アンダール(Ralph Anderl)」さん。
彼らが生み出したのは、

「ネジ、接着剤、溶接を一切つかわないメガネ」

「極薄の医療用シートメタルを使用したメガネ」

そのプロダクトはアイウェア界の常識を根底から覆し、
世界中に大きなインパクトを与えることになりました。
発売直後には、メガネのアカデミー賞といわれる
「シルモドール」を初出展でいきなり受賞。これも前代未聞。
実際、そのプロダクトを手にし、掛けてみても、まぁ、とにかく馴染む。軽い。
重さはほとんどのモデルで10g以下。
メガネを掛けている感覚は限りなく希薄。
これ以上の掛け心地のものは......NASAの宇宙飛行士が公式に使っている
「Silhouette(シルエット)」のメガネぐらいしか無い?かと思われ。
でもって、衝撃を受けた際にはしなやかに曲がって、壊れない。
それこそがシートメタルの威力。
日本国、鯖江(さばえ)職人と競うドイツ職人魂。

それぐらいヤバイ。

デザインもスタイリッシュ。
今や、ハリウッドのあの人やこの人も愛用していて。
日本のCMやドラマでも良く見かけるようにもなっていて。
過去記事にある、僕が「NP-51」とセレクトを迷っていた頃から今に至る迄、
世界のアイウェアにおける唯一無二のブランドとして走り続けて来ています。
そんな「ic! berlin」の最大の特徴は、
フロントフレームとテンプルアームとの接合部「スクリューレスヒンジ」。
ネジも接着部分も無いのでフレームの緩みやガタつきが一切起こらず。
ずーーーっと、快適にかけ続けられます。
構造は公式サイトの写真がわかりやすいかと......





サイドのテンプルアームをフロントフレームの切れ込みに横向きに差し込んで、
クルリと捻ると、パチン!とハマリます。



この独特の差込口の形状がアイシーベルリンのロゴマークともなっていて、



クール。
取り外し可能なテンプルアームなので、
アーム自体やパッドの部分も様々な色にカスタマイズすることもできちゃう。







クリップ部分も色々な色に変えられたりも。



さらに、全てのモデルのアームの内側には然りげ無く、
茶目っ気ある色々なメッセージがランダムに刻まれていて。



中でも、全てのモデルに刻まれているこの番号は......



ラルフ社長の直電番号!っす!マジっす!
「商品について聞きたいことがあったら、何でも電話して聞いてね」
ということらしく......
ネットには実際にかけているいたずら動画やレポートも沢山あります。
やべえヤツっす。ラルフさん。
それぐらい自信があるということで。
ただ......つい最近、彼もまた、フォーナインズの三瓶さんと全く同じ様に、
大きくなった会社と折が合わず、
自ら立ち上げたアイシーベルリンを辞めてしまいました。
二人とも、ある意味、スティーブ・ジョブス感もあって。
やべーっす。粋!っす。ええ。ええ。
そんなアイシーベルリンさん。
その歴代モデルの中でも、アジアマーケット向けにデザインされ、
ファンの間でもピカイチの名作!と言われているものが

「Guuchan(グーチャン)」

在庫が切れるたびに、ユーザーリクエストによってリイシューされ、
今年の夏!とうとう3度目の復刻発売が決定!
しかも今回は日本限定での復刻。特別カラーも追加。
名前にも新たに「The」が冠せられ、質感も過去最高の完成度に。
ラルフ社長がいなくなった現在、フォーナインズ同様、
もし会社の保守化が進んだ場合、
アイシーベルリンらしいモデルとしては今回が最後になるかも?しれなく.......

「ちゃんす!(=゚ω゚)ノ chance!」

「それでこのタイミングで眼鏡無くしたのね!」

なんていう圧倒的勘違いに導かれ、
アチキさんわそんな貴重モデルの特別カラーである
「マリンブルー(marine blue)」を強引に確保。
明日から僕さんのことわ

「ぐーちゃん」

と呼んでもらえたらと。( ̄ー+ ̄)ええ。ぐーちゃん。
コヤツでもって、酷かった一ヶ月から立ち直ろうと思っておりまちゅ。
新しい道を歩むのでやんす。
悪い気わしないっす。



アチキのポンチキな趣味性とお話に見事に付き合ってくれる、
知る人ぞ知るメガネの名店、というか、名人!がおられる横浜、
青葉台の「YAMASEN ヤマセングラスワークス」さん。
店長で眼鏡師の堀部伸夫さんは、
「この道では知らない人はいない!」
というくらいのお方。



上記もしたフォーナインズの三瓶さんや、ICベルリンのラルフさんは勿論、
世界のメガネブランドがベンチマークとする、
セールスと職人工房とが一体化している貴重な会社「シルエット」の社長さんですら!
来日すると訪れるという方。
特別なグーチャンも、レンズ・アレンジ含め、この人あっての宝物。
今や真にプロフェッショナルなメガネ師さんがいるお店というのは数少ないのです。
マネージャーのユリコさんも最高。本当に何から何まで良くしていただきました。
セントオブウーマン」の返礼?なのか!?
そんな方々のところに連れて行ってくれた「レディYUさん」も流石のオオモノ。
ドイツもコイツもみんな、ポンチキぞろいで大好きなのでちゅ。
今回の眼鏡騒動に力を貸してくれた皆さんには心から感謝感激なのです。



メガネを受け取った直後には、なんと虹さんが!(^ω^)
しかも!幻のNP51のオリーブが見つかった!とのニュース迄も飛び込んできて。
これまた堀部さんにお預け中。なう。楽しみ。
でもって、月山山頂で頂いてきた御守りポンチキーズに渡した時には、突然!
無くした額の何倍ものドトールカードを皆から返礼でいただいたり。
富士山の有名ホテルで総料理長を務めるKUさんには、
新しいレストランに招待していただき、絶品コースを食べさせてもらったり。
礼の和。レイワ。
悪い気はしないっす(^^)


にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リンクバナー