ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

再委託 再々委託・・・

2020年07月30日 | コロナウイルス

コロナウイルス禍でいみじくも発覚した経産省のズボラな委託感覚、これは地元・足元の自治体でも、規模・額は小さいですが、起きています。27年6月議会で私は指定管理者制度導入に反対しました。

理由の一つに、選定された指定管理者は委託金の6割も他事業者に委託せざるを得ない実態だったからです。(この時も、反対者は私一人でした。)

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浦安市  平成27年  6月 定例会(第2回)  06月25日-06号

今回の議案第4号は、多分これまでになかった事案ではないかと思います。

それは、指定管理者として選定されたのは施設利用振興公社ですが、仕事の約6割は同公社が行うのではないとのことでした。6割は2つの事業者により行われ、協力事業者、外部協力団体が実施するとの説明でした。
 つまり、指定管理者である施設利用振興公社は、事業の大半を他に任すわけです。これまでにない新しい形での形態の場合は、市はきちんと要綱等を定めてから取り組むべきではないでしょうか。市側の資料によりますと、選定評価をするに当たり、選定項目が6個あり、数字が示されていますが、これはこの6割を担う事業者への評価も行った結果なのでしょうか。
 委員会審査ではここらあたりへの質疑が行われたのでしょうか。もし公社だけの評価であったとしたら、仕事の6割を公社が行わないことが最初からわかっているのに公社だけでよしとした理由がわかりません。この事案は、入札で言えばJVを組んでの参加と同じように考えられるものなのでしょうか。が、入札の場合ですと、JVを組むにしても当然に入札参加資格要件が問題にされます。入札参加者名簿に登載された者しかJVは組めないはずです。
 今回のこの6割を担うという事業者、登載されているのでしょうか。もし登載されていないとしたら、登載されていなくてもよしとする明確な理由が必要です。どう見ても、これまでにない形態での指定管理です。これは全くの例外なのか、それとも今後はこのような事例でも浦安市は受け入れるのか、そこらあたりの流れが私はつかめていません。
 もし9割が指定管理者以外の事業者が担うような事例はどうするのか。多分、それは極端過ぎると言うかもしれませんが、では7割ならどうなのか。6割なら今回許されているわけですから、7割だって許されてもおかしくないでしょう。どういう場合なら6割、7割が許容されるのか。ここら辺の基準を明確にしてから本議案を議論すべきではなかったでしょうか。
 以上、幾つかの理由により議案第4号には賛成しかねます。


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再委託 再々委託・・・

2020年07月29日 | コロナウイルス

コロナウイルス対策の一つとして国は持続化給付金事業を立ち上げましたが、その中身は国会でも取り上げられて、批判の的になっていました。

この問題を、26日の朝日新聞が「丸投げ招く?民間委託の「経産省ルール」」として取り上げていました。

  • 記事の内容を分かりやすく図式にしました。よくもま~、こんなことがまかり通ってきたものです。コロナウイルス禍がなければ、この構図は誰もメスを入れなかったのでしょう。日常的に税金の流れを国会議員は厳しくチェックして欲しいですね。


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アベノマスク

2020年07月28日 | コロナウイルス

まさかまさか・・・・?

こちらは、介護施設や保育所、幼稚園など向けの布マスク。総額約504億円の予算で3月下旬から配り始めた。うち郵送やコールセンター、検品などの事務経費が約107億円を占める見通しという。いずれも入札をしないで業者に発注する随意契約とのこと。

布マスク、今後さらに8千万枚を配布 不要論でも発注済

 


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アベノマスク

2020年07月27日 | コロナウイルス

全政界を平等に襲ったコロナウイルス禍。

が、それぞれの国の対応は千差万別。

国民に何処まで寄り添った政治が行われているかが試されているようでもあります。

最近、シンガポールで国民に配布されたマスクが手に入りました。

日本国の対応とここまで違うのかと、驚きです。

同国は、既に四回にわたり、全国民・・・某国のように一家族に二枚限定ではなく・・・に配布されたようです。時には、一度に複数枚配布されたこともあるとか。

配布されたマスクは、決して子供用だけではなく、大人用サイズも配布されています。

ここまで徹底して配布しているので、街を歩くときにマスクをつけないと罰金が生じるそうです。

 

上が大人用として配布されたもの、下はアベノマスク。

 

形が異なるモノも配布されました。下は、アベノマスク。

 

マスクの付け方の説明図も、当然に大人の絵柄です。

 

日本の場合は、子供用であることを自認して絵柄も子供でできています。←ギャグ?

 

こんな説明書も入っています。


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アベノマスク

2020年07月26日 | コロナウイルス

どんな理由で、政府は全国民世帯に配布を(子供用マスク2枚/一世帯)を思いついたのか私は想像も出来ないのですが、やはり、不評のようです。

我が家に送られた来た二枚の子供用マスクも、使いみちがなくて困っています。

つくづく思うのは、国民のためなど考えていないで税金が使われているということです。足元の地方自治体は大丈夫でしょうか?

このマスク配布は、政権肝いりの事業だはずです。そうであれば、もう少しやりようがあったはずです。コロナウイルスへの対応、後手後手の対応が多く、政権への批判の材料が増えるばかりです。

「不要」アベノマスク10万枚、返却・寄付相次ぐ 自治体悲鳴「使い道なく困る

 

 

 

 


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6月議会での一問一答

2020年07月24日 | 議会改革

6月議会での一般質問は、コロナウイルス禍の関係で、本来なら持ち時間が1時間あるのが30分に短縮された中でのものでした。

質問内容の事前通告は、頓珍漢な答弁をされないために詳細を通告したつもりでした。
が、一問一答となると、当局の答弁内容が事前には知らされていないので、当然に二問目以降は通告不可能でした。

一方、議長からは詳細通告をするようにと言われていたので、私は当局の答弁を想定して詳細通告をせざるを得ませんでした。想定通りの答弁が出てくれば良かったのですが、残念、私の想定は外れました!そうなると、当然に、急遽議場で次の質問を考えます。

そうしましたら議長から「通告外」と言われてしまいました。

何と理不尽な!

議場で抗議しましたが、なんせ、持ち時間は30分、抗議に時間を費やすわけにはいかないので、次の議会で突っ込まざるを得ません。

でも、一問一答形式で、私のようにこじれることなくスムーズに質問が出来る議員が羨ましい。どうしたら可能なのでしょうか?

 


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横須賀市

2020年07月24日 | コロナウイルス

神奈川県横須賀市が、市民無作為抽出2000人を選び、964人が検査でコロナウイルス感染状況の調査をしました。

市民の1%がコロナ抗体 神奈川・横須賀市が抽出検査

 

神奈川県横須賀市は22日、新型コロナウイルスの感染状況を調べるための抗体検査で、無症状でも感染していたことを示す抗体を市民の1.04%が保有していたことが分かったと発表した。保有者には年齢や地域などの属性に偏りがみられず、市民に感染症対策の徹底を改めて呼びかけた。

3~15日に市内の医院などで検査を実施した。無作為に選んだ市民2000人のうち964人が実際に検査を受け、10人の抗体保有者が見つかった。20代~80代の各年代で1~2人ずつ確認された。約440万円の検査費用は市が全額負担。12月をメドに2回目の検査を実施する方針だ。

人口39万人のうち、コロナ感染が確認されたのは累計69人(21日時点)と感染率は0.018%にとどまる。症状の有無にかかわらず感染歴があるとされる抗体保有者の割合は感染率の58倍にのぼり、水面下で感染が広がっていた実態がうかがえるという。

厚生労働省の抗体検査は2種類の試薬で両方陽性だった人を抗体保有者とみなしているのに対し、横須賀市は1種類だけの陽性判定でも保有者にカウントしている。上地克明市長は記者会見で「統計上は市民4000人が抗体を保有していることになり、非常に多い」と強調した。

 


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コロナウイルス対策

2020年07月23日 | コロナウイルス

昨日午後5時過ぎに、以下の報告が送られてきました。

第27回新型コロナウイルスに関わる対策本部会議が開催されました。

 現在の、感染状況は、本市で5名、3市1区で61名と数値的には、警報の発令基準に達していますが、近隣で施設の閉鎖が無いことや、医師会からの意見を踏まえて、警報は、発令されないこととなりましたので、取り急ぎお知らせいたします。 

 なお、この決定については、第27回新型コロナウイルスに関する対策本部会議の議事録が後日、ホームページに掲載されますのでご確認ください。

 

※第 23 回新型コロナウイルスに関わる対策本部会議議事録 令和2年7月1日(水)の会議録までは市HPにUPされてます。第24回、25回、26回はまだUPされてません。


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Go To キャンペーン

2020年07月23日 | 情報公開

国民の間でも不評の、そして、コロコロ変わる対応に現場が混乱している「Go Toトラベル」。

裏事情を知ると、ここでも政治家がこんなに関わっていたのかと、益々政治不信が起きてきます。

Go Toキャンペーン受託団体が二階幹事長らに4200万円献金

 

 


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パイプテクター

2020年07月20日 | パイプテクター

先月開かれた六月議会で、市が導入予定の(本年度に予算も計上済み)NMRパイプテクター問題を取り上げました。

科学的に証明されていないものを何故市は導入するのか、再度第三者機関による効果実験を行うべきではとの質問をしました。(コロナウイルスで質問時間の制約があり、十分な質問を展開できませんでしたが。)

タイムりなーことに、Rika Tan」2020年8月号に天羽優子氏の「NMR パイプテクター問題」が掲載されています。(66頁から71頁まで)

早速、書店で購入して読んだのですが、科学に疎い私でもとても分かりやすい説明がなされてます。

市担当職員は是非これを読んで、再考すべきです。

これを読んでも、市は導入をするのですか?市民に対して、科学的な説明が出来るのですか?


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森友事件は終わらない

2020年07月19日 | 情報公開

森友事件、公文書が書き替えられたりして国の威信を揺るがした大事件。

裏で何が起こっていたのか、真相解明は進んでいるのか。

森友事件はまだ終わらない


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また、ミス

2020年07月17日 | 行政サービス

ありゃ・・・、また、ミス。何だかこの頃、業務上のミスが多発していませんか。この緩み?

市県民税申告書入力漏れによる課税誤り

1経緯
令和2年6月30日、2階執務室の整理をしたところ、当初課税において5月28日までに処理すべき申告書が未処理のまま残されていたことが判明しました。

2原因
3月13日に2階執務室において確認作業を終えた110人分の申告書について、本来4階の会議室に保管すべきところをそのまま2階執務室内のロッカーに保管していたため、申告内容の入力作業が行われておらず、その結果、当初課税に反映されなかったものです。

3対象人数および金額
対象人数は110人で、新規に課税される方が、7人で合計951,600円、当初課税が増額となる方が9人で合計624,500円、また当初課税が減額となる方が24人で合計353,200円の減額となります。なお、当初課税の税額に変更がない方は70人です。

4今後の対応および再発防止策
昨日の時点で、対象となる方へ電話にて連絡をしています。今後の対応としましては、お詫び文書および納税通知書などを送付し、今後の納付のお願い、また、減額に伴う還付金の振り込みを速やかに行ってまいります。
今回の事態を重く受け止め、書類の保管方法を見直し、複数人によるチェック体制を徹底するとともに、職員間の情報共有などの体制強化を図り、再発防止を徹底してまいります。

 


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持続化給付金事業

2020年07月16日 | 入札・談合

国会でも問題になった持続化給付金事業、一体全体どんな仕組みで動いているのかを知りたくて、6月に関係省庁に開示請求を行いました。

7月6日に「掲示決定等の期限の特例規定の提供について(通知)」が来ました。

いやい・・・、びっくりです。
「令和2年8月3日(月)までに相当の部分について開示決定等をし、残りの部部については、次に記載する時期までに開示決定等をします。 
令和3年6月3日(木)」

「相当の部分」の意味が分からなかったので、担当に電話をして聞きましたが、私の理解不足ゆえに結局何のことが分かりませんでした。
私としては、「相当」とは、既に公開しているであろう「公募要領、仕様書、設計書」等を指すと思っていたのですが、どうもそうではないということだけは分かりました。

「相当の部分」以外は、来年6月3日までに開示決定等をするとのことです。
「等」からすると、不開示決定もあり得るわけです。

何で持続化給付金事業に拘るかと言うと、「再委託」「再々委託」・・・などが行われていたからです。地方自治体でも、当然に(額、規模は異なりますが、原理は一緒)同じように「再委託」「再々委託」がなされています。

浦安市の場合は、再委託までは市は掴んでいますが、その先は関知せずの姿勢です。
もし、国が再委託先、再々委託先をきちんと把握していたら、地方自治体のお手本として市も見習うべきだと議場で言えるので、私は調べ始めたのです。

でも、全容が分かるのに(もしかしたら不開示になるかもしれませんが)一年もかかるわけです。

国民主権と言う言葉は国にはないのでしょうかね。

主権者が自分たちの税金の流れを知るのに何で一年も・・・。

 


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東京 感染レベル引き上げ

2020年07月15日 | コロナウイルス

東京都が感染レベルを引き上げました

2020年7月15日 13時05分

東京都内で新型コロナウイルスの新たな感染の確認が連日、3桁となるなか、都の専門家は都内の状況について「感染が拡大していると思われる」として、4段階ある警戒のレベルのうち最も深刻な表現に引き上げました。

 

・・・・・・・・・・・・

レベル4に首都が引き上げられたというのに、「Go To キャンペーン」はそのまま、と言うより、前倒しました。

このキャンペーンが話題になったのは確か4月。
その頃、「ステイホーム」をしきりに言っていたので、何と頓珍漢なことを国は発案するのだろうと驚いたことを覚えています。

もっと現場を見て、国民の声に耳を傾けて政策を考えるべきだと、私は憤慨しました。

このキャンペーン、国内旅行の代金の半額相当額を国が支援するもので、上限額は宿泊旅行で一人一泊2万円、交通費込みの日帰りでは一万円です。
全体の予算額は、一兆七千億円。

そんな大金、もっと有効に使うことを考えて欲しいです。一度決めたから「決行」だなんてことを考えずに、臨機応変に対応すべきです。

コロナでの医療崩壊を防ぐこと、水害に十分な補償をすること、直ぐに手を付けなければならいことは山ほどあるでしょうに。


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アベノマスク 、布マスクも「ウイルス侵入率は100%」

2020年07月14日 | コロナウイルス

えっ・・・、意味のない配布だったってことですか。466億円とも、260億円とも言われているアベノマスク、結局は無駄使い?

アベノマスク 、布マスクも「ウイルス侵入率は100%」 専門家が実験

マスクでウイルスをどれだけ防げる?種類や着け方でどれほどの違いがあるのか?

公衆衛生の専門家が、素材やフィルター性能の異なる複数のタイプのマスクで実験したところ、政府が全戸配布したガーゼ素材の「アベノマスク」や布マスクでは、新型コロナウイルスに見立てた空気中の粒子とマスク内に入った粒子が同量となり、ウイルスの「侵入率」が100%となることが分かった。専門家は、侵入率が100%の場合、「空気中のウイルスが体内に入るのを防ぐ効果はほぼない」と指摘する。

■不織布、正しく着ければ半減も
実験を行なったのは、聖路加国際大の大西一成准教授(環境疫学、公衆衛生学)。新型コロナウイルスの飛沫に見立てた微粒子(0.3マイクロメートル以上)を空気中に漂わせ、マスクを着用。専用装置を使い、外の空気中とマスクの内側の粒子数を計測し、比較したところ、マスクの種類別で以下のような調査結果となった。

(以下引用)

【マスクの種類/侵入率】

※カッコ内は、肌との間にすきまがある状態で着用した場合の侵入率

・布マスク/100%

・アベノマスク /100%

・不織布マスク(ろ過性能の試験をクリア)/52%(100%)

・不織布マスク(ろ過性能の試験なし)/81%(100%)

・防じんマスク(N95とDS2の規格を満たす)/1%(6%)

(以上引用)

上記のように、布マスクとアベノマスクは侵入率が100%だった。不織布マスクは、ろ過性能の試験に通過しているかにかかわらず、すきまがある状態だと100%だったが、肌に密着させる適切な着け方の場合は約50〜80%に下がった。侵入率が最も低かったのは、医療現場や工事現場などで使われる防じんマスクだった。

© ハフポスト日本版
■なぜ漏れる?
ウイルスがマスク内に流れ込む原因は何か?

大西准教授は、「鼻やあごの周りにすきまがあったり、皮膚とマスクの間に髪の毛1本でも挟まっていたりした場合、目に見えない微小な粒子はたやすくマスク内に入り込むことができます」と解説する。不織布マスクも、着け方に注意をしないと効果がなくなってしまうという。

「布やガーゼマスクではウイルスの流入を防げません。日常生活で馴染みがあるマスクの多くは、正式な感染予防用に作られたものではないのです」

一方で、くしゃみや唾などでウイルスを含んだ大きな飛沫を直接吸い込むことを防いだり、ウイルスが付着した物に触れた手で、鼻や口を触ることを防ぐことはできるため、大西准教授は「マスク着用に意味がないわけではありません」と念を押す。

■「密着」で守る
ウイルスの体内への侵入を防ぐために、マスク着用で何を心掛けたらいいのか?

「密閉された空間など感染リスクの高い場所に行くときには、より適したマスクを選ぶようにする。その上で、マスクと皮膚との間にすきまができないように着用してください。それぞれのマスクの特徴を知って、使い分けてほしい」(大西准教授)

防じんマスクでも、密着した着け方をしていない場合は漏れ率が6倍に膨らむ調査結果となった。

大西准教授は「感染リスクが高い医療現場でさえ、マスクが自分の顔に密着し、ウイルスの侵入を防げているかを調べる『フィットテスト』がほとんど行われていない」と指摘。「高性能のマスクでも着け方によって漏れ率に大きな差が出ます。医療現場でフィットテストが広がり、感染予防対策に役立ててほしい」と話している。


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