市内業者が3ヶ月間の指名停止処分を受けています。
上記の入札経過書はこちらのようです。県執行の入札です。
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上記の事例ですが、管理技術者の確保が困難であるとの理由で契約辞退を申し出たことが指名停止理由になっています。県の入札事務だからこのような結果になったのでしょうか。
浦安市の入札だったら、落札事業者が何らかの理由で管理技術者が手配できなくても、同じ入札に参加した他の事業者に再委託すれば許されるのではないでしょうか。と言うのは、一昨年9月議会で落札事業者が必要な人員確保ができなかったので、同じ入札に参加した事業所に再委託した事例を市は容認していたことが発覚しましたから。「入札参加のときに再委託は禁止事項として示した」のに、容認した事例が出ています!それも、社会通念上許されないと言われている相互供給という形での再委託を!二重三重に許されないことが許されているのです。
これは凄いことです!
令和 1年 9月 定例会(第3回) 09月26日-05号
◆(広瀬明子君) では次に、許されない相互供給の事例が浦安であるかどうかということですね。お答えください。
ちょっと説明しないとあれですかね。
相互供給というのは、例えばA社というのが入札で落札しました。それで、同じ入札にB社も参入していた。そして、同じ入札に参加して落札したA社が同じ入札に参加したB社に業務を委託する場合ですね。これは本来許されるものではないと思うんですけれども、そういう事例はあったかなかったか、過去5年間で数字をお示しください。
○議長(宝新君) 財務部長。
◎財務部長(高橋豊文君) ただいまの、同じ入札に参加した業者同士が元請、下請へとなった件数につきましては、平成26年に1件、平成29年に1件、平成30年度に1件となっています。
○議長(宝新君) 広瀬明子君。
◆(広瀬明子君) それは、やってはいけないことですよね。お答えください。
○議長(宝新君) 財務部長。
◎財務部長(高橋豊文君) いわゆる相互供給につきましては、浦安市としては特に禁止事項とはしていません。ただし、入札一件一件の公告に対し、平成29年度、1件だけはその条項を定めた形で公告を行っておりますので。それ以外は禁止事項という形にはなっておりません。
○議長(宝新君) 広瀬明子君。
◆(広瀬明子君) 平成29年度は、入札参加のときに禁止事項として示したということなんですか。平成26年度と平成30年度は何もそういう規制をかけなかったけれども、平成29年度は参加のときにそういう条件を課したということですか。
○議長(宝新君) 財務部長。
◎財務部長(高橋豊文君) 平成29年度の案件については、その項目を入れてございます。
○議長(宝新君) 広瀬明子君。
◆(広瀬明子君) 平成29年度の案件というのは、具体的な事業名を教えてください。
○議長(宝新君) 財務部長。
◎財務部長(高橋豊文君) 事業名は、浦安市地域交流プラザ総合維持管理業務委託でございます。
○議長(宝新君) 広瀬明子君。
◆(広瀬明子君) ということは、その業務委託管理というのは違反、違法だったという。認識でよろしいわけですか。そのように理解してよろしいわけですか。
○議長(宝新君) 財務部長。
◎財務部長(高橋豊文君) こちらの相互供給に関しては、受託者自らが業務を直接に履行することが困難となり、直ちに別の利用者に委託しなければ市民生活等への影響があるような場合、これは下請け業者の業務の履行が確実であり責任の所在が明確であることを確認して、市が承諾するという形でございます。
○議長(宝新君) 広瀬明子君。
◆(広瀬明子君) ということは、当時、市は承諾したわけですか。
その事案は、美装興業が8,000万円ちょっとで落札している事例だと思います。私のほうで調べてありますから。それで、同じ入札に参加してもっと高く入札価格を記載した業者は当然落札できなくて、もっと高いところに業務委託している、そういう事案ですよね。確認です。
○議長(宝新君) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(八田吉浩君) ご質問の件につきましては、ご質問のとおり、美装興業が同時に入札に参加していた、若干高い入札者であった業者に一部再委託をしているところでございます。
○議長(宝新君) 広瀬明子君。
◆(広瀬明子君) 今、一部再委託と言いましたけれども、全部再委託ではなくて一部再委託なんですか。幾らの部分をどういう仕事内容で。一部とおっしゃったんですけれども、金額的に幾らなんですか、示してください。
○議長(宝新君) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(八田吉浩君) 先ほどもご答弁させていただきましたが、下請の金額について届出をさせておりませんので、幾ら分ということはお答えができないところでございます。
なお、先ほども申し上げましたように、二十数項目あるうちの8項目ほどを再委託業者に委託しているもので、一括再委託をしているものではございません。
○議長(宝新君) 広瀬明子君。
◆(広瀬明子君) いや、一括再委託の話ではなくて、今は2番目の質問で、同じ入札に参加した人に一括であろうが一部であろうが仕事を渡すというのは問題ではないかということで、許されない相互供給の事例を今、質問しているんですよ。
金額が安ければいいという、市側はそういう認識なんですか。例えばこれ、約8,000万円の落札価格ですよ。美装興業さんは。そのうちの半分までだったら、例えば4,000万円までだったら同じ入札に参加した業者に渡していいという、市は容認するということですか。
さらにお伺いしますけれども、1社ならいいんですか。3社にばらまいてもいいんですか。そこら辺はどういう見解ですか。これ、大問題ですよ。入札問題で。お答えください。
○議長(宝新君) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(八田吉浩君) 相互供給の件でございますが、先ほど財務部長からもご答弁ありましたように、市民生活、市民の利用に影響を及ぼす可能性もあるというところで認める場合もあるというお答えをさせていただいたと思いますが、このたびの入札請負業者からは、落札後、各受託業務の人員確保に努力したところですが業務開始までに手配がつかない、また再委託先においても、入札参加業者以外から信頼できる業者が見つからないとの相談を受け、施設管理上、市民利用に影響を及ぼす可能性があったことから、やむを得ず承認をしたところでございます。
○議長(宝新君) 広瀬明子君。
◆(広瀬明子君) 今のそういう事態になったことを、市はいつ認識したんですか。入札のとき、これは平成29年5月29日10時40分の開札ですよ。そのときにもう既に市は、情報として入ってきていたんですか。
要するに人の手配が、人というか、全部の仕事の手配は美装興業さんはできないという理由ですよね、今のは。だからほかの業者に一部渡したいんだと。その渡したい業者さんというのが同じ入札に参加した業者だという今の説明なんですけれども、いつそういう説明を市は受けて、それでよしとしたんですか。要するに最初から、入札に参加するときにもう自分は、だって、市は細かい設計書を入札のときに配るわけです。配るというか、見せるわけですよね。それで自分はこの仕事をできる、できない、だから、自分のところではちょっと無理だということで当然下請に出していくことはあり得る。それが、同じ入札に参加した業者に下請に出しているということですよね。そこが問題ではないですかということで聞いているんですけれども、市はいつ今の事例を、今の事実を認識したんですか。
○議長(宝新君) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(八田吉浩君) 事実確認の日時までは今、手元にございませんが、入札後、約1カ月間ほどの時間がございました。業務開始までですね。この業務開始までの間に請負業者はさまざまな、入札参加するときには人員確保ができるだろう、パートさんも含めてできるだろうというつもりで参加したところですが、なかなかパート等も手配がつかないというところで相談を受けたものです。そして再委託の承認申請は6月7日に出ておりますので、約1週間ほどかけて人の手当てをしていたということでございます。
○議長(宝新君) 広瀬議員、そろそろ20分経過しましたので、次に進むようにご努力のほうをお願いします。
広瀬明子君。
◆(広瀬明子君) 非常に、市はもう6月7日の段階で報告を受けていたと。ということは、もう入札に参加する資格がないのではないか。
というのは、絶対にやってはいけないことですよね。同じ入札に参加した人に一部でも仕事を渡すというのは、やってはいけないんですよ。この業界の常ですよ、それは。それを浦安が認めてしまったということは私は非常に問題があると思いますけれども、今後ももしこういう事態が発生した場合、同じような対応を市は認めるんですか。
○議長(宝新君) 財務部長。
◎財務部長(高橋豊文君) 今後につきましてもこれまで同様、公告あるいは契約約款に沿った手続で行ってまいります。
○議長(宝新君) 広瀬明子君。
◆(広瀬明子君) いやいや--わかりました。大変貴重なご発言ありがとうございます。浦安の入札に対する考え方が今の発言でもう全て理解、私はしたと思っております。
私見:本当に浦安市の入札は何でもありです!わざわざ相互供給はダメですと公告時にアナウンスしているのに、容認です。だから私は、「浦安市は業者天国」と言うのです。