ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

護岸工事

2023年04月28日 | 護岸

護岸の強度について市民の方から質問を頂きましたので、取り合えず一年前のやり取りをそのまま載せます。


●令和4年6月22日(水曜日)
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○議長(宝新君) 通告順により、広瀬明子君。
     (広瀬明子君登壇)

◆(広瀬明子君) おはようございます。それでは一般質問を行わせていただきます。今回、通告件名6件です。結構また通告数が多いので、さくさくと答弁のほうをよろしくお願いいたします。
 件名1、三番瀬護岸陥没について、要旨1、原因、細目1、陥没原因と今後の対策。
 4月10日、三番瀬護岸で、午後2時頃陥没箇所を確認。その結果、周辺の土手は進入禁止となってしまっております。私は、このニュースが入ったとき、早速、現地周辺を見に行きました。当然、陥没した場所そのものには入ることはできませんでしたが、ぐるっと回って、塩美橋を渡って、塩浜方面に行って塩浜関連の護岸を見たり、塩浜方面から浦安の護岸を見てまいりました。そのとき、実はびっくりした箇所が見つかりました。
     (資料を提示)

◆(広瀬明子君) こういう、これは護岸が陥没しているところですね。これは私が撮った写真なんですけれども、そこで質問いたします。今回、入船の先で起きた護岸の問題と、今回これは美浜中の前の護岸での話です。2つについて一緒に質問をしますので、答弁のほう、よろしくお願いいたします。
 まず、陥没原因は何だったのか。これは県の管轄ですので、当然市は県と話合いを進めていらっしゃると思いますので、まず県からどういう説明を受けているのか、よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 都市整備部長。
     (都市整備部長 知久岳史君登壇)

◎都市整備部長(知久岳史君) 広瀬明子議員の一般質問にお答えいたします。
 件名1、三番瀬護岸陥没について、要旨1、原因、細目1、陥没原因と今後の対策についての中、4月に発生した入船地区護岸及び美浜周辺護岸での陥没原因の県の見解についてというようなお尋ねです。
 令和4年4月10日に、三番瀬に面する浦安海岸入船地区護岸の管理用通路の一部に陥没が発生し、また、その後の調査で猫実川美浜周辺護岸の一部についても陥没が明らかになりました。
 今回の陥没原因につきまして、護岸の管理者である千葉県に確認したところ、入船地区及び美浜周辺の護岸につきましては、昭和40年代に築造されてから約50年以上経過していることから、護岸の老朽化が陥没の原因であったと伺っております。

○議長(宝新君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) 老朽化が原因だと。確かにかなり、周辺を歩くと老朽化が進行しているというのが分かります。
     (資料を提示)

◆(広瀬明子君) これは次の写真なんですけれども、ここの護岸は鋼矢板で造られているんですね。それで、これ、通告してありますけれども、鋼矢板というのは、大体耐用年数というんですか、それはどれぐらいと見ているんでしょうか。
 というのは、これは肉眼でも分かるんですけれども、この傷み具合が激しいもので、鋼矢板がいろんなところ、ぽつぽつ穴が開いています。当然、海水は土のほうに浸出しているだろうなと、ちょっと心配になるんですね。それで、じわじわと浦安の土地が侵されているんではないかなと。それで、まずここの鋼矢板の耐用年数、それから、県は老朽化ということはお認めになったようなんですけれども、これについての対策、どのように考えていらっしゃるんでしょうか。

○議長(宝新君) 都市整備部長。

◎都市整備部長(知久岳史君) まず、鋼矢板の耐用年数についてですが、護岸に使用されている鋼矢板の耐用年数につきましては、鋼矢板の設置されている条件等により老朽化の進行速度が異なることから、一概に言えるものではないというふうに県から伺っております。
 また、老朽化した護岸の対策についてですが、県によりますと、陥没のあった浦安海岸入船地区から猫実川の海楽周辺までの区間については、これまでに護岸や管理用通路の現況調査を行い、入船地区の陥没箇所については、6月7日には護岸及び管理用通路の応急復旧工事を完了しており、猫実川の美浜中学校前においても、今後、応急復旧工事を行うとのことです。
 また、本復旧につきましては、工法や施工時期について、現在検討中であるというふうに伺っております。
 以上です。

○議長(宝新君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) 鋼矢板の耐用年数というのは一概には言えないということなんですけれども、ここは50年たっているんですよ。それは一概には言えないんですか。50年、ちょっと長過ぎると思うんです。
 それで、今写真をお示ししましたように、海水に浸っていないところは本当にさびています。そして穴が開いている。それで、ここはなぜかコンクリの部分が亀裂が入って、それで、ここは鋼矢板だけで覆われていて、その鋼矢板の裏は砂利か土だけですよね。ここの護岸を支えているコンクリの部分には、何メートルかおきには鉄骨が入っているとは聞いていますけれども、基本はこの鋼矢板だけだと。というのは、震災、また大きな地震等起きたときに非常に心配であると。鋼矢板が耐えられるのかどうか、耐用年数。私が調べた限りですと、一般的には20年だと。私が調べた限りですよ。ですから、ここはもう、もっとそれをかなり超えていますので、市として、これはきつく県に強く申し入れ、大至急きちんと工事に入ってほしいと。応急処置は今回行ってくれているようです。美浜のほうはまだですけれどもね。今後の対応について、市としては県に申入れをする予定はないのでしょうか。

○議長(宝新君) 都市整備部長。

◎都市整備部長(知久岳史君) 陥没護岸に関しまして、市のほうの対応としては、4月10日に陥没が発見されて、4月12日には市長が県庁に赴き、県土整備部長に現地の状況を伝え、早期に応急復旧及び近隣住民への対応、周知を要望し、4月20日には、再び県土整備部長が市に訪れた際にも、改めて早期復旧を要望いたしました。その後、また4月27日には千葉県知事へ三番瀬へ面した直立護岸に関する緊急要望を行うなど、積極的な働きかけを行っているところです。
 以上です。

○議長(宝新君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) 分かりました。今回の原因というのは護岸の老朽化であると最初にご答弁ありましたけれども、要するに、鋼矢板がもう耐用年数を超えていると、裏を返せばそういうことだろうと思います。
 あと、これはまた周辺住民への説明会、これは私は、この事例が発生したときに、県のほうに直接聞きに行ったりしております。そして、住民の方への説明会も予定しているということまでお伺いしているんですけれども、いつ頃、住民の方への説明というのは予定されているんでしょうか。

○議長(宝新君) 都市整備部長。

◎都市整備部長(知久岳史君) 住民への説明としましては、入船地区護岸の応急復旧工事の実施に当たりまして、4月27日と28日に地元4自治会の会長に対し工事の説明を行うとともに、回覧等による各自治会員への周知をお願いしたところです。
 また、本復旧に係る住民への説明につきましては、工法や施工時期の方針が確定した後に実施していく予定であると県から伺っております。

○議長(宝新君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) 今のですと、4月27、28日、入船地区と。美浜に対してはないんですか。美浜の住民というか、自治会というか。

○議長(宝新君) 都市整備部長。

◎都市整備部長(知久岳史君) 入船地区護岸周辺の地元4自治会の会長さんに説明したということで、美浜も含まれております。
 以上です。

○議長(宝新君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) そうですか。すみません。私自身の自治会では一切この話が出てきていなかったもので、まだ市から、あるいは県から連絡がないものと思っておりました。分かりました。これは確認すれば分かることですので、分かりました

※美浜16自治会には説明が行われたが、私の住む16自治会は対象外だったとのことでした。


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護岸工事 お知らせ文書

2022年08月12日 | 護岸

一昨日お知らせした護岸の応急工事実地お知らせはこちらです。

護岸周辺の自治会にはこのお知らせが配布されたようですが、護岸に直接面していない自治会にはお知らせはありませんでしたので、ここでご紹介します。

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護岸工事始まります

2022年08月10日 | 護岸

4月に護岸の陥没が話題になりました。私はその後県土もく事務所に出向き、原因追及・工事着手をお願いしました。6月議会でも取り上げました。今月1日には県知事が視察に出向いてくれたとの情報も入りました。

そして本日市担当者から、お盆明けから鋼矢板等の穴あきなどに対して応急工事を実施するとの報告を受けました。良かったです。


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護岸

2022年05月03日 | 護岸

4月20日にこのブログにUPした陥没箇所、もう少し鮮明な写真が撮れました。
原因は何なのか、早急に説明をして欲しいものです。

 

 

赤丸箇所をUP

 

 


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護岸

2022年05月01日 | 護岸

本日配布の広報うらやすで、護岸の通行止めについて掲載されました。

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補足:問題の護岸は東京湾に面しています。そこを少し先に行くと、猫実川下流になります。この猫実川の川向うは市川市です。手前が浦安市になります。

猫実川に沿った護岸、良ーく見ると護岸の高さが異なるようです。

それは、以下の写真からも分かるように、川面から出ている鋼矢板の長さが異なるからです。市川市の方が護岸が高いようです。両護岸とも県の工事で、同時期に行われたはずです。尤も、当時の資料(50年ほど前の工事のようです)が手元にないので高さの違いの理由は分かりませんが。不思議です。

以下の写真は同時間帯に撮ったものです。

 


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陥没 亀裂

2022年04月21日 | 護岸

同じ護岸で、こちらは陥没ではなく亀裂。放置しておいて大丈夫なのでしょうか。この護岸、県の管轄で、県職員さんは現地を視に来ているとのことですが、取りあえず何らかの対応が必要でしょう。そして、原因を突き止めて、抜本的な対策を講じて頂かなければなりません。

 

拡大

 


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陥没

2022年04月20日 | 護岸

ニュースで話題になった日の出近くの護岸の陥没。周辺を歩いてみましたら、陥没は他にもありました。

猫実川は東京湾に流れているのですが、その猫実川沿いで美浜中学校前の護岸でも陥没箇所がありました。

塩美橋からの光景

 

赤丸箇所が陥没しています

 

 

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陥没

2022年04月18日 | 護岸

10日のニュースで、市内護岸の一部に大きな陥没が生じたことが報じられました。

この先、日の出地区前まで通行止めです。

 

黒い箇所が陥没している

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県報道

NHKニューズ

千葉テレビ

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この護岸、私が11年前の議会で問題にした護岸です。

当時の議事録

平成23年  6月 定例会(第2回)  06月21日-03号

次に、護岸補強、高さ、強度の問題です。

 これは今回の地震で、あるいは液状化の影響で特に猫実川の延長にあります三番瀬に関連する護岸が、かなりダメージを受けております。先日、私は県の職員立ち会いのもとに一緒に調査をさせていただきました。そして、緊急な対応が必要だと県の方がおっしゃっていた箇所もございます。そもそもこの護岸は、私が聞いたところによりますと、調べたところによりますと、河川用の工事で済ませてきたと。当時あそこは、三番瀬は埋める予定だったもので河川用の強度で足りたんだと思います。しかし、その後、事態が変わりまして三番瀬を残すというふうに決まった今、今までのように河川用の護岸でいいのかどうか、この認識を市はどのように持っていらっしゃるのかお伺いしたいと思います。

◎都市整備部長(筧尚行君) 件名2、地震が市に与えた影響の中、三番瀬の護岸に対する認識、こういったようなご質問です。

 三番瀬に面した護岸につきましては、市といたしましても、高潮時に安全な高さ、強度が確保されているのか十分な検証が必要であると考えてございまして、そのため県に対しこれまで護岸の安全性の検証について要望を行ってきたと、このような状況でございます。

※どんな要望を県に行ったのか、現在市担当課に調べてもらっています。


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