12月議会でスワン跡地の管理形態について聞きました。その時の議事録です。
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《現在の運営主体は浦安福祉事業体です!》
件名1、スワン跡地について。
1日500人からの利用があったと言われている、市民に大変親しまれていたスワンが撤退して4年近くの歳月がたちますが、市民の中からはいまだに、スワンに戻してほしいという声が私のところに届いております。それは、今の形態に何か釈然としないものがあるからなのかなと思われます。
そこで今回質問を、これは9月議会の積み残しですけれども、最初に質問をさせていただきます。
要旨1、スワン撤退後の流れ、細目1、これまでのスワン撤退後の流れを年度ごとに説明をお願いいたします。
◎市民経済部長(石川豪三君) おはようございます。広瀬明子議員の一般質問にお答えいたします。
件名1、スワン跡地について、要旨1、スワン撤退後の流れについての中で、まず、現在までの一連の流れについてのご質問です。
スワンが撤退した後、市では施設の目的を観光発信拠点、市民の憩いの場の提供、障がい者の就労の場の提供と設定し、新たな運営者として一般社団法人浦安観光コンベンション協会と協定を結び、同協会はスバル興業株式会社を事業パートナーとして平成25年11月にS-FRONTを開店いたしました。
ところが、なかなか障がい者の雇用が進まないということから、同協会に対して再三にわたり改善を求めたところ、平成27年4月より市内の福祉団体で組織する浦安福祉事業体を新たに事業パートナーとし、就労継続支援A型事業所として障がい者の就労がかなったところでございます。
その後、同協会からS-FRONTで運営してきた物産販売等については、新浦安駅前広場を会場として事業規模を拡大し、駅周辺に賑わいをつくっていきたいという申し出がありましたことから、協議の結果、S-FRONTについては市民の憩いの場と障がい者の就労の場に特化して事業を展開していくこととし、平成28年4月より運営者を浦安観光コンベンション協会から浦安福祉事業体に変更したところです。
また、かねてからS-FRONTが新浦安駅前に立地する店舗として賑わいを醸し出しているのか、景観上ふさわしくないのではないか、またメニューの内容等についてもさまざまな意見が市や同協会に寄せられておりました。
そこで、新たな運営者となった浦安福祉事業体はこうした課題を踏まえて、本年6月にオリーヴァとしてリニューアルオープンし、現在に至ったところでございます。
以上です。
◆(広瀬明子君) 流れは理解できました。細目2、現在の使用状況に関連してですけれども、今、説明がありましたように浦安福祉事業体が運営していると、オリーヴァという名前で運営しているという説明だったんですけれども、この浦安福祉事業体というのはどういう団体という、中身は7つの福祉関連の事業者が集まっていると、構成されているという説明は再三されているのでそれについては理解しているんですけれども、そもそも浦安福祉事業体というのは登記登録とか、団体として何らかの客観的に存在がわかるようなことが行われているのでしょうか。前回、登記はどうなんですかと聞いたとき答弁をいただいていなかったので、再度お伺いいたします。
◎健康福祉部長(新宅秀樹君) 浦安福祉事業体は、障がい者の自立及び就労の拡大、また賃金向上を目的に、市内の障がい福祉サービス事業者、これは現在11事業者が参加しておりますが、この11事業者が共同で受注・販売を行うために構成された組織となっておりまして、法人登記はしておりません。
◆(広瀬明子君) 市との何らかの契約関係とかになる場合に、当然、どんな事業者でも入札参加資格者名簿に掲載されるのが必要だと思うんですけれども、そうするとここにも掲載されていない、私が調べた限りだとちょっと見当たらなかったんですけれども、そこにも出ていないわけですね。
◎健康福祉部長(新宅秀樹君) 市との契約におきましては、必ずしも法人格を持たなくても、そういう団体でも登録はできますので。実際、福祉事業体の中に小型家電リサイクル部というものがありまして、ここは小型家電のリサイクル業務の委託を市から受けております。
◆(広瀬明子君) 私が聞いたのは、ここの場所をいわゆる行政財産使用許可を出しているところの対象が、浦安福祉事業体という説明だったから、そこが事業者として適切なのかどうか。それは入札参加資格者名簿に掲載されることが必要なんではないかと思うから聞いたんですけれども、この浦安福祉事業体は掲載されていないと、参加資格者名簿に登録されていないわけですね。でも、市は行政財産使用許可を出していると。
あそこの場所なんですけれども、行政財産使用料、私、事前に調べましたらば、一月20万7,030円ですね、12で割ると。そうすると、浦安福祉事業体が市に毎月支払っていると理解してよろしいわけですか。
◎健康福祉部長(新宅秀樹君) 今ちょっと確認をしておりますが、先ほどの市との契約、福祉事業体として登録をしているから契約ができていると思っていますので、今ちょっと確認をしますけれども、登録はされているはずです。
◎市民経済部長(石川豪三君) 先ほどの使用料のお話がありましたけれども、これは福祉事業体から市に納入されているということでございます。
◆(広瀬明子君) そうしますと、福祉事業体そのものが経済行為を行っていて、そこから毎月20万7,030円振り込まれるということですね、口座もちゃんと持っていると。そのように理解してよろしいわけですか。
というのは、行政財産使用許可書、これは開示請求で取った限りですと、あそこの問題になっている場所ですよ。浦安福祉事業体、新浦安駅前部リーダー、申請書ですよ。特定非営利法人タオで出ているんですよ。
そうすると今の答弁ですと、この特定非営利法人タオというのは不要じゃないですか。直接、浦安社会福祉事業体とやりとりしているのであれば、何でここにこれがくっつくんですか。これから見るとタオが払っているのかなというね。あるいはあそこで働いている人は、私が聞いた限りですと、浦安福祉事業体からは給料が出ているんですか、出ていないでしょう。全部そういうのに影響してくるから聞いているんです。
◎健康福祉部長(新宅秀樹君) まず、浦安福祉事業体、これは3つの部に分かれておりまして、今回、新庁舎10階にある食堂Sora-cafe、これは新庁舎食堂売店部で代表がフレンズ。
また、先ほど申し上げました小型家電リサイクル部、これについてはリーダーがなゆた、そして現在オリーヴァ、これは新浦安駅前部、リーダーがタオということで3つの部に分かれてそれぞれ代表がいるのでそういう登録をしている、行政財産使用料を駅前部が支払いをしているといったことです。
◆(広瀬明子君) 確認しますけれども、特定非営利法人タオが支払っているんではないんですね。先ほどの答弁ですと、福祉事業体が払っているというお話だったんですけれども、そこが例えば先ほどの説明ですと7じゃなくて11事業者が今は加入しているようですけれども、そこで皆さんでお金を出し合ったりしてこの事業体を支えているという、それでその事業体から毎月20万幾らかのお金が市に振り込まれると理解してよろしいわけですね。
それから、確認ですよ、あそこは運営者はタオではなくて、先ほどの説明ですと
福祉事業体が運営していると、そこが働いている人の雇用もしていると、そのように理解してよろしいわけですか。
◎市民経済部長(石川豪三君) 法人内部の経理等については、我々ちょっとこちらでご説明する立場にはないというふうに考えております。
◆(広瀬明子君) 何でそういうお金の流れにこだわるかといいますと、以前、スワンがあそこを運営しているときは全部経理がわかったんですよ。ホームページにちゃんと出していました。スワンのあそこで人件費幾ら、市に幾ら払っている、それで本年度は月ごとにデータを出していまして、幾らの収益があって幾らの支出があって、赤字とか黒字とか。当たり前じゃないですか。あんな一等地をこんな、一月20万幾らかで借りられるというね、それなりの、市がそこに公的な仕事を任せるからであって、お金の流れがちゃんと見えるのは当たり前だと思うんです。だから私は、スワンのときのは、あ、非常に適正な経理が行われているなと、あ、経営厳しいなとか全部わかった。でも今度のはわからないじゃないですか、今のお話ですと。
どこが主体なのか。タオさんが主体なのか、福祉事業体が主体なのか、全く答弁だと理解しかねるんですけれども、先ほどの答弁によるとタオではないと、福祉事業体だと、これは議場で確認できましたので、そこからも支払いがなされている、振り込みがなされているということですね、これは間違いないですね。後で振込先とか開示請求で取らせていただきます。答弁で出てきたことを確認させていただきます。
それからもう1点、先ほど私が申し上げたのは申請書です。行政財産使用許可の申請書は、リーダーという言葉がついている。ところが、許可書、この申請書に対して許可書を出しますよね。こっちはリーダーという言葉がないんですよ。
何か市が契約じゃない、行政財産使用を許可している対象の名称がどっちが本当なのかなというね。リーダーがついているんですよ。リーダーがついた浦安福祉事業体とやりとりしているということ。リーダー、最後にリーダーがつくんですよ。それで、許可書はリーダーがついていないんですよ。どっちとやりとりしているんですか。タオじゃないということは確認できました。どっちが正式な名称なんですか。
◎市民経済部長(石川豪三君) 恐らく代表ということになりますとリーダーということになると思うんですが、実際に法人ということになれば福祉事業体ということになろうというふうに考えております。
《雇用主は浦安福祉事業体》
◆(広瀬明子君) あそこで雇われている人は、この事業体から給料をもらっていると。先ほど何も市は言いませんでしたから確認させていただきますけれども、そのように理解してよろしいわけですね。
◎市民経済部長(石川豪三君) 基本的にはそのとおりにご理解いただいて結構だというふうに思います。
《2100万円の工事請負会社を市は把握せず!》
◆(広瀬明子君) わかりました。それも調べさせていただきます。
今年の4月1日から5月27日にかけてあそこを大々的に、約2,100万円お支払いして修繕しております。図面とか私は全部見て知っているんですけれども、結構手を加えたと思います。それなりの理由があったと思うんですけれども、どこの工事屋さんが工事したんですか。税金で工事しているから、当然入札とか一般競争か指名かちょっとわかりませんけれども、そういう行為が行われて約2,100万円の支出になったんでしょうか、お答えください。
◎財務部長(及川力君) お尋ねの点につきましては、新浦安駅前PFI株式会社、こちらのほうに改修なり修繕のほうを依頼しております。
以上です。
◆(広瀬明子君) 何で直接、市が工事屋を募って、入札とかしてやらなかったんですか。だって、PFI株式会社というのは工事屋さんじゃないですよね。建築工事、関係ないですよね、ここは。何でそこにお金を支払うんですか。工事は内装ですよ、かなり大々的な内装をしたんですけれども、何でここが対象になったんですか。納得できないんですけど。お答えください。
◎財務部長(及川力君) PFI事業契約サービス、この中の修繕費として先ほど申し上げました新浦安駅前PFI株式会社、こちらのほうに依頼をしたところです。
以上です。
◆(広瀬明子君) それは市独自に工事屋さんを選定して、入札とかかけて、あれだけの修繕をすることはできなかったんですか、してはいけないというPFIの決まりで、PFI株式会社との取り決めがあったんですか。
◎財務部長(及川力君) 当該建物の場合、躯体に影響を及ぼすような工事あるいは修繕についは、 。その協議の中で、あの建物を一体で管理しておりますPFI株式会社、こちらのほうに依頼をしたところです。
以上です。(全く答えになっていない!)
◆(広瀬明子君) それでは、スワンがあそこに入るとき、同じような形態をとったんですか。あるいはスワンが撤退するときに、まだ業務用の大きいオーブン、あれは使える、でも撤退せざるを得なかった、そういうのを全部ここが工事請け負ったんですか。スワンのときどうだったんですか。
◎財務部長(及川力君) 今回のオリーヴァの関係では、駅前広場のほうに面した部分、蛇腹の開口できるような扉を設置しました。こういう工事については、躯体にかかわるものですので今回については、まずはSPC側のほうと協議する必要があるということで、
そして協議の中でSPC側が受けてくれたというところです。 以上です。
◆(広瀬明子君) 私が質問したのは、スワンのときはどうだったということを聞いているんですよ。スワンもかなり躯体にかかわるような工事をせざるを得なかった。だって、業務用のあのでっかいオーブンを外すのって大変ですよ。
◎市民経済部長(石川豪三君) スワン撤退後からS-FRONTに移行する中で、若干内部の改修をさせていただきまして、その際には躯体にかかわるような部分はありませんでしたので、その部分についてはSPCが直接行ったのではないというふうに認識をしております。
◆(広瀬明子君) じゃお伺いします。蛇腹部分だけが躯体にかかわるという説明。そこだけをお願いして、それ以外はきちっと入札すべきではなかったんですか。
◎財務部長(及川力君) 先ほど主なものとしてわかりやすくするために蛇腹部分を例に挙げましたが、それ以外にも躯体にかかわる工事というのはありました。そのために市が直接工事を発注するということは想定しませんでした。
以上です。
◆(広瀬明子君)
約2,100万円もの税金が、市税が動いて、どこの工事屋さんがやったかわからない、適切な価格で行われたかどうかもわからないから問題視しているわけです。
それでは次、細目3、今後の見通し。
ここでの障がい者雇用数というのは、A型でやるとかというお話だったんですけれども、大体見通しをお示しください。
◎市民経済部長(石川豪三君) 障がい者の雇用ということですけれども、現在、オリーヴァで雇用されている障がい者は5人、就労移行支援、訓練ですけれども、これが2人、計7人というふうに聞いています。
実際には店の規模を踏まえますと、10人程度を目標としているところでございます。
◆(広瀬明子君) わかりました。将来的には10人ぐらいを予定していると。
それから、売上ですね、もう一度確認します。今後も全てこれはタオさんではなくて、
浦安福祉事業共同体に所属すると、売上げはですよ、そういうことですね。
◎市民経済部長(石川豪三君) そういうことになろうというふうに思います。