Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

マイナス1票-Negative Vote Movementを!

2014年11月22日 | 国際・政治

つい最近不祥事を起こして大臣を辞めた人がまた選挙に出馬とか、これまた不祥事を起こした、党の元党首とかが、83歳の無責任男とかが、堂々と出馬すると言います。

こんな厚かましい人達でもお金と組織票があるため当選できる現在の選挙方式(世界一高額の供託金、小選挙区、プラス投票のみ・・・等々)そして、そして低い投票率、なんとかならないでしょうかね。

今までも何度か書いてきていますが、私は、「入れたい候補者、候補政党がないけど、信頼できない候補者や候補政党がある有権者がプラス1票ではなく、マイナス1票を入れられるように、投票システムを変更すること」が、今、日本には必要になっていると思うのです。

「選挙に行っても、何も変わらない」と諦めて選挙に行かない人(特に若者)が多いですが、マイナス票があれば、たとえばバックに宗教団体を含む何某の組織がくっついていている議員や政党、世襲議員、有名人議員を当選させないことができると思います。

調べてみると、日本でも、週刊ポストが昨年に以下の記事を書いています。

「マイナス1票」投票権の創設で日本の政治が劇的に変わるか
http://www.news-postseven.com/archives/20130729_202581.html

抜粋:

 選挙で民意が反映されなくなれば、政治は腐敗し、「権力の暴走」の危険が高まる。自民党の公共事業バラマキのように、政治家は“投票に行かない主権者など恐くない”と安心して「2割」の支持層だけに利益誘導して喜ばせる政治をするようになるからだ。

 ならば、どうするか。実は、ユニークな解決方法がある。投票のやり方をほんの少し変えるだけで、日本の政治は劇的に変わる。「マイナス1票」の投票権を創設するのだ。

「投票したい候補はいないが、落としたい候補はいる」
 今回の選挙でそんな思いを抱いた有権者は少なくないはずだ。だが、現在の制度では1票をプラスにしか投じることができないから、棄権という選択をした人は多い。

 しかし、その1票でダメ政治家を落選させることができるとなれば、選挙が俄然、面白くなる。間違いなく、民意をより正確に反映した選挙結果をもたらすはずだ。

海外、アメリカやインドなど(大学、メディア)でもやはり「マイナス投票導入を」という意見を書いたものもあるし、これは確認していませんが、チェコやルーマニアではこのマイナス投票のようなものがあった(ある)ようでもあります。

このマイナス投票について意見を聞いた海外の友人の一人は、

「これについて僕は何も言えない。
僕は無政府主義者じゃないけど、政治家ってものを信用していないから。民主主義に失望しているわけではないけど、啓蒙思想付絶対主義の方がマシかも、って思ったりする。」
と言っていましたが、確かに「どの政治家や政権にも期待できない」というように思っている人、日本にも多いでしょう。 

(私は後半の彼の言葉にも同意します。
『ハプスブルクのヨーゼフ2世と現代の政治家たち』
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/2cf324d459bebd759a8169a24d916646) 

しかし、マイナス投票では、国民のことより自分や自分の党や仲間しか見ていない政治家たちを、多少なりとも淘汰することができると思うのです。 

とはいっても、自分達に不利になることは一切しない政治家たちはマイナス投票意見は封じ込めるでしょうから、これは難しい。
日本で、これを支持する運動でも起こらないだろうか・・と強く願います。 (政治家の質が低い他の国と連携して。)

ついでに、アメリカのフォーブスの記事も貼り付けます。 (一回開いても読めないときがあるので、一度それを閉じて、再度リンクをクリックしてみてください。)

Forbes (2014.10.28)
Unhappy with a hold your nose election? You should be allowed  to vote against candidate
http://www.forbes.com/sites/georgeleef/2014/10/28/states-should-change-their-election-laws-to-permit-negative-voting/ 

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