アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

当ブログへようこそ

 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

 これが、当ブログの主張です。
 詳しくは→こちらを参照の事。
 「プレカリアート」という言葉の意味は→こちらを参照。
 コメント・TB(トラックバック)については→こちらを参照。
 読んだ記事の中で気に入ったものがあれば→こちらをクリック。

これ以上、ムダな仕事を増やすな!

2023年07月28日 22時29分55秒 | 職場人権レポートVol.3
 
先程、所長宛に送ったLINEメールの全文です。↓
 
TさんとUさんから聞きました。午後からの日配ケース仕分け作業にまた一つ新たな手順が加わるそうですね。
 
別紙の作業報告用紙に、商品コードと仕分けケース数、仕分け店舗の店番号を書かなければならないのだとか。例えば、オレンジジュースを45ケース積みのカート1台と35ケース積みカート1台仕分けたら、用紙にそれぞれの仕分け店舗の最初の店番号と最後の店番号を記入して帰りに事務所に提出しなければならないのだと。
 
そうする事で、例えば93番店のオレンジジュース1ケースが誤って隣の94番店のカートに仕分けされ、店に誤配されてしまった場合、この用紙を基に、誤仕分けしたバイトをあぶり出し、個別指導や仕事の適性判断に活かすのだと。
 
そんな事しても無駄です。何故なら、
 
①ただでさえ、狭い場所で大量の商品を時間に追われて仕分けしなければならないのに、そんな物書いていたら仕分けが遅くなります。
 
②狭い場所で混雑する中で、用紙を持ち歩いて記入なぞしていたら、気が散って更に事故や作業ミスが起こりかねません。
 
③よくミスする人は大抵が横着な人です。そんな横着な人に、こんな細かい記録なぞ取れる筈がありません。
 
④逆にベテランバイトのミスを誘発しかねません。ベテランバイトは、ただ自分の商品だけを仕分けしている訳ではありません。自分の前に仕分けした初心者のガタガタに積まれた商品も、いちいち手直ししながら仕分けしているのです。そうしなければ、自分の商品がカートに積めないから。その中で、余計な作業手順を増やされたら、更に精神的負担が増えます。これ以上、ベテランバイトの精神的負担を増やさないで下さい。
 
最初は誰でも初心者です。でも普通は慣れるに従い、最後は誰でも、ある程度は早く綺麗に正確に作業出来るようになるものです。
 
ところが、この物流センターでは、下手な人はいつまで経っても下手なままです。社員がちゃんと仕事のコツを教えないから。
 
「重たい物を最初に下に積み、その上に軽い物を積め」と、朝礼で言うのは簡単です。でも、初心者と言うのは、何が重い商品で、何が軽い商品なのかも、よく分からないのです。また、同じ重い商品でも、もっと重い商品ばかり入荷して来たら、軽い商品として扱わなければなりません。それに、同じ重い商品でも、小さくて重い商品の場合は、土台になりませんので棚の上に積まなければなりません。そういう事は場数を踏まなければ分かりません。
 
それは、朝礼で通り一遍の訓示で済ませているだけでは、初心者には分かりません。社員がこまめに現場巡視して、初心者に個別・具体的に注意・指導しなければなりません。
 
ところが、このセンターでは、その個別指導をずっとベテランバイトだけに押し付けて来ました。社員は朝礼で通り一遍の訓示で済ますだけで、個別指導は一切やりません。事務所にこもってパソコン打っているか、他のバイトと一緒になって一作業者として作業に埋没してしまっているか。そのどちらかです。
 
しかし、ベテランバイトと言えども、ただのバイトです。自分の作業もあるのに、そうそう社員の代行みたいな事ばかり出来ません。ど素人のお守りばかり出来ません。
 
こんな状態だから、素人はいつまで経っても素人のままで、何年経っても上達しないのです。その悪循環を断ち切らない限り、事故もミスも減りません。なのに、この会社と来たら、いつまで経っても、こんな「その場しのぎの弥縫策(びほうさく=一時逃れの対策)」「やってる感演出だけのアリバイ工作」で誤魔化そうとするばかり。
 
いつまでも、ベテランバイトに社員の代行みたいな事ばかりさせないで下さい。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

維新の強みは同時に弱みでもある

2023年07月26日 22時15分00秒 | 都構想・IRカジノ反対!
 
語るに落ちた。「第1自民党と第2自民党が改革合戦をして国家・国民のために競い合う」?改革合戦ではなく汚職・利権・軍拡・弱者切り捨て合戦だろう。まあ、それを批判している立憲党首も第3自民なんだが。
 
防大教授が告発した自衛隊内の虐めや犯罪行為も、大部屋での寄宿舎生活の中で先輩による後輩虐めが隠蔽されて起こった。第1自民と第2自民の密室での馴れ合いもこれと同じ。似た者同士が馴れ合う中で利権を分け合い、批判者はファッショで異論排除。これでは「改革競争」どころか「日本沈没」しかない。
 
ビッグモーターの不祥事もこれと同じ。中古車メーカーが車検で車を故意に傷付け保険金詐取。それを見抜かなければならない立場の損保ジャパンもビッグモーターに大量出向で隠蔽に加担、顧客も互いに融通。第1自民と第2自民の馴れ合いもこれと同じ。「越後屋、こちもワルじゃのう」「いや、お代官様こそ」にしかならない。
 
森友事件もそうだった。幼稚園児に軍歌や教育勅語を斉唱させる塚本幼稚園が「安倍晋三記念小学校」設立を企て国有地をタダ同然で購入。政権側で関与したのは安倍昭恵だったが大阪で学校認可したのは維新知事の松井だった。こんな偏向教育を維新は美化して議員に視察までさせていた。まさに目糞鼻糞。
 
大阪府が美術館に展示した作品を手狭になったからと言って咲洲庁舎の地下駐車場に放置。保管とは名ばかりの仮柵で囲いシート被せただけの粗大ゴミ扱いで。維新にとっては美術品も所詮は金づるでしかなく。用済みになればこの有様。万博やカジノも、用済みになれば費用負担だけ府民に押し付けトンズラ。
 
 
馬場は「第2自民」だけでなく「立憲ぶっ潰す」「共産いらない」とも発言。立憲内ではむしろ中道右派の原口一博でさえ、この発言にはマルティン・ニーメラーの詩まで引用して反論。松竹伸幸の共産党除名を異論排除と批判した者こそ、それをはるかに上回るファッショ丸出しのこの発言を批判すべし。
 
私も実際に美術品放置の現場を覗いて来た。咲洲庁舎地下駐車場の一角にブルーシートで包んで置かれていた。工事現場でよく見かける鉄板の仮柵で囲って。しかし隙間から幾らでも人が出入り出来る。監査カメラも設置されず、月2回職員がアリバイ的に見回りに来るだけだ。とても貴重な美術品の保管場所とは思えなかった。
 
報道によると、80年代のバブル崩壊で新美術館建設計画が頓挫。行き場を失った美術品がたらい回しにされた挙句、今の状態に。確かにそれは維新府政の責任ではないが、それでも2億円以上もする美術品を、こんな粗大ゴミ扱いして良い筈はない。それを是正する責任は現府政にある。
 
 
ついでにコスモタワー(咲洲庁舎)の展望台に上って眺望を堪能して来た。800円の入場料が必要だが、1500円もするあべのハルカスと比べたら安い。ハルカスは平日でも観光客で大混雑だか、こちらはそんな事はない。展望台のレストランも決して安くはないが、ハルカスのぼったくり価格よりはまだマシだ。(左写真の左端が夢洲の万博工事現場、右写真左端の観覧車が回っている所がUSJ)
 
 
コスモタワー6階には咲洲庁舎の職員食堂がある。私も覗いてみたが安い値段でメニューも豊富。事前に知っていたらバカ高いATCの飲食店で昼食食べる事もなかったのに。ここは夜景スポットとしても有名。海岸べりにあるのでUSJ等の観光地だけでなく工場夜景も堪能出来る。仕事帰りに立ち寄っても良いかも。
 
話を馬場の発言に戻すと、奴は自民よりも立憲や共産を目の敵にしている。逆に自民は良きライバルとして互いに切磋琢磨する仲なんだと。維新の自民批判も「自民ではだらしないからダメだ」と言う物でしかない。我こそは「本物の保守」と言う訳だ。こんな物、どっから見ても自民党の補完勢力じゃないか。
 
でも現状はそんな維新の方が人気だ。立憲や共産は影が薄い。何故か?一般大衆にとっては「理想」を振り回す後者よりも「現実的」な前者の方が頼りがいがあるからだ。私からすると現状に胡座をかいているだけなのだが。競馬でもそうだろう。来るかどうか分からない穴馬より1番人気の馬券を皆買うだろう。
 
現実に胡座をかいているだけでは何も変わらず。理想を説いているだけでも人は付いて来ず。ではどうするか?例えば、天皇制廃棄なんて畏れ多いと思っている人でも、今の元号強制に不便を感じている人は大勢いる。昭和だけでなく平成・令和となるともう訳が分からなくなる。それを何故問題にしないのか?
 
天皇制廃棄には躊躇する人でも、履歴書は元号だけでなく西暦も使用できるようにして貰いたいと誰しも思っている。ところが維新は「改革」を叫ぶ割には「天皇」「安保」となると自民以上に現状維持となる。方や共産も、共和制移行を将来に先延ばしするだけで、現状維持という点では自民・維新と変わらず。
 
どちらも現状維持で変わらないなら1番人気の維新を選ぶ。しかし安保の問題も、「沖縄を見殺しにするな」と叫ぶだけでなく、米軍基地から漏れ出すPFAS(ピーファス=有機フッ素化合物)の水道水汚染も取り上げれば、本土の人間も変わらざる得ない。その為にはどうするか?今の立憲や共産に欠けているのはその戦略だ。
 
景気対策も然り。万博やカジノに不安を覚える市民が多いのに、選挙では常に維新が勝ってしまうのは、それで潤う層がいるからだ。外資やゼネコンばかりではない。黒門市場の商店主も外人観光客で確実に潤う。それに対し、外需頼みのぼったくり価格で馴染客からそっぽ向かれたと、批判するだけではダメだ。
 
それに代わる内需モデルを提示出来なければ人は付いて来ない。その答えは簡単には出ないかも知れないが、決して答えがない訳ではない。現に千林や天神橋筋の商店街は外需に頼らなくても充分やっていけているのだから。近くの西成の商店主とタイアップして安売り弁当売るとか、方法は幾らでもある筈だ。
 
日本や大阪をブラック企業に例えるなら、さしずめ自民は無能上司、維新はヤリ手上司、立憲・共産は無能社員だ。幾ら無能上司がトンデモでも、無能社員が頼りにならないのでは、ヤリ手上司に頼らざるを得ないだろう。「ヤリ手上司と言えども所詮ブラック企業の手先に過ぎない」と、薄々勘づいてはいても。
 
咲洲庁舎の美術品放置も吉村は早くも見直し表明。この行動力があるからこそ維新人気が衰えないのだ。このままでは失点すら手柄にすり替えられてしまう。しかし維新の強みは同時に弱みでもある。ブラック企業の枠内でしか行動出来ないという弱みが。でも無能社員のままではブラック企業の変革なぞ不可能。
 
更に追記。
 
共産党は破防法対象の暴力革命の党だから弾圧されて当然と、戦前の特高警察みたいな事を維新幹事長の馬場が言うなら、お前とこはどうなんだ?埼玉で、2月まで選挙区外に住んでいて3ヶ月の居住実態もないのに4月の県議選に平気で出馬して当選詐欺やらかすお前らこそ、民主主義破壊で破防法適用対象だ。
 
そう言えば馬場は以前、菅直人が維新の事をナチスと言ったら失礼だと噛みついていたわな。そのくせ自分は特高史観丸出しで治安維持法ばりの発言するのは良いのか?この醜いダブスタ男が。憲法に保障された思想の自由を否定するのは、もはや失礼どころか「自由の敵」で、「中国共産党」と同じではないか。

鈴木宗男が松竹伸幸氏の共産党除名を引き合いに馬場幹事長の「共産党無くなったら良い」発言を擁護。しかし松竹氏は党を除名されただけで、党外での発言まで禁じられた訳ではない。それに対し、馬場の発言は共産党の存在自体を否定したものであり、完全な言論弾圧だ。だから維新は「現代のナチス」と呼ばれるのだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

値段はケチっても栄養までケチってはいけない

2023年07月19日 16時37分25秒 | なにわB級グルメ探訪
 
昨日7月18日に放送された「NHKクローズアップ現代」を身に摘まされる思いで観ました。物価高騰の中で食費を節約し過ぎて栄養失調になる人が増加。腹持ちが良いからと脂質や炭水化物の多い食べ物ばかり食べていると糖尿病や虚弱体質になると。私も栄養バランスに気を配っていたつもりでしたが、写真の10の食品群(※)を満遍なく取れているかと問われたら…。
 
※10の食品群→「さあ、にぎやか(に)いただく」と覚えるのだそうです。
 さ=魚、あ=油、に=肉、ぎ=牛乳・乳製品、や=野菜、か=海藻、い=芋、た=卵、だ=大豆、く=果物
 
魚は最近ほとんど食べていません。せいぜい、さんまの味醂干しか、カツオのたたきぐらいで。鯖缶のストックはありますが、これはあくまで非常用です。肉も豚肉か加工肉。牛乳は皆無。野菜は言わずもがな。海藻は最近ようやく取り始めました。芋は馬鈴薯を摂取。卵・大豆はまず大丈夫。但し味噌汁ばかりだと塩分取り過ぎるので要注意。果物…そんな物買う位なら晩飯のオカズを買うわい。今やフルーツなんて資産家階級の贅沢品じゃないか!
 
 
番組紹介の節約&お手軽レシピも見ましたが、単に値段だけがネックじゃないのです。例えば肉みそ麻婆豆腐(※)も、割高な麻婆豆腐の素や豆板醤を使わなくても作れる点は確かに魅力的ですが、一人暮らしの身では片栗粉や薄力粉を買っても余らせるだけです。それらも買わずに済むレシピをもっと公開してほしいです。
 
※肉みそ麻婆豆腐のレシピ(抜粋)
 材料(1人前)
 肉みそ(豚ひき肉60g、みそ小さじ1、焼き肉のたれ市販品大さじ1、水大さじ1、片栗粉小さじ1)
 木綿豆腐1/2丁、にら1本
 
 作り方
 ①肉みそを作る(作り方の詳細はこちら
 ②木綿豆腐をサイコロ状に切る。耐熱の皿に入れ、細かめに切ったら、肉みそと混ぜる
 ③ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で1分30秒間加熱し、混ぜる 
 
勿論、私自身も出来る限りの事はしています。栄養失調にならないように自分なりに気をつけています。決して物価高や自民党の悪政に手をこまねいている訳ではありません。
 
 
公休日の今日もお昼はカレーにしました。自炊生活中心になると、買って来たものを腐らせる訳にはいかないので、外食はほとんどやらなくなりました。その中で、野菜の残り物を処分できる味噌汁をいつも重宝していますが、これも余り食べ過ぎると塩分の過剰摂取になってしまいます。でもカレーならその心配はありません。今日は以前社販で安く買ったボンカレーで済ませましたが、別にカレーのルウもちゃんと買って来ました。
 
そして三角コーナーをミニキッチンの隅に置いて玉葱・馬鈴薯の貯蔵庫にしました。玉葱・馬鈴薯は日持ちしますが、スーパーの袋に入れたままでは痛みやすくなります。だから風通しの良い三角コーナーに入れて台所の隅に置いておくのです。丸型のザルではなく三角コーナーなので嵩張りません。三角コーナーの中でも比較的網目が小さいものにしたので玉葱の皮が床にこぼれ落ちて飛散する心配もないでしょう。
 
ミンチカツも牛カレーシチュー用の代用品です。最近ではカレー用牛肉も高くなり簡単には買えなくなりました。安い豚肉で代用する手もありますが、賞味期限が短いので常に献立と睨めっこしなければなりません。でも使い切りの惣菜ならその煩わしさから解放されます。
 
以前買った豆苗もベランダで水耕栽培してサラダとして再利用。豆苗は安い上に数回使えるので重宝しています。敢えて言えば生野菜特有の青臭さがあるのが欠点ですが、それもシーチキンと和えてマヨネーズをかければ解消します。シーチキンは使い切りの少量パックを買いました。次も魚肉ソーセージと和える予定です。
 
後これだけは言っておきたいです。身近にあるもので利用できるものは何でも利用した方が良いです。地域の子ども食堂やフードバンクなんか、その最たるものです。もし、子ども食堂等が身近になくても、それに代わるものは探せばいくらでもあります。例えば会社の社員食堂や役所内の食堂などです。従業員は割安価格で栄養バランスのとれた食事が食べられるし、外部の人間でも、割引価格より少し高くなりますが、それでも市場価格よりはるかに安い値段で食事が出来ます。「政府が無能だから仕方ない」と諦めていたら、最後には皆、野垂れ死んでしまいます。値段はケチっても栄養までケチってはいけません。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これではテロは絶対になくならない

2023年07月16日 20時44分43秒 | モリカケも忖度もない公平な社会を

夏と言えば怪談だ。私もこの週末に史上最凶の心霊スポットを巡って来た。どこだと思う?元首相の安倍晋三が銃殺された近鉄西大寺駅前ロータリーと、安倍晋三の慰霊碑(留魂碑)のある奈良の三笠霊苑だよ。この世に未練を残して人が亡くなった地を「心霊スポット」、その人の住まいを「事故物件」と言うなら、政治家も例外ではない。現に今の首相官邸も、戦前の5.15事件で軍の反乱兵士に殺された犬養元首相の亡霊が出ると噂されている。なのに、安倍晋三の場合だけは誰も言及しない。それがもし何らかの忖度(そんたく=遠慮)の結果だとしたら、その欺瞞を暴くのも私は「あり」だと思う。

しかも、安倍晋三ほど評価の分かれる人物はいない。安倍の支持者からすれば「偉大な人物」かも知れないが、安倍が強行した安保法制に抗議して焼身自殺した人や、安倍政権に公文書改ざんを強いられたのを苦に自殺した公務員の方からすれば、「何でこんな奴を祀らなあかんねん」としかならない。なのに、安倍の支持者は安倍晋三だけを祀り、その犠牲者については一顧だにしない。これでは余りにも不公平だ。

こんな事を言うと「お前は死者に鞭打つのか?」という反論が必ず来るが、もしそんな事を言う奴がいるなら、その言葉をそいつにそっくりそのままお返しする。安倍の犠牲者については散々「自殺するような案件ではない」とか「野党が追及するからそれを苦にして自殺してしまったのだ」と、原因と結果を逆転させて、まるで「白を黒と言いくるめる」ような態度を取り、犠牲者を冒涜しながら、安倍だけを殉教者のように崇め奉り、それを国葬という形で国民にも強要するのは、ダブスタ以外の何物でもない。

そもそも、加害者の死をもって「水に流す」と言うのが通用するのは、その加害者が被害者に対して本心から反省し謝罪した時だけだ。加害者が全然反省も謝罪もせず、勝手に亡くなったにも関わらず、被害者だけが加害者に対して「水に流す」事を強要されるいわれは、これっぽっちもない。もし、相手がレイプや飲酒運転の加害者で、被害者・遺族に対して補償はおろか謝罪も反省も未だ為されなかったとしたら、当事者としては到底「水に流す」事なぞ出来ない。安倍晋三とて、それは例外ではない。この事をまず最初にはっきりさせておく。

しかし、安倍銃撃事件からほぼ1年経ち、当時の回顧録がテレビで取り上げられる事はあっても、「テロを防ぐにはどうすれば良いか」議論するばかりで、「では何故テロが起こったのか?」という観点まで踏み込んだものはほとんどなかった。あっても、せいぜい「違う立場の人や意見にも寛容に」という一般論でお茶を濁すのみだ。これではまるで「私たちが寛容でないからテロが起こった」みたいだ。確かにそういう側面がある事は否定しない。しかし、「嫌韓」「嫌中」にしても「北朝鮮バッシング」にしても、最初に非寛容を煽ったのは政治家やマスコミだ。その政治家・マスコミの責任を棚に上げ、「一億総ざんげ」に話をすり替えようとしても、そうは問屋が許すか。

とまあ、そんな事を思いながら、先日の回顧録番組(7月5日放送NHKクロ現)を観たのを機に、その銃撃現場を昨日の土曜日に探索して来ました。銃撃の舞台になったのは、近鉄奈良線・大和西大寺駅北口ロータリーのゼブラゾーン(白いペンキで車両進入禁止の斜線が引かれた一角)です。今でこそロータリー改修工事も終わってゼブラゾーンになってますが、昨年7月の参院選当時は、ロータリーはまだ工事中で、ここもガードレールに囲まれた小さな空き地のままでした。7月8日のその日も、安倍晋三はここに立ち、ロータリーの方に背中を向けて、自民党候補者の応援演説をしていました。その時に、ロータリーの方から近づいてきた容疑者に銃撃され死亡しました。(詳細についてはウィキペディアの記事参照)

現在、そのゼブラゾーン向かいの交差点角に小さな花壇が作られています。私が行った時は、花壇の前で一人の青年が署名を集めていました。「安全な社会を守る緊急署名」と銘打ち、テロ防止のボディーガードをもっと政治家に付けるよう訴えていました。その署名には「与党だけでなく野党の国会議員もテロの恐怖に脅かされている」とあり、安倍晋三だけでなく民主党の石井紘基議員も、凶弾に倒れた議員の名前に載っていました。但し、署名の主催団体名は私が今まで聞いた事もない名前だったので、「本当にどの政党とも無関係ですね?」と念押しした上で、私も署名させてもらいました。(当該署名団体のサイト参照)

その青年が言うには、「当時の銃痕もまだ北の方の駐車場ビルの壁に残っている」という事だったので、その駐車場に行ってみたら、ロータリーからだいぶ離れているにも関わらず、ビルの壁にそれらしきものが残っていました。(写真の矢印の先の丸で囲った部分2か所)

ただ、そこには安倍晋三の慰霊碑はなかったので、私がネットで調べたら、奈良市街の北はずれ、若草山の北の方にある三笠霊苑(奈良墓地公園)の一角に、政治家有志が私費で建てた留魂碑があるという事で、今日の日曜日にそれを見て来ました。近鉄奈良駅前から青山住宅前行きのバスに乗り、今在家というバス停で下りて、「歴史の道」という散策路を山伝いに歩くと、やがて三笠霊苑が見えて来ました。入口には樹木が茂り、噴水もあり、本当に公園みたいでした。入口脇の管理事務所の前を通り、つづら折れの急な坂道を登っていくと、やがて留魂碑が見えて来ました。

小さな慰霊碑で、碑には黒い石がはめ込まれ、「不動心 内閣総理大臣 安倍晋三」と刻まれていました。私は安倍なんて大嫌いで、ここを訪問したのも、単なる「物珍しさ」以上のものはありませんでした。それでも、訪問した以上は弔意を表さなければなりませんので、私も社交辞令として手を合わせて故人の顔を拝ませてもらいました。

でも「不動心」の碑文を見て、私の心の中には少しざわついた気持ちがもたげて来ました。何故なら、この文言は、国民の共有財産であり、後に歴史を検証する際の史料となるはずの公文書がいくら改ざんされようが、その改ざんを強いられたのを苦に、公務員がいくら自殺しようが、ひらすら「不動心」でまい進するという表明に他なりません。安倍支持者の仲間内の間だけなら、それでも構わないでしょう。でも、世間にはそれで逆に心の中をかきむしられる人もいる訳です。安保法制強行に抗議して焼身自殺してしまった人や、前述の公務員の遺族の方を始めとして。

仮にも政治家なら、そういう方たちに対する配慮があっても然るべきではないでしょうか?どんな政党の政治家でも、いざ政治をするとなると、党や支持者の為だけでなく、反対党やその支持者、そのどちらでもない人達の要望も、国民の意見として聞き入れ、国の政治に生かさなければならないのに。それが政治家の仕事でしょう。だから「公人」と呼ばれ、要人には警護の警察官も配備され、各種の政治権限を与えられる代わりに、プライバシーにも制約が加えられるのです。それが嫌なら、最初から政治家なんてやらなければ良いのです。

それがこの体たらくでは、今後も第二、第三のテロ容疑者がいくらでも出て来ますよ。国民に「多様性」や「寛容」を求めるなら、政治家がまずお手本を示すべきです。政治家に一片の「多様性」や「寛容」もない中で、国民にだけそれを求めるのは筋違いです。それを分かってもらう為に、最初の方で敢えてキツイ言い方をさせてもらいました。失礼の段お許し下さい。確かに、私は「安倍嫌い」がキツイので、あのような過激な物言いになってしまいましたが、それほどでない人も、あの碑文を目にしたら、中には、少し心のざわつく人がおられるのではないでしょうか?

コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死海うどんの一週間

2023年07月08日 21時58分26秒 | なにわB級グルメ探訪
7月に入っても夏バテ防止メニューは続きます。とりあえず、この一週間のメニューを紹介します。
 

7月1日(土)の夕食は麻婆豆腐とハネ餃子。本当は麻婆茄子にするつもりだったが、野菜だけで豚肉は用意していなかった事に気付き急きょ変更。麻婆豆腐に入れる豆腐に相当するのが麻婆茄子の豚肉だが、私はこれを麻婆豆腐の様に既に商品パッケージに含まれていると早とちり。ハネ餃子ももっちりして美味しかった。

7月2日(日)の昼食はワカメうどん。ワカメも日持ちするので味噌汁の具に重宝する。パッケージ裏のレシピに「うどんにそのまま乗せれば良い」とあったので、塩抜きもせずそのまま乗せてしまった。お陰で、中東にある塩分濃度30%の死海の水で出汁を取ったみたいなうどんを食う羽目に。名付けて「死海うどん」w。

※後でワカメの栄養成分表示を確認したら、100グラム中38グラム余りも塩分が含まれている事が分かった。本当に死海並みの塩分濃度だった。人間一人一日に必要な塩分は約6グラムだから、その6倍強も摂取していた事が分かり驚愕…。
 
 
「死海うどん」は強烈だった。食べた直後から下痢が止まらなくなり治るまで約1時間。体内の浸透圧バランスが崩れたのかも。そこで当日の夕食に予定していた麻婆茄子を取り止め、よりマイルドな味噌炒めに変更。味噌と味醂と砂糖は入れたが塩は食卓塩で代用。残り汁はオクラと揚げを入れ味噌汁に。
 
「死海うどん」で使った蒲鉾の残りと、賞味期限の迫ったモズクも食卓に。但しワサビなしの蒲鉾だ。ワサビなんて刺身のオマケで事足りる。ワカメ自体も初めて買うので今日みたいなチョンボをしてしまったのだ。肉より魚の方が健康に良いし、私も後者の方が好きなのだが。魚は肉より値段が高く手が出ない。
 
 
7月4日(火)。日持ちするカット葱を発見。今まで手間要らずのカット葱を重宝していたが、日持ちしないのが欠点だった。スーパーで買った時点でもう翌日が消費期限。だけど一人暮らしなので最小サイズの葱でも使い切るのに数日掛かる。味噌汁と冷奴に毎日入れても。最終日にはパサパサになってしまっている。それの繰り返しだった。
 
ところが、近所のスーパーで見つけた某メーカーのカット葱は、スーパーオリジナルの物より2日も賞味期限が長い。7月4日に買った薬味ネギも7日まで持つ。値段はオリジナルの物より20円ほど高いが、20円で2日延びると思えば安い物だ。これから葱はこのメーカー品を買う事にする。
 
 
7月5日(水)の夕食もチキンライス。冷蔵庫の在庫処分も兼ねているので野菜は多め。玉葱1/2玉、ピーマン1個を、なるべく微塵切りに近い形で細かく刻み、若鶏ムネ細切れ1パック丸々ぶち込み。今回は有塩バターではなくサラダ油で炒めたが美味しかった。味噌汁は「料亭の味」と味付け油揚げ、薬味ネギだけで簡単に。
 
 
この日は他にも嬉しい事が。何と6月につぶやいた私の上記のツイート(ツイッターのつぶやき)に、マルコメ味噌の公式ツイッターからRT(リツイート=返信)があったのを見つけた。ツイート文中の「料亭の味」に反応して。
 
当該公式ツイッターは、「料亭の味」が含まれたツイートに片っ端からRTを返しているようだが、ただのbot(ボット=自動配信)ではなく、ツイートの内容に噛み合った返事を返してくれるので、それが商売絡みであったとしても有難い。
 
 
7月6日(木)の夕食。この日のウリはとろろ・オクラ丼。とろろ・オクラ丼なんて手軽に作れると思っていたが甘かった。確かに作るのは簡単だが後片付けが結構手間。トロロのこびり付いた摺り下ろし器を洗わなければならないのだが、ネバネバがこびり付いてなかなか取れない。調理開始から1時間後にようやく終了。
 
 
7月7日(金)の夕食。トマ玉炒めと麻婆豆腐。トマトは本当は串切りしなければならないのだけれど、私が切れば形が崩れてしまうので写真の切り方に。ゴマ油と味覇で味付けしたので付け合わせのおかずも中華風に麻婆豆腐。どちらも美味しかったが、麻婆豆腐の素がこびり付いたフライパンを洗うのに結構手間取る。
 
 
7月8日(土)の夕食。ジャーマンポテトとわかめの味噌汁。前者はまず馬鈴薯1個を8つ切りし500w5分レンチン。有塩バター3個フライパンに敷いてウインナーと炒める。最後に塩胡椒と粉末パセリを振りかけ。バターで炒めると味が円やかになる。後者は塩蔵わかめを水に5分浸け3度洗い。海藻の滑りが食欲を誘う。
 
塩蔵わかめは塩抜きするのが大変だが、そこさえ乗り切れば保存も効くので、味噌汁の具には持って来いだ。ワカメのエンドウ煮や若竹煮にも使える。もう「死海うどん」の轍は踏まないw。しかし、有塩バター3個は失敗だった。以前オムレツを作った時は、1個しか使わず物足りなかったので3個に増やしたが、やはり少し胃に重い。次からは2個使うようにしよう。
コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バカとハサミは使いよう(最後に少し追記あり)

2023年07月02日 09時23分59秒 | 職場人権レポートVol.3
 
数週間前に同僚バイトの某君と飲んでいた時に聞いた話。某君はその日の13時頃から15時頃まで約2時間、たった1人で段ボールつぶしをさせられました。何故そんなムダな人の使い方するのか?その某君を何故、商品ケース仕分けに回さなかったのか?そうすれば、少しでも商品仕分け作業がはかどるのに。重くて量の多いリッター牛乳も、早く仕分けを終わらせれば、作業スペースが空き、商品仕分け作業もどんどんはかどるのに。某君は商品の積み方やコツもある程度知っているので、ド素人の留学生バイトよりもはるかに仕事が出来るのに。
 
それに、どの作業でも、何人かでたまには雑談しながら作業するから、気分よく仕事が出来るし、作業もはかどるのです。それを約2時間もたった1人で黙々と段ボールつぶしばかりさせられたらどうなります?誰しも嫌気が差して辞めてしまいますよ。段ボールつぶしなんて、15時から来るド素人の留学生バイトにさせたら良いのですよ。商品ケース仕分けで、ド素人のバイトにガタガタな積み方をされて、仕分け間違いもされる位なら、皆で段ボール潰しさせた方がよっぽどマシです。彼らもその方が、仲間同士で雑談もしながら作業出来て楽しいし、作業もはかどるのと違いますか?
 
それが「適材適所」という事ではないでしょうか?それがこんな人の使い方して。その数日前の面談で、所長や本社の役員は「会社は決してバイトを奴隷扱いなぞしていません」と言っていましたが、実際の人の使い方を見ていると、奴隷扱いしているとしか思えません。
 
また、先日の某君との飲み会では個人日報に対する苦情も出ていました。「何故あんな意味のない日報を毎日書いて出さなければならないのか?」と。個人日報とは、時間帯別の作業内容を記録した作業日報の事です。バイトは1日の作業が終われば毎日この個人日報を会社に提出して帰らなければなりません。記入項目は作業内容を表す作業コードと、その終了時刻だけです。他には何も書く事が出来ません。用紙の記録をOCRという機械で読み取るので、それ以外の事は一切書けないのです。しかし、それでは作業中に気付いた事や業務改善の意見なぞ書けません。
 
それに、日報の形式も、実際の作業と全然マッチしません。日報には「最初の準備作業は何時に終了し」、「次の商品仕分け作業は何時に終了」という具合に、個々の作業を時系列で記入するようになっています。しかし、実際は複数の作業を掛け持ちしたり、交互に担当したりします。そんなの一々作業しながら日報に付けてられません。それに対して社員は「後でまとめて書け」と仰いますが、それではおおよその内容でしか書けません。そんな概略程度の事しか書けない日報なら、そもそも付ける意味がありません。何故なら、その程度の内容なら、日報付ける以前に社員がそれぞれのバイトの動きを日常的につかめていなければおかしい。それを日報見なければバイトの動きがつかめない所がまずもって問題です。
 
そして最大の問題点が、ただ記録を取るだけの日報で終わっている点です。作業コードと所要時間しか記入出来ず、作業中の気付きや改善提案も書けないのですから。業務改善に全然活かせず、ただアリバイ的に付けるだけの日報なぞ、付けるだけ時間のムダです。バイトの人件費を削る前に、こんな仕事のムダこそ真っ先に削るべきです。
 
しかし、そんなクソの役にも立たない個人日報もたまには役に立つ事もあります。
 
 
昼からの私たちの作業は、午後から夜勤作業で使うカートラック(長台車の事で私たちはカートと呼んでいる)のセットから始まります。各作業場で商品仕分けに使用するカートを店番号順に組み立ててセットするのです。仕分け店舗数は大体100店舗ほどなので、どの作業場も100台ずつセットすれば良いはずです。ところが、いつもそれを大幅に超える200台から300台ものカートを昼一番に置かれるので、余分なカートを他の場所に移動しなければなりませんでした。だから、「バイトの人件費は削りながら、こんな仕事のムダは放置するのか」と、飲み会の時に某君もぼやく事しきりでした。
 
そこで私は一計を案じる事にしました。作業内容は毎日必ずある定番作業だけではありません。それ以外のイレギュラーな作業もあります。日報の用紙には、そのイレギュラーな作業の具体的な内容を、「賞味期限ラベル貼り」などの形で記入する備考欄も設けられています。わずか1行数文字しか書けない小さな備考欄ですが、私はその備考欄のスペースを全て使って、「必要数を遥かに超えるカートをセットする場所に置くな!」と書いて会社に出してやりましたv。
 
すると効果テキメン。翌日から、カートをセットする場所には余分なカートが置かれなくなったのです。その翌日、私の担当する作業場に置かれていたのは約160台(午前作業終了時90台+昼休みの間に置かれた70台)。必要数は約100台なので60台超過ですが、それまでの100台以上もの超過と比べたら許容範囲内です。
 
今までもこんな事はありましたが、それは翌日だけで、翌々日からは、また何百台も余分なカートが置かれるようになっていました。だから、今度も「どうせ1日だけだろう」と、タカを括っていましたが、どうしてどうして。数日間経った今も、そんな状態が継続しています。その後にまた一度、大量のカートが置かれた事がありましたが、その時も日報の備考欄をフル活用して一杯苦情を書いてやったら、その翌日にはまた適正な量に戻りました。まさに「バカとハサミは使いよう」を地で行く話ですw。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする