アフガン・イラク・北朝鮮と日本

アフガン・イラク戦争も金正日もNO!
搾取・抑圧なき世界めざして、万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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生活破壊者が偉そうに能書き垂れるな

2012年04月18日 23時35分58秒 | 腐れヘイト・在特・産経
日本では放送できない 報道できない 震災の裏側 earth quake japan


・石原知事「東京が尖閣を守る」 国の安全保障に一石(産経新聞)

>石原知事はワシントンでの会見で、尖閣諸島について「このまま置いておくと、あの島はどうなるか分からない」と警鐘を鳴らした。「日本の実効支配をぶっ壊すため、過激な運動をやり始めた。本当は国が買い上げたらいいが、国が買い上げたら支那が怒るからね。東京が尖閣を守る」。尖閣諸島を、日本が抱える領土問題の象徴として捉えており、その思いは強い。
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/120418/trd12041814150006-n1.htm

核武装・原発推進で広島・長崎・福島の犠牲の上に胡坐をかき、勝ち組優遇・弱者切捨てで都民の生活も守ろうとしないアンタが、偉そうに「尖閣や日本を守る」とか言うなよキモい。
国会議員の時は鳴かず飛ばずだったくせに、国政の責任を直接負わなくてよい都知事になった途端に、肝心の地方自治の仕事はそっちのけで愛国パフォーマンス三昧。あるのは我欲だけで公僕意識なんて全然ないくせに。
こんなんで政治家が務まるのだから気楽なもんだ。お前と橋下徹で思いっきり日本の政治レベルを引き下げているんだろうが。このくたばり損ないの、権力亡者で反動右翼の差別ジジイが!
以上
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大本営発表は何も戦前だけに限った話ではない4

2011年08月25日 21時54分05秒 | 腐れヘイト・在特・産経
 
 育鵬社教科書を採択の東大阪市教委 「独立性」取り戻す
 来春から中学校で使われる歴史や公民教科書で、「日本教育再生機構」のメンバーらが執筆した育(いく)鵬(ほう)社の教科書を採択する動きが広がるなか、大阪府東大阪市教委が公民で育鵬社の教科書を採択した。同市教委の教科書採択では学校現場の意向を事実上追認する不適切な方法が続いていたが、今回は教育委員が独立性を取り戻し、教科書を公平に比較、「国家観が最もしっかりしている」と判断した。識者は「本来のあるべき採択の姿に立ち戻った」と評価している。(産経新聞、以下略)
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/110824/edc11082421150009-n1.htm

 それで、下図がその実際の採択状況です。この図は地元・産経大阪版の当該記事に載っていたもので、ネットの記事では省略されています。(あからさまに載せると都合が悪いからか?)
 この図では、まず学校の現場教師の意見として、1校に付き3社まで推薦図書(教科書)を募り、それを26校から集めた事になっています。その集約結果が、「日本文教出版21校、東京書籍19校、教育出版13校、帝国書院13校、清水書院5校、育鵬社2校、自由社2校」という事で、保守系の「つくる会」(新しい歴史教科書をつくる会)=「日本教育再生機構」メンバー執筆の教科書(育鵬・自由の2社)は概して低評価でした。
 

 なら、そんな現場にとって使いにくい不人気な教科書なぞ使わずに、素直に現場の意見に従えば良いのに、「現場の意見なぞ、偏向教師による人気投票にしか過ぎない」と一方的に決め付けて、「国家観」がどうたらこうたらとかいう、それこそ自分たちだけにしか通用しない、独り善がりの偏向した理屈を押し付ける形で、殆ど誰も推薦しなかった教科書をごり押しする。これって、誰が見ても教育委員会による「独裁」じゃないですか。

 この記事では、教師の意見を一方的に「人気投票」と貶めていますが、そもそも子どもと一番向き合っているのは誰ですか。子どもの実情を最も良く知っているのは誰ですか。教育委員ではなく現場の教師でしょうが。その第一線のプロの意見を、まるで「AKB総選挙」みたいなものと同列に看做して「人気投票」と貶め、必ずしも現場の事を良く知らない人たちの意見をそれにとって代える。そんなに教育委員って偉いのか。

 そもそも、「つくる会」系の教科書が現場で不人気なのは、それなりに理由があるのです。領土問題や拉致問題には触れても米軍基地問題には殆ど触れないといった右翼偏向以外にも、他社教科書の盗用だとか、「1952年に豊臣秀吉の朝鮮出兵」などの明らかな史実の間違いが多いのが、不人気の理由です。
 だったら、それらの教科書を採択してもらいたいと思うなら、教科書会社に「もっと推薦してもらえるように努力せよ」と指導するのが筋でしょう。それをせずして、21票(校)や13票(校)も得票した候補者(教科書)を無視して、2票(校)しか得票できなかった候補者に下駄を履かせて当選させる。これを「八百長」と呼ばずして何と呼ぶ。

 そういうと産経は、「最終的に教科書採択権があるのは教育委員会だ」「決めるべき所で決めてもらう、それでこそ民主的手続きだ」「それを外野が勝手に口出しするな」と言うのでしょうが、この理屈もおかしい。

 そもそも、現場の意見が素直に反映していたら、外野が口出しする事もありません。教育委員会の専横で、現場とは乖離した教科書採択が行われているから、外野が口出しせざるを得ないんじゃないですか。
 それに、幾ら「採択権がある」といっても、だから「何でも勝手に出来る」という話にはならない。その教育委員会の教科書採択権も、主権者たる教師・子ども・保護者・市民・国民から、あくまでも付託されているものにしか過ぎない。主権者はあくまでも国民です。その主権者の意向を無視して、21票の候補ではなく2票の候補を当選させるような八百長選挙を行う「権限」なぞ教育委員会にはない。

 独裁・専制は何も戦前日本や今の中国・北朝鮮・ミャンマー・リビア辺りだけの話ではない。この教育委員会の行いも立派な「独裁」じゃないですか。
 吉野作造などの民本主義者が「権力者と言えども民衆の意向を無視して勝手な事は出来ない」と言ったのは大正時代。今から遥か90年も前の話です。その自覚すらなく、「当局者・権力者のやる事に口出しするな」と言わんばかりの記事を書くファシスト産経に、民主主義や人権を語る資格はない。安倍内閣の教育再生会議メンバーに引き立てられた事で欲に目がくらみ、それまでの主張を百八十度転換した義家弘介みたいな変節漢がのさばる「教育再生機構」に、道徳や教育を語る資格はない。

(関連記事)
・大本営発表は何も戦前だけに限った話ではない
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/0e1013593c182355a24d15f2871bb04d
・大本営発表は何も戦前だけに限った話ではない2
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/59c9a20348cd92fadd02b30bbadb2236
・大本営発表は何も戦前だけに限った話ではない3
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/bffb3148ab8c5828d450c29f2a436ef8
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フジテレビ抗議デモをどう見るか

2011年08月24日 07時44分14秒 | 腐れヘイト・在特・産経
 先日、「大本営発表は何も戦前だけに限った話ではない」という記事の中で、産経新聞の報道姿勢を批判した所、「そのフジ産経グループが、韓流ブームを煽っているとして、身内である筈の右翼保守層からデモをかけられる事態になっている」という話になり、そこから8月21日東京・お台場での嫌韓流デモを巡る議論がコメント欄で始まりました。そういう事で、ひょんな事から、記事本文の内容とはまた別のテーマで議論が始まりましたが、こちらもなかなか興味深いテーマだと思いますので、別記事の形で、これまでのコメント投稿を全てこちらに転載させて貰いました。以後、フジテレビ抗議デモを巡る議論の続きは、全てこちらのコメント欄でお願いします。

フジテレビ抗議デモ 8・21 その1 【高画質】


●高岡蒼甫の発言をきっかけに (バッジ@ネオ・トロツキスト) 2011-08-22 09:17:20

激化した反韓流・反フジテレビの運動、ついにデモ↓連発戦術に突入しましたね。
「スポーツ民族主義」者や韓国商業主義文化拒絶潮流まで巻き込んで、拡大しているようですよ。

http://www.youtube.com/watch?v=695jt6VsHOk&feature=related

ここでも、左派は拉致問題の時のように対応を間違えてはいけないと思います。
経済力のついた近年の日中韓では、経済力の発展と結びついた自民族優越思想の拡大も背景にした国民感情の対立などもあります。

やはり、21世紀は国際主義に立った世界が求められますね。


●Re:高岡蒼甫の発言をきっかけに (プレカリアート) 2011-08-23 07:20:54

 フジテレビ抗議デモの動画見ました。途中で寝入ってしまって全部は見れなかったけど。そこで感じた疑問点を幾つか思いつくまま書きます。

(1)くだんの抗議デモ、そんなに話題になっている?
 抗議デモの参加者・支持者曰く「ネットでの注目度No.1」との事ですが、本当にそうなの?私自身初めて聞く話だし、職場でも、反原発デモが話題になっても、このデモの事は全然話題に上らない。私自身も、高岡蒼甫(たかおか・そうすけ)の名前の読みすら知らなかった位で。宮崎あおいの旦那で、映画「パッチギ」の主役リ・アンソンを演じた事も、ネットで調べて初めて知った。

(2)そもそも韓国ドラマや韓流スターの何が悪いのか?
 昨日たまたまテレビで「超新星」の歌を聞いたが、なかなかイカス曲じゃんか。日本語も上手いし。あれの何処が気に入らないのか、全然分からない。
 それでも敢えて韓国の悪口を言うならば、ロッ×××・ハンバーガーの品質管理が杜撰だという事ぐらいかな。これは実際、以前の現場で当該企業の食材仕分け業務を請負っていたからよく分かる。だから念の為に伏字にしたのだけど。
 思いつくのはそれ位かな。でも、それは日本のメーカーも大同小異でしょう。

(3)そもそも、韓流ブーム如きに何故「文化侵略」と目くじらを立てなければいけないのか?
 そんな事を言い出せば、キムチや餃子・ラーメン・カップ麺すら「特定アジアによる文化侵略」という事で食えなくなる。「餃子の王将」にまで抗議デモをかけなければなってしまう。
 そこまで言うなら、商業主義丸出しのAKB48やモーニング娘は一体どうなるの?あれこそ大資本による音楽文化の私物化であり、愚民政策の最たるものでは。
 更に言えば、戦後の3S政策(映画・スポーツ・性風俗を通した米系資本の対日支配)や、今で言えば原発マネーによる電力会社のマスコミ支配は一体どうなる?
 そういう現実の世論操作には何も言及せず、ことさら韓流ブームだけを論うのは、どう見ても不公平であり、目くらましにしか過ぎないと思うのですが。

 あと、「右翼反動の産経フジグループが何故韓流ドラマに力を入れているか?」という疑問もありますが、これは一定想像がつく。産経もやはり商売でやっているので、「右翼反動」路線一本槍では食っていけない。保険をかける意味でも多角経営に乗り出しているのでは。しかし、従来からの右翼読者も裏切れないので、韓流の方は本業に差し障りのない範囲で傍系のフジテレビにやらしているのでは。


●一件訂正 (プレカリアート) 2011-08-23 08:08:39

>そんな事を言い出せば、キムチや餃子・ラーメン・カップ麺すら「特定アジアによる文化侵略」という事で食えなくなる。「餃子の王将」にまで抗議デモをかけなければなってしまう。

 先の上記コメント文中の「かけなければなってしまう」→「かけなければならなくなってしまう」に訂正。


●フジ攻撃 (バッジ@ネオ・トロツキスト) 2011-08-23 09:35:31

この流れには、種々の自家撞着も散見されるので、その点では現代日本の混迷状況を表していると思いますね。だから、左派も、安直な図式主義理解や紋切り対応じゃ核心には迫れない、事態を正せないでしょう。それでは拉致問題を一方的に日本や米国の責任にしたり、「北」への軍事制裁を容認したりするような立場と同じだと思います。

この問題では、例えば、ウヨメディアの先鋒であるフジの韓流ブーム牽引という「裏切り行為」と、それに対するネトウヨの激しいフジ攻撃がまず引っかかる。これは靖国教科書一派の「内紛」なんかとも意味内容が違う異常事でしょう。まさか、デモは総会屋右翼が局内権力闘争に介入しているわけでもないでしょうし。
ナゼ、右派メディアの象徴が韓流提灯の先鋒になり、一方日の丸族がそれを攻撃するのか?双方の意図や背景がよく解りません。

また、ナゼ高岡発言なのか?彼の発言の真意は?彼はいわゆる「嫌韓」派なのか?こういう疑問もある。
さらには、フジと一緒に花王が攻撃対象にされている点。花王はキムヨナの「敵」浅田のスポンサー企業なのにです。

韓流、K-POPへの嫌悪というのは理解出来る面がありますね。
そもそも、今、日本のメディアが金儲けのネタにしている韓国産エンタメは、まともな韓国文化ではありません。日本のまがいもの文化のそのまた劣化コピーにすぎない。安いだけが理由で使われている。近年の制作経費削減、外部委託化というコストカットの行き着いた果てが安い韓国産コンテンツの輸入・放映だという面は否定出来ません。韓流ブームや韓タレ人気というのも眉唾です。日本の芸能界でよく使う手「やらせ」「持ち上げ」工作も行われている。
韓流ブームとは、ハリウッド文化やアメリカテレビ番組の大量輸入並みに下らない商業主義による文化席捲でしょう。

なお、

>従来からの右翼読者も裏切れないので、韓流の方は本業に差し障りのない範囲で傍系のフジテレビにやらしているのでは。

の部分ですが、もう、とっくに「差し障」っていますよ。
フジは自局の経営に「差し障」っているのに、なおもまだ続けているからこそ、その理由や背景を知りたい、知るべきだと思うのですよ。
デモ隊は、すでにフジのスポンサー企業攻撃までやっているんですからね。


●続・フジ攻撃 (バッジ@ネオ・トロツキスト) 2011-08-23 19:48:04

以前、4トロが機関紙でスポーツ・ナショナリズムへの警鐘を乱打していましたが、展開すべき論点内容がやや狭かった。ま、「赤旗」のスポーツ欄みたいな「ニッポン万歳!」記事を超えている点では評価しておきますけど・・・

問題は、日本の歴史修正主義以外にもウリナライズムや中華思想のような自国優越イデオロギーを携えて先進国化した中韓が対日文化輸出を進めようとしていることです。それも、完全に商品や市場の論理、利潤追求優先の姿勢でね。小室哲哉が江沢民と握手したり電通の成田会長が韓国政府から叙勲されたりというのには、そういう背景があるからでしょ?

だから、件の高岡氏に限らず、役者なんかの間で外国コンテンツの流入に対する被害者意識も強くなってきています。「職場が奪われる!」というようなね。ヨーロッパでの移民労働者問題と似ているのかな?w
日本のテレビ界・映画界は、80年頃からコストカット追求の制作外部委託などを強行していますから被害感は余計なんでしょうね。菅原文太なんか、食えなくて長野で百姓やってるw

そういうそんなこんながあるんですよ。
そして、左翼陣営には理論・政策問題として文化の輸出入についての見解も求められる。
ネトウヨのフジ攻撃には、そういう重層的な検討課題があるように思うんですね。


●他にやる事ないんかよ (プレカリアート) 2011-08-23 23:37:03

 のっけから挑発的なタイトルで書きますが、これはバッジさんに対してじゃなく、あくまでもくだんの抗議デモの連中に対してなので、一応念のため。

>そもそも、今、日本のメディアが金儲けのネタにしている韓国産エンタメは、まともな韓国文化ではありません。日本のまがいもの文化のそのまた劣化コピーにすぎない。安いだけが理由で使われている。(バッジさん「フジ攻撃」)

 ああ、やっぱりそうだったんだ。たまたま「超新星」の歌を聞いた時は「J−POPとも遜色ないじゃん」と思いましたが、それ以外の少女時代とかKARAについては、一体どこが良いのか全然分からなかった。いや悪くもないんだけど、かと言ってそれほど良くもない。悪く言えば「AKB48の物真似」にしか過ぎないじゃないかと。韓流ドラマにしても、「一昔前のメロドラマの物真似」じゃないかと。
 私は、韓流も嫌韓流も、正直言ってそれ自体には余り興味がないです。嫌韓流のキチガイじみた外国嫌いへの反発から、韓流については何となく「多文化共生」の肯定的ないイメージで捉えていただけで、韓流自体にそれほど興味があった訳じゃない。「好韓流」ではなく、あくまでも「嫌・嫌韓流」というスタンスでした。

>韓流ブームとは、ハリウッド文化やアメリカテレビ番組の大量輸入並みに下らない商業主義による文化席捲でしょう。(同上)

 それじゃあ「人件費の安いインドネシアから看護士を募集しよう」という「資本の論理」と全く同じですね。その芸能分野版として、芸能プロダクションが日本人俳優から韓国人俳優に乗り換えただけ。それが「韓流ブーム」の正体だったのですね。たとえ漠然とではあっても、とてもじゃないが無条件に肯定できるような代物じゃあない、という事ですね。

 そこでまた素朴な疑問に戻るのですが、だったら尚更の事、その「資本の論理」こそ批判しなければならないのに、それを何故「日・韓の民族対立」でしか見れないのかと、「左翼脳」の私はどうしても思ってしまいます。
 たとえばコンビニを槍玉に挙げる場合でも、「コンビニ食品の安全性」とか、「コンビニ・バイトの低賃金使い捨て労働」とか、「フランチャイズによる搾取」とか、「24時間営業による資源浪費」とかこそ問題にすべきなのに、それらの具体的な問題点には目を塞ぎながら、徒に「外国の消費文化だからダメ」と排撃しているだけ。フジテレビ抗議デモの主張からは、そんなイメージしか思い浮かんで来ません。それでは、たとえコンビニを「昭和の駄菓子屋」に置き換えた所で、ジャンクフードや低賃金搾取やピンハネの構造は何も変わらない。

 そもそも、あの抗議デモの中に、普通の一般市民はどれ位いたのですかね。デモの井出達や活動スタイルで判断する限り、「在特会」の街宣デモにしか見えませんでした。シュプレヒコールの音頭取りの女なんか、脱原発デモの時に「朝鮮太鼓ヤメロー!」とガナリまくっていたネトウヨの女とそっくりだった。
 そんなデモを幾ら見ても、「故郷の福島を破壊した原発にも反対しないで、何が”国を守れ!”かよ、他にやる事ないんかよ」という気持ちにしかなれませんでした。

 ただ、バッジさんの仰る疑問については、私も疑問に思いますので、時間が空けばもう少し調べてみようとは思います。あんなネトウヨのキモい動画なんて、正直言って見たくもないのだけれど。


●Unknown (バッジ@ネオ・トロツキスト) 2011-08-23 23:52:22

現代日本の民族劣化現象って、政治や経済分野だけじゃないんですよね。もう、あらゆる分野で劣化が指摘され問題になっている。
文化方面なんて、最悪だと思いますよ。特に、テレビ文化。
セリフも満足に発声、発音出来ないジャリタレ役者とか、デジタル技術の助けをライブでまで要求するシンガーもどきとか・・・・

今日も話題になったんですけど、最近はNHKの時代劇ドラマも酷くなってしまった。「篤姫」とか「江」なんて、フジTVのジャリ版「大奥」並みの酷さです。NHKも一昔、二昔前の「今朝の秋」や「蝉しぐれ」みたいな外国人すら感動させてしまうような名作ドラマをもう作れなくなっている。
困ったもんです。
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大本営発表は何も戦前だけに限った話ではない

2011年08月18日 23時47分56秒 | 腐れヘイト・在特・産経
 8月15日は終戦記念日という事で、新聞・テレビでも色んな特集記事が組まれました。しかし、大本営発表は何も戦前だけに限った事ではなく、今も広範かつ巧妙に行われていると思います。下記の産経記事を見るにつけても、取り分けそう思います。

●代替「火力」相次ぐ故障…関電すでに13件
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/110817/trd11081720590009-n1.htm

 産経曰く、「脱原発」風潮のせいでフル稼働を強いられた火力発電所に故障が続発しているんだそうで。「だから原発は必要だ」と産経は言いたいのだろうが、じゃあ原発はどうなのか。チェルノブイリ・スリーマイル・JCO事故は勿論の事、それら以外にも配管破断・冷却水漏れ・放射能漏れなどの事故・トラブルは数知れず。現場ではデータ改竄・労災隠しも横行してきた。その成れの果てが福島原発事故やメール・やらせ事件だった。(注)
 少なくとも火力発電の事故では、放射能被曝や放射性廃棄物処分問題は起こらない。それに引き換え原発は、一旦重大事故が起これば電力不足だけでは済まなくなる。この様に、事故のレベルが全然違うのに、それを並列で比較する事自体がおかしい。

(注)主な重大事故・事件だけでもこれだけある。(毎日新聞8/2付記事より)
  1974年 原子力船「むつ」放射能漏れ
  1979年 米国でスリーマイル島原発事故
  1986年 旧ソ連でチェルノブイリ原発事故
  1991年 関電美浜2号機で蒸気発生器伝熱管の損傷事故発生
  1995年 高速増殖原型炉「もんじゅ」でナトリウム火災事故
  1997年 旧動燃東海再処理施設アスファルト固化処理施設で火災爆発事故発生
  1999年 茨城県東海村でJCO臨界事故
  2002年 東電の原発トラブル隠し発覚
  2003年 トラブル隠し問題などで東電の全原発が運転停止
  2007年 北陸電力志賀1号機で99年の臨界事故が発覚
         福島第1・3号機でも78年の臨界事故が発覚
         中越沖地震で東電柏崎刈羽原発7基のうち
         運転中の3、4、7号機と起動中の2号機が緊急停止
  2011年 東日本大震災、福島第1原発事故発生
         菅直人首相の要請を受け、中部電力が浜岡原発の運転を停止
  
●金総書記、豪華ヨットで休暇?
 http://sankei.jp.msn.com/world/news/110818/kor11081822260001-n1.htm

 「北朝鮮では7月の水害を他所に独裁者の金正日がヨット遊びに耽っている」と産経が報道。なら、かつてホリエモンやグッドウィル会長・折口がやっていた事はどうなのか。こいつらも金正日と同様に、派遣労働者の苦境を他所に、クルージングやセスナ機での空中散歩に興じていただろうに。産経はそれを一度たりとも批判したか?
 金正日の所業を批判する以上は、ホリエモンや折口の所業も同様に批判しなければ筋が通らない。JR福知山線事故報道で、国鉄分割民営化によるJRの利益至上主義や国ぐるみの不当労働行為を何ら批判しなかった産経が、中国の高速鉄道事故についてだけ、幾ら中国当局の利益至上主義や労働者搾取を論っても全然説得力が無い。それと同じだ。

●【よくわかるニュース解説】英国暴動の背景に「不良グループ文化」? 略奪や破壊に便乗 警官も傍観
 http://sankei.jp.msn.com/world/news/110812/erp11081217460007-n1.htm

 「よくわかるニュース解説」とあるが、何が言いたいのかよく分からない。この記事では、英国でこの夏相次いだ都市暴動の背景に、若者の「不良文化」(規範意識や倫理観の欠如)を挙げている。しかし、その同じ記事の中で、「過当競争・景気低迷・人種差別・貧富の格差」が原因だとも書いている。一体結論はどっちなのか。
 実際には「人種差別」や「貧富の格差」が本当の原因なのだが、それを認めてしまうと産経が拠って立つ「新自由主義=財界目線の強欲資本主義」を否定してしまう事になる。だから、一部便乗犯の存在をことさら針小棒大に言い立てて、「倫理観欠如」に因るものと強引に決め付けているのではないか。しかし、「ノルウェーの極右白人テロは同国の多文化政策に因るもの」と暗に言いながら、片や英国の都市暴動については「若者の甘やかし」に因るものと決め付けるのは、余りにもダブルスタンダードに過ぎると思うが。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 上記はその印象操作のホンの一例です。一般的に先進国では、建前上は「言論の自由」が存在しマスコミも発達しているので、「北朝鮮のような閉鎖的・前近代的な形での情報操作は行われない」と思われています。脱原発デモや英国の都市暴動も、「在った事の事実」だけは一応報じられますから。(但し、産経は6月11日の脱原発デモを地方版では全然報じませんでしたが)
 でも、それらも所詮は上辺だけしか報じられないし、その中では上記の産経記事のような形での印象操作が必ず行われます。それも所詮は印象操作でしかないので、突き詰めれば幾らでもボロが出てくるものですが、何の根拠もなく「日本は民主主義国で北朝鮮や中国とは違う」と漠然と思い込んでいる人も少なくないので、なかなかそのボロに気付かないのです。

 それに、そもそも民主主義や人権は、「上から与えられるもの」ではなく「下から闘い取るもの」であり、少なくとも「上が変な事をしないように下から監視・チェックしていくもの」であるにも関わらず、「上から与えられるもの」と何となく思い込んでいる日本人が余りにも多い。そんな人はまず例外なく「自分の頭でモノを考えようとしない」。そのくせ、「石原・麻生」信者や「小泉・橋下」信者に典型的に見られるように、「誰かの請売りでしかない意見」をさも「自分の意見」であるかのように思い込み、「鸚鵡返しに同じ意見を繰り返すばかり」で「全然違う意見を聞こうとしない」。
 その為、まともな議論や対話には全然ならず、強者や声のでかい者の意見ばかりがごり押しされる。そんな「多数決の横暴」を「民主主義」と勘違いしている人も多い。そういう意味では、戦前からちっとも進歩していない。だから、こんな簡単な印象操作もなかなか見破れないのです。
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テロ脅威論者が実は最もテロリストだったという見本のような事件

2011年07月24日 09時10分44秒 | 腐れヘイト・在特・産経


・<ノルウェーテロ>「寛容な社会」憎悪か(毎日新聞)
 「平和の国」ノルウェーを襲った22日の連続テロ事件は、当初はイスラム過激派の犯行を疑う見方もあった。だが、逮捕されたのは逆に欧州で増加するイスラム系移民に反発する極右思想の青年だった。事件の動機と背景を探った。
 ノルウェーからの報道によると、警察当局に逮捕されたのはアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)。インターネットへの投稿や地元メディアの報道から浮かび上がる人物像は、移民に寛容な北欧型の「開かれた社会」に反発を増幅させていった姿だ。自らを「愛国主義者」などと評し、その言動には自己陶酔の世界さえ垣間見える。
 地元紙ベルデンスガングが伝えた友人の証言によれば、ブレイビク容疑者は20代後半から極右思想に染まっていった。政治問題に強い関心を示し、イスラム批判のインターネットサイトに熱心に投稿しては「現在の政策は社会主義と資本主義の争いではなく、愛国主義と国際主義の戦いだ」などと主張していた。投稿の一つでは、日本と韓国について「多文化主義を拒否している国」と言及。日本などを反移民、非多文化社会の模範のようにたたえていた。(後略)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110724-00000000-mai-int

・ノルウェー連続テロ 狙われた「平和の象徴」移民排斥の声強く(産経新聞)
 (前略)「ノルウェーの外交上の懸案は商業捕鯨だけ」といわれるほど同国は国際紛争やテロとは無縁だった。大半の国民の名前、住所、職場は公開され、「平和で開かれた社会」という評価が定着しており、地元メディアは「第二次大戦以来の大惨事」と衝撃を伝えた。
 同国ではネオナチなど右翼過激派団体の活動は最近下火になっていたが、イスラム系難民の増加で議会第2党の進歩党が「ノルウェーは男女平等の国だが、異なる考えを持つ移民を受け入れることはできない」と反移民政策を唱えるなど、ノルウェー社会とイスラム系移民社会の溝が目立ち始めている。
 域内の移動の自由が原則的に保証された欧州では、より暮らしやすい国を求めて人々が移動するケースが急増。2008年の金融危機による経済状況の悪化を受け、「仕事が奪われる」と移民排斥の傾向が強まっている。実際、ノルウェーの隣国のスウェーデンでは昨年の総選挙で、極右のスウェーデン民主党が初めて議席を獲得。外国人排斥を主張する政党が躍進するケースが目立っている。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110723-00000578-san-int

 「テロの脅威を言い募る者が、実は最もテロに走りやすい」という見本のような事件。そんなに「仕事が奪われる」(産経)のが嫌なら、移民に当り散らしたりせずに、「労働力の安売り」などしなくても良いように、もっとまともな仕事を確保するよう、資本家や政府に要求すれば良いだけの話だろう。それが出来ずに、「社会主義と資本主義の争いではなく、愛国主義と国際主義の戦いだ」(毎日)なんてカッコつけて、「資本主義」のお上や大企業やテメエの上司には何も言えずに、その鬱憤を外国人や国内弱者にぶちまけているだけじゃないか。如何に政治的動機で取り繕うとも、ブレイビクのやった事は、アキハバラ殺傷事件の加藤や池田小学校児童殺傷事件の宅間守なんかと同レベルの「八つ当たり」や「妬み嫉み」でしかない。ネトウヨって、どこの国でも思考・行動パターンは同じだねえ。

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自立のネオコン右翼的解釈

2010年04月22日 22時12分14秒 | 腐れヘイト・在特・産経
 前回取り上げた右翼ネオコン新党の中で、首長連合(日本志民会議)については、記事執筆時点ではまだ党結成前という事もあって、簡単にしか取り上げていなかった。事実、くだんのHPを読む限り、「立ち上がれ日本」と似たり寄ったりの内容でしかなかったから。しかし、その後正式に「日本創新党」として、立党宣言や基本理念やらが発表されるに及び、改めて当該新党のHPを読み返してみた。その結果、この新党の理念・目標とするものが、この間続々と自民党離党組が立ち上げた右翼新党の、国家観・人間観を良く言い表したものである事が、今更ながら分かった。そこで、今回はこの新党に限って、もう少し書いてみたいと思う。

 この新党のHPには、「自立」「責任」「強い個人」といった言葉が頻繁に登場する。しかし、その言葉の意味する所が、どうも私が今まで抱いていたものとは違うのだ。若し仮に、この新党の党員・支持者と私が、ある問題で議論になったとしても、同じ「自立」という言葉一つとっても、双方で意味合いが微妙に異なる為に、多分いくら議論してもすれ違いにしかならないだろう、そんな予感がするのだ。
 私にとって「自立」とは、「ホームレスの自立」「障害者の自立」とかの用法で使われるものと、同じ意味合いのものでしかない。それは、一言で言えば「人間としての当たり前の、普通の生活が送れるようになる」という事でしかない。仕事や家を失ったホームレスが、再びそれらを取り戻せる事。事故で手足を失った障害者が、義足や車椅子の力も借りて、少しでも以前と同じ様な生活を送れるようになる事。一言で言えば、日本国憲法25条で言う所の、「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」が保障された状態に他ならない。

 しかし、この新党を始めとした、ネオコン(新保守主義者)やネオリベ(新自由主義者)といった右翼・資本家連中のいう「自立」とは、前述の私の意味とは、微妙に異なるようなのだ。普通に仕事して、普通に余暇を楽しみ、しかしその中でも人間としての喜びや誇りを失わずにいる。健康で文化的な最低限度の生活が営める・・・どうやら、それだけでは「ダメ」らしい。
 そんなものは、ただ安逸を貪るだけの、「社畜」「給料泥棒」の生き方でしかない。そんな事は人間として当然の事であって、全然「プラス評価」にはならない。人間として評価されるには、それ以上に秀でた業務遂行能力なり特殊技能なりを持っていなければダメだ。奥谷禮子・城繁幸・勝間和代・イチローみたいな人だけが評価されるのだ・・・と。そういう事のようなのだ。
 しかし、みんながみんな全員プロ野球選手みたいになれる筈もないし、その必要もない。若しそんな事になってしまったら、プロ野球選手も「プロ」でなく「只の人」になってしまうw。

勝間さん、努力で幸せになれますか
勝間 和代,香山 リカ
朝日新聞出版

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 勿論、当該HPでも、そこまで露骨な表現はしていない。しかし、例えば当該新党HPの「私たちのめざす日本の国家像」のページにある「自由で力強い日本」とか、「立党宣言」のページにある「「選ばれる国」になるために国際競争にしのぎを削」れだとかいう言い回しの裏に、そういう露骨な弱肉強食思想が透けて見える。
 ここで目指すべきとされているのは、あくまでも「普通の日本」ではなく、「強い日本」であり「選ばれし国」でなくてはならないのだ。そして、その為の「国際競争にしのぎを削」る事の出来ない「負け組・ワーキングプア」は、「死ね」とまでは言われないまでも、「しのぎを削って生きている勝ち組・資本家」の前では、小さくなっていなければならない、と。そういう価値観に貫かれている。

  
 ※真鍋昌平・作「闇金ウシジマくん」(小学館「ビッグコミックスピリッツ」連載)より

 勿論、最低限の独立も維持できないような国や、日々の生活にも事欠くような国民の暮らしでは、あってはならないと私も思う。だから、国民全てが「健康で文化的な最低限度の生活が営める事」が、国としての最低条件だ。その為には、国民も、読み書きや普通の計算が出来て、普通に仕事が出来て、普通に日常生活が送れなければならない。義務教育卒業程度の学力を兼ね備え、自分の頭で物事を考えられる国民でなければならない。
 その上で、メディアリテラシーの能力を身に付け、マスコミの情報操作や政府の嘘も見破る事が出来、万が一、生活困窮や不当解雇に晒されても、どういう権利や法律があり、どこに相談に行けば良いか理解できて、自分で行動できる、必要ならば周囲にも助けを借りる事が出来る。そういう「生きた学力」を体得出来れば、尚良し。そういう国民であってこそ、国としての独立も維持できる。何となれば、国民あっての国家なのだから。それが「国民の自立」であり「国家の自立」だ。少なくとも私はそう考える。

 その観点からすると、今の日本は、「独立・自立している」とは到底言い難いのは確かだ。但し、それは右翼がよく言う「憲法第9条の所為」なんかではないと思う。第9条でも、国民の自衛権までは否定していないからだ。他国の侵略に際しては、国民は抵抗する権利がある。これは現憲法の下でも同じだ。仮に非武装の立場に立つとしても、「非武装国民抵抗」という考え方もあるからだ。それ以外にも専守防衛という選択肢もある。
 今の日本の独立が損なわれているのは、寧ろ憲法9条よりも日米安保条約に因る所の方が大きいと思う。それが、在日米軍によるジェット機墜落事故やレイプ事件でも日本側に禄に裁判権が無い治外法権や、「思いやり予算」「核兵器の持込密約」や、普天間基地問題であろう。沖縄戦の最中に米軍がドサクサ紛れに強盗同然に作った基地一つ撤去出来ないなんて、他の米国の同盟国でも在り得ない話だ。米軍よりも遥かに軍備の劣るタイやフィリピンですら、とっくに米軍基地を撤去したと言うのに。非武装で米国の経済的従属下にある中米コスタリカでも、米国には是々非々の外交政策で臨んでいるというのに。

 その「国家・国民が自立していない」という話だが、それは決して「国民道徳の衰退」や「国への依存」に帰せられるべきものではない。そうではなく、戦後ずっと続いた自民党政治が、対米追従一辺倒で来たからだ。それは前述の安全保障の問題だけでなく、例えば国内農業の衰退についても言える事だ。
 農業衰退の原因は補助金依存に因るものか?違うだろう。仮にその様な依存体質があるにしても、そう仕向けてきた元凶こそが問題であろう。そして、本来食糧自給も充分可能であるにも関わらず、米国やWTOの言いなりに、減反政策やミニマム・アクセス米の義務的輸入、輸入自由化を強行してきた自民党歴代政府こそが、その最大の元凶ではないか。これは「食の安全」についても然りだ。米国や国際資本の言いなりに、BSE・遺伝子組換作物・食品添加物の規制をどんどん緩和してきたから、産地や日付の偽装も罷り通るようになったのではないか。
 その輸入一辺倒の犠牲は誰が払うのか。日本の農民・消費者であり、また、国際資本によって農産物を買い叩かれ、飢餓輸出を強いられている開発途上国の農民ではないか。それを「国家依存で公徳心を無くした国民が悪い」という右翼の言い草は、正に「白を黒」と言い換える詐術でしかない。

 しかし、ネオコン・ネオリベ右翼にあっては、絶対にそうは考えない。国や個人の自立を阻害しているのは、あくまでも国民の「公徳心の欠如」や「国への依存心」なのだ。そして、それを払拭する為には、「健康で文化的な最低限度の普通の暮らし」を追い求めたり、「国民みんながそこそこ食って行けて、他国の言いなりにはならず、他国を自分の属国扱いもせず、どんな国とも民主的に協調してやっていける国」であるだけでは、「ダメ」なのだ。あくまでも「強い個人」や「強い国」が求められるのだ。それが国家や国民の「自立」という事のようなのだ。
 だから、「国を当てにせず」(新自由主義)、逆に「国に尽くす」(新保守主義)事が求められるのだ。正に「帝国主義国における臣民の心構え」とも言うべきものだ。

 また、人間が自立するには、「自助」(自助努力、自己責任)・「共助」(助け合い、社会連帯)・「公助」(公的扶助、社会保障)の3つが共に必要なのに、この種の右翼にあっては、ひたすら「自助努力」だけが過度に強調される。
 そこでは、「共助」や「公助」は、あくまでも「自助」の「付け足し」であり、それも「強い個人」からの「思し召し、お情け」でしかない。これらの人士にとっては、社会福祉なんて、只の救貧政策でしかないのだ。それを、下手に「共助」や「公助」を求めようとしたり、況してや「社会保障は人権」なんて言おうものなら、途端に「バラマキ」だの「社会主義的」だのと罵り始めるのだ。
 今の米国が正にそうなっている。表向きの「自由民主主義国家」の建前とは裏腹に、国内では経済格差や産業空洞化が広がり、サブプライムローン破産で家を失う人々が続出し、まともな就職口もなく、生きていくためには兵士となって、アフガン・イラク侵略に駆り出されるしかない。満足な公的医療保険制度もなく、それを要求する人間としての当然の権利すら、「社会主義者」だの「アカ」だのと罵られるような、歪んだ競争社会。

ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)
堤 未果
岩波書店

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 それが、この新党のいう「自立」であり、他のネオコン右翼新党にも色濃く影を落とす「自立」観なのだ。道理で、「志民」とか「平成維新」とか、如何にもイッパシの「国士様」気取りで、「無責任で他力本願の下々の民を引っ張っていってやる」と言わんばかりの選民エリート意識が、HPの随所で鼻に付く訳だ。
 しかし、これではもはや、どこかの将軍様の国の「先軍政治」とも、そう変わらないのではないか。少なくとも、民主主義や人権とは相容れない感覚だ。こんな一握りの「強い自立した」選民エリートしか生き残っていけないような、殺伐とした社会なぞ、俺は御免蒙る。
 この新党のHPについては、他にももっと言いたい事が山ほどあるが、もう夜も遅いので、後は適宜、編集・追記やコメント欄での補足の形で、書き足していく事にする。
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右翼新党にたったひとつ期待する事

2010年04月17日 00時52分28秒 | 腐れヘイト・在特・産経
 今まで自民党にいた奴等が、今頃になって我先にと自民党を飛び出し、新党を立ち上げている。言わずと知れた、「みんなの党」や「立ち上がれ日本」、首長連合などの右翼保守系新党の事だ。
 それぞれ新党のホームページで各党の主張も読ませてもらった。但し首長連合については、まだ結党準備中との事なので、母体の「日本志民会議」の主張を参考にした。どの新党とも、主張している事は、これまで自民党が言ってきた事の焼き直しでしかない。消費税増税や自主憲法制定などがその典型で、いずれも自民党が本音ではやりたいと思っていた事で、国民の抵抗によってなかなか実施出来ないでいる、そういう政策ばかりだ。
 そこには、現実に国民が直面している生活苦や失業・貧困の打開策について、具体的に書かれたものは一つも無い。確かに一部には、それらの問題についても憂えているかの様な記述や、「スポット派遣規制」なども謳ってはいる。しかし、それらの処方箋として挙げられているのが、とっくに破綻済の「トリクルダウン」(大企業繁栄のお零れ頂戴)理論なのだから、お話にならない。実際には、利潤は全て大企業が取り込んでしまい、国民には殆ど還元されず、バブル経営の尻拭いだけを一方的に押し付けられただけだったにも関わらず。その挙句に、それに対する国民の苦痛や正当な怒りに対してまで、「生活エゴ」と罵る輩まで登場するに至っては(西村眞吾など)、もはや何をか況やである。

  

 もう少し詳しく各党について見ていく。
 まずは「立ち上がれ日本」だが、結党趣旨として、「打倒民主党」「日本復活」「政界再編」の3つを挙げている。鳩山政権・民主党への国民の信頼が失われつつあるのはその通りだが、それはこの政権・与党が、悉く「反自民」の当初の公約を反故にしつつあるからである。然るに、この右翼新党は、「反日・売国=反自民」公約こそが諸悪の根源と、事実を逆さまに捉え、後ろ向きの反動的な立場からの政権・与党攻撃に終始している。だから、「普天間基地撤去」「派遣法改正」問題でも後ろ向きの議論に終始し、逆に「米軍基地の永続・固定化」や「外国人参政権・夫婦別姓反対」などを言い募る有様で、現実離れした「伝統回帰」に活路を見出そうとしている。その挙句に「政界再編」、つまり「せっかく民主党の人気に陰りが出てきたのに、このまま落ち目の自民党に居たのでは一生陽の目を見ない」「ここは自分たちを高く売りつける事で、少しでも有利に事が運ぶ様にしておこう」という、さもしい個人的打算を公然と主張しているにしか過ぎないのだ。

 その辺の事情は「日本志民会議」も同じだ。「改革派首長たちの集まり」との前宣伝とは裏腹に、そこに掲げられている公約は、「立ち上がれ日本」と同様に、情緒的・復古的な「観念のお遊び」でしかない。この21世紀において、未だに「天皇」がどうたら「日本書紀」や「憲法十七条」がこうたらと、そんな事しか書けず、現実に生起する生活苦や失業問題について、何ら具体的な対案を提示出来ないのだから。凡そ民主主義や人権擁護などの現代的価値観とは全く無縁の、観念の世界に生きているとしか言う他ない。
 ここまで来ると、もう旧来保守の国民新党や自民党の谷垣・石破あたりの方が、そこまで現実から遊離していない分だけ、まだナンボかマシだ。道理で、幾ら産経新聞あたりが、休日に「赤旗」号外を配布したヒラ公務員の「政治的中立」を槍玉に挙げながら、公務を放り出して「新党ごっこ」に現を抜かす石原・橋下など現役知事の「政治的偏向」には諸手を挙げて賛成するという、露骨なダブスタぶりで支援しても、ドッチラケムードにしかならない訳だ。

 それと比べると、まだしも「みんなの党」の方が、一年先輩格だけあって、まだ見るに耐える面がある。「立ち上がれ日本」や「日本志民会議」の様な、自分勝手な願望だけを書き連ねてそこに至る道筋が何も提示されていない「綱領・宣言」とは違い、具体的な数字や財源論らしきものもそこには提示されており、前二者よりも遥かにマニフェストとしての体裁が整えられているからだ。
 党の役者も、「立ち上がれ」の様なアナクロ・ウヨ爺とは違い、イケメン風のチョイ悪オヤジが揃っている。党の公約も、前二者の様なアナクロ二ズムは影を潜め、「脱官僚」「地域主権」「生活重視」といった耳障りの良い言葉が並ぶ。実際に、「スポット派遣規制」や「日米同盟を基軸としつつも闇雲な対米追従姿勢は取らない」といった主張も、目くらましとして散りばめられている。成る程、川田龍平といった政治家や、その他の少なくない国民が、この党に幻惑されるのも、何となく分かる様な気がする。
 しかし、この新党もよくよく見れば、核心を為す主張は、いずれも悉く新自由主義的なものでしかない。公務員・国会議員の大幅削減、独立行政法人の民営化、企業・団体献金禁止と引き換えに政党法制定、ハローワークの民間開放、道州制導入、農業の民営化・株式会社参入、国連決議に基づく海外派兵のルール作りと、「主権在民」ならぬ「主権財界」「主権在米」ともいうべき謳い文句がそこには並ぶ。社会保障を人権としてではなく単に税金の対価としてしか捉えていない点や、公務員を住民全体への奉仕者ではなく単に政府(内閣・官邸)の手足としてしか捉えていない点を見ても、この「新自由主義」新党も、所詮は民主主義や人権とは相容れない存在でしかない事が分かる。

 この様に、「立ち上がれ日本」「日本志民会議」の2つがどちらかといえば右翼寄りであるのに対して、「みんなの党」はどちらかといえば新自由主義的側面が強く出ている。しかし元々は、右翼と新自由主義は、根本的に対立するものではないのだ。
 何故なら、新自由主義者の言う自由化・民営化というのは、「勝ち組」資本家による「搾取の自由」でしかないからだ。他方で、右翼が美化してやまない伝統とか日本古来の文化とかいうのも、家父長制や封建道徳の称揚を通した、「負け組」庶民に対する「奴隷根性」の押し付けでしかない。何のことは無い、「勝ち組」の「搾取の自由」を、「負け組」の「奴隷根性」で下支えさせようとしているのだ。
 劃して、失業・低賃金・労働強化・低福祉への怒りが、グローバル資本や政府・財界・特権官僚などの「真の敵」には向かわずに、自分と同等かそれより下位の、末端公務員・高齢者・非正規労働者・女性・アジア系外国人などへの「弱者叩き」や「自己責任」追及に摩り替わる事となる。外国人・老人叩きに狂奔する「嫌韓流」漫画家や、上には何も言えず同類以下に当たり散らすしか能のない勤め先のボンクラ社畜の様に。
 「みんなの党」が、官僚・公務員は熱心に叩いても在日米軍の特権については通り一遍にしか触れないのも、「立ち上がれ日本」で、郵政民営化賛成の新自由主義者(与謝野)とそれに反対した右翼(平沼)が野合出来るのも、新自由主義者と右翼が、たとえ女系天皇・外国人参政権・夫婦別姓などの個別問題で利害が衝突したとしても、根本において両者が相互補完の関係にあるからである。ネットでは最新・最右翼の「立ち上がれ日本」に注目が集まっているが、先行ランナーの「みんなの党」も含め、「新自由主義者と右翼の野合」という本質において、これらの右翼新党は全て同根なのである。

  

 この様な、新自由主義者と右翼の野合による、「憲法改悪と消費税増税」「国家主義と規制緩和」「軍拡と弱いもの虐め」の同時遂行という、超最悪な組み合わせの右翼新党でも、ただ一つ期待出来る事がある。それは、「自民党の別働隊を目指したものの、選挙で足を引っ張り、実際には民主党の別働隊のような役割を演ずる」(五十嵐仁の転成仁語)事を通して、自民党の解体を更に決定づけてくれる所にこそある。
 しかも、その余波は一人自民党だけに止まるものではない。先の総選挙で、政権を自民党からもぎ取った民主党も、小沢執行部による「左旋回」で左派層の取り込みに成功したとは言え、元々は自民党から分かれた新自由主義者と右翼によって取り込まれた党でしかないからだ。自民党が「立ち上がれ日本」に足をすくわれる形で民主党に敗北するのに対して、民主党は「みんなの党」に侵食され、自民党の後をなぞる形で解体を遂げていく事だろう。
 国民不在の小選挙区制・二大政党制を終わらせる中での、第一段階としての自民党の解体・終焉、次いで第二段階としての民主党の解体・終焉。それこそが、今度の参院選で候補者を乱立させるであろう幸福実現党や維新政党新風も含めた、右翼新党に課せられた真の歴史的使命なのだ。

(その他の参考記事)
・参院選10議席目指す 消費税10%公約にたちあがれ日本(産経新聞)
 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100411/stt1004111230006-n1.htm
・新党ラッシュで既存政党は? 自民は危機 公明・みんなは歓迎、民主は無警戒(同上)
 http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100409/elc1004092306002-n1.htm
・新党を「立ち枯れ?」 喜美氏がチクリ(同上)
 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100407/stt1004071840011-n1.htm
・「旧党」「矛盾感じる」 平沼・与謝野新党に各党、冷ややか(同上)
 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100405/stt1004051936007-n1.htm
・自民離れた保守層を取り込め! 新党は憲法、消費税を二大政策に(同上)
 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100404/stt1004042304004-n1.htm
・「首長新党」4月中に結成、参院選に10人以上(読売新聞)
 http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100105-807334/news/20100407-OYT1T01467.htm
・「趣味の政治ごっこ」としての保守新党結成ブーム(村野瀬玲奈の秘書課広報室)
 http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1715.html
・毎日新聞が社説で「立ち上がれ日本」の大連立狙いを懸念(きまぐれな日々)
 http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1064.html
・与謝野・平沼新党は本当に民主離反票の「受け皿」になりえるか(田中秀征 政権ウォッチ)
 http://diamond.jp/articles/-/7831
・くさい芝居はもう沢山だ!(拙稿)
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/c888796e5108f14991501cb3376e4bc6
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おバカ産経の自爆記事

2010年03月07日 22時43分23秒 | 腐れヘイト・在特・産経
  

・民主党連合系16衆院議員 関連株40銘柄所有 総数14万6000株 「癒着の疑い」指摘も
 日本労働組合総連合会(連合)の組織内議員である民主党の衆院議員38人のうち16人が、本人や妻の名義で連合傘下の労組と関連のある企業計40社の株を所有していることが3日、産経新聞の調べで分かった。保有株式の総数は約14万6千株にのぼる。北海道教職員組合(北教組)の政治資金規正法違反事件で、労組と民主党の「政治とカネ」の問題に批判の目が向けられる中、識者からは「労組の組織内議員が、労組と関係のある企業の株を持っていれば、癒着を疑われて当然」と指摘する声も出ている。(中略)
 最も多くの「連合関連」株を所有するのは、NTT出身でNTT労働組合の支援を受ける田嶋要氏で10銘柄。NTT株は持っていないが、NTTグループと関係のある企業の株を複数所有し、連合傘下の労組がある古河電工などの株も保有する。次いで、トヨタ自動車出身の古本伸一郎財務政務官がトヨタ自動車など5銘柄を所有。古本氏は全トヨタ労働組合連合会の元顧問だ。川端達夫文部科学相は、出身企業の東レなど4銘柄を持っている。川端氏は東レ労働組合の滋賀支部長を務めていた。(後略)(以上、産経新聞より)
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100304/crm1003040131001-n1.htm

 アホじゃないか。

 多分、産経新聞は、北教組・日教組の労組献金問題で民主党を叩くつもりで、この記事を載せたのでしょう。しかし、その事で却って、民主党だけでなく自民党をも叩く事になるとは、露ほども考えなかったのでしょうか。流石は「労働組合が日本侵略w」クオリティの単細胞・産経だけの事はあります。

 この記事を読んで、普通の読者はどう思うでしょうか。産経的に「労働組合が日本侵略w」とバカ正直に取る人よりも、「大企業の労組って、やはり裏では財界・自民党ともツーツーだったのね」と取る人の方が、遥かに多いと思うのですが。イデオロギー云々以前に、労働者の生活実感・皮膚感覚として。
 そりゃあそうでしょう。特に、献金問題で叩かれている北海道や山梨の日教組なんて、今や管理職への出世コースと化しているのだから。これは他の連合系民間労組とて同じ。余りにも体制べったりだと組合員にソッポを向かれるので、時にはホワイトカラー・エグゼンプション導入に反対したり、共産党を大会来賓に呼んだりしていますが、しかし内部に目をやれば、会社とグルになって派遣法改正に反対したり、果ては9条改憲を唱えたりしている所も、決して少なくないのですから。

 では、実際は「財界・自民党ともツーツー」の連合・民主党や、国・文科省との協調路線にとっくに転じている日教組を、何故未だに産経や自民党は叩くのか。それは、飴玉をしゃぶらせるだけでなく、時にはムチで叩かなければ、増長しかねないからです。つまり、「お上にちょっとでも逆らえばこうなるぞ」という、「見せしめ」に他なりません。「小沢vs検察」対決と同じ構図です。だから、同じ日の社説で、「『疑惑まみれ』正すが先決」なんて偉そうに書いていても、書き立てるのは小沢献金問題や日教組の問題ばかりで、同種の献金が自民党にも回っているのに、企業・団体献金廃止や「政党助成金との二重取り」の問題については、何も言わないのです。
 そうやって、国民の間にある政治への不満や社会変革への希望に、冷水を浴びせかけて、国民を諦めさせようとしているのです。

 しかし、そんな子供だましみたいな手口が、いつまでも通用すると思ったら大間違いだ。それが証拠に、いくら鳩山内閣や「小沢」民主党の支持率が落ちても、自民党の支持率は全然回復しないじゃないか。国民はそこまでバカじゃない。
 まあ、産経とて、それは織り込み済みでしょう。だから、舛添・橋下・河野・東国原・「みんなの党」などの新自由主義者や、安倍・石原・平沼・田母神などの靖国右翼を、「目くらまし」役に動員してまで、同じ自民党政治を、「自民党」の看板だけ架け替えて、何とか今まで通り続けられないかと、焦っているのです。

 考えている事、やる事が、もう見え見えなんだよ。
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公設派遣村をめぐる記事比較

2010年01月12日 21時01分02秒 | 腐れヘイト・在特・産経
 公設派遣村の事を取り上げた、それぞれ好対照を為す2つの記事を下記に紹介します。一つはブログの、もう一つは新聞の記事です。敢えてコメントはしません。果たして、どちらが本当の事を書いているのか。どちらが説得力のある、信用の置ける記事か。その内容・論旨のみならず、問題の掘り下げ方や取材姿勢、記事の「品格」まで含めて、とくと見比べた上で各自判断して貰いたい。


■「公設派遣村」をめぐる諸問題(ロシア・CIS・チェチェン)
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(前略)
私は4日まで「ワンストップの会」のお手伝いを多少していただけなので情報不足だが、彼らには言いにくい部分もあると思うので、あえて書きたいと思う。但し、文責は私にあることは言うまでもない。

まず、「ワンストップの会(旧派遣村実行委)」の基本方針は、職も家もカネもないワーキングプアの生活再建を手助けするというものだ。具体的には、国や都と協力しつつ、まず「公設派遣村」のインフォメーションをし、カネもない相談者をハローワークに登録させることを前提に「公設派遣村」を紹介する。そして、生活保護申請を手伝い、その回答が出る平均2週間のあいだも、できれば求職活動をしてもらう・・・これが基本方針だ。

1年前の「年越し派遣村」の場合、最終的に生活保護申請した302人のうち301人が生活保護を認められている(1人は資産があったので却下)。したがって、最低限の生活費と住居は確保できた。但し、その後の就職が困難だという実情はある。それでも、福祉事務所の「水際作戦」で大抵認められない生保の壁を、「ワンストップの会」メンバーは過去に蓄積したノウハウで突破してきている。だから、家とカネまでは何とかしようという訳だ。また付言すれば、メンバーの中には不当な「派遣切り」にあい、寮を叩き出され、路頭に迷った経験者も何人かいる。不当解雇にあった者なら、もっと沢山いる。だから皆、自分の事として厳冬の夕暮れまで、否、電話相談を含めれば24時間活動し続けた。

他方、東京都に方針はなく、その対応はハッキリ言って酷い。上に元入所者の「最初からいなくなってほしかったみたいです」というコメントを引用したが、実際、その手の声は私も現場で数限りなく聞いた。例えば、「その交通費の額では、面接に行けるが帰れないと訴えたら、職員に『歩いて帰ってこい』と言われた」などなど、苦情は耐えなかった。そして、ある入所者は「5日から『なぎさ寮』行きとは、あきらめさせようという魂胆だな」とつぶやいた。

どういうことかと言うと、山谷地域越年越冬宿泊援護施設「なぎさ寮」は、教室ぐらいの狭い部屋に20人以上は雑魚寝させ、1人1畳分のスペースしか使えない。品川駅から車で20分は必要な場所で、謂わば「陸の孤島」でもある。また、基本的には冬しか使わないからか、部屋は不衛生で老朽化も進み、2006年には天井落下事故さえ起きている。「オリンピックセンター」で始まった「公設派遣村」入所者の中には「なぎさ寮」経験者や脱走者が多くいたから、移設方針が決定した3日夜の時点で、一方では抗議の「暴動」が起きそうになり、他方では4日の退所者や脱走者が相次いだ。

そこで「ワンストップの会」代表がギリギリの交渉をし、まず病人や夫婦や女性は別枠にして、残りは4日だけはカプセルホテルに泊める方針に変更させた。なぜなら、コインロッカー等の荷物取り出しや常備薬の調達などの事情から、いきなり「陸の孤島」へは移動できない人も数多くいたからだ。そして5日からは、悪名高い「なぎさ寮」に収容。「ワンストップの会」も張り付いて、「何とかココを乗り切り、新たな生活を再建していこう」と、説得しながら相談活動など様々なフォローにあたっている。脱落しそうな入所者の気持ちが誰よりも理解できる分、涙ながらに「ここでヤケを起こさないで」と必死になって引き留め、最悪の場合でも電話番号は交換して別れている。

また、現金支給ないし「ゴネ得」に関しては、次のような経緯がある。求職活動で外出しても昼食は「派遣村」まで戻って食え、というのが最初の都の方針。抗議したら、コンビニしか使えないクオカード1日千円分。それも抗議したら、現金数日分の前払い。これには、コマ切れ支給に職員が対応しきれない、という事情もある。つまり、最初からゴネるように仕組まれたと、私は思っている。しかしながら、今まで納税してきた入所者が、困った時に最低限の生活ができるよう要求するのは正当な権利だ。

さて、私自身は「なぎさ寮」までは行くことができないので、別記事でも書いた通り、たいへん心苦しく思っている。それと、今まで「公設派遣村」のリアルな実態を記事にしなかったのは、私自身が心身ともに疲弊したこともあるが、「ワンストップの会」の方々が行政を動かし、それと協力的な関係を保とうと努力しているからに他ならない。しかし、石原都知事の暴言を読んで、知っていることは書くことに決めた! これには、あの「2チャンネル」ですら、抗議スレッドが立っている。繰り返すが、この記事の責任は「ワンストップの会」ではなく私にある。文句があるなら、あくまでこちらに言って欲しい。
(後略)
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 http://blogs.yahoo.co.jp/tocka_jikkoi/61051648.html

【追記】

 更に検索したら、実際に現地に行ってみた人のレポートが出てきた。このレポートを書いた人は、実際に路上生活を数年間経験し、その体験談をブログに書き綴っている。個人的体験談という制約は勿論あるものの、当事者でしか書けない事も数多く載っている。こちらも是非読んで戴きたい。

 ・山谷地域越年越冬宿泊援護施設「なぎさ寮」(Midnight Homeless Blue)
  http://blog.livedoor.jp/kenjiro45/archives/51525236.html
 ・新聞記事について(同上)
  http://blog.livedoor.jp/kenjiro45/archives/52097541.html


■“ごね得”許した「派遣村の品格」 費用は6千万円大幅超の見込み(産経新聞)
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 「不平を言えば融通が利く。みんな“ごね得”だと気付いている」。4日閉所した東京都の「公設派遣村」を出た男性(34)は“村”での生活をこう皮肉った。派遣村では開所以来、行政側と入所者の衝突が絶え間なく続いた。職員の口のきき方への不満に始まり、昼食代の現金支給を求める入所者…。当初、目的だったはずの就職相談は不調に終わり、職員は最後まで入所者への対応に右往左往した。

就労相談わずか1割

 都は3日夜、この日退所した833人のうち住居を見つけられなかった685人のため、4日以降の新たな宿泊先に400人分のカプセルホテルを用意。残りの入所者には、都の臨時宿泊施設を割り振ることを決めた。

 だが、いざこざはここでも起きた。入所者の1人は冷笑を浮かべて言う。

 「その夜も『なぜ全員がホテルに入れないのか』と騒いだら泊まれることになった」

 入所者の抗議と厚労省などの後押しで、都は決定を覆す。抗議の数時間後にはカプセルホテルを追加で借り上げた。「騒ぎが大きくなったので…」と職員は言葉少なに語るのみだ。

 この1週間で本来の目的の就労・住宅相談に訪れた入所者はわずか1割。「正月休みに相談しても仕方ない。派遣村では一時金がもらえるとのうわさもあった。それ目当てで入った人も多い」との声も漏れた。

想定超す利用者

 一方で、自力で社会復帰への第一歩を踏み出した入所者も。退所を選んだ男性(67)は「入所中に友人の会社に就職が決まり、社宅に住めることになった。年末年始に泊めてもらって感謝している。食事もおいしかった」と語った。

 だが、この男性のように新たな職や住居が決まったのは少数だ。利用者数は当初の想定を超え、約6000万円と考えられていた費用も大幅に膨らむ見込み。費用はすべて国の負担で、都の幹部は「結局、政治のため」とぼやいた。
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 http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100104/biz1001042246045-n1.htm


・関連記事:そこまでして人間を貶めたいか
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/558f0ab9bc877049fdc4be3f5d59b4fe
 こちらも是非ご一読をお願いします。
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そこまでして人間を貶めたいか

2010年01月10日 23時05分28秒 | 腐れヘイト・在特・産経
 近年とみに劣化ぶりが目に付く産経新聞ですが、下記の記事もまた酷いものです。

・派遣村、所在不明200人 就活費2万円支給後に続出(1月8日)
>年末年始に住居がない失業者に宿泊場所や食事を提供する東京都の「公設派遣村」で多数の無断外泊者が出た問題で、当初の利用者562人のうち、7日午後8時現在で200人以上の所在が不明になっていることが同日、都の調査で分かった。所在不明者は都が就活費として現金2万円を支給した6日から続出。都は規則違反者は強制退所にするとしたうえで、18日朝をもって派遣村の閉所を決めた。
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100108/crm1001080946003-n1.htm

・【揺らぐ沖縄】児童の安全より反対運動優先か 基地隣接の小学校移転(1月9日)
>米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)に隣接し、ヘリ墜落など事故の危険にさらされてきた同市立普天間第二小学校(児童数708人)で、これまで2回、移転計画が持ち上がったが、基地反対運動を展開する市民団体などの抵抗で頓挫していたことが9日、当時の市関係者や地元住民への取材で分かった。市民団体などは反基地運動を展開するため、小学生を盾にしていたとの指摘もあり、反対運動のあり方が問われそうだ。
 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100109/plc1001092327012-n1.htm

 最初は8日付の公設派遣村関連記事に対する反論だけを書こうと思っていたのですが、次の9日付の普天間関連の記事もまた酷いので、両方一緒くたにまとめて、産経新聞の報道姿勢自体を問う事にしました。

 まず前段の公設派遣村関連の記事から。やれ無断外泊だの就活費で飲酒・パチンコだのと、表層に現れた一部の現象だけをさも針小棒大に書き立てて(実際の行方不明者はもっと少なかった)、まるで派遣村全体がならず者集団であるかのように描き出しています。しかし、何故そのような事が起こったのか、どうすれば解決できるのかを探求しようとする姿勢や、社会の木鐸としての使命感が、そこには全く感じられない。あるのは、ただただ「売らんかな」のセンセーショナリズムと露骨な印象操作ばかりで。
 まずは一歩前進と評された公設派遣村も、その運営については様々な問題が指摘されていました。まず直接の設置主体たる東京都は、国から言われて嫌々やらされているのが、もう見え見えで。とりあえず開設期間中の衣食住だけは「確保してやった」ものの、碌な職業相談もせずに、入所者をまるで犯罪人みたいに隔離収容して。提供された食事も、トンカツやらビフテキやらが並ぶものの、真に入所者の健康や栄養バランスを考慮した(心がこもった)ものではなかったので、逆に余計に惨めな気持ちに陥った人が多かったというではないですか。

・政府が「派遣村封じ込め」、失業者増大にもかかわらず(田中龍作ジャーナル)
 http://tanakaryusaku.seesaa.net/article/136961705.html
・「派遣村は走るバス」〜警察に咎められ(同上)
 http://tanakaryusaku.seesaa.net/article/137230293.html

 そうして、当初の希望がやがて失望に代わりつつあった時に、国から2万円ばかりをアリバイ的に渡されたものの、期間終了後は残額を全て返納しなければならない。しかし、肝心の自立支援策は何も無い。あるのは生活保護の斡旋だけで、それも、怠け者と罵られながら受け取らなければならない。今までも散々モノ扱いされてきた上に、今度は政府の点数稼ぎに利用されようとしている・・・としたら、自分ならどうしますか。「もう、やってられるか!」「貰う物さえ貰ったら、もうこんな所には用は無い」という方に流れる人が出てきても、一向におかしくはないと私は思いますね。
 そもそも、パチンコや飲酒をして一体何が悪いのか。嗜む程度なら別に構わないではないか。久しぶりに缶ビール1本口にする事も許されないのか。一般人なら単なる嗜みで済む事が、何故、派遣村住民だと犯罪扱いされるのか。それこそが派遣村に対する差別ではないか・・・という事も言える訳で。
 しかし、そうは言っても、言わば「保護観察」の身である以上は、余り褒められた事ではないとは私も思いますが、それも今まで散々、政治や社会が彼らにしてきた事に対する、彼らなりの消極的抵抗とは捉えられないのか。

 次に後段の普天間関連の記事について。一読して思ったのは、「当時の市関係者や地元住民への取材」しかしていないという事。それは同関係者の声しか載っていない事からも明らかです。しかし、それではもはや報道機関として失格でしょう。
 「基地反対運動を展開する市民団体」関係者の声が一切掲載されていないので、現時点では一般論としてのコメントしか出しようがありません。そして一般論としては、こうも言える訳で。「後から入居してきた暴力団組事務所(米軍基地)の為に、何故先に住んでいた住民が出て行かなければならないのか?」と。
 これは、あくまでも一般論としての意見です。でも、こういう意見もあっても、一向におかしくはないですよね。それを、全て一部「反米運動」関係者の特殊な意見であるかのように、最初から決め付けるのは如何なものかと思いますね。これも「先に結論ありき」の印象操作でしかない。
 かつて自民党の安倍晋三・中川昭一が、従軍慰安婦特集番組の件でNHKに圧力をかけた際に、産経は何と言って二人を擁護したか?「放送番組は、特定の立場に偏る事なく、中立的立場から編集されなくてはならない」と言って擁護したよな。私なぞは「最初から特定の立場に偏した人間が、何を白々しい事を」と笑って聞いていたが。それが何故、殆ど一方の立場からの言い分だけに終始している、今回のこの記事ならOKなのか。

 こういう露骨な情報操作や、ひたすら大勢順応を是とし、少数者(少数意見)や社会的弱者を頭から異常と決め付け、隔離・排除し嘲り笑うような作風、どこかで見た事あるなと思ったら、思い出しました。「カルデロン一家や在日朝鮮人は日本から出て行け!」と呼号する、ネオナチ「在特会」ブログでの大本営発表記事のスタンスと、全く同じです。よって今後は、産経新聞関連の記事も、「在特会」関連と同じカテゴリーで扱う事にします。

・関連記事:公設派遣村をめぐる記事比較
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/cdc7d035be95f3fac336e4dab21f4363
 こちらも是非ご一読をお願いします。
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