アフガン・イラク・北朝鮮と日本

戦争も人権抑圧もNO!万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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転載:緊急署名 沖縄の民意に応えてください

2010年02月28日 08時44分51秒 | 辺野古・普天間・米軍再編
再掲:普天間基地問題 -完全版- 

※「緊急署名」なのに、今頃の転載になってしまいました。以下、マイミクさんの日記から、取り急ぎ転載します。

 「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」からの緊急要請です。
 知人から転送されてきたもので、転送・転載歓迎だそうです。
 ちなみに署名用紙もダウンロード(PDF)できます。
 http://www.jca.apc.org/~p-news/100211shomei.pdf

~~~~~~~~~~~~ 以下転送 ~~~~~~~~~~~~

件名: 【緊急署名 沖縄の民意に応えてください】にご協力下さい!!
差出人: 辺野古への基地建設を許さない実行委員会
送信日時: 2010/02/20 15:28

《緊急アピール》

 【緊急署名 沖縄の民意に応えてください】にご協力下さい!!

   井上澄夫(埼玉県新座市、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)
   加賀谷いそみ(秋田県男鹿市、男鹿の自然に学ぶ会)
   奥田恭子(愛媛県松山市、心に刻む集会・四国)
   廣崎リュウ(山口県下関市、下関のことばと行動をつなぐ『海』編集委員)

 参議院で民主党を中心とする会派(民主党・新緑風会・国民新・日本)が過半数と1議席、122議席を占めました。
 自民党を離党した2議員が1人は民主党に、もう1人が国民新党に入党したからです。これにより、政局の潮目が急速に変わり始めました。民主党は社民党の協力がなくても参院を牛耳ることができるようになったからです。
 この潮目の変化は、早速、普天間基地の移設先をめぐる政府・与党の態度に明瞭にあらわれました。政権の一角を占める国民新党が、嘉手納統合案とキャンプ・シュワブ陸上案を沖縄基地問題検討委員会に提出することを明らかにしましたが、政府内でもキャンプ・シュワブ陸上案を選択する動きが急浮上しています。
 現行の辺野古案は、キャンプ・シュワブにまたがる形で辺野古沖と大浦湾を埋め立ててV字型滑走路を建設するものですが、急浮上した案はキャンプ・シュワブ内にヘリパッドや滑走路を造るというものです。
 しかしこれは、鳩山首相が昨夏の衆院選前に沖縄市で掲げた「最低でも県外」という公約を自ら踏みにじるものであり、名護の稲嶺新市長が辺野古移設は「海でも陸でも反対」と鮮明にのべるなど、沖縄の人びとは猛烈に反発し憤激しています。今や沖縄の民意は「県内移設絶対反対」です。

 この切迫した事態に対応するため、私たちは新たな署名運動を考えましたが、首都圏で活動する「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックなど39の市民団体・労働組合で構成)が下記の署名運動を始めましたので、それへの協力をみなさんに訴えることにしました。署名の趣旨は鳩山首相に対し「沖縄の民意に応えてください」と要請するものです。
 この緊急アピールは、昨年12月から今年1月にかけて行なわれた「鳩山連立政権に対し辺野古移設の断念など3項目を求める市民の共同要求運動」にご賛同いただいたみなさんに送信します。どうか至急ご協力下さい。

【緊急署名 沖縄の民意に応えてください】
        ─メールでの署名の呼びかけ─
■ 辺野古への基地建設断念と普天間基地の無条件返還を求めます ■
● 署名は鳩山内閣総理大臣に提出します。

◆鳩山首相への要請事項◆

 1.今こそ、沖縄の民意を最優先してください。
 2.名護市辺野古への「移設計画」を断念してください。
 3.普天間基地の無条件返還を実現してください。

◆要請の趣旨◆

 沖縄の悲願は、一貫して「基地のない平和な島」の実現です。

 1995年9月、沖縄で起きた米兵によるレイプ事件に対する島ぐるみの怒りに直面して、日米両政府は96年4月、普天間飛行場の「返還」を合意しました。しかしそれは、沖縄本島東海岸沖に代替基地(海上施設)を新設することでした(同年12月、SACO最終報告)。◆96年9月の沖縄県民投票では、89%が「基地の整理・縮小」を求める意思を明確に示しました。◆さらに97年12月の名護市民投票では、過半数が「辺野古への海上ヘリ基地建設NO!」を表明しました。
 しかし、自民党政権は、沖縄の頭越しに辺野古への基地建設を強行しようと、莫大な経済振興資金をもって沖縄の人々を懐柔しようとしました。◆それに対し2008年7月、沖縄県議会は「辺野古への新基地建設に反対する」意見書を採択、日本政府、米政府、沖縄県知事に突きつけました。
 ◆09年8月の衆院選では、沖縄県の選挙区・比例区で自民党・公明党が全敗し、◆今年1月24日の名護市長選挙では「辺野古・大浦湾の美しい海に新たな基地は造らせない」と主張した稲嶺進候補が当選しました。
 数々の世論調査でも、沖縄の世論は一貫して「普天間の県外・国外移設」が多数を示してきました。沖縄の民意が「基地の新設」にも「県内移設」にも絶対反対であることは、今や誰の目にも明らかです。
 私たちは、鳩山政権が「沖縄の民意」を正面から受け止め、実現すべきことを、鳩山首相に対して強く要請します。
      辺野古への基地建設を許さない実行委員会

●政府・与党の沖縄基地問題検討委員会が機能不全の様相を呈する一方、政府内でキャンプ・シュワブ陸上案が浮上したというニュースが伝えられるなど、普天間移設をめぐる情勢が急速に煮詰まってきました。なお不透明ながら、鳩山政権は「県内移設やむなし」と決意して沖縄の民意無視の方向に舵を切ったのかもしれません。
 メールでの署名だとすぐ対応できるのだがという声が多くのみなさんから届き始めましたので、これまでの呼びかけに加え、メール署名もみなさんに呼びかけることにしました。今や、一人でも多くの署名が必要です。ご理解をいただきたいと思います。●

【メール送信による署名の方法】

◆署名は個人・団体(グループ)を問いません。
 ○ 署名していただける方は、氏名と住所をお知らせ下さい。
 ○ 団体(グループ)署名の場合は事務所の所在地ないし連絡先を記して下さい。
 ※ 氏名と住所および団体名とその所在地・連絡先はネットで決して公表いたしません。

 ● 署名の連絡先は次の通りです。
   henoko.no-hutenma.out@mbn.nifty.com
   上記メールアドレスは署名専用です。

◆署名の集約
第1次集約は2010年3月10日、第2次集約は同年3月31日です。普天間基地の移設先の決定について情勢が非常に緊迫していますので、署名はなるべく早く、できれば第1次集約に間に合うように送信して下さい。

◆寄せられた署名は、手書きの署名とともに、鳩山首相に提出します。

【ご協力のお願い】署名される方にお願いします。このメールをみなさんの友人やお知り合いの方々にご転送下さい。またご関係のメーリングリストやそれぞれのブログ、ホームページでご紹介下さい。どうか、よろしくお願いします。
◆〔個人情報の保護について〕
 署名者の氏名と住所および署名団体名とその事務所の所在地や連絡先をインターネット上で公表することはありません。
 ただし署名の件数については、署名簿の提出後、手書きの署名数と合わせて、みなさんに報告します。

●辺野古への基地建設を許さない実行委員会
 問い合わせ先:090-3910-4140(一坪)
        Tel/Fax 03-5275-5989(市民のひろば)
 http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/NNBJ.html
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とんだ食わせ物のシステム変更

2010年02月27日 20時33分00秒 | 職場人権レポートVol.1
 21日付記事「クスコ de まこと」で、「ブログに書く事が一挙に4つぐらいに増え」たと書きました。そのうち、バンクーバー五輪関連(20日付)、まことさんとのオフ会(21日付当該記事)、アバターの感想(24日付)、の3つについては、既に書きました。最後の1つは、また私事で恐縮ですが、「職場の近況」の続編について書かせてもらいます。

 実は、私の勤め先では、新センター稼動後も業務改革が進行中で、この3月から4月にかけて、また仕事の内容が大きく変わります。下記がその主な変更点です。

 第一は、配送エリアの見直し。他センターとの調整の結果、3月8日から配送店舗数が若干減ります。それに伴う構内レイアウトの変更作業(ラインの引き直し、各種表示板の付替え等)の為、前日の7日は遅くまで残業になります。私は、その日は運良く定休日なので、内心ホッとしています・・・。
 第二は、ハンディ検品システムの導入。早ければ4月1日の新年度早々から、検品作業が機械化されます。今までの紙とボールペンによる検品から、ハンディ(正確にはHHTという:注1)を使ってのバーコード読み取り検品に代わります。
 第三に、上記システム変更に伴い、契約社員(バイト)の勤務シフトも来月度から変わります。月6日休日の変形労働時間制から完全週休2日の法定労働時間制に移行します。

 第一点については、特に説明の必要はないでしょう。商品を仕分けしなければならない店の数が若干減るという事です。減った分は他のセンターで仕分けする事になります。

 第二点は、要するに毎月休みが平均2日づつ増えるという事です。月々の休みが毎月の勤務シフトで決まる点は今までと同じですが、それが今までの隔週週休2日相当から、完全週休2日に代わります。ブログ更新などで内心もう少し休みが欲しいとは思っていたので、そういう意味では「願ったり適ったり」です。その反面、正社員とは違い休日は当然無給なので、その分確実に1万5千円ぐらいは月収が減り、その意味では「痛し痒し」です。
 今後は毎月手取り13万円台で遣り繰りしていかなければならなくなります。今までは僅かでも貯金出来ていたのが、今後は相当難しくなります。掛け持ちでバイトするにしても、そうそう都合良く空き時間に入れるバイトなんて滅多にありません。下手したら24時間働き尽くめの生活になってしまいます。
 どこかの派遣会社に登録して、休日に今の職場で、日払い派遣ワーカーとして働くのが、一番手っ取り早いかも知れません。仕事は今までと同じですから。会社が認めるかどうかは別として。本業に差し支えるし、労災との絡みもあるので、多分会社は認めないでしょう。しかし、そこまで落ちたら、もうブラックジョーク以外の何物でもない。

 第三点については、下記の写真で説明します。先日ダミーのデータを使って行われたハンディ検品研修での様子です。はっきり言って殆ど業務改善になっていません。従来は検品表にチェックすれば終わりだったが、今後は1ケースずつスキャンしていかなければならなくなる。これでは逆に負担増にしかならない。

  
 上の携帯電話みたいなのがハンディ。既に店舗ラベルにはIDやバーコードが印字されています。 

  
 バーコードをスキャンすると、上記のように画面に店舗情報が表示されます。しかし、これがとんだ食わせ物なのです。
 何故なら、今の勤務先のような通過型の物流センター(TC:注2)では、右の写真のように、直ぐに店舗に配送出来るように、既に入荷時点で、一つ一つのケースに多くの種類の商品が詰め合わされて納品されて来ます(そうでない商品もありますが、そんなに多くない)。こんなケースを幾らバーコード登録した所で、店別の納品個数が表示されるだけで、詰め合わせ商品の内訳までは、(納品伝票を逐一繰らないとその場では)分かりません。宅急便のドライバーが梱包内容の詳細までは関知しないのと、謂わば同じ理屈です。全然リアルタイムになっていない。
 抜本的にシステム変更を図るには、単に検品読み取りだけでなく、機械で自動的に商品の仕分けまで完了しなければ、全然省力化・コストダウンにはなりません。事実、宅急便や郵便物の仕分けなんかはそうでしょう。
 会社の説明では、「商品明細も即時に把握出来るようにする」との事ですが、細部についてはまだまだ詰め切れていないのが現状です。ただ現場での手間が増えるだけにならなければ良いのですが・・・。

※ちょっと専門的な話になりますが、一応解説しておきます。
(注1)HHT:Hand Held Terminalの略。スーパー・コンビニで使っているPOSの様な、読み取り式の携帯端末の事。
(注2)TC:トランスファーセンター(transfer center)の略。基本的に在庫は持たない通過型の物流センターの事。それに対して、常時在庫を抱えた保管型の物流センターはDC(ディストリビューションセンター Distribution Center)と言う。
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アバター:真の連帯とは

2010年02月24日 23時35分05秒 | 映画・文化批評
映画「アバター」予告編


 この前、話題の映画「アバター」を観てきました。
 この「アバター」ですが、実は当初はそんなにも評価していませんでした。映画ポスターや予告編映像からの印象で、「何だかんだ言っても所詮は戦争映画だろう」と思い込んでいました。保守派からの「反戦偏向映画」との批判についても、「自民党・右翼による朝日新聞・日教組・民主党叩き」と同じで、とっくに体制の補完物と化したものをことさら叩く事で、更に右傾化を煽る魂胆だろうと思っていました。あくまでも、そういう観点から保守派の動きを警戒していました。その一方で、「アバター」なんて観る位なら、同じ日に大阪で上映された「アメリカ帰還兵・イラクに誓う」を観る方が、よっぽどマシだと思っていました。
 しかし、ブログ読者からのアドバイスもあったので、「アバター」を観る事にしたのです。そして実際、この映画は、私が当初思っていたよりも遥かに奥の深いものでした。

 映画の舞台は未知の衛星パンドラ。そこに眠るアンオブタニウムという鉱物を巡り、パンドラの先住民宇宙人ナヴィと地球人との間で対立が生じていた。パンドラでは、そのままの姿では地球人は生きていけないので、遺伝子操作で造られたアバターという化身を使い、人間兵士の代わりにナヴィ社会でのスパイ活動に従事させていた。
 アバターは、「身体はナヴィで中身は地球人」の謂わば工作員だが、あくまで操作するのは元の身体の地球人兵士であり、独自の人格は持たない。その目的は、あくまでもナヴィの「手なずけ」と情報収集、交渉決裂後の破壊工作に限られていた。
 他方でナヴィは、姿形こそ人間とよく似ているものの、身長3メートルの巨体に尻尾や後頭部の巻き毛を持ち、独自の言語・文化を営み、動物との交信術や生体エネルギー(エイワ)の獲得術に秀でていた。(詳細はウィキペディアの解説を参照の事)

 そんな舞台設定の中で、私が最も魅かれたのが、地球人傭兵たちのナヴィとの関わり方です。この映画の主人公である傭兵のジェイクは、海兵隊時代に負傷した足の治療費稼ぎの為に、アバターとしてパンドラに潜入します。しかし、次第にナヴィの価値観や文化の高さに触れる中で、やがてパンドラ侵略の戦争目的自体に疑問を抱くようになり、最後にはナヴィに加勢して地球の侵略と戦うようになります。
 その一方で、地球人傭兵の現場司令官であるクオリッチ大佐にとっては、アバターも所詮はナヴィを手なずける為の手段にしか過ぎませんでした。最初は、ナヴィをアンオブタニウム鉱山地帯から追っ払う為の立ち退き交渉の道具としてアバターを使い、交渉が効かないとなるや、一挙にナヴィ殲滅に向かおうとしました。

 その中で取り分け私の気を惹いたのが、オーガスティン博士の変化です。この女性植物学者は、アバターの生みの親ともいうべき人です。最初は、あくまでもパンドラの生態系に対する学者としての知的好奇心から、クオリッチ大佐のナヴィ殲滅作戦に異議を唱えていました。しかし、ジェイクと同様に、次第にナヴィに理解を示すようになり、最後には同僚を引き連れて、ジェイクと共に、クオリッチ大佐率いる地球侵略軍と戦うようになるのですが、残念ながらクオリッチに殺されてしまいます。
 彼女は、当初は「自分の研究対象を守る」という、あくまでも功利的な立場から、侵略を阻止しようとしました。つまり、アバターをナヴィ宣撫工作の道具としか看做していなかったクオリッチ大佐の立場とも、この時点ではまだ「どっこいどっこい」だった訳です。しかし彼女は、それに止まらず、最後にはジェイクと同じ侵略阻止の立場に立つに至りました。

 ここにこそ、この映画の主題が込められているように思うのです。この映画が問うていたのは、「真の連帯とは何か」というテーマだったのではないでしょうか。「資源獲得」や「研究対象の保護」といった功利目的ではなく、「相手の人格・文化を認め合う事でしか、真の平等も共存も在り得ない」という事を、言いたかったのではないでしょうか。
 日本とアジア諸国との友好についても、同じ事が言えるのではないでしょうか。単に「貿易相手国だから」といった発想だけでは、真の平等・共存にはなりません。また「日本の国益や国威発揚に繋がる」といった自国本位の発想でもダメです。その友好が、単に相手国政府への飴玉に堕するものであってはならないのです。当該国の国民の幸福や、人権状況の改善、真の経済自立に結びつくものであるか否かが、最重要なのです。
 これは、例えばハイチ震災救援PKOへの自衛隊派遣を巡る議論でも、同じ事が言えるのではないでしょうか。一番肝心なハイチの復興を脇において、単に「どこそこの国に先を越されてはいけない」なぞという自国本位の発想では、クオリッチ大佐や最初の頃のオーガスティン博士と同じで、相手国国民の心に響くものには到底ならないでしょう。
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クスコ de まこと

2010年02月21日 22時42分52秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 この間、ブログ上でも実生活でも、私の周囲にちょっとした動きがありました。その関係で、ブログに書く事が一挙に4つぐらいに増えました。「何とかこの土日の間に全部書き上げる事が出来れば」とは思っていましたが、何とか書けたのはバンクーバー五輪関連の話題だけでした。残り3つについても、どこまで書けるか分かりませんが、これからぼちぼち書いていく事にします。
 
 まずは、このブログの古くからの常連である「まこと」さんが、大阪にやってきた件について。まことさんから、この16日に仕事で大阪に行く用事が出来たので、ついでに私にも会いたい旨のメールが、その4日ほど前にありました。
 今だから言っちゃいますが、私そのメールを見てハタと困りました。「仕事が終わった後、夜19時ぐらいに梅田あたりで会いたい」との事。しかし、バイトで食い繋ぐようになってからは、誰かと酒を飲む機会もグンと減り、穴場に疎くなった。それも、学生時代以来殆ど寄り付かなくなった「梅田で」となると、尚更の事。しかも夜遅くからなので、翌日早朝からの勤務に差し支えたらどうしよう、と。
 考え抜いた末に、せっかく招待するのだから、今さら新梅田食道街なんかの安酒場でクダを巻くよりも、もっと落ち着いた雰囲気の所にしようと。そこで最終的に決めたのが、生協時代に一度訪れた事のある、西梅田の「クスコ」というペルー料理のレストランでした。
 調べたら、店は近くの別の所に移転していたものの、まだしっかり営業していましたので、そこに予約を入れて、JR大阪駅で「まこと」さんと落ち合う事になりました。

 既に、常連の方のうちの何人かとは、実際にお会いした事もあるのですが、「まこと」さんとは、ネットでの付き合いは長いものの、まだ一度も会っていませんでした。当日までにやりとりした携帯メールの中で、既にこちらの顔写真は送っていたものの、相手の姿形は全然分からず。おまけにJR大阪駅周辺は、ただでさえ昔から目印になるものが余り無い上に、特にこの十年近くの間に大きく変貌していて、地元大阪の私ですらよく知らない。
 そういう事で、会うまでは四苦八苦しましたが、何とか無事にお会いする事が出来ました。実は私の頭の中では、大論客家としての「まこと」像が出来上がっていまして、一体どんな人物が来るのかと、内心冷や冷やものでしたが、会ってみれば何のことは無い、少し恰幅がかった以外は、ごく普通の営業マンの方でした。

  
 そして行ったのが上記の「クスコ」。左は店頭風景、右は店内のペルーの地図入りのテーブルクロス。実はこれらの写真は、下記の料理の分も含めて、全てこの休みに改めて撮り直したものです。当日は携帯の電池切れの為に、撮影出来なかった為。しかし、多少日付が後にずれた以外は、行った時間帯も食べた料理も、ほぼ当日と同じです。
 
  

   
 料理は左上から時計回りに、魚介類のレモン漬サラダ(セビッチェ)&じゃがいものソース添え、ペルー風コロッケ&若鶏の香草焼き、ペルーの炊き込みご飯(アロス・コン・ポリョ)、紫とうもろこしのジュース(チチャ)&お米・とうもろこしとミルクで作ったデザート。そして、各料理に付いている蝶々型の添え物は、いずれも人参で作られたものです。斯様にペルー料理というのは、魚介類やお米も決して少なくはないのです。「あくまで日本人好みに調理された点を割り引いても、結構日本人の口には合うのでは」と思います。

 そしてお互いに近況報告で盛り上がったのですが、私だけでなく「まこと」さんも翌日早朝から仕事で、21時過ぎには早々に切り上げざるを得ませんでした。「まこと」さんは家電・パソコン販売の仕事で脱サラ・独立を果たしたばかりで、事業が本格的に軌道に乗るまでは、派遣のバイトと掛け持ちで、土日も仕事の毎日です。当日もこの後直ぐに新幹線で名古屋にとんぼ返りとの事で、お互いにノン・アルコールでのオフ会でした。
 後は、私が最近ブログで取り上げた話題と、それに関連して「貧しい人まで何故新自由主義に絡み取られてしまうのか」という事などについて、話が進みました。それについては、「共に立ち上がるよりも、まず自分だけでも貧困から抜け出そうとする」という、派遣労働者と経営者の両方を経験されている「まこと」さんからの体験談が、非常に参考になりました。その一方で、新自由主義・ネオコン扇動の産経新聞が、大阪ではまだ全国紙としての命脈をかろうじて保ってはいるが、既に他地域では地方紙なみのシェアしか無い事も、大阪以外の方から生で聞けて大変良かったです。以上、簡単ですがオフ会の報告です。
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もう一つのバンクーバー

2010年02月20日 16時25分35秒 | その他の国際問題
カナダ政府が同化政策の誤り認め先住民に公式謝罪


 バングーバー冬季五輪が開幕してからこの方、テレビは五輪報道一色となってしまいました。特にNHKが酷くて、ニュースは全て五輪優先。普天間問題や小沢献金問題ですら、五輪の後に報道する始末。これではもはやスポーツ新聞と同じだ。流石にこれは行き過ぎではないかと、感じ始めていました。
 そう思っていた矢先に、ネットで下記のニュースを見つけました。洪水の様な五輪報道に隠れて目につきませんでしたが、探せば他にも出てくるかも。巷では「世界で最も住みやすい都市ランキング」最上位と評判のバンクーバーも、実際は先住民や移民も多く住む「ごく普通の街」でした。マスコミが伝えない「もう一つのバンクーバー」の動きを、参考情報としてメモしておきます。

・反五輪デモで7人逮捕 バンクーバー中心部で(共同通信)
 http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021401000329.html
・「暴動は無政府組織ではなく一般の貧困市民?」バンクーバー冬季五輪の黒い現実(日刊サイゾー)
 http://www.excite.co.jp/News/society/20100216/Cyzo_201002_post_3887.html
・バンクーバーで「貧困五輪」、2010年大会への抗議イベント(ロイター)
 http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-30148820080204
・〈冬の軌跡〉祭りの裏側で「貧困オリンピック」 ホームレスら500人(朝日新聞)
 http://www.asahi.com/olympics/news/TKY201002090299.html
・バンクーバーで“貧困五輪” ホームレスら「五輪より住む家を」(産経新聞)
 http://sankei.jp.msn.com/world/america/100208/amr1002081737011-n1.htm
・第48回上映会~バンクーバー五輪と先住民の地~(VIDEO ACT! Blog)
 http://videoact.seesaa.net/article/138656279.html
・天皇・皇后両陛下が「落伍者たちの巣窟」を訪問(日本deカナダ史)
 http://blog.so-net.ne.jp/canadian_history/2009-07-07

 以上はカナダの裏面史を取り上げた資料ですが、そんな国でも、帝国主義・新自由主義に毒された日米両国よりは、まだ遥かにまともな社会なのかも。

誰も知らなかった賢い国カナダ (講談社+α新書)
櫻田 大造
講談社

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カナダはなぜイラク戦争に参戦しなかったのか
吉田 健正
高文研

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アバターとクロッシング

2010年02月15日 23時02分30秒 | 映画・文化批評
 今回は標記の2つの映画を取り上げます。とは言っても、どちらもまだ観ていないので、現時点でとりあえず自分の思う所を、簡単に書くだけに止めておきます。

映画「アバター」予告編


 今人気の米国映画「アバター」。何でも3Dの技法を駆使したバーチャル・リアリティが売りだとか。映画のあらすじは比較的単純で、未来の地球がいよいよ宇宙軍拡に乗り出し、パンドラという衛星の鉱物資源を狙って、そこのナヴィという宇宙人と戦争になる。その地球人兵士の化身がアバターで、ナヴィに成りすまし当地で破壊工作を行う任務を帯びる。ところがそのアバターがナヴィに次第に同情的になり、最後には共に地球の侵略者と戦う・・・というもの。
 その地球侵略者の台詞がイラク戦争を煽ったブッシュと瓜二つという事で、米国保守派のネオコンが当該映画を「反軍・反戦気分を煽る反米作品」と決め付けられているのだそうな。少し前の映画「靖国」騒動と同じ事を、また繰り返すのかと思うと、もううんざりする。
 そもそも「反米作品」の何が悪いのか。そんな事を言い出せば、「プラトーン」も「地獄の黙示録」も観れなくなってしまう。逆に「ランボー」はどうなるのか。あれこそレーガン軍拡賛美映画ではないか。要は、反米だろうが親米だろうが、芸術性の有無が一番肝心だろう。作品に芸術性があれば感動を呼ぶし、なければ只のプロパガンダとして廃れるだけの事。それを、いつもいつも上から一方的に、やれ「あれはケシカラン」だの何だのと、いちいち言論統制するな。
 更に面白い事に、その「反米」映画が中国政府からも忌避されているのだと。資源争奪戦の描写が、アフリカに進出する中国の姿と二重写しになっているのだとか。米帝からも中国スターリン主義からも嫌われるとは、これ以上に公正・中立で理想的な「反戦」映画があるだろうか。

(参考記事)
・「アバターは反米・反軍映画」保守派いら立ち(読売新聞)
 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100130-OYT1T00839.htm?from=top
・中国は「アバター」がお嫌い(産経イザ!)
 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/movie/347586/
・映画「アバター」公式サイト
 http://movies.foxjapan.com/avatar/

脱北者:『クロッシング』Crossing


 先の「アバター」は、もう劇場公開期間があと数日を残すのみという事で、観る機会を逃してしまったが、次の「クロッシング」は公開予定も未定だとか。中国を経て韓国に亡命してきた脱北者を描いた作品で、帰国事業を時代的背景とする「血と骨」や「パッチギ!」とはちょうど対照的。「アバター」とは違いまだまだ無名の映画だが、私個人としてはSFよりも寧ろこちらのノンフィクション映画の方に惹かれる。是非観てみたい。
 それにつけても、ネオナチ「在特会」や「維新政党・新風」などの街宣右翼、それと共同歩調を取る平沼・安倍などの極右政治家は、その表面上の「反北朝鮮」言動とは裏腹に、逆に金正日でもっているようなものだ。平沼赳夫の蓮舫「日本人でない」発言一つとってもそうだが、何故あそこまで国籍とか帰化とかに拘るのか。その様子は、民族だの国防だのに拘る金正日と、まるで合わせ鏡だ。
 人権は国境を越えた普遍的価値を持つものだ。本当に彼の人たちが北朝鮮難民救援の立場に立つならば、救援対象者が帰化しようがしまいが、それが在日コリアンであろうが帰化日本人であろうが、そんな事は関係ないだろう。
 日本国籍を取得した帰化日本人の中にも北朝鮮工作員はいるし、逆にかつての植民地宗主国・日本への帰属を断固拒否する在日コリアンの中にも、今の北朝鮮には反感を抱く人もいる。問題は、その当人が今どういう気持ちでいるのかが大切であって、国籍の有無なんて無関係な筈だろう。況してや朝鮮人排斥を叫ぶしか能のない街宣右翼に、北朝鮮人権問題を語る資格なぞ在ろう筈がない。

(参考記事)
・脱北者を描いた映画「クロッシング」ついに日本公開(守る会)
 http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00174
・脱北者の現実を描いた映画『クロッシング』 女性脱北者が「空腹よりも親を亡くしたときがつらかった」と涙(シネマトゥデイ)
 http://www.cinematoday.jp/page/N0022048
・映画「クロッシング」公式サイト
 http://www.crossing-movie.jp/index.html
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職場の近況

2010年02月14日 10時03分29秒 | 職場人権レポートVol.1
 今の新センターで働き始めて、早や4ヶ月。

  
 上記左の写真は、玄関から作業場に入る自動ドアの前を写したもの。アルコールで両手消毒を済まさなければ、ドアが開かない仕組みになっています。これはトイレのドアも全て同じ。稼動初日は、それを知らずにドアの前でうろうろしていた人が何人かいました。
 同じく右の写真は、1階トイレのスリッパ。「スリッパは履いた後きちんと揃えろ」という事ですが、そんな事でわざわざスリッパにナンバリングまでする暇があるなら、もっと他にやる事が幾らでもあるのでは。それに、2階トイレはそのままに、来客が来る1階トイレだけ取り繕ってもね。
 
  
  

 この間、自分の担当作業で、ちょっとした業務改善を試みてみました。朝一番に、各店舗で使う資材(陳列・盛り付け用のパック・トレー)の荷受け・検品作業があるのですが、送り先の店番・店名ラベルを、ラベル収納台(上段左の写真)から取って、個数検品しながら1台ずつ梱包ダンボールに貼るのが(同・右の写真)、非常に煩雑でした。作業の流れが早く、箱の流れて来る順番も必ずしも店番順とは限らない上、ラベルも紙がカールしてなかなか指になじまず。そこで、検品台の下に全店舗分のラベルを1枚ずつ用意しました(下段2枚の写真、前半終了して後半のボードに移った所)。
 最初は検品台の縁に直接ラベルを貼って用意していたのですが、次第に糊がこびりついて、ラベルが引っ付かなくなった。クレンザーで糊を落としても粘着力は戻らず。そこで貼付専用ボードを作ってみたら、これが大ヒット。
 但し、同じ店で2枚以上要る場合は、今まで通りラベル収納台から取る事に。それでも効率はグンとアップ。ずっと出荷ミス・ゼロ記録更新中で、作業時間も5~10分短縮。
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ブログでしか通用しない議論になっていないか?

2010年02月10日 22時18分45秒 | 当ブログと私の生い立ち
新しい「教育格差」 (講談社現代新書)
増田 ユリヤ
講談社

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 突然ですが、みなさんにお尋ねします。次の言葉の意味を、ほぼ正確に説明できる人や、そこまでは無理としても、大まかにでも理解出来ている人が、自分の周囲に一体どれ位いると思われますか?―(1)新自由主義、(2)ネオコン、(3)帝国主義、(4)ファシズム、(5)右翼、(6)左翼、(7)与党、(8)野党。

 上記の質問に対して、以前の私ならこう答えていたでしょう―(1)(2)に関しては、90年代以前にはあまり馴染みのなかった言葉なので、「説明可能」「大まかにでも理解」ともに4割位と比較的少ないものの、(3)(4)については「説明可能」でも4割、「大まかにでも理解」まで含めると8割以上、(5)(6)についてもほぼ同様だが、ひょっとしたら「説明可能」が少し下がるかも、(7)(8)に至っては「説明可能」「大まかにでも理解」ともに9割以上。
 ちなみに、(5)(6)の「説明可能」が(3)(4)より少し下がるかも知れないと見たのは、この言葉には歴史的背景が絡むからです。一般的には、右翼というのは資本主義者や国家主義者、左翼というのは社会主義者や共産主義者を指すと思われています。しかし、元々はフランス革命当時の革命議会での議席配置に由来する言葉で、穏健派(主に議場の右側に陣取った)と急進派(同じく左側に陣取った)ぐらいの違いでしかないのです。だから本来は、時代や国情によっても内容が微妙に変化するのです。そういう歴史的背景も含めて説明できなければ「説明可能」とは言えないので、少し割り引きました。

 ところが、今やそんな生易しい状況とは思えないのです。―(1)(2)については「聞いたこともないし勿論知らない」という人が少なく見積もっても6割はいる、(3)(4)も、「聞いた事はあっても意味もろくすっぽ知らない」まま、単なる「レッテル張りの代名詞」としてしか通用せず、(5)(6)も、「ネトウヨとかサヨを漢字で言い換えるとこうなる」という程度の認識しかなく、(7)(8)でようやくまともに使いこなせるようになる―こんな感じではないでしょうか。
 何故こんな事を書くかというと、これまでの私のバイト経験の中で、例えば休憩時間などで、よもやま話や芸能ネタの合間に交わされる、派遣村の話題や、橋下知事の評判、小沢献金問題といった政治談議の中で、他のバイトの発言などから、上記の状況が次第に見えてくるのです。
 実際、私の勤務先の例で言っても、バイトの政治レベルはもう千差万別、ピンからキリまであります。ピンのレベルでは、まるで斎藤貴男や小熊英二がお忍びでウチに働きに来ているのかと見間違えるような人もいます。そういう人には上記(1)(2)レベルの言葉も難なく通用します。しかし、そのような人はやはりごく稀です。その一方で、キリも酷いのになると、今の首相の名前も言えない、小学生レベルの算数の計算も出来ない人も、実際にいるのです。
 そこまで行くと、単に「難しい言葉を簡単なものに置き換えて説明する」だけでは対処不能です。例えば「新自由主義」という言葉を、幾ら別の「弱肉強食資本主義」「マネー資本主義」「市場原理主義」などに置き換えても、「資本主義とは何?」以前に、「弱肉強食」や「マネー」の意味すら分からないのですから、もうお手上げです。

 問題はその様な「世論の知的劣化、社会認識力(物事を社会的関わりの中で捉える力)の衰え」ともいうべき状況を、我々ブロガーがどこまで肌身に感じているかです。先にあげた例でも、首相の名前や「弱肉強食」の意味を知らないのはもはや論外としても、その他については、決して私の職場だけに限られた話ではないと思います。それに対してどう対処し得ているか。はっきり言って、どこのブログも、相も変わらず高尚で小難しい議論を展開しているだけではないでしょうか。私の所も含めて。
 「じゃあ、お前はそれをどう乗り越えたんだ?」と問われたら、私も「相も変わらず高尚で小難しい議論を展開しているだけ」という点では全く同じです。実際、職場の同僚からも「××さん(私の本名)のブログ、難しすぎて書いてある事がよく分からない」という声がありましたので、この間ブログ記事の文章を手直ししたりしてみましたが、余り効果はなかったようです。
 しかし、これをただ単に「政治系ブログの宿命」として片付けてしまって良いのでしょうか。「24時間営業のコンビニや、低価格の百円ショップが増えて便利になった」という見かけの便利さだけに目を奪われ、その裏にある「深夜営業や安売りの店でしか買い物が出来なくなっている消費者の長時間労働・貧困」や、「それらのコンビニ・量販店に言い値で単価を買い叩かれる生産者の苦しみ」には気付かない視野狭窄・知的劣化状況が、我々が思っている以上に広がっているのではないでしょうか。だが、そこを突破しない限り、みんなに明日はない。それを最近強く感じます。

(追記)
 ちなみに、以下はヤフー辞書からの引用。

【新自由主義】(出典:大辞泉)
政府などによる規制の最小化と、自由競争を重んじる考え方。規制や過度な社会保障・福祉・富の再分配は政府の肥大化をまねき、企業や個人の自由な経済活動を妨げると批判。市場での自由競争により、富が増大し、社会全体に行き渡るとする。ネオリベラリズム。→リバタリアニズム
大企業や資産家などがより富裕化することを是認し、それらによる投資や消費により中間層・貧困層の所得も引き上げられることで、富が再配分されるとする。しかし、再配分よりも富の集中や蓄積・世襲化が進み、貧富の差を広げるという見方もある。

【ネオコン】(出典:新語探検)
ネオ・コンサバティブ(新保守主義)を略したもの。「強いアメリカ」を信奉し、それを推し進めようとするする政治勢力を指す。ネオコンが力をもち始めたのは1980年代初頭のレーガン政権時代からで、軍事力を背景として「民主主義」「人権」「市場経済」といったアメリカの伝統的価値観の拡大を目ざしている。副大統領のディック・チェイニー、国防長官のドナルド・ラムズフェルド、国防副長官のポール・ウォルフォウィッツなどが代表的。この人脈を保守系雑誌『ウィークリー・スタンダード』の編集長ウィリアム・クリストルが作ったタカ派団体「新たなアメリカの世紀のためのプロジェクト(PNAC)」が強力に後押ししている。現大統領ジョージ・ブッシュもこうした背景に守られて「単独行動主義」を推し進め、「悪の枢軸」イラクを攻撃することがアメリカの利益になるとしている。

【帝国主義】(出典:大辞泉)
政治・経済・軍事などの面で、他国の犠牲において自国の利益や領土を拡大しようとする思想や政策。狭義には、資本主義の歴史的最高段階として19世紀後半に起こった独占資本主義に対応する対外膨張政策。「―戦争」

【ファシズム】(出典:大辞泉)
極右の国家主義的、全体主義的政治形態。初めはイタリアのムッソリーニの政治運動の呼称であったが、広義にはドイツのナチズムやスペインその他の同様の政治運動をさす。自由主義・共産主義に反対し、独裁的な指導者や暴力による政治の謳歌などを特徴とする。
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小沢一郎を真に乗り越える為に必要なもの

2010年02月07日 16時18分08秒 | 未完の政権交代
 

 昨年来から続いてきた小沢献金問題は、政治資金団体「陸山会」への4億円寄付がゼネコンからの賄賂によるものかどうかという、一番肝心な事は何一つ解明されないまま、元秘書3名の逮捕・保釈、小沢不起訴という曖昧決着で、とりあえず幕切れとなりました。
 本来ならば、「財界による政治支配」という根幹にこそメスが入れられなければならないのに、追及する方もされる方も、一部の例外を除いて、その根本問題には決して触れようとはせずに、お互いに相手を貶める為の政争の具としてのみ、この問題を利用してきました。だから、盛り上がっているのは、政争に加わっている当事者と、それに加担しているマスコミのみで、それに嫌々付き合わされてきた国民としては、「やっと終わったか」というのが正直な感想です。

 田中角栄や竹下登の愛弟子として、自民党の要職を歴任した後、新進党・自由党と渡り歩いてきた小沢が、清廉潔白な訳がないし、国民もそんな事は薄々分かっていた筈。それでも敢えて麻生自民党から小沢(鳩山)民主党への政権交代を国民が選択したのは、自民党政治の清算を小沢の豪腕に期待したからに他なりません。「同じワルならまだ反自民の方がマシ」という消去法での選択だったのです。
 自民党は、そこが全然分かっていないし、分かる事も出来ない。自民党が自民党である事を止めたら、もはや解党するしかないのは、自民党自身が一番良く分かっているから。だから「財界による政治支配」には一切手をつけず、企業・団体献金廃止にも頬かむりしたまま、ひたすら小沢への個人攻撃ばかりに血道をあげているのです。しかし、これまでの積年に渡る自民党政治の出鱈目さを思い知らされてきた国民には、もうそんな事は通用しない。

 他方で小沢(鳩山)民主党も、何故先の総選挙で国民が政権交代を選んだのかが、もう少しは自覚していると思っていたが、やはり何も分かっていなかったようです。だから、後期高齢者医療制度の見直しや普天間問題にしても、総選挙で示された民意に沿って、今までの自民党政治を改めさえすればそれで済む問題なのに、徒に迷走を繰り返すばかりで、要らぬ混乱を招いてしまっている。
 そうして、自民党政治をそのまま踏襲し続けたばかりに、沖縄・名護市長選での反基地派の勝利という、本来ならチャンスである筈のものまでピンチにしてしまうような体たらくなのですから、もうお話になりません。
 国民は、決してそんな小沢や民主党に満足している訳ではありません。今の小選挙区制の下では、これまでの自民党の悪政を止めるためには、まだ海のものとも山のものとも分からないが、自民党を下野させる最短距離の位置にいる民主党を、とりあえずは支持するしかなかった。だから、みんな民主党に投票したのです。それが本当に分かっていたら、小沢もこれまでのような横柄な態度は決して取れなかった筈です。

 それでも自民党を復活させる訳にはいきません。だから自民党・右翼や産経新聞の小沢民主党バッシングには組しない。しかし、当の小沢民主党も、過去の自民・民主大連立騒動を見れば分かるように、根本においては自民党と同床異夢なので、とても日刊ゲンダイの様に積極的に擁護する気にはなれない。
 では、自民・民主の両党以外であれば何でも良いのかとなると、勿論そうではありません。新自由主義で自民党以上に自民党的な「みんなの党」や、極右反動・排外主義のネオナチでしかない平沼・田母神・在特・新風なんてのは、もはや論外です。右派や新自由主義派に対する批判については、今まで散々書いてきましたので、ここではこれ以上書きませんが。
 だから私は左翼を、とりあえずは共産党を応援し、今も選挙のビラ撒きを手伝ったりしているのです。しかし、では何故、左翼が民主党にとって代わる事が出来ないのか。それをここでは考えてみました。

 確かに共産党は、自民・民主両党よりはよっぽどマシです。それは「政治とカネ」の問題一つとっても明らかです。でも実際には両党よりもはるかに小さい。勿論、それには小選挙区制の影響もあるでしょう。しかし、決してそれだけに解消は出来ないと思うのです。何故なら、私自身が、今はこの党についても、以前ほどには無条件で入れあげるような気持ちにはなれないから。
 何故そう思うようになったのかについては、確かに「いずみ生協」での体験が微妙に影を落としている部分はあると思います。また「ベルリンの壁」崩壊や北朝鮮問題も多少はあるでしょう。しかし、決してそれだけではありません。旧ソ連・中国・北朝鮮の実態なんて、別に今さら産経・正論やSAPIOなんて読まなくても、既に数十年も前から薄々は分かっていた事ですから。
 かつて20数万人の組織勢力を誇った民青(日本民主青年同盟:共産党系の青年組織)が今や2万数千規模にまで落ち込んでいるのも、決して「ベルリンの壁」崩壊や北朝鮮問題などだけが原因ではないと思います。より根本的には、これだけ個人が「自由」に(但し、あくまで括弧付きにですが)情報にアクセス出来る社会で、わざわざ何らかの組織に帰属して、それに縛り付けられている事の意義やメリットが、もはやどこにも見出せなくなったからです。現に、私が離党した最大の理由も、根本的にはそこにありましたから。だから、これは単に共産党や新左翼だけに限らず、実は自民党などにも共通する問題なのです。実際、自民党の党員数なども、過去と比べたら激減していますから。

 これは確かに重要な進歩なのかも知れません。今までは帰属組織の言いなりであった個人も、自分で情報を集め始めて、自律的に物を考えるようになったという事ですから。しかし、一概に手放しで喜べる事ばかりとも限らないのではないでしょうか。
 まず、一見自由に見える情報でも、実は財界・マスコミ資本によって巧妙に操作されているという問題があります。そして、それに対する個人はというと、組織への帰属・忠誠心からの解放と引き換えに、「何も信じられない」不信の荒野に、放り出されてしまったというのが、今の状況ではないでしょうか。この中で、単に左翼イデオロギーだけでなく、人類が長年にわたって獲得してきた自由・人権・民主主義や「科学的な物の見方」といった価値までもが、以前ほどには信用されなくなってきたのではないかと。だから、この問題は実は、単に「マルクス主義の凋落」だけで済まされるような、そんな単純な問題ではないのです。
 60年代にはあれだけ公民権運動やベトナム反戦運動が盛り上がった米国で、今や地動説も信じない人々がネオコンに靡いてしまうようになってしまったのが、その何よりの証拠です。それは日本でも同じで、かつては社会党や共産党を支持した人たちまでもが、スピリチュアルや田母神や小沢の虜になってしまったのも、それが原因ではないかと。

 その様な「不信の荒野」の中で、「一刻も早く自民党政治を変えたい」という、それ自身は当然の要求から、小沢の豪腕に期待する人についても、同じ事が言えるのではないでしょうか。民主主義の面倒な過程をすっ飛ばして、手軽に成果だけを手に入れる為に、誰かの豪腕に他力本願ですがろうとしている、という点で。確かに、その気持ちはよく分かります。私自身がそうでしたから。
 しかし、それでは、ヒットラーや橋下徹・石原慎太郎・森田健作・サルコジ・ベルルスコーニらの豪腕に期待した人と、結局は同じではないかと。消極的とはいえ小沢に一縷の望みを託した私も含めて、その他力本願の「横着民主主義」意識から脱却出来てこそ、初めて国民は小沢・橋下や民主党をも乗り越えて、真の自律や自民党政治の転換を実現できるようになるのではないでしょうか。
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朝鮮通信使と北朝鮮問題

2010年02月02日 23時29分48秒 | 北朝鮮・中国人権問題
朝鮮通信使の旅日記―ソウルから江戸 「誠信の道」を訪ねて (PHP新書)
辛 基秀
PHP研究所

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故郷忘じがたく候 (文春文庫)
司馬 遼太郎
文藝春秋

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 1月31日は”荒らし”の相手で休日の午前中が潰れてしまいました。おまけに当日は終日雨模様だったので、午後からも自宅でゆっくりしようと、たまたま見たテレビ番組がNHKのETV特集「日本と朝鮮半島2000年」シリーズの「朝鮮通信使」に関するもので、これが私にとっては「目からウロコ」ともいうべき良い番組でした。荒らされても只では起きない(わら)。
 「朝鮮通信使」については、私も言葉だけは知っていたものの、詳しい歴史的背景については殆ど何も知りませんでした。詳しくは下記の参考資料を見てもらうとして、まずは大まかな説明から。

 豊臣秀吉が天下統一の余勢を駆って引き起こした朝鮮出兵(1592~1598年)。日本では文禄・慶長の役、朝鮮では壬申倭乱(イムジンウェラン)と呼ばれるこの戦いで、抗日将軍・李舜臣の活躍や、伊万里焼が朝鮮人によってもたらされた事などは断片的に知っていたものの、何万人もの朝鮮人が被虜人(ひりょにん:捕虜)として日本に連行されていた事については、全く知りませんでした。後の朝鮮人強制連行、日本版・拉致事件ともいうべき事が、当時から引き起こされていたのですね。
 その後、豊臣家を関ヶ原の戦い(1600年)で倒して江戸幕府を開いた徳川家康が、日朝貿易再開に向けて動き出し、対馬の宗家を仲立ちにして、当時の李氏朝鮮に復交を申し入れます。しかし朝鮮側の警戒はそう簡単には解けません。その中で、山がちの離島で日朝貿易に活路を見出すしかない対馬の宗家としては、是非とも日朝復交を実現したい。そこで、李氏朝鮮が半信半疑で対馬に送ってきた民間人僧侶の交渉人を、わざわざ京都にまで呼び寄せ、家康からの国書(親書)を偽装してまでして、何とか復交に漕ぎ着けた。

 そうして始まった朝鮮使節団(朝鮮通信使)の来日ですが、4回目までは朝鮮通信使ではなく回答兼刷還使(かいとうけんさっかんし)という名称で、歴代将軍の国書伝達と被虜人の本国送還だけに役割が限られていました。しかしそれでも、実際に多くの被虜人の帰国を実現した点は流石だと思います。今の拉致問題とはえらい違いだ。
 しかし4回目の段階で、宗家からの内部告発によって、その国書偽装がとうとう暴かれてしまいます(1633年の柳川一件)。そうして、もはや朝鮮使節団の来日もこれまでかと思われたのが、何と宗家は一切お咎めなしで、逆に内部告発者の宗家家老が流罪を言い渡されてしまいます。幕府としては、あくまでも日朝貿易による実利の方を選んだのです。他方で、朝鮮側も国書偽装には薄々気付いていたものの、こちらも満州女真族(後に清朝を興す)への対抗上、日本との友好関係維持の為に、偽装には目を瞑ります。何か、豊臣秀吉がブッシュ(麻生太郎)に、徳川家康がオバマ(鳩山由紀夫)に、国書が日朝ピョンヤン宣言に、それぞれ似てなくはない?時系列が多少前後するのはご愛嬌として。

 こうして、偽装でない公式の国書を携えた、正式な朝鮮通信使に基づく日朝交流が、江戸時代末期まで、その後ものべ8回に渡り行われます。その中で、通信使の接待を仰せつかった対馬藩儒学者の雨森芳洲と、朝鮮通信使製述官(書記)の申維翰(シン・ユハン)との交流が本格的に始まります。雨森芳洲はハングルの辞典まで作って朝鮮語を覚え、申維翰も日本に対する警戒を次第に解いていきます。芳洲が唱えた「誠信」「交隣」外交というのは、今風に言えば友愛外交・「東アジア共同体」に相当するのでしょうが、その一方で申維翰にも言うべき事はきちんと言っています。決して今のネットウヨクがいう「媚中・親北」なぞではなかった。例えば、申が日本を「倭」国呼ばわりするのを、雨森は「日本」と呼ぶ様にきちんと本人の面前で指摘しています。
 その甲斐もあって、朝鮮通信使との接見を通して、朝鮮や朝鮮人に対する日本人の見方が徐々に変わってきます。朝鮮通信使の宿泊施設などの遺構が、通信使の通り道となった瀬戸内海沿岸や近畿地方に散在していますが、それによると、今で言う韓流ブームのような事が起こっていたようです。それも一方通行の交流ではなく、日本が朝鮮から高麗人参を取り入れ、韓国も日本からさつま芋の栽培を学んでいったという、双方向での交流が広がっていました。

 以上がそのETV特集番組のあらましですが、何か、今よりも安土桃山・江戸時代の方が、遥かに開放的・進歩的だったような気がしません?日本人民衆の意識も朝鮮人民衆の意識も。確かに当時は、儒教道徳や封建身分制に絡め取られた「切捨て御免」の社会でしたが、その一方で、八っつぁん熊つぁんらによる江戸下町長屋の自由気ままな暮らしも厳然としてありました。「靖国神社」「軍人勅諭」「教育勅語」も「自己責任」「成果主義」もなく、百姓・町人も分け隔てなく朝鮮通信使と交流できた当時の方が、ある意味では明治以降や現代よりも遥かに自由だったのでは。
 そして、日朝間の過去の清算や拉致問題解決のヒントも、この中に埋もれているような気がするのですが。北朝鮮の人権状況改善や民主化を掲げる場合も、北朝鮮の民衆を敵に回すのではなく、寧ろ継続的に対話を働きかけていかなければならない。勿論、北朝鮮政府の言うがままでなく、働きかける側が目的意識をもって。それをせず、単に武力で相手の政権をぶっ潰せばそれで良しとするのは、所詮は帝国主義の考え方でしかない。その行き着く先が何であるかは、ベトナム・アフガン・イラクでの米国の失敗を見れば直ぐに分かる。そもそも、「嫌韓流」的な心性の持ち主が、幾ら北朝鮮民衆に民主化の説教をした所で、誰が聞く耳を持ちますか。彼の人たちにとっては、朝鮮通信使も北朝鮮・拉致問題も、単に朝鮮人を貶す為のネタでしかないのですから。

(参考資料)

・ETV特集「シリーズ日本と朝鮮半島2000年 第9回 朝鮮通信使」(NHK)
 http://www.nhk.or.jp/japan/program/prg_091227_3.html
・やさしい朝鮮通信使の話(八幡ガイド)
 http://www.yamapla.jp/kankou/tsusinsi/
・雨森芳洲と朝鮮通信使(高月観音の里歴史民俗資料館)
 http://www.biwa.ne.jp/~kannon-m/hosyu-3.htm
・雨森芳洲庵
 http://inoues.net/club/amenomori.html
・朝鮮通信使と村上水軍(上関町商工会)
 http://www.y-shoko.com/suigun1/tushin/tuushinsi.htm
・朝鮮通信使in鞆の浦
 http://swan.srv7.biz/tomo10.htm
・歴史・対馬から観た日韓関係
 http://www1.ocn.ne.jp/~kurose/c-history.htm
・朝鮮通信使のなぞ(フナハシ学習塾)
 http://homepage3.nifty.com/funahashi/sonota/hoka81.html 
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