アフガン・イラク・北朝鮮と日本

戦争も人権抑圧もNO!万国のプレカリアート団結せよ!

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2006年を振り返って

2006年12月31日 23時03分57秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 大仰な記事の表題を付けて見ましたが、大した事は書けません。まず今の仕事が年末年始も平常通りの勤務なので、正月という実感が世間ほどにはありません。弁当屋が休みに入ってしまってランチの確保に少し困難をきたしている事と、道路がガラガラで気持ちよく自転車通勤出来る事と、まあその程度です。そういう事もあって、今年のまとめを書こうと思ってはいたのですが、ついつい油断してしまって、とうとうこの時間になってしまいました。
 しかも、例年なら今年1年間の過去ログのまとめを貼り付けてお茶を濁していたのですが、今年は途中で掲示板からブログに切り替えたので、その手も使えません。そういう事なので、ごく簡単ですが、下記内容で「今年1年間のまとめ」とさせてもらいます。

(今年1年間で心残りだった事)
1 教育基本法が改悪され、防衛庁省昇格法案も通ってしまい、沖縄県知事選でも惜敗した事。
2 北朝鮮の核実験、中東危機の深まり(レバノン・パレスチナ紛争、イラン攻撃の可能性)。
3 掲示板を継続出来なかった事。
4 定率減税が半減され、年末調整も昨年の半分しか返って来なかった事。

(今年1年間で良かった事)
1 耐震偽造・ホリエモン逮捕などで、新自由主義のメッキが愈々剥げて来た事。
2 鳴り物入りで成立した安倍内閣や、今まで根強い右翼人気に支えられてきた石原都政が、教基法の"やらせ改悪"や労基法の反人民的全面改悪、身内徴用・都政私物化・政商との癒着などで、「マルコス・ボカッサ」並みの出鱈目ぶりを天下に晒して、我々の当初予想をも上回る速度で絶頂から崩壊の過程に入りつつある事。
3 米国中間選挙での共和党大敗、南米左派の躍進加速(ベネズエラ・ブラジルでの革新政権再選、ニカラグア・エクアドルでの新たな勝利)。
4 掲示板からブログへの移行で心機一転出来て、職場でも一応ブロガーとして認知されつつある事。

 それでは皆さん、良いお年を。
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国全体がやらせ・格差社会の北朝鮮

2006年12月29日 23時31分57秒 | 北朝鮮・中国人権問題
 昨日18時半から日本テレビ系列で放送された緊急特集番組「お前は誰だ 金正日が怖れる男・・・リ・ジュン」を見ました。

 私、実を言うと、もう最近は「北朝鮮モノ」番組には辟易していました。何故かと言うと、最近のこの手の番組と言うのはもう、視聴率稼ぎのお涙頂戴か、興味本位でヘイトスピーチ・戦争扇動の北朝鮮・在日バッシングか、安倍・ネオコンの提灯持ち番組か、ばかりだったので。特に命令放送以後はNHKのニュースも心持ちそんな報道ばかりがやたらと目に付き出して。その裏で、教育基本法"やらせ改悪"のニュースは大手全国紙でも準三面記事扱いで、Yahoo!ニュースでもトップページに約30分間流しただけで後は直ぐに他の話題と差し替えられていた。この間そういう情報操作を露骨に見せ付けられていたので、最初にこの番組の見出しを見た時も、どうせ安倍官邸筋の息のかかった「やらせ・準国策」番組だろうとタカをくくっていたのです。

 しかし、番組のソースがアジアプレスの石丸次郎氏で、拉致板界隈だけでなく拙ブログ周辺界隈でも話題に上りだしたので、俄然興味が湧いてきて急遽見る事にしました。近頃跋扈しているその手のキワモノ番組とは異なり、非常に良い番組でした。

 妻や娘を飢餓で亡くし決死の想いで国境の豆満江を渡って中国に脱北したリ・ジュン(仮名)が、現地で脱北者取材を続けていた石丸次郎氏と出会い、石丸氏からビデオ撮影の技術を学んで再び北朝鮮に潜入し、北朝鮮の内情をビデオ撮影。ここに、史上初の北朝鮮人国内反体制ジャーナリストが誕生しました。

 北朝鮮の内情については、今までもRENKなどが撮影したビデオがあるのですが、如何せん、それらは脱北の様子や国内反体制ビラの隠し撮りまでが精一杯で、その反体制ビラにしても、それがどれだけの裾野を持って北朝鮮国内で流通しているのかが、イマイチよく分りませんでした。

 それに対してリ・ジュンのビデオは、名も無き民衆の実際の生活の様子を、克明にしかも広範囲に捉えていて、非常に説得力がありました。移動中の鉄道車内で通行許可証を持たない親子が乗務員につまみ出されている様子、電力供給が滞り度々臨時停車を余儀なくされた車内の乗客が外に出て女性も化粧直しに余念が無い様子、金目のものと交換する為に肥料の積み込み現場で貨物列車に群がり落ちこぼれた肥料をかき集めている群衆の様子などが撮影されていました。

 また、それを統制強化で乗り切ろうとしている様子や、その統制が全然機能しなくなっている様子も。糾察隊の腕章をつけた女性が街中を練り歩いたりしているのですが、民衆はもうそんな奴らの言う事など馬耳東風で好き勝手な事をしています。
 清津(チョンチン)では、製鉄所の職員がもうずっと給料が支払われないので職場全体で工場をホッポリ出して屑拾いに専念していたり、コッチェビ(ホームレスの孤児)の存在を尻目に真昼間から川原でバーベキュー大会をしている男女が大勢いて派手な歌舞音曲に興じて糾察隊もお手上げの状況だったり。その横で先軍政治で優遇されている筈の人民軍兵士が腹をすかせて寝そべっていた。鉄道車内でも、帰郷中の若者兵士が栄養失調の余り食べ物を一切受け付けなくなって横たわっていた。
 
 北朝鮮では職場の出勤状況を逐一警察に報告しなければならないのだそうですが、その一方で食う為、生きる為の職場放棄があちこちで広がっている。この様子では警察の方も、適当な報告をでっち上げて後は自分たちも屑拾いに出掛けていっているのではないか、そういう気がします。国内統制という点では戦時中の日本も同じ様なものでしたが、北朝鮮の場合はもう配給網自体が完全に崩壊してしまっています。この様な状況では、如何に軍国青年・乙女と言えども、生き抜く為には職場を放棄するしか他に方法がない。
 その中でもとりわけ興味を引いたのが朝鮮労働党地方幹部へのインタビュー。党・政府が掲げている「強盛大国」のスローガンが、豊かな国を意味するのではなく、ただただ核保有だけを意味していた事を上の方から初めて聞かされて、「俺は今まで騙されていた」と地方幹部が思わず漏らしてしまうくだりです。先の飢えた人民軍兵士の映像と言いこの幹部の発言と言い、金正日体制は既に中間支配層からも見捨てられつつあるのではないか。

 ただ一つ疑問に思うのは、リ・ジュンが何故こんなにビデオ取材やインタビューまでやってのける事が出来るのか、という事です。「決死の覚悟で取材敢行」という割には、余りにも手際が良すぎるというか。番組では「最近北朝鮮では結婚式をビデオに録画しておく事が流行している」という話が紹介されていたので、ビデオ取材も別段物珍しいものではなくなってきているという事なのでしょうか。ビデオ自体も、庶民にとっては相変わらず高嶺の花ではあっても、一昔みたいに「見た事も触った事も無い」状況では無くなってきているのかも。事実、平壌の上層市民の間では携帯電話も使われ始めていると言うし。仮にも石丸次郎プロデュース・アジアプレス責任編集の特集番組と銘打つ以上は、他のヤラセ紛いの興味本位なワイドショー番組とは一線を画しているとは思っていますが。

 この番組が他の北朝鮮モノと決定的に違うのは、北朝鮮国内現地の住民生活や民衆の息吹が直に伝えられている点です。他の北朝鮮モノ番組が、やれ金ファミリーの後継者がどうたら「喜び組」がこうたら、金正日やブッシュや安倍がどう言ったこう言ったとかいう事ばかりを興味本位に垂れ流しているだけなのに対して、この番組はそうではなく、「国内現地の民衆がどう考えているか、情報をどう受け止めているか」という一番肝心な事を伝えてくれている点です。それも「民衆の解放」という立場にしっかり視点を据えて。金正日批判ビラが国内で蒔かれたとか、そういう情報も従来から在るには在りましたが、今までは断片的な情報に止まり、それが国内で実際にどれだけ大衆的な広がりを有しているかという一番肝心な事がよく分りませんでした。そういう情報は全て「脱北者の伝言」という形でしか得られませんでした。ところが今回、それがこういう形で伝えられました。

 勿論、今回伝えられた「民衆の息吹」も、敢えて穿った見方をすれば、確かに北朝鮮国内の一断面にしか過ぎないのかも知れません。また、革命情勢(民衆生活の困窮)が自動的に革命に結びつく訳でも勿論ありません。当該番組の中でもコメンテーターの一人が、「民衆は強かだが、動物的な生存要求のレベルに止まっている(そのままでは政治変革には直結しない)」という意味の事を言っていました。但しそれは日本でも同じ事です。日本にもワーキング・プアだけでなくヒルズ族や安倍・小泉・石原支持者もゴマンと居ます。
 問題は、そのどちらかより本質的・根源的で、取り上げられなければならない事柄かという事です。NHKのワーキング・プア特集番組の編集者に対して「ド貧民が、必死だな」というメールを送りつけて来るような"人間のクズ"と心性を同じくする輩が、さも尤もらしく北朝鮮の格差・階級社会を批判しても、そんなモノが人の心に響く事はありません。それに対して、「民衆の解放」を視座に据え、その息吹を伝えた取材こそが、真に人の心に迫ってくるのです。今回はそういう意味では、稀に見る良質の取材番組でした。リ・ジュンが起爆剤となって、更に多くの北朝鮮国内反体制ジャーナリストが後に続く事を祈って。

・緊急生SP「お前は誰だ」公式HP(日本テレビ)
 http://www.ntv.co.jp/sunday/scoop/
・同上番組の案内ページ(アジアプレス)
 http://asiapress.org/

(番外編)
・しょこたん☆ぶろぐ
 確か中川翔子も上記番組にコメンテーターの一人として出ていて、ブログに番組の感想を載せるとかいう話も出てなかったっけ・・・(半分・怒)。
 http://yaplog.jp/strawberry2/
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謎:蓮池さんが日本人拉致?

2006年12月28日 23時22分45秒 | 北朝鮮・中国人権問題
 拉致被害者の蓮池薫さんが北朝鮮に連れ去られた後、工作員として日本に再上陸して自らも拉致を行っていたという記事が、今週発売の「週刊現代」に掲載されています。

 この話が拉致板界隈で話題になっていた事は、私も数日前に知りましたが、私はてっきりガセネタだと思っていました。確かに今になって考えてみれば、北朝鮮に拉致されたり渡ったりした人が、彼の地で洗脳されて工作員として再び日本にやって来る可能性も、必ずしも無きにしも非ずです。実際、有本恵子さんを拉致したよど号ハイジャック犯の八尾恵の例もあります。ただ、まさか蓮池さんもそうかも知れないとは、ちょっと考えられませんでした。但し万が一その可能性があったとしても、指弾されるべきなのは蓮池さんでなく、彼を無理やり工作員に仕立て上げた北朝鮮政府の方ですが。

 だから「週刊現代」がその記事を載せたのを目にした時には我ながらびっくりして、早速昨日その雑誌を買って読みました。当該記事の要旨は、1986年3月に、当時愛知県下の小学校教員だった横井邦彦さんという人が、校内の体育館で蓮池薫さんに拉致されそうになったというものです。その人は教員を辞めて参院選の候補者として政治活動に専念しようとしていた矢先だったので、「国政選挙の候補者を拉致したら日本中が大騒ぎになるぞ」と一喝して、危うく難を逃れたのだそうです。

 昨日の段階では「週刊現代」の当該記事を読んで、特定失踪者調査会の荒木和博さんの「その可能性は否定出来ない」というブログ記事の影響もあり、何よりも実名での告発が為されたという事で、私も少し色めき立ちましたが、冷静に考えたら細部では色々と辻褄の合わない事があるようです。下記のYouTubeのビデオの中で重村智計教授が指摘している様に、最初から北朝鮮から工作員として来た事を匂わすような事をいきなり初対面の人間に言っていたり、人影の無い山奥とかではなくわざわざ街中の小学校に入り込んできて拉致工作に及んだりとか。私も疑問に思ったのは、何故よりによって社会主義労働者党などという、左派ではあるが必ずしも北朝鮮べったりでもない泡沫政党の候補者を、わざわざ拉致しようとしたのか、という点です。

 その一方で、政府や「救う会」は、当の拉致被害者本人には一切何も語らせる事無く、常に自分たちが全面に出て当事者の意向を代弁するという形で対応してきました。この事が逆に、政府や「救う会」は、自分たちにとって都合の良い情報だけを公式発表として小出ししているのではないか―という疑念も、どうしても払拭する事が出来ないのです。これはメディア・スクラムから当事者を守る為の措置だと政府は主張するのでしょうが、それも程度問題です。今の様な政府広報・官製報道一点張りの対応が、逆に興味本位の憶測や疑念を増幅している面もあるのではないでしょうか。

 まあ、今回の「謎」についてはとりあえず見解保留という事で、参考資料だけ覚書としてリストアップしておきます。

・蓮池さんが日本人拉致? 「週刊現代」特ダネの真贋(J-CASTニュース)
 http://www.j-cast.com/2006/12/26004615.html
・「蓮池薫さんは私を拉致しようと日本に上陸していた」(週刊現代)
 http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/article/061228/top_01_01.html
・「週刊現代」拉致関連記事の怪しさ(ぼやきくっきり)
 横井邦彦氏が自分のブログ「労働者のこだま(国内政治)」に掲載していた、「週刊現代」特ダネの元の体験談(現在は前記の横井ブログからは削除されている)が収録されている。
 http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid209.html
・蓮池薫さんは私を拉致しようと日本に上陸していた 1/2
 http://www.youtube.com/watch?v=dxMVaSBxY34
・蓮池薫さんは私を拉致しようと日本に上陸していた 2/2
 http://www.youtube.com/watch?v=yuVxShFLAvY
・荒唐無稽な拉致記事-週刊現代に蓮池薫さんが抗議文(救う会ニュース)
 http://www.sukuukai.jp/houkoku/log/200612/20061216-2.htm
・「週刊現代」の記事について(特定失踪者問題調査会ニュース)
 http://www.chosa-kai.jp/cyosakainews/kongetunews/news061226.TXT
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紹介:北朝鮮人権侵害問題啓発週間ネットライブ

2006年12月25日 08時51分02秒 | 北朝鮮・中国人権問題
 この間、当ブログでは主に教育基本法改悪阻止の論陣を張ってきたので他の話題についてはなかなか取り上げる事が出来ませんでしたが、北朝鮮人権問題の分野では「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」の一環として下記の企画が開催されていました。その生中継の様子がメールで送られてきたので、こちらでも紹介しておきます。
 当該企画の内容は二本立てで、各々が数時間に渡るプログラムの生中継なので、実は私も未だ殆ど視聴出来ていません。私が視聴し終わるのを待っていたのでは完全に時期外れになってしまいそうなので、先に紹介だけしておきます。

(以下、当該プログラムより転載)
【1】北朝鮮人権大使サミット

・日時:12月12日(火)午前9時開場(生中継予定=9~17時)
・共催:日本実行委員会、アメリカ合衆国実行委員会
・会場:独立行政法人国際協力機構(JICA)国際協力総合研究所・国際会議場(最寄り駅:市ヶ谷)

・プログラム:
 第Ⅰセッション 北朝鮮の深刻な人権問題の解決にどのようにアプローチするか
 第Ⅱセッション 大量難民流出にどう対処するか
 パネルディスカッション 北朝鮮難民の定住と今後について

【2】講演会―北朝鮮地下核実験と強制収容所

・日時:12月13日(水)18:00開場(生中継予定=18~21時)
・主催:北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会
・会場:星陵会館(最寄り駅:永田町)

・プログラム:
 北朝鮮地下核実験と完全統制区域政治犯 核実験用の地下トンネルを掘らされたのは・・・ 
  講師:姜哲煥(北朝鮮政治犯収容所体験者)
 北朝鮮の全体主義体制と強制収容所
  講師:小沼堅司(専修大学法学部教授)
 金正日の犯罪と全世界の対応の道
  講師:小川晴久(二松学舎大学教授、守る会名誉代表)

(転載終了)
・下記URLをクリックすれば上記企画の視聴用ページが表示されます。
 http://www.netlive.ne.jp/archive/event/061212-061213.html

 この機会に、北朝鮮人権問題の中の帰国者問題について、前から思っていた事を少し書きます。

 今年9月の共産党・志位委員長の韓国訪問で、志位委員長がソウルの西大門刑務所跡にある歴史館を訪れ、朝鮮独立運動の志士に追悼の献花をしました。この事に対して靖国史観派の一部が何やら薄汚い悪罵を投げかけたそうですが、私はこれは当然の行為だと思っています。これは、戦前から帝国主義戦争反対・植民地解放を掲げた共産党だからこそ出来る事です。
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-09-09/2006090902_03_0.html

 しかしそうであるなら尚の事、北朝鮮人民の人権状況、とりわけ北朝鮮帰国者のそれに対しても、綱領にも掲げている人民解放の大義や国際連帯の精神に沿って、「救う会」などの国家主義的主張とは一線を画した左派独自の立場から、経済制裁(またはその逆の国交正常化)などの他の課題とは区別して難民救援に限定した形ででも、党として救援の手を差し伸べるべきではないでしょうか。北朝鮮帰国者の在日コリアンの方にはかつて共産党員として活動した方も大勢おられるのですから。

 北朝鮮帰国事業の問題については、旧掲示板でも何度か突っ込んだ議論が為されました。帰国事業そのものは、在日コリアンを厄介払いしようとしていた日本政府と、朝鮮戦争後の復興で労働力を必要としていた北朝鮮政府の、当時の双方の思惑の一致の下に行われました。そしてその事が、当時の在日朝鮮人運動の路線転換(朝連・民戦から総連結成へ)を巡る日朝両党間の水面下の確執にも微妙に影を落していました。そういう意味では、ただ単に「左翼が在日コリアンを騙して北朝鮮へ連れて行った」という様な単純な問題ではない事は確かです。しかし、北朝鮮に渡った帰国者から向こうの窮状が次第に伝えられて来る中で、共産党はどの様に対応したのでしょうか。中央委員会出版局発行の「日本共産党の×十年」などの公式党史では、この事については殆ど触れられていません。ここにも科学のメスが入れられ、朝鮮独立運動の志士と合わせて帰国運動の礎となったかつての党員にも献花してこそ初めて、その国際連帯も、より真実性に裏打されたものになるのではないでしょうか。
 http://www.geocities.jp/afghan_iraq_nk/ronten7.htm  
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邪気払いを兼ねて久しぶりに競馬を

2006年12月24日 23時18分29秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 私の職場もバイトが1人増えて、カツカツの人数で回していたのが少し余裕が出来て、休みも少し増えました。今日はその休みを利用して、久しぶりに有馬記念の馬券を買う事が出来ました。教育基本法も改悪されて嫌な世の中になったので、邪気払いも兼ねて。
 私は、今の職場に移ってからは休みの関係で競馬からずっと遠のいていましたが、それまでは実は競馬予想サイトも少し運営していたのです。そのサイトは今はもうありませんが。

 今年の有馬記念はディープインパクトの引退試合という事で、この馬に人気が集中していました。事実、それまでの戦績はずば抜けていますし、引退後も種馬として競馬界に貢献してもらわなければなりませんから、業界関係者としてもこの馬にはそれなりの勝ち方をしてもらわなければならない筈。私もこれを本命にしました。
 次に対抗馬ですが、何といってもグランプリレースなので、馬券に絡む可能性のある馬は自ずと絞られてきます。やはりGⅠホースが中心です。特に長距離(2500m)の、中山競馬場のコーナーの多い小回りのコースを走るので、ゴール前での追い込み一辺倒の馬よりも、それまでにジリジリと2・3番手に上がってくる馬の方が馬券に絡む可能性が大きい。
 同じ長距離の菊花賞やジャパンカップで前述のジリジリ上がってくるレース運びで上位につけた馬が対抗馬となります。但しダイワメジャーについては、前述の条件からは外れるが最近上り調子で追い切り(レース前の最終調教)も好調だったので、これは買う。レースを引っ張る逃げ馬もダービーや菊花賞で上位入線のそこそこ強い馬なので、多分早いペースで流れるだろう・・・こういう見立てで予想してみました。
 http://www.jra.go.jp/JRADB/accessD.html

 ◎ 3枠4番ディープインパクト
 ○ 3枠3番ドリームパスポート
 ▲ 5枠7番コスモバルク
 △ 4枠5番ダイワメジャー、5枠8番メイショウサムソン
 × 6枠10番アドマイヤメイン

 次に買い方ですが、私はあくまで競馬の予想を楽しむのが目的なので、一攫千金狙いみたいな事はしません。所詮ギャンブルなんて胴元だけが儲かる仕組みになっているのですから。幾らかでも元が取れればそれで良い。
 それで普通ならば◎から○▲△×に流す所ですが、それだとオッズが余りにも低く元も取り返せないので、◎は引退記念に単勝だけ買うことにして、後は2・3着入線&W的中狙いで対抗クラス○▲△同士をワイドで買いました。これだと万が一◎が飛んでもまだ後がありますから(実際の購入馬券は上記のコピー写真を参照の事)。

 結果は、×アドマイヤメインが逃げてレースを引っ張り、最後の勝負所で◎ディープインパクトが抜きん出て、その後に対抗クラス○▲△×が入線という、ほぼ予想通りの形となりました。
 しかし1枠1番ポップロックが2着に入ってしまい、他の○▲△は3~5着となって、単勝の1枚が的中しただけに終わってしまいました(この馬券はたった120円しか付かなかったので、元は回収出来ず)。この1枠の馬は、ホンの少し前までは格下の条件レースを走っていた馬だったので、馬券対象から外してしまっていました。有馬記念は得てして、こういう番狂わせがあるのです。
 今回のレースは、ほぼ自分の予想通りの展開になったにも関わらず、とんだ伏兵に邪魔された形となりました。しかしこの伏兵、6番人気だったそうで、結構買った人も多かったとの事。長年競馬から離れていたので、詰めが甘くなっていました。◎が来るのはほぼ確定で予想できたのですから、そこから対抗クラスの枠番に幾つか流して買った方が良かったのかも(私はリスク分散型を旨とするので、三連複や三連単は基本的には買わない)。
 http://www.jra.go.jp/JRADB/accessS.html
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教基法の次は労基法改悪、過労死は自己責任(ホワイトカラー・エグゼンプション)

2006年12月23日 00時16分42秒 | 反貧困・新自由主義
・残業代ゼロ労働制導入、年収水準は盛らず 厚労省最終案(朝日新聞)

>厚生労働省は8日、来年の労働法制見直しについての最終報告案を、労働政策審議会(厚労相の諮問機関)に提出した。一定条件を満たした会社員が1日8時間の労働時間規制から外れ、残業代を払う必要がなくなる「ホワイトカラー・エグゼンプション」は、導入を明示したものの、対象者の年収の基準は示さなかった。労働組合は導入に強く反対しており、法制化に向け労使の攻防の激化が予想される。<
 http://www.asahi.com/job/news/TKY200612080362.html

(関連記事)

・日本版ホワイトカラー・イグゼンプション サービス残業 青天井(東京新聞)
 http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20061206/mng_____tokuho__000.shtml
・残業代ゼロ 提案 労政審に厚労省 労働時間規制はずす(しんぶん赤旗)
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-11-11/2006111101_02_0.html
・2007年版 経営労働政策委員会報告(概要)
「イノベーションを切り拓く新たな働き方の推進を」(日本経団連)
 http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2006/091.html
・労働時間保護法制を解体する日本版ホワイトカラー・イグゼンプションの導入に反対する決議(過労死100番全国ネットワーク)
 http://o87320050.nengu.jp/sannkou.htm
・ホワイトカラーイグゼンプション 8時間労働制の解体!? 
事務や営業のサラリーマンにはいっさい残業代が出なくなるって本当?(大阪市大教組HP)
 http://www.union.osaka-cu.ac.jp/rengo/7464/
・ホワイトカラー・イグゼンプションとその問題点(地方自治問題研究機構)
 http://www.jilg.jp/iservice/info56.html
・残業代ゼロ時代に打ち勝つ法(日刊ゲンダイ)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061211-00000013-gen-ent

 政府は「教育ビッグバン」=教基法改悪に続いて、今度は「労働ビッグバン」=労基法改悪に着手しようとしています。「労働ビッグバン」というのは労働法制の規制緩和・全面改悪の事で(要するに、労基法の骨抜き)、金さえ払えば不当解雇も可能になる「解雇の金銭解決」制度の導入や、派遣法による規制も撤廃して派遣・請負労働の完全自由化を図る事などが狙われています。
 「ホワイトカラー・エ(イ)グゼンプション= white color exemption 」もその「労働ビッグバン」の一環として導入が図られているものです。これは、上記の説明にもあるように、一定の要件(実際には曖昧な内容で何の歯止めにもならない)を満たしたホワイトカラー労働者を何時間でもタダ働きさせられるようにしよう、というもので、正しく「現代の奴隷制」とでも言うべきものです(exemption=適用除外の意味)。

 この改悪案に対して、資本の側は「企業の国際競争力を高める為に自由度の高い働き方を選択しよう」などと言って正当化していますが、何をか況やです。ペーペーの労働者にどんな「選択の自由」があるというのでしょうか。あるのは長時間労働を選択するしかない「奴隷の自由」だけです。「企業の国際競争力」の為なら「人間の生存権」も犠牲にしても良いのでしょうか。

 この改悪案を審議している厚労省労政審議会で、使用者側は「労働者が過労死になるのは当人の自己責任」と言い放ちました。「虐められたり教育を身に付けられないのは当人の自己責任」(教基法改悪)、「ひたすらお国の為に尽くせ、但しそれで戦争で死んでもそれは当人の自己責任、国家無答責」(憲法改悪)、「過労死は当人の自己責任」(労基法改悪)―これが安倍の言う「美しい国」か。人をバカにするのもいい加減にしろ!

(追記)

 上記ニュースだけでもいい加減腹が立っているのに、更にその怒りの火に油を注ぐ様な下記のニュースも。経済財政諮問会議の民間メンバーでもある八代尚宏・国際基督教大教授が、内閣府主催のシンポジウムの場で、「日本の正社員は優遇され過ぎだ、パート・バイトと同じ待遇にしろ」との給いました。「大企業の労働者が弱者をダシにして既得権を貪っている」とも言ったそうです。

・労働市場改革:正社員待遇を非正規社員水準へ 八代氏示す(毎日新聞)
 http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/seisaku/news/20061219k0000m020089000c.html

 アホか。これまでの規制緩和や法人税率の引き下げで、勤労者給与や労働分配率の低下を尻目に、どれほど大企業が内部留保を増やして役員報酬をアップさせてきたと思っているのか。「優遇され過ぎ」なのは寧ろ大企業経営者の方だろう。この根本矛盾には目をふさいで、労働者同士を徒に対立・反目させて自らは洞ヶ峠を決め込もうとしても、そうは問屋が卸さない。弱者をダシにしているのは一体どちらか。もう八代尚宏と言い官舎愛人同居発覚で政府税調会長辞任の本間正明と言い、安倍政府の提灯持ちはとんでもない輩ばかりの様で。
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酷い言い草

2006年12月22日 01時05分19秒 | 北朝鮮・中国人権問題
 「Dogma_and_prejudice」というブログがあります。昨日、ひょんな事から偶々その存在を知る事になりました。私の所と同じgooのブログです。リンク先から察するに、どうやら拉致板の様です。その中の下記記事が目に入りました。

・「拉致問題は右翼が扇動」? NYタイムズ紙が誤解生む記事(12月20日)
 http://blog.goo.ne.jp/sinji_ss/e/b33fde37e6d2c030f5581ad245c9c971

 当該記事は表題の通り、日本での拉致問題の取り上げられ方や「救う会」運動の現状を批判したNYタイムズ記事に対する反論です。但し、当該記事が私の目を引いたのはその部分ではなく、下記の後半部分の記述です。私の所でも取り上げたNHKのワーキング・プア特集番組の事が、そこでも取り上げられていたからです。

>昨日のNHK(12/19)は、「ワーキング・プア」の特集をしていました。正社員になれない母子家庭の母親が、子供二人を抱えて、昼夜二つの職場で、働きづめになっている姿をカメラが追っていました。「競争社会」について、「努力したものが報われる社会だ」などといった言説が、いかにいい加減なものかという事が、こういう番組を見るとよく分かります。<
>社会問題において、実際に困っている人の側からすれば、「〇〇問題を政治的に利用している」などという言説が、時として酷い言い草になるという事も論者は自覚すべきでしょう。<

 という文脈の中で、「Dogma_and_prejudice」子は、「拉致問題を右翼が政治的に利用している」という左翼や小泉派右翼(穏健保守)の言説に対して反論しているのです。

 私はこの記事を読んで、「救う会」シンパを、ホンの少しですが、見直しました。最近の「救う会」シンパというのはもう、北朝鮮・拉致問題に託けて、ヘイトスピーチを煽ったり自己責任論を垂れ流たりして、弱肉強食や新自由主義を露骨に肯定するような輩ばかりが幅を利かしていましたから。中には、三浦小太郎さんやsakochi2634さんの様に、そうでない人もいるし、山田文明さん(北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会・代表)や木村晋介・川人博弁護士(拉致被害者救出に取り組む法律家の会)の様な左翼の人もいますが、そういう良識派はあくまで少数であって、大勢はあくまで「ヘイトスピーチ・弱肉強食」派だと思っていましたから。

 「社会問題において、実際に困っている人の側からすれば~」以下の言説も、こういう人が言ってこそ初めて、それなりの説得力を持つようになるのです。私なども、「ヘイトスピーチ・弱肉強食」的言説を憎む余り、ともすればこの様な打撃的な批判に傾きがちだったので、その事は自戒しなければと思います。

 しかしまた、そうであれば尚更、この事は当の「救う会」シンパにもまた跳ね返ってくるのではないでしょうか。「Dogma_and_prejudice」子は紹介記事の中では小泉派右翼(穏健保守)を主に槍玉に挙げていますが、私からすれば西村派右翼(過激保守)の下記言説も、その本質においては全く同じです。

・師走の国会周辺とタウンミーティング(西村真悟の時事通信)

>従って、仮にタウンミーティングを政府が主催して、発言者が次々と自由に出てきて活発なミーティングが終了すると考えていたとしたら、その担当者は現実を知らない馬鹿である。<
>従って仮にそう考えていれば、現実のタウンミーティングは、国会裏広場にいたプロ達によって牛耳られたであろう。そして、これは目指したタウンミーティングではなく、彼ら左翼プロによって偽装された国民集会となる。<
>従って、政府のミーティングの担当者が、左翼プロに牛耳られる前に、まんべんなく発言者が確保できるように根回ししたのは我が国の現状に鑑みれば無理もない措置であった。<
>つまり、「やらせ」の巧い左翼プロからタウンミーティングをまもる為の「やらせ」は必要であったのだ。<
 http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi

 政府の「やらせ」は、「左翼プロ」の「やらせ」からタウンミーティングをまもる為の必要悪であった―こういう事をこの輩は言っているのです。尤も、その後に「もとよりタウンミーティングの手法に賛同はしない」とかへったくれとか書いていますが、こんなものは煙幕にしか過ぎません。

 世論偽装という民主主義の根幹に関わる問題について、この御仁は一体どう考えているのでしょうか。
 世論の大多数が拙速改定反対・慎重審議を求めていた事、全国の公立小中学校校長の66%が教育基本法改悪に反対していた事、中央・地方公聴会でも与党推薦公述人からでさえ慎重審議を求める声が噴出していた事について、この御仁はどう考えているのでしょうか。
 そして何よりも、私が12月7日付記事で挙げた教育基本法改悪反対理由について、どう説明するのでしょうか。
 これらの疑問に対して、政府は何ら納得いく回答が出来ず、ことごとく答弁不能に陥っていた事実については、どう考えているのでしょうか。

 また西村真悟は、保守の国民新党が他の野党と教育基本法改悪反対で共闘している事の意味を、考えた事があるのでしょうか。国民新党の人たちと言うのは、元々は改憲や教育基本法改正に賛成の人たちです。しかし、今の様な「やらせ」や拙速審議の中では真摯な議論など出来ないという事で、今回の教育基本法改悪には反対しているのです。

 これら全ての疑問に対して、この御仁は「左翼プロ」の一言で全て切って捨てているのです。しかし、「教育基本法改悪反対運動の背後には左翼がいて、倒閣運動に利用している」というこの言い分こそ、「拉致家族支援運動の背後には右翼がいて、拉致を倒閣運動に利用している」という穏健保守の言い分と全く同じではないですか。「社会問題において、実際に困っている人の側からすれば、「〇〇問題を政治的に利用している」などという言説が、時として酷い言い草になるという」という言葉は、そっくりそのままこの御仁にも返ってくる言葉ではないでしょうか。

 また「救う会」運動は、それまでの与野党政治家による「拉致問題の切捨て」に激しく反発し、その結果「家族会バッシング」にも遭いました。しかし、同じ様に国家権力や強者から虐げられているその他の人々、例えばイラクの日本人拉致被害者に対して、どの様な態度を取ったでしょうか。当時の拉致板界隈でどういう「酷い言い草」が展開されたのか、よもや知らないとは言わせません。

 私は「救う会」運動に対して、何も我々の「左翼的」主張に同調しろと言っているのでは、決してありません。そんな事など誰も望んではいません。彼の運動が国防や愛国心教育重視の主張に傾いていくのは、私はその主張には賛同しませんが、彼らの拉致問題解決の論理からすれば、寧ろ当然の帰結です。

 しかし、今回の教育基本法改定劇やかつてのイラク日本人人質拉致事件についてコメントする以上は、当該事件の中で惹起された不条理やデタラメぶりに対しては、たとえそういう側からであったとしても、上記の国民新党やイラク日本人人質への横田夫妻のメッセージの様なアプローチがあって然るべきではないでしょうか。それを、幾ら何でも「左翼プロ」や「イラク3バカ」呼ばわりは、余りに醜い言い草ではないでしょうか。運動者としてそんなアプローチしか出来ないのなら、最初から最後まで何もコメントしない方がよっぽどマシです。

 この様に、イデオロギー云々以前の「運動者としての誠実さ」や「他の弱者へのいたわりや不正義への義憤」と言ったものが、彼の運動からは殆ど感じられないのです。「俺たちは国の主権を守る運動をやっている特別な存在だ」という、他の弱者や大衆運動を見下した様な鼻持ちならない選民意識や、『「左翼に政治的実権を絶対に与えてはいけない」という考えが根本にあるようです。そこから、「政府・自民党を絶対に守らなければいけない」という発想になり、「政府・自民党に都合の悪い事実」に対しては、見ない振り、聞かない振りを続け、「政府・自民党に都合の悪い主張」に対しては、激しく反論』(「Dogma_and_prejudice」の前述の記事より)する意志は強く感じられても。「救う会」運動の関係者は、この事について今一度考え直してみる必要があるのではないでしょうか。
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転載:教育基本法「改正」情報センターの抗議声明

2006年12月19日 00時05分04秒 | 教育基本法やらせ改悪
抗議声明
教育基本法「改正」法の成立にあたり、政府・与党に対して厳しく抗議するとともに、皆さんに、日本国憲法、そして、準憲法たる真の「教育基本法」(昭和22年法律第25号)にもとづいて教育を推進することを訴える

2006年12月15日 午後5時50分
教育基本法「改正」情報センター
http://www.stop-ner.jp/

 本日、参議院本会議は、現行の教育基本法を実質的に廃止し、全く新しい法律にする政府提出「教育基本法の全部を改正する法案」を可決・成立させた。徹底審議を求める多くの国民の声を無視しこのような採決を行ったことは暴挙であり、厳しく抗議する。

 現行の教育基本法は、戦前の教育が日本の軍国主義と極端な国家主義に奉仕したことを真剣に反省し、平和と民主主義、そして個人の尊厳の実現を求める日本国憲法の精神を体現して制定された文字通り、教育の憲法であり、準憲法的な性格をもつものである。

 しかるに政府「改正」法案は、前文で「我々日本国民は、たゆまぬ努力によって」という言葉で戦前と戦後を連続したものととらえることで戦前教育の問題点を免罪し、さらに「伝統を継承」という言葉で大日本帝国憲法下での諸価値を復権させようとしている。

 また今国会の論議では、政府「改正」法案は自民党新憲法草案の精神と一致するという驚くべき答弁も文部科学大臣から行われている。

 改正「教育基本法」は名前こそ「教育基本法」であるが現行教育基本法とは内容においても性格においても似ても似つかぬものになった。

 第一に、政府「改正」法案は、日本国憲法ではなく、自民党新憲法草案の精神にもとづき作成されたものであり、日本国憲法に違反する法律となった。

 第二に、国民に「国を愛する態度」や「公共の精神」を強制するもので、内心の自由を侵害するものであり、さらには、法律に基づきさえすれば教育にフリーハンドで干渉する権限を行政に与えるものなので、教育の自由を侵害するものである。これらは立憲主義の精神を否定するものである。

 第三に、現行教育基本法は、憲法13条の「個人の尊重」を第1条に規定された教育の第1目的としての「人格の完成」に、憲法14条の「法の下の平等」を第3条「教育の機会均等」と第5条「男女共学」に、というように日本国憲法の条文の中から教育に関係する部分をとりだし、それを教育に即して具体化したという性格を持っている。しかし政府「改正」法案の条文の多くは憲法上の根拠をもたないばかりか、それと反するものであり、「準憲法的性格」を喪失した。

 改正「教育基本法」は、「教育基本法」という名前の普通の法律となった。それゆえ教育における国家の役割に関する最高の指針は日本国憲法のみが指し示すこととなった。改正「教育基本法」の解釈・運用にあたっては日本国憲法の精神・理念にもとづき行われなければならない。また、今後「教育基本法」に関連する法律(33本)、政令、省令、学習指導要領の改正が行われるが、いずれの場合にも憲法の規定に整合することが求められる。

 教育基本法「改正」後は、改正法を具体化する法改正とそれに基づく行政が展開する。教育基本法の「改正」の問題点はこれから本格的に顕在化するのであり、「改正」法を排除するための闘い、日本国憲法と準憲法である真の「教育基本法」(昭和22年法律第25号)の理念・精神を実現する闘いは、これからが正念場である。今まで以上の闘いが求められる。

 「教育基本法」の再改正を目指し、日本国憲法の精神・理念に基づいた教育の実現を目指し、われわれ教育基本法「改正」情報センターは今後も努力を続ける。
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いつでも復活させよう、教育基本法

2006年12月16日 00時37分13秒 | 教育基本法やらせ改悪
(以下、兵庫高教組のHPより転載)
●参議院特別委員会のだまし討ち強行採決に抗議する!/抗議メールを集中しよう!(2006年12月14日)

参議院委員会の採決は「だまし討ち」
本日、16:45、特別委員会は、「採決を前提にしない」、「一般質疑を行う」として、審議を再開しました。ところが、18時過ぎになって、突然、委員長が「採決をします」と宣言。野党議員が議長席に殺到するなか、「賛成多数と認めます」と宣言しました。明確な約束違反、だまし討ちです。

「やらせ」、「約束破り」、「だまし討ち」
こんな連中が教育をよくできるのか!
「教育基本法改定が国民の声」という根拠とした「タウンミーティング」が「やらせ」であることが明らかになりました。そして、次は「約束破り」と「だまし討ち」による強行採決。こんな人たちが、「美しい国」にするとして、「規範意識」や「愛国心」などの「徳目」を子どもたちに身につけさせようというのです。これほどばかげたことはありません。教育基本法を変えてすすめるという「教育改革」の正体を象徴しています。

本会議での強行採決を阻止しよう
http://www.hyogo-kokyoso.com/webmail/messages/26.shtml

●運動で培った財産に確信をもって 憲法に基づき、子どもと教育を守る
新たなたたかいを!(同12月16日)

ひとかけらの道理も大義もない新・教育基本法
政府・与党は、数の力に頼んで、憲法違反の新・教育基本法の制定を強行しました。彼らは、真・教育基本法が「GHQに押しつけられた」と「生い立ち」をやり玉に挙げましたが、新・教育基本法は、「嘘」、「ヤラセ」、「だまし討ち」と「数の横暴」という恥ずべき生い立ちを背負いました。一片の道理も大義もないこんな法律が、生命力を発揮することは絶対にありません。

歴史の進歩をせき止めることはできない!
真・教育基本法制定の中心になった東京帝大の南原繁総長は、「一度も総司令部から指令や強制を受けたことはなかった。(中略)すべてはわれわれの自由の討議によって決定した」と言い切り、次のように強調しました。

「今後、いかなる反動の嵐の時代が訪れようとも、何人も教育基本法の精神を根本的に書き換えることはできないであろう。なぜならば、それは真理であり、これを否定するのは歴史の流れをせき止めようとするに等しい」。

この南原氏の格調高く美しい言葉に比べて、新・教育基本法は、なんと、薄汚れ、ぼろぼろであることでしょうか。「美しい国」が聞いてあきれます。
http://www.hyogo-kokyoso.com/webmail/messages/33.shtml
(以上、転載終了)

 上記が教育基本法改悪の本質です。最終的には12月15日の参院本会議で、教育基本法がとうとう「やらせ・買収」改悪法に変えさせられてしまいましたが、私はそんな「やらせ・買収」改悪法など一切認めません。「やらせ・買収」改悪法がいつから施行されるか知りませんが、そんな改悪法など一刻も早く葬り去って、来年春の都知事選と夏の参院選を突破口にして、一刻も早く、今までの教育基本法を復活させてやりましょう。
 いつでも復活できるように、現行教育基本法の全文を、拙ブログにも保存しておきます。

(以下、あんころブログより転載)
●教育基本法
(昭和二十二年三月三十一日法律第二十五号)

 われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。
 われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。
 ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するため、この法律を制定する。

第一条 (教育の目的)  教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

第二条 (教育の方針)  教育の目的は、あらゆる機会に、あらゆる場所において実現されなければならない。この目的を達成するためには、学問の自由を尊重し、実際生活に即し、自発的精神を養い、自他の敬愛と協力によつて、文化の創造と発展に貢献するように努めなければならない。

第三条 (教育の機会均等)  すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならないものであつて、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によつて、教育上差別されない。
 ○2  国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によつて修学困難な者に対して、奨学の方法を講じなければならない。

第四条 (義務教育)  国民は、その保護する子女に、九年の普通教育を受けさせる義務を負う。
 ○2  国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については、授業料は、これを徴収しない。

第五条 (男女共学)  男女は、互に敬重し、協力し合わなければならないものであつて、教育上男女の共学は、認められなければならない。

第六条 (学校教育)  法律に定める学校は、公の性質をもつものであつて、国又は地方公共団体の外、法律に定める法人のみが、これを設置することができる。
 ○2  法律に定める学校の教員は、全体の奉仕者であつて、自己の使命を自覚し、その職責の遂行に努めなければならない。このためには、教員の身分は、尊重され、その待遇の適正が、期せられなければならない。

第七条 (社会教育)  家庭教育及び勤労の場所その他社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によつて奨励されなければならない。
 ○2  国及び地方公共団体は、図書館、博物館、公民館等の施設の設置、学校の施設の利用その他適当な方法によつて教育の目的の実現に努めなければならない。

第八条 (政治教育)  良識ある公民たるに必要な政治的教養は、教育上これを尊重しなければならない。
 ○2  法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない。

第九条 (宗教教育)  宗教に関する寛容の態度及び宗教の社会生活における地位は、教育上これを尊重しなければならない。
 ○2  国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない。

第十条 (教育行政)  教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。
 ○2  教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない。

第十一条 (補則)  この法律に掲げる諸条項を実施するために必要がある場合には、適当な法令が制定されなければならない。

附則

 この法律は、公布の日から、これを施行する。
(以上、転載終了)
 http://www.kyokiren.net/_misc/kihonhou 
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「安倍マルコス、必死だなw」

2006年12月15日 09時30分09秒 | お笑い安倍政権
 12月10日に放送されたNHK総合テレビの特集番組「ワーキングプアⅡ 努力すれば抜け出せますか」に関して、嫌がらせ・当て擦りのメールがNHKに殺到しているそうです。「お玉おばさん」のブログで、その事が取り上げられています。

 何でも、番組終了後10分経つか経たないかといううちから、最初の嫌がらせ・当て擦りメールが送られてきたそうです。「ド貧民が、必死だなw」というのがその第一声だったそうで。その後はイラク人質事件や拉致被害者家族会へのバッシングと全く同じ、どのメールも判で押したように「貧乏は当人の自己責任」のオンパレードだったそうです。

 アホじゃないか、そんなメールしか書けない奴は。「年金もらえない、年金だけで食っていけないのは、その人が縫製業や大工などの構造不況業種に就いていたからであって、当人の自己責任だ」とあくまで言い張りたいらしい。では聞くが、その縫製業で作られた服を着て大工が作った家に今まで住んできた己は、一体どうなるの?その縫製業や大工のお陰で戦後復興を遂げてきた今の日本人は、一体どうなるの?

 また、こういう事を言う奴もいるかも知れない。「縫製業者や大工の中でも、経営努力で業績を上げている人もいる。要は個人の才覚の問題だ」と。商売に限った話なら、そういう事もあるでしょう。しかし、仮にその縫製業者や大工が、必ずしも商才に長けた人材ではなかったとしましょう。だからと言って、それなりに真っ当に生きてきた人間を、あんな途端の苦しみに追いやる事が許されて良いのか。人を蹴落として生きて行く事が出来ない人間や、そんな生き方を拒否する人間には、人権は無いのか。そんな「生き馬の目を抜くような奴しか生きて行けない、戦国時代みたいな社会」であって良いのか。あの番組は、そういう「商売云々以前の、人間社会としての在り方」を視聴者に問うていたのです。

 これらは全て、「真っ当に生きてきたにも関わらず、まともな生活が送れない」という経済構造に起因する問題です。それを、個人の裁量の問題としてしか捉えられないなんて、バカじゃないか。そして、政府・財界筋による「上を見るな、下見て暮らせ傘の下」の分割統治に、呈よく乗せられて利用されてしまって。こういう奴に限って、「東京のボカッサ(注)」石原慎太郎の都政私物化・贅沢三昧や、ホリエモンや村上ファンド代表の「インチキやズルをして不労所得を得た事を棚に上げての、金儲け一般の是非論へのゴマカシ・すり替え」発言に対しては、何も言わない・言えない癖に。

 そっちがそう来るなら、こちらも同じ言葉を、そいつらの親玉である小泉・安倍たちに、そっくりそのままお返ししてやりましょう。「安倍マルコス、必死だなw」「米国や中南米に続いて日本でも、奢れるネオコン久しからず」と。(小泉・安倍政治のデタラメぶりはもうフィリピンの旧マルコス政権並み。石原の裸の王様ぶりもアフリカのボカッサ並み。拠って両者をブッシュ・金正日からマルコス・ボカッサに格下げした事も前号エントリーで既述済)

 そいつらや小泉・安倍たちは、教育基本法改悪・「やらせ」法案強行可決で、今もって我が世の春を謳歌しているつもりでしょうが、潮目は変わりつつある事はトンとご存知ない様で。
 
 昨日の参院特別委員会の審議中継がテレビのニュースでも流れましたが、その様子たるや、まるで「学級崩壊」ならぬ「審議崩壊」。野党議員が異議ありと議長席に詰め寄っているにも関わらず、与党の面々がもぐら叩きみたいに立ったり座ったりしているだけで、何を審議しているのかも全然分らないまま「起立多数で法案可決」ですって。中央・地方公聴会でも与党推薦の公述人からすら「慎重審議」を求める声が続出していた事にも一切頬かむりして。議長は差し詰め、生徒が後ろで転げまわっているのに知らん顔して一人で黙々と黒板に板書を続けている先生と、同じ役回りで。「政府・与党は、倫理が履修漏れの、トンだ規範意識の持ち主」の様で。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/result_consider.php?page=2&tx_mode=consider&sel_kaigi_code=0&dt_singi_date_s=2006-09-05&dt_singi_date_e=2006-12-14&tx_speaker=&sel_speaker_join=AND&tx_anken=&sel_anken_join=AND&absdate=2006-12-14&sel_pageline=10&dt_calendarpoint=2006-11-15&abskaigi=no

 この醜態で、安倍内閣の支持率は更に下がるでしょう。「劇場政治」と「拉致パフォーマンス」のお陰で内閣成立当初こそ7割台でスタートした支持率も、今や41%と、3割の危険水域入りも目前に(時事通信最新世論調査)。「反動の坩堝」の私の職場でも、郵政造反組の復党劇が報じられたニュースを、休憩室で見ていた職員がぶち切れていました。この前の茨城県議選でも自民党は、今まで金城湯地だった地盤でボロボロと大物議員が落選し、5議席減の大敗を喫しています。

 そして内閣支持率は、今後も下がり続ける事はあっても、上がる事はまず無いでしょう。定率減税廃止・消費税アップ・「労働ビッグバン」と、今後も庶民虐めメニューのオンパレードなのですから。その時はまたいつもの様に「拉致パフォーマンス」に逃げ込めば良いと思っているのでしょうが、そうは問屋が卸さない。パフォーマンスは意表を突いてこそ値打ちがあるのであって、バカの一つ覚えみたいに乱用して手の内を読まれてしまえば、それはもうただの道化にしか過ぎません。

 教育基本法がたとえ改悪されたとしても、改悪・捏造の法案モドキなど一刻も早く葬って、今の法律をまた復活させてやれば良いのです。まずは来年4月の都知事選、夏の参院選で、「二倍返し・三倍返し」にしてお返ししてやりましょう。


(注)「ボカッサ」について詳しく知りたければ、下記リンクページの中の「ジャン=ベデル・ボカッサ」の項目を参照するか、中央アフリカ共和国の近現代史について調べるかして下さい。「新・旧の植民地主義者が、如何にして現地の買弁独裁勢力をのさばらして、人民抑圧に利用してきたのか」について。
 http://www.viceland.com/jp/v1n2/htdocs/the_vice_guide_to_fascion.php

(追記)B層ネットウヨ=ネットゴキブリ=プロ奴隷=勝共・靖国ゾンビも必死だなw。奈保美なんちゃらとかいうエロ教師のサイトへのトラックバックを貼り付けてくるしか能が無いのかよ。この記事の内容がよっぽど頭に来ている様で。
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