アフガン・イラク・北朝鮮と日本

戦争も人権抑圧もNO!万国のプレカリアート団結せよ!

当ブログへようこそ

 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

 これが、当ブログの主張です。
 詳しくは→こちらを参照の事。
 「プレカリアート」という言葉の意味は→こちらを参照。
 コメント・TB(トラックバック)については→こちらを参照。
 読んだ記事の中で気に入ったものがあれば→こちらをクリック。

ミナミ・西成B級レトログルメの紹介

2017年11月16日 20時49分20秒 | なにわB級グルメ探訪

  
以下、私自身の最近のツイッターのつぶやきより抜粋。
今日は、動物園前一番街にある老舗の靴屋で、防水性も一定備わった靴を1600円で買えた。夕飯も、同じ並びにある老舗分家のレストラン南自由軒で、ガーリックソテー風味のチキンライスを750円で食べれた。いつも社食以外はコンビニ弁当やカップ麺ばかりなので、久々に良品を堪能できた(10月25日)


船場センター街内の食堂で船場汁定食600円ランチ。この船場汁も、きつねうどん同様に、船場・丼池問屋街の丁稚の賄い食が起源だそうな。この値段で、野菜が豊富に取れて、暖かいご飯が座って食べれて、お茶も飲めるのは魅力。正にプロレタリアートのメニュー。難点は塩分の取り過ぎが気になる位だけ(11月1日)

 
休日の朝は大抵、難波の地下街にある喫茶「馬やど」でモーニングを堪能。いつも平日はマクドなので休日ぐらいはゆっくりとインスタントでないコーヒーを味わいたい。ここは、平日は午前11時、土日祝日も10時までに入れば260円でコーヒーが飲める。店内の幌や灰皿の左馬のロゴも趣があって良い(11月5日)

 
新世界の千成屋珈琲店でミックスジュースを初めて飲んだ。1948年創業のミックスジュース発祥の地だ。但し、珈琲店が満席だったので、隣のフルーツパーラーで同じタイプのミニサイズを注文。デパ地下のミックスジュースと同じかと思いきや、それよりもはるかに濃厚な、寧ろスムージーに近い飲み物だった(11月15日) 
観光地化した新世界の千成屋珈琲店や喫茶ドレミ以外にも、この界隈にはレトロな店が一杯ある。ジャンジャン横丁の方から国道渡って南へ飛田新地に向かう寂れた商店街にも、昔の繁華街だった頃の名残で、南自由軒などの老舗が多数存在する。その中の喫茶店でコーヒーを満喫。(同日)

 新世界はともかく、あいりん地区については、まだまだ悪いイメージが世間には残っています。しかし、昔は繁華街だったので、隠れた名店も探せば結構あるのです。その事を改めて思い知らされました。
 「南自由軒」は、やはり難波千日前にある老舗洋食レストラン「自由軒」の分家でしょうか?(ツイッターにはそのつもりで書いてしまいましたが…)もしそうなら、「船場自由軒」以外に、もう一つ分家がある事になります。私が「南自由軒」に一見客として入った時には、胡散臭そうに私の方を見ていた店主も、私が「毎日の食事も財布を気にしながら食べているので、どうしても値段優先で同じメニューばかりになってしまう」と嘆いたら、いたく同情してくれました。「人間の食べ物は動物の餌とは違うんだから、やはり自分へのご褒美として楽しみも無ければ…」という話になり、結構盛り上がりました。

 
 最後に、私自身の近況報告についても少し書いておきます。

この前の選挙の時に投票所で偶然会った知人に、親と喧嘩して実家を飛び出し一人暮らしを始めた事を言った。そしたら、先日また会った時に何とおやつを一杯くれた。それも、おかき、煎餅、サブレ、チョコ等の日持ちする商品ばかり。もう朝食はマクドやコンビニなんかで買わずに、これで当分凌ごうか…(11月6日)
今住んでる格安物件は、泊まるだけなら申し分ないが、生活するとなると何かと不便。DKが室内にないのでカップ麺食べるにもポットのある1Fまで降りなければならない。寒い朝にはコーヒーぐらいは室内でゆっくり飲みたい。そこで電気ケトルを買う事に。狭い部屋なので余り家電を増やしたくないのだが…(11月8日)
ドンキ最安値1500円の電気ケトルを買う。どうやらこれがドンキ・オリジナルのケトルらしい。最近の朝食は、このケトルで珈琲を沸かし、知人から貰ったお菓子や買い置きのパン・ドーナツで済ます。お陰でマクドや自販機で無駄にお金を使わなくて済み、その分、夕食代やその他の出費に回せるようになった(11月16日)

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

プレカリアートの外食闘争!

2017年08月27日 19時50分00秒 | なにわB級グルメ探訪
今の私にとっては、生き抜く事自体が一つの闘争となりつつある。野宿者にとって冬を越す事自体が一つの闘争(越冬闘争)であるのと同じ様に。

毒親の重石が取れた代わりに生活費の重石がのしかかって来た。予想通り今月は大幅な赤字超過となりそう。唯一の救いは食費が想定内の出費に収まっている事だ(社食ランチ除き1日千円以内キープ)。生活費の大半は収納グッズ等の初期投資による物なので、赤字額も翌月からは次第に減少していく…かな?(8月16日)

月収18万円から固定支出を引いた残金3万7千円=1日当たり1200円以内に出費を抑えねば。食費だけなら何とかなるが現実はそれだけでは到底収まらず。個人年金は将来必要だが現状では逆に保険料負担が家計を圧迫。鍼灸治療も高額だが腰痛治療には欠かせない。後、削れるのは携帯代ぐらいか(8月20日)



夕食は毎日カレーで食費削減と栄養摂取の両立図る事に。牛カレー¥378、生卵¥65、ウインナーと茄子のミニ天2点で¥152。計¥595で何とか600円以内に。カレーだと飽きが来ないし栄養も取れる。毎日弁当や即席麺だと流石に栄養が偏るし飽きる。お茶まで買えば外食並の値段になってしまう(8月21日)

兄貴の話では、親父は何とか俺に戻って来て欲しいと、俺に手紙を書くそうだ。その一方で、こんな事になったのも、俺が婚活を望まないとはっきり言わなかったからだと思ってるらしい。どこまで自分勝手な親父か!婚活には気乗りがしないとずっと言って来たのに、それを遮り写真までゴリ押ししといて!(同上)

幾ら困窮してもブラック企業のすき家では絶対に食べない!(同上)



今日の夕食はカレー代わりに炒飯を主体に。炒飯195円、豚キムチの野菜炒め324円、味噌汁87円の計606円で、500円台は惜しくもキープ出来ず。これでも野菜炒めと味噌汁で栄養バランスも考慮したつもりだ。しかし満腹にはなったが風情には程遠い食事だった。明日は再びカレー主体で行こう(8月23日)



今日8月24日の夕食は17時まで残業したので社食のA定食(おろしハンバーグ)にした。ご飯、味噌汁、小鉢付で、食券では400円、現金では540円。食券は10枚綴りでバラ売りはしていない。無駄に使うと給与天引き額が増えるので、夕食は現金で購入。今の私にとっては、この社食が命綱だ(8月24日)



今日の夕食は、昼に食べたA定食しか残ってなかったのでカレーセットにした。同じ値段で白ご飯をカレーに変更できる。但し、小鉢が冷奴や酢の物しか残ってない時は悲惨。食堂のオバちゃん曰く、外国人バイトの中には「ラーメンのチャーシューを豚肉から牛肉に変えてくれ」と言って来る人もいるそうな(8月26日)



今日27日の夕食は新今宮駅中コンビニで買った弁当とお茶で計508円。昼食が600円弱のカツカレーだったので、夜は駅中立ち食いそばの定食か、同じく駅中蓬莱の豚まんにしようか迷った結果、この形に。それでも今日までの今月食費累計は2万5千円余に。勿論、最も家計を圧迫しているのは家賃だが (8月27日)

月曜日には求人誌の掲載が更新されるので、早めにWワークのバイトを見つけねば。知人曰く、ミナミ近辺なら飲食店のバイトも良いかも。ブラックな業界だが、繋ぎのバイトなんて大抵そんな物。別に調理なぞ出来なくても、皿洗いでも何でも仕事はある。賄い付なら食費を丸々浮かす事も可能と(同上)

親と喧嘩し実家を飛び出して来たものの、パソコンを置いて来てしまったので家計簿作成やブログ更新はネットカフェでやる羽目に。その出費がもう1万円近くに。ブログの話題も、生活維持が最優先で政治談義は遥か彼方に。別に贅沢なぞしてる訳じゃないのに、何故こんなに苦労しなければならないのか?(同上)

そんな俺から見たら、民進党代表選での前原や、細野・長島など民進離党組の主張なぞ糞でしかない。野党共闘の共産党とは一線画し自民とは是々非々に。これが彼らの主張だが、今の格差社会を作った自民党政治のどこに是の部分がある?そんなに権力に擦り寄りたければハッキリ自民に入ると言えば良いのに(同上)

大体、民進党は右派の前原でさえ「All for All」や「共生」を口にしながら、何故、一般党員が一票しか持てない代表投票権を国会議員だけが二票分も行使できるのか?そんな株主総会みたいな発想でいる限り、「民主」も「共生」もお題目で終わるだろう。それでは自民や維新と何ら変わらない(同上)

そもそも、毎日、普通に真面目に働いて残業までしてんのに、なぜ給料がたった月18万しか無いのか?定期代も満足に出ないのか?その安月給から4分の1も税金や社会保険料に取られ、家賃も同じ位取られた上、個人年金まで掛けなければならないのか?そこまでしてまで、なぜ非正規だの独身だのと蔑まれなければならないのか?給料が安すぎるからじゃないか!税金や保険料や家賃が高すぎるからじゃないか!それなのに、安倍は毎日ゴルフ三昧で、お友達の加計や萩生田とポッポナイナイ。その癖、俺らには、やれ「権利ばかり主張せず義務を果たせ」と、偉そうに難癖ばかり付けて。義務を果たしてないのは、俺らではなく安倍の方じゃねえか!そんなの誰が考えてもオカシイだろ!こんなの、もはや右とか左とか、自民とか共産とか言う以前の問題だろう!そんな事も前原は分からないのか?ウチのクソ親父も分からないのか?
コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

アボカド食べてメキシコ応援

2017年02月17日 22時28分44秒 | なにわB級グルメ探訪

 

 先日、仕事帰りにふと立ち寄ったスーパーで、メキシコ産アボカドを1玉98円の特売価格で売っていたのを見て、俄然、メキシコを応援したくなりました。
 今、米国では、大統領に就任したトランプの扇動によって、外国人、とりわけメキシコからの移民が目の敵にされています。そして、「メキシコ国境に壁を作り、不法移民の侵入を防ぐ」「壁の費用はメキシコに負担させる」と、盛んに言っています。しかし、そもそも不法移民激増の原因を作ったのは実は米国自身なのです。米国が1994年にメキシコやカナダと北米自由貿易協定(NAFTA=ナフタ)を結んだ事で、米国は自国の農産物を関税なしに輸出できるようになりました。その結果、両国には米国産の安い小麦やトウモロコシが大量に流入する事になり、特に経済力が劣るメキシコでは、食料を自給できなくなりました。メキシコの主食はトウモロコシで、代表的なメキシコ料理タコスの原料もトウモロコシなのに、そのトウモロコシも米国産の方が安いので、全然売れなくなり、失業した農民が不法移民となって米国に出稼ぎに行くようになったのです。
 食料は、ただ単に安ければ良いという物ではありません。安いのはそれなりに裏があるのです。米国の小麦やトウモロコシが安いのは、広い農地で資本力に物を言わせて、大型機械を動員し、大量に農薬を撒いて、効率よく収穫できるからです。その農産物を、穀物メジャーと呼ばれる大企業が農家から安く買い取り、海外に売りさばいてきました。米国政府も穀物メジャーを後押ししてきました。しかし、それは環境破壊と隣り合わせです。農薬の大量散布や地下水のくみ上げによって、土壌の汚染や砂漠化が今も急速に進行しています。また、「安かろう悪かろう」という事で、安全性の確認もなおざりにして、農薬まみれの遺伝子組み換え作物が大量に作られるようになりました。大企業の金儲けの為に、国民の健康がないがしろにされているのです。
 そんな金儲け本位の企業農業が出来るのも、米国には広大な農地と豊富な資金力があるからです。メキシコにはそんなものはありません。確かに、米国ほど広くはありませんが、メキシコの領土も相当広いです。しかし、その北半分は砂漠やサバンナなどの乾燥地帯で、南半分も大半は熱帯雨林です。小麦やトウモロコシが栽培できるのは、メキシコシティーを中心とした中央高地に限られます。経済規模も、米国とメキシコでは、雲泥の差があります。人口密度も、メキシコの方がはるかに高いです。自然条件も経済力も全然違うのに、メキシコも米国と同じ様なやり方で、農業が出来る訳ありません。

 しかし、その米国の広大な土地や豊かな経済力も、元々、米国のものではないでしょう。ヨーロッパから移住した移民の祖先が、北米大陸の先住民インディアンから土地や天然資源を奪い、それを元手に築き上げたものに過ぎません。そして、移民の祖先が作った今のアメリカ合衆国の独立宣言や憲法に謳われている自由や平等などの人権も、最初は白人にしか認められていませんでした。黒人やヒスパニックなどの有色人種には認められていませんでした。黒人は、自分が先にバスの座席に座っていても、白人が乗って来たら無条件でバスの座席を譲らなければなりませんでした。そう、かつて南アフリカで行われていたような人種差別が、米国内でも大手を振ってまかり通っていたのです。それに対し、黒人などの公民権運動によって、ようやく有色人種にも米国の市民権が認められるようになりました。しかし、今でも人種差別に端を発した暴動が都市部で頻発しています。
 今は米国領のテキサスやカリフォルニアなどの南部諸州も、19世紀の初め頃まではメキシコの領土でした。テキサス、カリフォルニア、ユタ、ネバダ、アリゾナなどのスペイン語由来の州名や、ニュー・メキシコの州名、カリフォルニア共和国(California Republic)と記されたカリフォルニア州の旗などは、その名残です。メキシコ領だったテキサスやカリフォルニアの住民の間に、メキシコからの独立の機運が高まり、米国は最初、独立運動を支援します。そして、独立を達成した途端に、米国領に併合してしまったのです。同様の手口で、米国はハワイを併合し、東南アジアのフィリピンも自国の植民地にしてしまいます。

 メキシコなどの中南米諸国は、独立は形だけで、実際は米国の経済植民地でした。経済の実権を握っているのはユナイテッド・フルーツなどの米国系企業でした。中南米諸国の事を指す「バナナ共和国」という言葉も、バナナ栽培を行うユナイテッド・フルーツに支配される国の状態を皮肉った表現でした。その中から、メキシコでは20世紀の初め頃から、その他の中南米諸国でも1930年代ぐらいから、米国の経済的支配から離脱する動きが高まります。メキシコでも、外国資本から奪われた土地や天然資源を取り戻し、国民の共有財産にしようという動きが強まります。それがやがて、メキシコ革命やボリビア革命、キューバ革命、チリのアジェンデ社会主義政権成立となって現れます。
 その中で、米国は反撃に出ます。その一つが先述の北米自由貿易協定(NAFTA)の締結でした。その協定の内容を一言で言うと、「輸出入にかかる関税をゼロにして、締結国の間では自由に貿易が出来るようにしよう」という物です。一見、もっともらしい内容ですが、経済規模の違う国同士で、完全に貿易を自由化してしまったら、一体どうなります?弱い国は強い国に飲み込まれるだけです。「自由」なのは強い国だけであって、弱い国は「奴隷」に甘んじるしかないのです。これの一体どこが「自由」なのか?そして、強いのは、その国が「公正」な競争の中で「努力」したからなのか?違うでしょう。元々、色んな先住民族が共存し合っていた土地に、いきなり白人の「不法移民」がなだれ込んできて、ゴールドラッシュや西部開拓によって、先住民の土地を奪い、奴隷としてこき使い、戦争を吹っ掛けて他国の領土を侵略し、天然資源を奪ったからじゃないですか。かつて米国が、戦争でメキシコ領を一方的に併合し、フィリピンを植民地にしたように。自分たちこそ、さんざん「不法移民」として他人の財産を奪っておいて、何を今頃になって被害者ヅラしているのか!
 既にNAFTAが締結された1994年に、メキシコで最も貧しいチアパス州の農民が、締結に抗議して、かつての革命指導者の名を冠した左翼ゲリラ、サパティスタ民族解放軍(EZLN)を結成して立ち上がっています。その他の中南米諸国でも、経済の自由化や規制緩和によって経済格差が広まり、それに怒った民衆によって軍事政権が次々と倒され、かつて「米国の裏庭」「バナナ共和国」と言われた地域も、今や反米左派政権だらけになりました。

 ただ、物事には何事にも両面があります。小麦やトウモロコシは米国産の方が安いですが、アボカドはメキシコ産の方が圧倒的に安いし、品質も良いのです。熱帯産果実のアボカドは、メキシコが本場ですから当然です。NAFTAで、メキシコから米国に輸出するアボカドにも関税がかからなくなった事で、今や米国で食べられるアボカドの8割がメキシコ産で占められるようになりました。メキシコも、「トランプがメキシコ国境に壁を作るなら、もうアボカドを米国に輸出してやらない」と息巻いています。
 そこで私も、アボカドを食べる事で、自分もささやかながら、メキシコを応援する事にしたのです。「México caída allí! Trump que no pierden!  メキシコ頑張れ!トランプなんかに負けるな!」と。でも、実は私、今まで一度もアボカドを食べた事がなかったのです。アボカドがブームになったのは、ごく最近だし、余り食べる機会もなかったので。すき家の「アボカド牛丼」位しか知らないし、今さら、それを食べる為だけに、わざわざ「すき家」みたいなブラック企業に行くのもバカらしいので。
 その中で、この前の休日に、難波の黒門市場を通りかかった時に、偶然、「サーモン・アボカド丼」のメニューを掲げたお店を見つけたので、そこで初めてアボカドを食べました。「森のバター」と言われるだけあって、非常にまろやかなお味でした。キュウリとマッカのちょうど中間みたいな食感でした。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

なにわB級グルメ探訪もただの懐古趣味で終わらせてはならない。

2016年09月08日 02時36分31秒 | なにわB級グルメ探訪

 公休日に所用で大阪市内まで。ランチは西成・天下茶屋の下町洋食・とたん屋のサービスランチで。他の客はほとんどこれより少し大振りのメガ盛りオンザライスを注文していたが、このサービスランチも割とボリュームが。
 この下町洋食店はご飯の量が多い事で有名で、「ガツ飯系」雑誌にもよく取り上げられている。ハンバーグ、トンカツ、エビフライにパスタやサラダ、スープまで付いて850円。これは結構お得。


 夕食は難波千日前の食堂しみずでお袋の味を堪能。チェーン店よりも割高な難点も、おかずの選択を工夫する事で何とか切り抜ける事が出来た。
 大衆食堂では自由におかずを選べるが、見栄えの良いおかずは大抵値段が張る。下手すれば直ぐ千円以上になってしまう。それを防ぐには、造り等の高価なおかずを避け、卵焼きや冷奴、じゃこ卸し、納豆、味噌汁等の、比較的安価なおかずや、焼き飯や丼物中心に注文すれば良い。
 今日のメニューでも、これだけ注文しても、たった750円。脂の乗った秋刀魚にボリュームたっぷりの冷奴、じゅん菜入りの味噌汁も、チェーン店では絶対に味わえない。

 下町洋食の流れを継ぐ「とたん屋」も、大衆食堂の雰囲気を残す「食堂しみず」も、残念ながら今のご時世では次第に淘汰されゆく運命にある。幾ら「庶民の味だ」「健康志向だ」と言っても、やっぱり1円でも安い店に客は流れる。そういう廉価販売が出来るのは、資本力や宣伝力にたけた大手のチェーン店に限られる。
 そういう大手チェーン店は、得てして原材料費の無理な切り詰めや、生産者への買い叩き、従業員を酷使したりしているものだが、そういう「影の部分」は客にはなかなか見えない。過労死や食中毒事件が起こってから、ようやく問題が明るみに出るが、それも、ほとぼりが冷めればまた元の木阿弥だ。
 私のように「昔ながらの庶民の味」を求める人も確かに一定いるが、それ以上に「安けりゃあ何でも良い」という人の方が多い。それに、たとえ今は「昔ながらの味が良い」と言っていても、今より更に生活が切羽詰まって来ると、人間どうしても「安けりゃあ何でも良い」という方に流れてしまいがちだ。「悪貨は良貨を駆逐する」のたとえ通り。
 それでも、繁華街の難波にあって吉本帰りの客や外国人観光客も来る「食堂しみず」は、まだ経営を続けていける可能性があるが、下町・天下茶屋の地元客が中心の「とたん屋」は、今後更に経営が厳しくなるだろう。

 この流れを変えるには、経営者の個人的努力だけでは、もうどうにもならない。まず、私たち消費者自身が、「安けりゃあ何でも良い」という発想から抜け出さなければならないし、国や自治体も、消費者・国民の生活支援や格差是正に、もっと本腰を入れなければならない。
 ところが、国のやっている事はどうだ。アベノミクスと称して、株価対策にばかり力を入れ、日銀債券や年金資金を投入してまで株価を買い支えて来た。これらの原資は全て国民の税金だ。株なんて買えるのは、経営者や大企業に勤める正社員だけだ。その一方で、労働者の実質賃金は低下の一途をたどっている。社会保障費は年々値上がりするが、肝心の給付は切り下げられる一方だ。年金なんて、その最たる物だろう。株価バブルで有効求人倍率は上がったが、求人内容は非正規の低賃金雇用かブラック企業の名ばかり正社員求人ばかり。何の事は無い。国民から搾取した税金で、大企業の経営を買い支えているのだ。これでは、「タコが自分の足を食う」ような形で、その場しのぎの対策でお茶を濁しているだけじゃないか。
 そして、グローバル化(国際化)やEPAと称して、海外から出稼ぎ目的の外国人を、留学生や技能実習生と偽って雇い入れ、安い賃金で違法に長時間こき使ったり、TPPと称して、海外から農薬まみれの農産物や粗悪品の医療薬をどんどん輸入して、国内産業を衰退させ産業空洞化を推し進め、「安かろう悪かろう」を更に推し広げるような事ばかりしている。これでは、ブラック企業の「すき家」や「ワタミ」の様な「悪徳」大手チェーンばかりが栄え、「とたん屋」や「食堂しみず」の様な「良心的」個人経営のお店は、ますます寂れる一方だ。
 その現実から目を背けて、選挙で与党の自民・公明や準与党の維新に投票したり棄権したりしながら、テレビの安上がりなB級グルメ番組で自分を慰め誤魔化し、「昔は良かった」「和食が一番」等とほざく「偽善者」や「ニセ愛国者」の何と多い事か。「三丁目の夕日」を懐かしんでいる暇があるなら、それをぶち壊す政治に早くストップをかけろ。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

なにわB級グルメ探訪23 心斎橋「アンゴン」のベトナムランチ

2015年09月07日 21時32分07秒 | なにわB級グルメ探訪


 最近、うちのバイト先で働くようになったベトナム人従業員の人たち(参考記事)が普段どんな物を食べているのか知りたくなって、休日に大阪・心斎橋にある「アンゴン(ANN GON)」というベトナム・レストランを訪ねました。お店は、地下鉄御堂筋線の心斎橋駅を降り、四ツ橋筋の方に向かって歩き、阪神高速のガード手前で右に折れてしばらく行った雑居ビルの2階にあります。入口に店ののぼりや看板が出ているので直ぐに分かります。階段を上がると、もうそこには「東南アジア」のような光景が広がっていました。



 私はそこでベトナム汁麺セットを頼みました。フォーというベトナムの「うどん」とライス、漬物にデザートで合計980円です。「うどん」と言っても、日本の小麦粉のうどんとは違い、米粉から作ったビーフンのような麺です。いくつか種類があり、私は一番ポピュラーな煮込み牛肉入りの「うどん」(フォー・ボー)と、ご飯の方は海老塩ライスを選びました。 
 このベトナムのビーフンうどん(フォー)ですが、フォー・ボー(牛肉入り)とフォー・ガー(鶏肉入り)の二つが最もポピュラーで、その他にもいくつか種類があります。私が頼んだのはフォー・ボーです。味は名古屋の「きしめん」をもう少し淡白にしたような感じかな。それが、韓国冷麺のダシをそのまま温めたようなフォーのダシに、非常によく合っていました。そして、もやしや香草などの生野菜が非常に多く入っていました。ベトナム人は生野菜をたくさん食べます。フォーにも生野菜をたっぶり載せます。ベトナム人の女性にスリムな方が多いのも、このベトナム料理のレシピが微妙に影響しているのかも知れません。

 このフォーについても、実は過去に苦い体験があります。もう数十年も前の事です。ベトナム物産展か何かの屋台で、初めてフォーを食べた事があります。その時の味は、お世辞にも旨いとは言えないものでした。何か甘酸っぱいような変な味だったので、フォーを半分以上食べ残した記憶があります。
 その時の思い出があるので、私は最初は余りフォーを注文するのは乗り気ではありませんでした。でも、せっかくベトナム料理を食べるなら、最もポピュラーなフォーから食べなければ意味がないし、まずいと思い毛嫌いしていた「ちゃんぽん」が意外と美味しかった事もあるので(参考記事)、再度食べてみる気になったのです。その結果は前述の通り。これでまた一つ「好き嫌い」を解消する事が出来ました。
 
 食後に別途、アイスコーヒーを注文しました。アイス・カフェオレにベトナム・コーヒーのゼリーが入った「カフェ・サイゴン」(写真右上)です。コーヒーゼリーの味が非常に濃厚でした。これはランチとセットで注文すると割引にはなりますが、元々のセット料金には含まれていないので、合計するとランチだけで千五百円近くもの出費になりましたが、それに見合うだけの価値はあったと思います。今度訪れる時には、ゴイクン(生春巻)やバインセオ(ベトナム風お好み焼き)も食べてみる事にしましょう。






コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

ルミエールのオムライス

2015年07月26日 21時16分01秒 | なにわB級グルメ探訪


 さる7月15日に、兄貴宅の近くに粋な喫茶店がオープンしたと聞き、早速当日、兄の家に用事で立ち寄った帰りに行って来ました。
 「カフェ・ルミエール」と言うのが、その喫茶店の名前です。ちょうどお昼時だったので、ランチでも食べようと店に入りました。


 オープン記念と言う事で、左上写真の特大オムライスがワンコイン500円、コーヒー付きでも600円で食べる事ができました。ふわふわ卵にチキンも割りと入っていて、ボリュームたっぷりの、非常に美味しいオムライスでした。
 但し、この特大オムライスがワンコインで食べられるのも17日までで、それ以降はコーヒーとセットで千円の通常価格になるとの事でした。それを聞いて、少し得した気分になりました。セットで出たコーヒーも美味しかったですよ。コーヒーの豆は、隣町にある一流コーヒー店から仕入れているそうです。

 ところで、よく西洋料理と間違われるオムライスですが、実は「肉じゃが」等と同じように、日本で誕生した料理です。肉や玉葱の具を玉子でくるんだのがオムレツですが、具の代わりにチキンライスをくるんだのがオムライス。発祥の地は諸説あり、その一つが大阪・心斎橋にある老舗レストランの「北極星」だと言われています。

 右上の写真は、店内の壁にかけてあったタペストリーです。
 以上、他にもブログに書かなければならない事が一杯あったので、今頃の記事公開になってしまいました。このオムライスを作ってくれた人に感謝です。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

地元のB級福祉グルメ紹介

2014年06月17日 21時32分38秒 | なにわB級グルメ探訪
 少し報告が遅くなりましたが、私の地元、大阪府高石市の福祉団体が販売しているおにぎりとパンの紹介をしておきます。
 高石には「きのすら」と「高石障害者作業所」という、どちらも障害者(障がい者とも表記)の福祉団体が運営している店があります。前者はおにぎり、後者はパンを販売しています。いずれも手作りの商品です。どちらも私の自宅から少し離れている事もあり、今まで利用した事がありませんでしたが、この前ふと所用の帰りに前を通りがかった時に、ちょうどお昼時だったので、一度食べてみようと立ち寄ってみました。

 
 こちらが、おにぎり販売「きのすら」の店舗。南海高師浜(たかしのはま)線伽羅橋(きゃらばし)駅前のマンションの一角にあり、平日の11時半からおにぎりを1個100円で販売しています。メニューは日替わりで売切れ次第終了です。私が行った時は、鮭、おかか、梅がつお、昆布、ごま塩の5種類を販売していました。

 
 これが店内に置いてあった「きのすら」の紹介チラシ。それによると、「せらび」という特定非営利活動法人が、「指定障がい者福祉サービス事業」の一環として店を運営しているのだとか。「きのすら」とはギリシャ語で「北極星」、「せらび」もフランス語で「人生」という意味だそうです。「北極星のように、迷った時の道しるべとして、一緒にやりたい事、出来る事をやっていこう」と、チラシで障がい者や市民の方に呼びかけています。
 事業の種類は大きく分けて「就労移行支援」と「就労継続支援B型」の2つで、前者は2年間で障がい者の就労自立を目標としているのに対し、後者は2年以降もじっくりと就労支援を続けて行こうとするものです。その2つの事業で、おにぎりの製造・販売の他にギフト用の箱折りなどの軽作業も行っています。以上、スタッフの方がわざわざ受付の前まで出て来て説明して下さいました。しかも、チラシに1枚ずつ印刷されている「おにぎり1個無料券」まで、わざわざスタッフの方が切り取って下さり、早速1個分まけてくれました。

 
 おにぎりのパックに添える割り箸の袋や、店内の飾りつけも手作り。右上写真の手前にある飾りつけは、一応「うちわ」として制作したものだそうですが、寧ろお好み焼きの「こて」に似ているのでは。

 
 これが、その「きのすら」のおにぎり。左から順に昆布、おかか、鮭だったと思います。お新香もサービスに添えられています。これを自宅に買って帰り、即席の味噌汁と一緒に食べました。真ん中のおかかが他よりも若干大き目なのは、最後に余ったご飯で握ったから。つまり「お徳用」です。消費税が8%に上がってから、逆に具を増量する事で、他のスーパーやコンビニのおにぎりに負けないようにしようと頑張っています。確かに右の写真からも分かるように、具はたっぷり。但し、お握りの握り方は余り強くなく、直ぐにばらけてしまうのが玉に傷ですが。即席の味噌汁も1個50円位で売れば、もっと売上が伸びるかも知れません。

 
 
 そのついで立ち寄ったのが、また別の福祉団体「いずみ野福祉会」が運営する「高石障害者作業所」のパン屋さん。こちらも平日のみ、売り切れ御免の手作り販売。ここで1個120円のカレーパン、同じく120円の玉子サラダパン、1個60円のピザパンを2つずつ、それぞれ親父と私の2人分買いました。これは翌日の朝に食べました。親父も「美味しい」と満足していました。朝食はいつも通勤帰りに買うスーパーの特売品で済ましていますが、たまにはこういう地元産の「福祉グルメ」を食するのも良いかも。

(参考)
・「きのすら」の公式ブログ
 http://cynosura-by-cestlavie.blog.eonet.jp/
・高石障害者作業所HP
 http://s-izumino.jp/facility/2013/03/post-27.html

 ついでにこちらも。
・「障害者」か「障碍者」か 「碍(がい)」を常用漢字に追加求め意見(朝日新聞)
 http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201004050103.html
 その記事によると、個人の責任ではない身体・精神的疾病(障碍)をあたかも「有害」「悪」のイメージで捉えられるのは忍びないし、元々は区別されて使われていたのに、戦後の漢字使用制限で「碍」の字が公式文書で使えなくなり「害」と混同されるようになったので元に戻したい、と考える福祉関係者もいる。だから「障害者」「障碍者」の2通りの表記があるのでしょう。しかも後者には、「きのすら」のように、常用漢字にはない「碍」の使用を避けて「障がい者」と表記する団体もあります。その一方で、「高石障害者作業所」は「害」を使用というように、福祉関係者の間でも見解が分かれています。この件については色々と賛否両論もあるようですが、いずれにしても、今の私にはどちらが正しいか判断がつきかねます。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

なにわB級グルメ探訪22 「普通の食堂いわま」の粕汁定食

2014年01月26日 20時33分10秒 | なにわB級グルメ探訪

 
 最近、この店によく通っています。競馬の馬券を買う為に、難波に出てきた時は、必ずここで昼食を食べます。
 店の名前は「普通の食堂いわま」。岩間さんという方のお店なので「いわま」。浜田省吾の熱烈なファンで、店のトイレも浜田省吾のポスターだらけ。
 店の場所は大阪・難波千日前、難波花月から道具屋筋の問屋街に入り、一つ目の曲がり角を左に曲がって直ぐ。
 店長の似顔絵がトレードマークのド派手な看板がかかっているので、初めて来た人も直ぐに分かると思います。
 通称「裏ナンバ」と呼ばれる一帯にあり、南海難波駅からも近いので、昼も夜も結構にぎわっています。



 店ではいつもこの粕汁定食をランチに注文します。ランチ限定のメニューです。
 そして、季節メニューなので夏はやっていません。夏はこれも季節限定の水ナス定食に変わります。私はこの夏のメニューも大好きです。
 この粕汁定食ですが、AとBの二種類あります。いずれも粕汁と卵焼きが主菜で、副菜にAは小鉢、Bは唐揚げ二切れが付きます。
 私はいつもBを頼みます。ちなみに価格は、Aが750円(だったと思う)、Bは880円です。

 この定食のどこがそんなに美味しいかと言うと、

 一つには卵焼きが昔ながらの味で、これを食べる度に子供の頃を思い出します。写真では器の陰に隠れてしまっていますが、大根おろしも卵の横に添えられています。
 定食チェーンによくある、如何にも作り置きみたいな感じの、パサパサした卵焼きとは全然違う。
 それに付いてくる醤油も、店に置いてあるヤツとは別の、卵かけ専用の物です。

 二つ目には、ご飯が美味しい。何でも国産のマイスター米を使っているとかで、これまたチェーン店のパサパサした米とは全然違う。

 そして三つ目に、粕汁も具沢山。焼き鮭もちゃんとそれなりに入っているし野菜も豊富。
 チェーン店のだと具が少なかったり、汁もお粥みたいだったりする。
 そこに唐辛子も付いてくる。私は最初「汁物に唐辛子なんて」と思っていましたが、試しに一振りしてみると、これまた違った味わいに。寒い冬はこれが一番!

 最近は「コッテリ」だの「ガッツリ」だのと、やたら濃い味付けの、ボリュームばかり多いメニューが増えて、こんな昔ながらの味を堪能できる店はもう余り残っていません。まだ残っている昔ながらの店も、古くて暗いだけの店や、難波花月周辺や道頓堀界隈によくある「レトロもどき」の店が多く、私はいささかウンザリしていました。そのくせ値段だけは高い。少し油断すると一食だけで千円以上する。

 そういう中で、こんな「普通の食堂」の様な、昔ながらの味を安く堪能できる店が、今後もどんどん増えれば良いと思います。

 ただ難点は店内が狭く混雑している事。最近は「食べログ」や「ダンチュー」などのグルメ雑誌・サイトにもよく取り上げられる様になったせいか、お昼時や夕食時はいつ行っても満杯で、ゆっくり食べれない事が多い。もう少し店が広ければ、ゆっくり食べられるのにと思います。

 そして店長のブログも、忙しいのは分かるけど、もう少し内容のある記事を書いて欲しいと思います。はっきり言って、あれでは、行間ばかりやたら広いだけで、中身は単なる「つぶやき」でしかない。それではツイッターと何も変わらない。せっかく自前のブログを持っているのに、何故もっとメニューや地域の宣伝をしないのかと思います。例えば、千日地蔵の事を書くなら、石碑の寄進者名簿に自分の名前が載っていたと喜ぶだけでなく、地蔵の由来についても簡単に紹介するとかすれば良いのに、と思いました。

 まあ、難点はそれ位です。とにかく味は美味しいです。読者の方も一度行かれては如何かと。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

なにわB級グルメ探訪21 木津市場の鰻丼

2013年11月12日 22時32分15秒 | なにわB級グルメ探訪
    

 秘密保護法など政治課題が目白押しの為、最近は書く機会がなかったグルメ探訪シリーズの記事ですが、いつまでも書かずにいると忘れてしまうので、ここらで少し書き足しておきます。
 実は10月末頃に大阪の木津卸売市場に鰻丼(うなどん)を食べに行って来ました。昔はごく普通に食べられた鰻丼ですが、昨今は鰻(うなぎ)の価格高騰でなかなか食べられなくなり、「いづも屋」など鰻丼の老舗も相次ぎ閉店し、最近ではどこに行っても美味しい鰻丼が食べられなくなりました。もし食べれたとしても、吉野家あたりの中国産の養殖うなぎを使用した、安いがあまり美味しくない鰻丼ばかりで。そう思うと、昔は別に好きでも嫌いでもなかった鰻丼が無性に食べたくなって来るから不思議です。多分、子供の頃に食べた味が今も頭の片隅に残っていて、その記憶が私を「食べ収め」に駆り立てていたのかも知れません。

 木津市場は大阪市浪速区にあります。最寄駅は地下鉄四つ橋線・御堂筋線の大国町で、そこから地上に出て国道26号線を北に少し歩き東に曲がれば市場の建物(左上2枚の写真)が見えてきます。難波からだと国道26号線を逆に南にたどれば徒歩15分位で着きます。市場の2階には「太平の湯」というスーパー銭湯も併設されています(真ん中の写真)。
 市場の公式HPによると、起源は平安時代までさかのぼり、朝廷や近くの今宮戎神社に鯛を奉納した記録も残っているとか。その後、江戸時代に今の市場の原型が生まれ、1810年(宝永年間)に幕府から公設の市場として正式に認められたのが直接の始まりだとか。
 やがて時代は下り、大正時代に市場は一大転機を迎える事になります。1923年(大正12年)には大阪でも中央卸売市場が創設され、木津市場も他の市場と一緒にそこに併合される事になりました。しかし、木津市場にもそれなりに地域に根ざして来た歴史があり、市場統合に抗する中で、最終的には木津市場の存続が図られるようになります。
 第二次大戦の空襲で一時は壊滅状態になるも、戦後は民営市場として完全に復興し、今は2008年のリニューアルオープンを機に、「朝市」や「横丁」オープン(右上2枚の写真)など新たな企画で顧客拡大を図っている所だとか。

 

 その市場の中にある鰻屋さんに鰻丼を食べに行って来ました。鰻丼は関西風の鰻の「まむし」で、まむし、上まむし、特上まむしの三種類に、サイドメニューとして肝吸いやうざくなどもあります。私が行ったのはお昼時で、奮発して上まむしと肝吸いを注文しました。
 流石は上まむしというだけあって、鰻が3切れも入っていました。味も肉厚でしっとりと柔らかく、吉野家や自宅近所のうどん屋で食べる数百円~千円前後の中国産の鰻とはやはり雲泥の差でした。
 ちなみに、関西では鰻丼の事を「まむし」と言い、同じ鰻丼でも関東の「蒲焼(かばやき)」とは調理法が全然違います。関東では鰻を背中から捌(さば)き蒲焼にしてからタレに漬けるのに対し、関西では鰻を腹から捌いて蒸してからタレをかける・・・だったっけ。でも、最近は毒蛇のマムシと勘違いされるのを嫌うからか、関西でも「まむし」なんて言う人はほとんどいなくなりました。

 ただ、食べ終わって最後に、「ブログに載せたいので玄関先の写真も撮らせて下さい」と店の人にお願いしたら、それはダメだと断られました。鰻丼の写真は全然OKだったのに。そのお店は、市場のHPとは別に店のHPもあって、そこには玄関先の写真もデカデカと載せているし、今まで関西のグルメ雑誌やテレビ番組でも何度も取り上げられてきた店なのに。そう言えば、店のHPにも鰻丼の価格が全然載っていませんでした。別に安売りのスーパーで買う訳じゃなし、毎日食べる物でもないので、ある程度値が張るのは客も承知の上なのに、何故正直にHPに値段を載せないのでしょう。これじゃあ全然、宣伝にならないじゃないですか。一体何の為のHPなのかと言いたくなります。そういう訳で、店名と価格についてはここでは伏せておきます。
 せっかくの市場関係者の発案による「朝市」や「横丁」(出店の屋台村)も、何かチグハグというか、「大衆食堂とファミレス」「万屋(よろずや)とコンビニ」を無理やりくっつけた様な、「とってつけたような感じ」がどうしても拭えませんでした。目には見えない「新旧対立」みたいなものが感じられて。せっかく鰻丼の味は良かったのに、それだけは少し残念でした。

 左上の写真がその鰻丼。右上の写真はターレットトラック(通称:バタバタ)といって、市場内で荷物を運搬する際に使う小型輸送機。後方の荷台に商品を載せて、前方の円形のハンドルで方向転換します。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

なにわB級グルメ探訪20 かすうどん

2013年04月08日 23時46分17秒 | なにわB級グルメ探訪
 

被差別の食卓 (新潮新書)
クリエーター情報なし
新潮社


 久々にB級グルメの記事を書きます。今回レポートするのは「かすうどん」です。「かすうどん」とは「油かす」の入ったうどんで、「油かす」というのは牛や豚の内臓を細かく切って内臓の油でカリカリに揚げたものです。元々は上記の「被差別の食卓」にも出てくる、主に大阪・河内の同和地区内で食肉加工業に携わる人々の間から広まった「ソウルフード」でしたが、最近ではコラーゲンが豊富な食材として一般にも知られるようになりました。

 実は、私はホルモンとか臓物の類が大の苦手でして、「かすうどん」に挑戦しようかどうか迷っていました。昔食べた「もつ鍋」が思いの外美味しかった事もあり、数週間前に思い切って難波のうどん屋で実際に食べてみました。他の記事投稿を優先したので、公開が今頃になってしまいました。
 写真がその時の様子ですが、やはりホルモン独特の匂いが鼻に付き、正直言って「もつ鍋」の時ほど美味しくはありませんでした。「かすうどん」を注文した時に、うどん屋の主人が摩り下ろしたニンニクを「お好みでどうぞ」と持ってきてくれた時も、何故うどんにニンニクなんか入れるのか分からずに、そのまま食べてしまいました。あの時にニンニクを入れていたら、また違った味になっていたかも知れません。「もつ鍋」の時は匂いが気にならなかったのは、ニラも鍋に一緒に煮込んで食べたからか。「かすうどん」ではなく「かすカレー」なら良かったのかも。静岡県の「富士宮焼きそば」の具にもよく使われるそうなので、今度は「焼きそば」か「お好み焼き」で挑戦してみたら良いかも知れませんね。

 他にも「ソウルフード」として有名な物に、おでんに入れるコロ(鯨の油)やフライドチキン等があります。私、フライドチキンがソウルフードだとは、つい最近まで知りませんでした。ケンタッキー・フライドチキンのイメージしかありませんでしたから。フライドチキンも、元々は米国の黒人奴隷が、白人が食べ残した鶏の手羽先を油で揚げて食べ始めたのが最初だったそうです。コロやすじ肉はおでんの具の定番ですね。私も大好きです。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加