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住吉川(細江川)の源流を探る旅

2021年09月26日 10時12分24秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

コロナでどこにも行けないので休日は近場の散策で気を紛らわしています。前回の「加賀屋緑地」に続いて今回は「住吉川」を取り上げます。西成区から住之江区に越してきて、地元のニトリで家具を購入した帰りに、住吉川にかかる住之江大橋を渡っていた時に、橋の上流と下流で川の趣が余りにも違う事に驚きました。そこで、一度河口から源流をたどってみようと思い立ち、昨日自転車で散策して来ました。

住吉川の河口部は工場地帯です。平林の貯木場が横にあり、昔は住吉川から貯木場にかけて多くの材木が貯蔵されていました。今も河口部には材木を係留していた杭が川面に立ち並んでいます。河口付近は川幅も広く、船も係留されています。住之江大橋付近では、川底を掘り下げ護岸を耐震化する工事が行われていました。

住之江大橋から上流をさかのぼると、それまでの工場地帯とは一転して、マンション横の緑地帯を流れるようになります。川の名称は依然として住吉川のままですが、川幅は心なしか狭まったように感じます。散策したのは朝だったので、満ち潮で川面一杯に水が広がっていますが、夕方の引き潮時には真ん中の水路にしか水が流れなくなります。川の隣には住之江公園の池もあり、野鳥が飛び立ち、池の周囲には彼岸花が咲き誇っていました。

住吉川は阪神高速のガード下で大きく湾曲しています。このガード下を昔は十三間堀川が流れていました。大和川から十三間堀川、木津川を経由して大阪市内に船で荷物を運んでいました。今は十三間堀川は埋め立てられて親水公園になっています。住吉川もガード下の湾曲部を過ぎると、更に川幅が狭まり、細江川と名前を変えます。同時に川の格も、一級河川から準用河川に、一気に二階級も降格となります(一級河川は国、二級河川は都道府県、準用河川は市町村が管理します)。そして、府道堺・阪南線の橋を越え、住吉公園の脇をかすめ、南海本線の高架下から更に上流を目指します。

住吉川から細江川と名前を変えた川は、川幅がさらに狭まる一方で、深さは逆に増して、ちょっとした渓谷美を楽しめます。川の上を阪堺線のチンチン電車が通り過ぎます。川のたもとにある駅の名前は「細井川」。一方で川の正式名称は「細江川」。何故こんな違いが生まれたのでしょうか?

阪堺線の 細井川駅から更に細江川をさかのぼると、川をはさんで右に大歳社(おおとししゃ)、左に浅沢社(あさざわしゃ)が見えて来ます。どちらも住吉大社の末社です。浅沢社の周囲は小さな湿地になっていて、杜若(かきつばた)が生えています。「細江川」の名前は、昔ここが入り江であった事から来ています。平安時代の頃は、人々はここまで船に乗って来て、住吉大社に参拝していたのです。では「細井川」の名前は、一体どこから来たのでしょうか?はっきりした事はまだ分かりません。一説には「細江」がなまったものだと言われています。しかし、私が思うには、この浅沢社と関係があるのかも知れません。神社の周りの小さな湿地は、今は水が枯れていますが昔は湧水地でした。それを井戸になぞらえて「細井川」と呼ぶようになったとも考えられないでしょうか?そう考えると、なかなか面白いですね。

浅沢社も大歳社も「初辰(はったつ)まいり」の参拝コースに組み込まれています。月の初めの辰の日に、住吉大社の末社を巡り、五穀豊穣を祝うのが「初辰まいり」です。参拝者は、まず種貸社(たねかししゃ)で稲の穂を受け取り、楠君社(なんくんしゃ)で稲穂と交換してもらいます。そして、浅沢社で諸芸上達を祈願してから、大歳社で神米(住吉大社の中にある田んぼで取れたお米)を授かります。その際に、大歳社の境内にある「おもかる石」で願い事がかなうかどうか占います。おもかる石が持ち上がれば願いがかない、持ち上がらなければ更に努力しなければなりません。私も試してみましたが、重くて全然持ち上げる事が出来ませんでした。(´;ω;`)

浅沢社と大歳社にはさまれた「一ツ橋」から更に上流に向かうと、やがて緑地帯が途切れて、細江川はただのドブ川に変わってしまいます。南海高野線の鉄橋の下をくぐり、あべの筋の千躰(せんたい)交差点の下で遂に暗渠に変わります。

住吉川(細江川)は、河口部ではあれだけ川幅が広かったのに、10キロもさかのぼらないうちに暗渠に変わってしまうのです。わずか10キロの間に二度も名前を変え、様々な顔を見せてくれた住吉川(細江川)に感謝して、千躰の交差点を後にしようとしたその時、バス停に表示された地図を見ると、何とその先にも川筋がたどれるではないですか!一体どこが源流なのか?

実はここから先は人工河川なのです。大阪市が「細江川親水河川」として整備した遊歩道でした。流れている水も下水を一次処理したものに過ぎません。市営団地の中を流れる親水河川をたどれば、やがて防水ポンプ場が現れ、そこで流れが途切れます。「いざやここ若菜つみてん~浅沢小野は里遠きとも」と和歌に詠まれた由緒ある川の流れも、始まりはただの防水ポンプ場だったのか…。( ゚Д゚)

後で調べたら、住吉川(細江川)の源流は、元々は依網池(よさみいけ)という名の池でした。依網池から流れ出た水が川となり、住吉大社の先で入り江に注いでいたのです。ところが、江戸時代中期に、それまで大阪城の方に流れていた大和川が、洪水対策で堺の方に流れを付け変えられる事になりました。依網池も大和川の一部となり、川は主水源を失う事になりました。それでも、防水ポンプ場から流れ出た水が、歴史の小道の中を流れ、10キロも行かないうちに、船をも浮かべるような大河に変身するのです。これほど変化に富んだ川が他にあるでしょうか。大河も一滴のしたたりから。それを身近で体験できた探索の旅でした。\(^o^)/

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踏切横断を口実にした弾圧を許すな!

2021年09月21日 21時45分28秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
共産党参院議員の山添拓氏が書類送検された。何でも昨年11月の休日に秩父鉄道の写真を撮っている時に、「勝手踏切」を渡った事が、軽犯罪法違反に問われたらしい。山添氏自身も反省していると言う事で、上申書提出で済んだらしいが。
 
私も鉄道ファンの端くれ。いつ自分も同じ目に遭うかも知れない。そう思って彼のツイートを読んだ。「勝手踏切」と言う言葉がある事も、この件で初めて知った。
 
日本の鉄道踏切には次の4種類がある。警報機も遮断機も付いた第1種踏切、保安係が遮断機を操作する第2種踏切、警報機だけあり遮断機のない第3種踏切、どちらもない第4種踏切。最後の第4種踏切も、鉄道会社や警察が認めた正式な踏切だ。しかし、全国には、それ以外にも、住民が勝手に作った「勝手踏切」(私設踏切)が1万9千箇所もあるそうだ。
 
「勝手踏切」にも色々あり、農家の方が自分の農地に近道する為に作ったものもあれば、神奈川県の江ノ電の様に、後から線路が敷かれた為に、線路を渡らなければ自宅に入れない場所もある。「勝手踏切」の容態も様々で、単に柵が破れているだけの所もあれば、踏切の渡り板がないだけで、階段なども設けられて、正規の第4種踏切と一瞬見分けが付かないものもあるらしい。

特に、秩父鉄道は他の鉄道会社よりも「勝手踏切」が多いらしい。山間部の路線なので、農家の人が自分の畑に行くのに、一々山向こうにある正式な踏切を渡っていたら仕事にならない。鉄道会社も、「勝手踏切」を正式な踏切に昇格させて、警報機や遮断機を設置するだけのカネがない。国も、補助金を支給しなければならないので、踏切の保安設備強化や跨線橋設置には二の足を踏む。そういう諸々の要因を取り除かない限り、この問題は解決しない。単に警察の取り締まり強化だけで済む問題ではないのだ。
 
確かに、山添氏のやった事は褒められた事ではない。それでなくとも、一部「撮り鉄」の迷惑行為がマスコミをにぎわすようになってしまった。その中で、彼は共産党の国会議員で、一般人の模範になるよう努めなければならない立場だ。その彼が一部の「撮り鉄」と一緒くたにされるような事をしてどうする。
 
 
しかし、実際に列車の運行に支障を来したのならともかく、列車の来ない時間に、地元住民も通る「勝手踏切」を通ったからと言って、たったそれだけの事で、わざわざ書類送検する警察も、行き過ぎだと思う。そんな事言い出せば、静岡県の大井川鉄道に撮影旅行に行った時に、井川線の尾盛駅で踏切でない場所を横切った私も、下手すれば書類送検の対象になっていたかも知れない。
 
でも、尾盛駅の写真を見て貰えば分かるが、ホームから向こうの駅舎に行くには、線路を渡らなければならない。線路のどこにも踏切なんて無い。1日5本しか列車が停車しない秘境駅で、ホームも木枠で囲っただけの仮設ホームなのだから、踏切なんて要らないだろう。
 
構内踏切もない秘境駅で、列車の来ない時間に、周囲の安全確認をした上で、線路を渡ったからと言って、一体どこが悪いのか?そんなものまで犯罪扱いされたら、世の中犯罪者だらけになってしまうではないか。
 
住民の「勝手踏切」横断は黙認しながら、共産党議員の時だけ、鬼の首でも取ったかのように大騒ぎするのは、どう見ても公平とは言い難い。それも、「事件」発生から半年以上も経った今頃になって、昨年11月に起こった事を、何故今頃わざわざ蒸し返すのか?安倍や菅の方が、モリカケ桜や公文書改ざんなど、もっと酷い事やっているのに、そちらはお咎めなしで、何故こんな事で警察は書類送検するのか?
 
先の八代英輝弁護士の「共産党は今も暴力革命を追求」発言と言い、今回の書類送検と言い、非常に意図的なものを感じる。コロナ対策に失敗した菅内閣が退陣し、与党の自民党も地方選挙では連敗続き。他方で野党は、立憲民主党・共産党・社民党・れいわ新選組の4党が市民団体と政策協定に合意するなど、連携の動きを強めている。もし野党が一本化すれば、与野党で当落が逆転する小選挙区が60議席以上に上ると言われている。その中で、「共産党アレルギー」を煽るかのような先述の発言に続いて、今回の書類送検という所に、政権側の「悪意」が透けて見える。
 
この件でも早速ネトウヨ(ネット右翼)は共産党叩きに出ている。しかし、右翼団体の中にも、花瑛塾(かえいじゅく)の様に、「これを共産党だけの問題と捉えたら大間違いだ。こんな恣意的な弾圧を許したら、次は我々がやられる」と警鐘を鳴らしている人達もいる。
 
かつて、マルチン・ニーメラーという牧師が、ナチスの台頭を目の当たりにして、こんな事を言っていた。「共産党が弾圧された時、私は共産党員ではないから黙っていた。労働組合やユダヤ人が弾圧された時も、私はどちらでもないので黙っていた。教会が弾圧された時に、私は牧師として初めて立ち上がった。しかし、もうその時は、私達を支援してくれる人は、弾圧されて誰もいなくなってしまっていた」。そんな世の中にならない事を切に願う。
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トコジラミ駆除の理不尽

2021年09月16日 21時05分00秒 | 西成南京虫騒動
 
西成区から住之江区に引越した後も、トコジラミ(南京虫)が引っ付いてきたので、昨日遂に駆除業者を呼んで駆除してもらいました。
 
トコジラミは人間や他の動物の血液だけを餌にしています。ゴキブリ等とは違い、生ゴミは食べません。そして、夜行性なので昼間は物陰に潜んでいます。物陰に潜みながら、人間が呼吸で吐き出す二酸化炭素で人間の居場所を嗅ぎ分け、夜まで待つのです。トコジラミの事を英語でベッドバグ(bed bug)と言うのも、そこから来ています。
 
だから業者も、ユニットバスやキッチン等の水回りはほとんど無視し、ひたすらベッドとその周辺、物陰になる壁の隙間、書類や段ボールの隙間を徹底的に調べます。大きな噴霧器でエリア全体を燻蒸しながら、小さなスプレーで隙間をピンポイントで駆除していきます。
 
今のトコジラミは市販の殺虫剤では駆除出来ません。薬剤に対する抵抗力が身に付いてしまっているからです。バルサンなんか炊いても、煙は下にしか流れないので、壁の隙間に隠れたトコジラミには効きません。むしろ、煙から逃れようとして、更に生息域を拡大する事になってしまいます。トコジラミを駆除するには、専用の薬剤で、この様にピンポイントで駆除するしかないのです。
 
 
その中でも、特に業者が念入りに調べたのが、すのこベッドと書類です。すのこベッドは、凹凸があり板の厚みもあるので、トコジラミの格好の隠れ家になります。後、書類も特に普段観る事のない生命保険などの証書類がトコジラミの格好の巣になります。業者曰く「証書類などの大事な書類ほどトコジラミの餌食になる」そうです。
 
私の過去の手帳も、何年も前のやつはほとんど見ないので、トコジラミが卵を産みつけていました。これらは速攻で処分しました。しかし、さすがに証書類などの重要書類は処分できないので、薬剤が乾くまで陰干しするしかありません。預金通帳のページも全て開いて、トコジラミの卵や死骸が残ってないか徹底的に調べます。まるで家宅捜索のような感じになって来ました。
 
壁の隙間、すのこベッドのネジ穴もこまめに薬剤散布。ネジ穴の上にトコジラミの痕跡確認。
手帳や暑中見舞いの側面にもトコジラミの卵や血糞が…。
 
業者は重要ポイントの駆除だけで手一杯なので、洗濯・乾燥で対処出来る衣類の駆除は私が受け持つ事になります。トコジラミは害虫の中でも一番駆除に手がかかるので、依頼者も共同で対処せざるを得ないのです。今朝コインランドリーで洗濯した衣類も、駆除開始までに虫が付いた可能性を否定出来ないので、再び洗濯・乾燥しなければなりません。冬物の衣類も含め全ての衣類が対象です。もうそうなると、マンションのコインランドリーだけでは対処出来ないので、近くの大型コインランドリーまで足を運ぶ事になります。
 
しかも、洗濯・乾燥しなければならないのは衣類だけではないのです。いつも通勤で肩に背負っているリュックサックにも、トコジラミの痕跡が付いていたので、これも洗濯機と乾燥機にかけて殺菌しなければならなくなりました。まさかリュックサックまでコインランドリーで洗濯する羽目になるとは思ってもみませんでした。
 
大型コインランドリーは一度に多くの衣類を洗濯・乾燥する事が出来ますが、半乾きになる衣類も多く出ます。半乾きの分は乾くまで乾燥機にかけなければなりません。午後からはもうひたすらコインランドリー詣となってしまいました。昨日1日だけでコインランドリーで2千円以上使いました。
 
 
トコジラミはパソコンやテレビなどの家電製品の中にも侵入します。コンセントやモジュラージャックの隙間がトコジラミの格好の棲家となるのです。しかし、家電製品や精密機器には薬剤散布は出来ません。周囲を両面テープで囲い込んで、出てきた所を捕獲するしかありません。両面テープがいわばゴキブリホイホイの役割を果たす事になります。
 
トコジラミの成虫の寿命は約1年なので、1年かけて気長に兵糧攻めにする作戦です。でも、万里の長城ならいざ知らず、こんなチャチな両面テープで兵糧攻めにする事なぞ出来るのでしょうか?とりあえず、パソコン使用中に手が両面テープに引っ付かないように、注意喚起の張り紙を貼りました。
 
段ボール類はトコジラミの巣となるので全て廃棄しなければなりません。サロンパスも外箱は全て廃棄しなければならないので、裸のサロンパスの袋を別の袋に入れて収納しなければなりません。衣類の洗濯・乾燥に加え、外箱を失った小物類の収納に追われ、夜8時も回った頃になって、ようやく一息つけるようになりました。
 
 
トコジラミの被害を最初に確認してから約3ヶ月。避難先のホテル代に約4万円、引越代に約2万3千円、転居先の初期費用に約13万円7千円、昨日の駆除費用に8万8千円、廃棄した家具類や粗大ゴミ収集代がざっと1万円、新たに買い揃えなければならなかった家具類が約3万円。合計で約32万8千円。一旦トコジラミの被害に遭うと、これだけの時間と金額を費やす事になります。
 
トコジラミが厄介なのは、噛まれた時の痒さよりも、この駆除の大変さなのです。1匹の成虫から毎日5個も卵が産まれ、1年間では500匹に増えると言われています。たとえ、これだけの時間と費用を費やしても、トコジラミを完全に駆除出来るとは限らないのです。とりあえずは、1ヶ月以内であれば、もしトコジラミが再び出て来ても、無料で駆除してくれる事になっています。しかし、それ以降に出てきた場合は、再び有料で駆除してもらわなければなりません。実際、トコジラミの被害が広がっている米国では、ホテルチェーンや衣料品チェーンが店舗閉鎖に追い込まれたりしています。
 
西成のあいりん地区でも、住環境が劣悪な為に、昔からトコジラミの被害に悩まされて来ました。そこに、更に外国人観光客がトコジラミを持ち込むようになり、今や大阪市内の中でも、最もトコジラミの被害が集中する地域になってしまいました。ところが、マンション管理会社も行政も、「衛生環境が改善された日本国内には、トコジラミはもはやいない。もし被害に遭っても、外から持ち込んだ住民自身の手で駆除しなければならない」と知らん顔です。本来は家主や行政の責任で駆除しなければならないにも関わらず。
 
それどころか大阪市は、トコジラミ駆除もせずに、「新今宮ワンダーランド」「新世界・西成ワンダーランド」の観光キャンペーンをやり始めました。無責任にもほどがあります。しかし、損害賠償を請求しようにも、個人の力では因果関係を立証するのは困難です。私はこれが自己責任だとは、とても思えません。こんな理不尽な事があって良いのでしょうか?
 
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偶然見つけた下町のオアシス、加賀屋緑地

2021年09月12日 07時32分19秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
私がまだ次の引越し先を探していて、住之江区のあるマンションの下見に訪れた時の事です。そこは家賃も間取りも今のマンションとほとんど変わりませんでした。しかし、駅からだいぶ離れていたので、そこではなく今のマンションに引越す事にしました。その駅から離れたマンションに下見に訪れた時に、すぐ近くにこんもりした庭園が広がっていました。果たして住之江区の下町に、こんなにうっそうとした庭園があっただろうか?確か、住之江公園ぐらいしか無かったはずですが?そう思って調べたらちゃんとありました。それが加賀屋緑地(加賀屋新田会所跡)でした。ずっと気になっていたので、昨日、早速そこに行って来ました。
 
加賀屋緑地は、江戸時代後期に、大阪(当時は大坂)の豪商・加賀屋甚兵衛が、私財を投げ打って開発した加賀屋新田の会所(管理事務所)跡です。新田の経営管理や役人の接待場所、文人墨客のサロンとして使われました。今で言えばさしずめ迎賓館に当たるでしょうか?その「迎賓館」を明治以降に整備して設置されたのが加賀屋緑地です。現在は大阪市の有形文化財に指定されています。住之江区にある加賀屋の地名も、この加賀屋甚兵衛から来ています。
 
加賀屋新田会所跡の碑と長屋門
冠木門とそれに掲げられた「古見堂」の額
旧書院(正面から見た姿、中の部屋の様子)
土蔵と庭に抜ける入口の門
 
新田の屋敷跡なので、中には日本庭園や茶室があります。庭園には池や滝、飛び石などもあり、池には鯉が泳いでいました。広さは1,500坪ほどもあるそうです。正門の長屋門をくぐり、中に入ると次に冠木門(かぶきもん)が現れます。冠木門にかかる額に彫られた古見堂(こけんどう)の文字は、京都の偉い坊さんの手によるものだそうです。冠木門をくぐると旧書院が現れ、中を見る事が出来ます。その横には土蔵があり、土蔵横の門をくぐると日本庭園が現れます。
 
日本庭園には茶室の鳳鳴亭(ほうめいてい)、待合室の偶然亭、四阿(あずまや=休憩所)の明霞亭(めいかてい)などが建てられています。それらの建物に囲まれるようにして、池が広がり、滝やせせらぎ、湧き水の湧き出る淵などが造られていました。多分、どれも人工の構造物で、ポンプで水を汲み上げて循環させているのでしょうが。それでも、池の飛び石を飛び歩き、鯉を見ていると癒されます。この新田会所跡は、戦時中の空襲で一旦焼失してしまった後に、大阪市の手で復元されたものです。公共施設なので無料で拝観出来ます。開園時間は10時から16時半まで。但し受付は16時で終了。休園日は毎週月曜日と年末年始。詳しくは加賀屋緑地の管理事務所(TEL06-6683-8151)まで。
 
鳳鳴亭(左から見た姿)
同上(右から見た姿)
明霞亭(左)と偶然亭(右)
 
ここで改めて見直したのが大阪市の役割です。昔は私もそうでしたが、とかく大阪市と言えば、「役人天国」のイメージしかありませんでした。確かに、今もそういう側面は無いとは言えませんが、その一方で、昔の新田会所跡を公園として整備・管理するという事も、ちゃんとやって来たのです。もし、この前の住民投票で大阪市が廃止されてしまっていたら、これらの仕事は一体誰が引き継ぐのでしょうか?法律上は大阪府になるのでしょうけれど、大阪府の吉村知事を観ていると、彼は万博やカジノを誘致する事しか頭にないような様子です。そんな彼が、こんな「地味」な公園の整備にまで気を配るでしょうか?
 
一見「地味」ではあっても、地元住民にとっては貴重な都会のオアシスです。それを無料で管理・運営できるのも、やはり大阪市があるからです。大阪市を廃止した後に設置されるという「特別区」では、自主財源がほとんどないので、無料では到底維持出来ないでしょう。幾ら「役人天国」が憎いからと言っても、それを潰してしまうだけでは、「坊主憎けりゃ袈裟(けさ)までも」にしかなりません。これでは、バーミアンの石仏を破壊したアフガニスタンのタリバンとも、さほど変わらないのではないでしょうか?
 
庭園の池は東池(左)と西池(右)の2つのエリアに分けられています。
池には2か所のせせらぎが設けられています。右のせせらぎはまるで滝のようです。
池の中から湧水(?)が湧き出し、飛び石の間では鯉が泳ぎ回っていました。
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トコジラミとの戦いは続く

2021年09月09日 18時38分04秒 | 西成南京虫騒動
 
トコジラミ(南京虫)、最近は見ないと思って安心していたら、やはり出ました。今朝まだ明けやらぬ午前2時半頃、トイレに行きたくなって部屋の照明を付けたら、ベッドの下にいました(左上写真)。
 
私、速攻でダニアースを噴射し、トコジラミを仮死状態にしてから、証拠写真の撮影と捕獲を実行。トコジラミ駆除用のアースジェットでは噴出力が強すぎて、トコジラミがどこ行ったか分からなくなるので、個別に捕獲する時はダニアースを使ています。
 
もし簀子ベッドを買っていなければ、トコジラミに就寝中襲われる所でした。トコジラミはツルツルしたベッドの脚は登って来れません。
 
昨日、駆除業者イカリ消毒の担当者が部屋の下見に来ました。駆除費用8万円+消費税で、施工後1ヶ月以内なら無料で再駆除の保証も付けてくれるそうです。もう一つの駆除業者のダスキンにも、13万2千円の見積もりでは高過ぎるので、もう少し値引きしてもらえないかメールを送っています。
 
もしダスキンの見積もりが変わらなければ、イカリ消毒に駆除を頼もうと思っています。既に9月15日(水)施工予定の仮予約も押さえました。
 
しかも、トコジラミはこの1匹だけでは済みませんでした。私は仕事柄、朝が早いので午前4時半には起きます。そこで起きて簀子ベッドを畳んだら、クローゼット寄りの床に、もう1匹トコジラミを見つけました(右上写真)。こちらはダニアースではなく、トコジラミの血痕を拭き取る為に買ったセスキ炭酸水のクリーナースプレーで虫の動きを止めて捕獲。
 
それにしても、今朝2時半に続いて4時半にも虫を確認するとは…。ここ最近は見つけても数日おきに1匹のペースだったのに…。
 
 
部屋の下見の時に「ここも駆除してくれ」と、引越し後に開梱した段ボールを置いたバルコニーも駆除業者に見てもらう為に、窓を開けた際の、僅か数秒の隙に入り込んだのかも知れません(左上写真)。
 
しかも、簀子ベッドもずっと敷きっぱなしには出来ないので、日中は折り畳んで収納しています(右上写真)。収納時は床との距離が大幅に縮まる事に気付きました。これだけ床との距離が接近していたら、幾ら飛べないトコジラミでも、何かの拍子に布団に乗り移るかも知れません。
 
でも、ベッドを敷きっぱなしにしていたら、万年床で湿気が籠るし、第一、部屋が狭くて仕方がありません。早くトコジラミを駆除して欲しいです。
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ネトウヨの床屋談義

2021年09月05日 22時40分48秒 | 新型コロナ・アベノマスク
【ノーカット】「コロナ対策に専念したい」菅首相が総裁選不出馬を説明(2021年9月3日)

菅の総理辞意表明がまた支離滅裂。コロナ対策に専念したいから次の自民党総裁選には出ないと。たとえ総裁選に出てもコロナ対策に専念するのが総理の立場なのに。そんなにコロナと向き合うのが嫌なら最初から総理なんかにならなければ良かったのに。こんな奴が政治家でいる限りコロナ収束なんて無理だ。

これって、給料の高さに惹かれて入社したが仕事がキツイのでもう辞めたいという本音を誤魔化す為に、とりあえず次の給料日までは頑張ると言ってる様なものじゃないかw。本当に頑張る気があるなら、次の給料日までとか、今のポストに専念(安住)したいから他の仕事はやらないなんて、決して言わない
 
たまたま昨日入った床屋の主人が菅政権支持者だった。散髪中に菅辞任のTVニュースを見て、菅さんは頑張っている、コロナ診ない医者が悪いと言い出したので、コロナ治療には人も時間も倍かかる、病床さえ増やせば、ワクチンさえ打てば何とかなるという菅にはコロナ対策は無理、と言ったら黙ってしまった。
 
床屋は次に、公務員減らせ、維新以外の野党はクソだと言い始めたので、その公務員特権に胡座かいてるのは一体誰か?国有地を二束三文で森友学園にくれてやったのは一体誰か?安倍夫妻とそれに連なる特権官僚じゃないか、と言ったら、あれは大した土地じゃないと庇い立て。もうこんな床屋二度と行くか。
 
マスコミは政府批判を煽ると言いながら、自身は思いっきり政府に踊らされ。 公務員減らせと言いながら、叩くのは平職員だけで、佐川などの高級官僚は逆に庇い立て。 そのダブスタを追及すると別の話題に逸らすが、それも他人の受け売りなので、また同じ事の繰り返し。「床屋談義」とはよく言ったものだ。
 
例えば、高市早苗を叩くサヨクこそ男尊女卑とネトウヨ(ネット右翼)は言うが、彼女が叩かれるのは女性だからではない。ネオナチとツーショットに興じ、電波法を悪用して政府批判を封じ込めようという極右だからだ。たとえ女性でも言論の自由や人権を蹂躙する極右は容赦しない。件の床屋はその違いも分からないだろう。
 
件の床屋もそうだが、ネトウヨは大阪では自民よりも維新を支持する。それは維新の方が自民府連よりも菅政権に近く、利権も得やすいからだ。池田のサウナ市長なぞ自民以上に自民党的だったじゃないか。だからマスコミに騙されるなと言いながら、言ってる事は支離滅裂で、その矛盾にも気付かない。
 
大阪都構想についても然り。東京一極集中を是正すると言いながら、目指すのは副首都=東京の猿真似。本当に地方分権目指すなら、沖縄の基地問題や原発再稼働についても、あんなに菅政権べったりにはなれない筈だ。政治的主張なんて二の次、自分の利権確保が第一。だから言ってる事が悉く支離滅裂なのだ。
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害虫駆除業者の下見に5千円取られかけた

2021年09月05日 05時35分00秒 | 西成南京虫騒動

西成区から住之江区に引越し後も、以前ほどではないですが、やはり南京虫と思しき虫を何匹か見つけました(左上写真)。多分、引越しで付いて来た虫だと思います。このまま放っておいたら大繁殖するのが目に見えてます。しかも市販の殺虫剤も効かず、個人で駆除するのは困難です。そこでやむなく害虫駆除業者を呼ぶ事にしました。

 
既に何軒かの駆除業者に電話をかけ、見積もりを取りました。4軒の業者から見積もりや下見の約束をいただきましたが、大抵10万円から20万円の出費を覚悟しなければいけない結果となりました。
 
決して一括で払えない金額ではありませんが、それでも数十万円も一度に払うのは痛いです。特に、私の場合は避難生活のホテル代や、引越しに伴う出費もあるので尚更です。しかも、「信販会社は駆除業者には融資してくれないので、ローンも組めないのだ」とか。
 
そこで、「無利息で借りれないか?」と、生活福祉資金貸付や緊急小口融資の借り入れに区役所を訪ねましたが、社福(社会福祉協議会)事務所とたらい回しにされた挙句に、「コロナで失業・休業でもなければ無理だ」と門前払いにされてしまいました。
 
他方で、駆除業者の1人に早速部屋の下見に来てもらいましたが、10万余の見積もり金額のうち「衛生費の5千円を前金として頂戴します」と言って来たのには呆れました。そこには兄貴も、私が通販で買った折り畳み式の簀の子ベッド組み立てを手伝いに、たまたま部屋にいたので、「そんな話は聞いていない。そもそも、下見や見積もりなんて、どの業界でも普通は無料だ。衛生費の根拠は何か?」と2人で問い詰めたら、「下見で衣服にトコジラミが付くかも知れないから、その危険手当だ」と。スッタモンダの末に、「今回は私が立て替えておく(自爆営業の意味か?)」という事で落着。(右上写真がその業者の見積書。2行目に衛生費として5千円請求の記載あり)
 
同じ事は今日下見に来る予定の別の業者も言っていました。「衛生費」という名目ではありませんでしたが。但し、その業者はまだ事前に告知していたので許せます。しかし、こんな調子で下見に来られたのでは、見積もり取るだけで何万円も取られてしまいます。
 
私は納得が行かず、駆除業者の業界団体PCO(大阪府ペストコントロール協会)に電話したら、そこでも「業界の慣習として下見や見積もりも有料の所がある」という返事でした。もうこれでは堪らないと、一番見積もり金額の高そうな業者の下見をまずキャンセル。業者の選定も来週の下見完了まで待つ事にしました。
 
そして、業者が帰った後、スノコベッドを兄貴と2時間かかって組み立てました。その上に除湿シートを被せ、防虫加工の敷布団を乗せました。ここまでしても、トコジラミをどれだけ防ぐ事が出来るか?甚だ疑問ですが、何もしないよりはマシでしょう。但し、部屋は一気に狭くなりました。
 
ちなみに、駆除業者の見積もり結果は以下の通りです。
 
①前述の業者は10万7,800円。衛生費の前金トラブルもあり却下。
②中小業者A社:ここも見積もりは有料(5,500円)だったが、この業者は前もってその事を告知していた。料金は15〜20万円と一番高めも、保証期間1年の完全駆除を謳い文句にしている。部屋の広さと荷物の多さで料金が跳ね上がるので、スノコベッドは開梱しないようアドバイスをいただいていた。技術力はあるみたいだが、やはり値段が高過ぎるので却下。
③大手企業B社:ハウスクリーニングやオフィス清掃のCMで有名な会社です。ここは13万2千円+布団駆除費に別途3万円。業界大手で、クリーニング屋の洗浄・乾燥とは全然技術力が違うと力説も、やはり値段が高過ぎるので却下。
④大手企業C社:こちらもB社ほどではないですが業界大手ですが、その割には値段が安い(それでも6〜8万円)。今週水曜日に下見に来ます。もう私も、ここで手を打とうと下積りしています。
 
現在、トコジラミ対策として、
 
①エアコン24℃設定で昼夜24時間稼働。
②スノコベッド、除湿シート、防虫加工の敷布団と枕で湿気予防。
③トコジラミは夜行性なので、就寝中も常夜灯(豆球)の照明度をギリギリまで明るくして、使わなくなった布マスクをアイマスク替わりに使用。
 
幸い、その後は南京虫を見かけないので、昨夜は照明を完全に消して就寝しました。初めてぐっすり眠る事が出来ました。
 
通販で買った折り畳み式の簀の子ベッドと敷布団。敷くと一気に部屋が狭くなりますw。
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