Il film del sogno

現実逃避の夢日記

甘味は世界を救う

2007-03-07 23:50:00 | 日記
6/7(水)曇り夜一時にわか雨
やや寒が戻る。早朝から京急に乗って穴守稲荷へ。緊張の商談。無事結論が出る。
駅前のマックでモーニングコーヒー。
昼前に三鷹へ。駅前ビルの飲食街で昼食。
大テーブルでの相席。当方は妙齢の女性と向かい合わせ。その他は還暦を過ぎた単身・グループの老人ばかりである。少し異様な雰囲気。親子丼とざるそばのセットを食す。春の陽だまりを乗せたバスに揺られて目的の企業まで。戦前からある名門企業の購買担当者相手に上目遣いの営業をば。
古色蒼然とする連棟屋根に往時の盛況をしのぶ。
三鷹に戻ってケーキセットのティータイム。
夕刻退社時、同僚のボディランゲージで開催決定。21:30まで卓を囲む。結果は書かぬが華。
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カンバセーションズ

2007-03-07 01:31:00 | 日記
3/5(月)曇り後雨
暖かい曇った朝。コート不用、雨傘携帯。
午前定例のミーティング。打ち合わせ数件。来客もあり。ノロノロと作業は進む。
夕刻、シネスイッチ銀座にて『カンバセーションズ』鑑賞。観客10名弱。
処はNYマンハッタンのホテル。ウエディングパーティのバンケットルーム。むかしむかし愛しあった人と再会する2人。男女ともに四十路前後。酸いも甘いも判るおとなでありましょう。そんな二人の揺れる一夜を描いたお洒落な会話劇。
全シーンを二つのカメラによって撮影され、全編デュアル・フレームで分割均等に映し出される。過去のカットバック、想像の映像、時間差、心象風景・・・。
主演は、ティム・バートン夫人のヘレナ・ボナム=カーター(ちょっと日本人にはいないタイプの美人)と、『サンキュースモーキング』が面白かったアーロン・エッカート。芝居は上手いですな。安心してみていられた。
ラストのひねりにデュアルを使った意図が集約されていてニヤリ。
監督はハンス・カノーザ。手練な演出。
原題はCONVERSATIONS WITH OTHER WOMEN
饒舌な会話劇の傑作と言えば『ヴァージニアウルフなんか怖くない』があったが、あれもくたびれた夫婦ものだった。リチャード・バートン、エリザベス・テーラー円熟の共演が懐かしい。


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善き人のためのソナタ

2007-03-07 01:30:00 | 日記
3/6(火)曇り時折にわか雨
午前中はそれなりの忙しさ。
昼食はいつもの蕎麦。食後のコーヒーも同じ。午後、日ノ出桟橋から船に乗ってビッグサイトまで展示会見学に行く。航行時間30分料金400円也。穏やかな会場を船はゆるゆると進む。会場は相変わらずの混雑。今回のテーマはICカード。メーカー、システム会社、百花繚乱の様相。多数の知り合いに遭遇。
夕刻、国際展示場から臨海線で大崎まで。
某上場企業の経理担当者と商談。ついでに同僚と喫茶。10年近い付き合いの大男である。『また少し太った?』『いま105キロです。毎年3キロづつ増えてます』『緩やかに自殺しているようなもんだな』
その後渋谷へ。
シネマライズで『善き人のためのソナタ』の最終回を鑑賞。観客30名程度。本年度アカデミー外国映画賞を取ったドイツ映画。
1984年、東西冷戦下の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)局員のヴィースラーは、著名な劇作家のドライマンとその同棲相手で国民的舞台女優であるクリスタが反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。彼は冷酷で有能な官吏で成功すれば当然出世が待っている。劇作家の自宅に盗聴装置を仕掛けて24時間の監視体制を敷く。しかし、盗聴器を通して、いつの間にか今まで知ることのなかった新しい人生に目覚めていく。
その5年後にはベルリンの壁崩壊がある。たかが四半世紀前にこれほどの国家体制があったのに驚かされる。旧東ドイツでその支配中枢を担っていたシュタージについては、統一後も、長い間タブーだったそうだ。監督作は本編がデビュー、弱冠33歳のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。主役は自身も監視された過去を持つ東ドイツ出身のウルリッヒ・ミューエ。
旧ドイツの閑散たる暗い町並みが物語の哀切と同期する。個人対国家。芸術と体制。忠誠と裏切り。事件から4年、6年、10年・・・。ラストの余韻が素晴らしかった。
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