中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

マニュアル化時代の罪

2012-02-03 12:00:43 | Weblog
今日は、JRの話だ。

先日、札幌発上野行きの特急列車が油漏れを起こした。臭いに気付いたのは、車掌であった。そして、気付いたのは、青函トンネルを抜けてからと報じられていた。調査の結果、北海道側からトンネルに入って直ぐに漏れ出したらしい。満タンの4000リットルを積んで出発し、青森に入って緊急停止するまでに、3500リットルも減っていたとは翌日の新聞報道。

札幌と上野の実走行距離を、1250km(営業距離+α)として、札幌と青森間は500km程度であろうから、通常での燃料消費は、単純計算で4割程度となる。すなわち、燃料計はトンネルを抜けた時点で、通常は半分以上を指示している筈なのに、9割程度も減っていたのだ。それなのに運転士は気付いていないらしい。(あくまでも新聞報道だが)

列車の燃料供給システムは知らない。しかし、自動車や非常用予備発電装置などから推察するに、エンプティの警報が出る様にしてある筈だ。その警報の発放も、残量が10%程度ではあるまい。私なら30%程度に設定する。大量に燃料を補給できる途中駅は限定されると思うからだが、、、

そうだとすれば、警報が出ていた筈だし、よしんば警報が出ていなくても、燃料計も含めた計器盤の違和感に気付いていなければならない。それが、プロだ。

走行中、燃料計の指示にも注意せよ! と、マニュアルに無かったとでも弁明したのだろうか?

同じ頃こんなことも報じられていた。
列車に乗務中の車掌が、携帯電話でダルビッシュ選手の移籍関連の報道見ていた、、、この車掌は、前にも同様の行為で注意されていた経歴があったと載っていた、、、。


何かとマニュアル、未だ教えて貰っていない、、、等々、そして、マニュアルがあっても、破られる、、、

今回の列車関連の問題は、JRだけの問題ではあるまい。
幸いに大事にはいたらなかったが、呆れたものだ。豪雪で埋もれたニュースではある。


外は猛吹雪、排雪して綺麗になった家の周りは、元の木阿弥となってしまった。この豪雪、ブロッキングでもエルニーニョでも、ラニーニョでも、どうでも良い。とどのつまりの原因を知りたいところである。、、、
コメント
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