STP おやじ

スピード スリル パワーをテーマに生きて来たが時間が過ぎてもただのおっさんの生活を送っている。ぼやきかな?

Z400FXの思い出

2007-12-01 11:29:08 | バイク
昭和61年の夏休みだったろうか。
東京から札幌までZ400FXとVT250の同級生(O君)で帰省することにした。
金は無いが時間はあるのでひたすら四号線を走り青森まで行き、
フェリーに乗り、函館から札幌に行く計画である。

出発の準備として
ホームセンターで売っている寝袋1790円を買った。(今でも使っているやつ)
この寝袋は同級生(M君)が安売り品を見つけたのでついでに買ってきてもらったのだった。
ヘルメットは買えなかったので、同級生(K君)からagvのジェットを借りた。
シールドは買った。
バイクグローブとして軍手を用意した。
当時はジージャンを秋冬と来ていたのでジャンバーはそれを使う。
当時の自分には最高の装備である。

バイク整備は
FXの名義変更をし、(数日前に同級生から譲り受けたから)
角刈りタイヤはカーカスが出ていたので近所のバイク屋でタイヤを取り寄せ
自分で交換した。自転車の空気入れで息が切れるまで空気をいれた覚えがある。
作業に半日かかった、しかも ビードがストッパーに当たり、
上手く座らないがあきらめたのだった。
オイルが減っていたので、安売りオイルを買ってきて入れた、
注ぎ足しミックスである。

出発当日
早朝東京都内を出るつもりが遅れ、都内で吉野屋の牛丼(並み)を食べて
四号線に入りひたすら北へ向かう。
宇都宮で給油し、栃木県を抜け福島県の白河でそれは起きた。
VTが渋滞のすり抜け途中で、オートバックスに入ろうとした車と
ぶつかったのであった。女性ドライバーのカローラⅡだったろうか。
VTは転がり友人は飛ばされたが怪我はなかった。(ことにした)
救急車も怪我が無いのを確認し、警察の現場検証をし、示談の調整をし、
一時間が過ぎた。PM6:00 
(おまけ)FXは名義変更をしたが新しいナンバープレートに車検ステッカーを貼っていなかった。当然職質を受け、その場で貼ったのだった。
そろそろ日暮れになる。野宿の場所を探さねば。
現場そばのバイク屋の人から何かと事故処理のアドバイスを頂いた、
VTも見てもらった また、バイク屋のトラックの荷台に野宿してもいいとも言ってくれた。そのトラックのそばにはピンで白の段付きシートFXが停めてあったのを覚えている。
しかし、我々は少しでも北に進みたかったので、ご好意はとてもうれしかったが
二時間ほど北にさらに進んだのであった。

夜八時前に野宿場所を決め、
その途中見つけた中華食堂で晩飯を食う。コンビニで缶ビールと氷を買い野宿場所へPM10:00就寝
河川敷の公園である、そこのグランドの脇に寝袋で寝た。
夜中小雨が降ってきた、かまわず寝た。
朝、「コン・コン・カツ」の音で目を覚ます。雨は短時間だったようだ。
しかし、驚いた ゲートボール場の脇で寝ていたのだ、朝の五時 沢山の老人がゲートボールをしている。おはようの声がかかる。
(つづく)










コメント