世界史の教師たるもの、年に一度は休暇を使って海外へ。という人もいるのだろうが、俺は一度もそんなことをした記憶がない。だいたい海外なんて一度しかいったことがない。しかもこの仕事をはじめる前にだ。もう20年以上も前になる。海外へ行く時間と金があればなぁ。あっ、もうひとつ、勇気も必要だった。若いっていうのはどんな無茶もできたものだ。
ただ、半ば負け惜しみでいうのだが、別に海外にいかずとも世界を認識することはできる。かえって自分の目で見てしまったことで余計なバイアスがかかってしまうことだって否めない。それだけ「体験」というものは大きな影響を自分に与えてしまう。
海の底が宇宙の果てと同じくらい遠いのと同様に、身近な街だって海外同様に知らないことは多い。まだまだ行ったことがない街にいくほうが俺には面白い。
東京に住みはじめて30年がたつ。東京西部に居を構えているにもかかわらず、不思議と阿佐ヶ谷、高円寺には縁がなかった。だいたい、新宿に近いのが阿佐ヶ谷なのか高円寺なのかいまだに間違える。こんなことはこのふたつの駅だけだ。今までに5回ほどしか行ったことがない。西武新宿、池袋両線、京王線、小田急線の小さな駅ですら3回ずつは行ったことがあるというのに。
日曜日は中央線がこのふたつの駅に止まらないことくらいは知っているので、総武線で高円寺まで向かう。案の定、なぜか乗り過ごし(ひとつ前で降りたか?。それすら今になってみればわからなくなっている)、阿佐ヶ谷で降りてしまった。結局、高円寺まで歩いていくことにする。どうせたいした距離はない。
阿佐ヶ谷は先日SHUNさんのトークイベントがあったのでそのときに商店街の様子とかを少し肌で感じて気に入っていた。今日は住宅地の方をぶらぶら。途中、とても気持ちのよい遊歩道があった。桃園川緑道と名付けられている。調べてはいないが間違いなくここには川があって暗渠になっているのだろう。水の都だった東京も大部分が暗渠になっていたり、コンクリートで岸を固められたり、それはそれで理由はあるだろうから一概には否定しないが、やはり水のある街のほうが風情があって好きだ。
気づくと高円寺駅の近くまできていた。10月26日と27日は高円寺フェスといって街全体がお祭り模様。一日いても十分楽しめる。歩いている途中でパンフレットを配っていたのでそれをもらって少しだけ散策。でも目当ては高円寺北口ロータリー特設広場のアイドルイベント。たった3組で時間も40分くらい。
それが終わるとゼロワンプロレスが2試合だけ行われた。プロレスのことについて話し出すときりがないのでまたの機会に。
さて、出演した3組だが、まずはFlap Beat Island(F.B.I)。今度のウタ娘スーパーライブにも出ることは知っていたのでちょっと様子見。小学生3人組。終演後物販でCDを売っていたので購入したのだが、なぜか家に帰って知ったのだが、F.B.IのものではなくClip-Clopなるユニットのものだった。調べてみると、このユニットは解散して今はないのだが、このユニットが歌っていた曲をF.B.Iが引き継いでいる模様。事務所が同じなのだから当たり前か。
F.B.IのあとはSiAM&Poptune。東京FMホールでみて、なぜかそのときに出演していたSHUNさんと仲良くなり、一緒にリリースイベントをやったり、先週のウタ娘にゲスト出演していたりと、デビュー間もなくいろんなところでみかける。
トリはFeam。F.B.Iと同じ事務所なことを昨日知ったばかりだった。Feam自体はまだ2回目になる。Asia Idol Parade以来だ。来月にデビューして7周年になるとのこと。メンバーが多少変わったこともあるようだが、かなり息が長いユニットで、やはり興味があるので2度目が見たくなったことは間違いない。ステージでの身のこなしはまみりと似たものを感じる。やはりキャリアが長いだけあって安心してみることができる。
終演後は無料握手会をしていたような気がする。もしかしたら物販で何か買ったら握手ができたのかもしれない。F.B.Iと一緒の机にいたのでCDを買ったのだから握手をできたのかもしれないが、「握手していってください」と言われることもなかったので、結局握手はせずじまい。まぁ、話すこともないから別にかまわないが。Asia Idol Paradeのときも握手券をもらったにもかかわらず握手しなかったし、どうもそういう縁のようだ。
CDを買った折りにメンバーの近くにいくわけで、そのときに「あっ、Asid Black Cherryが好きなんですか!」とメンバーの一人に声をかけられ(今日はABCのハロウィンバッグを持っていた)、ちょっとだけABC話をする。ただ、完全な立ち話で、向こうとしてはなぜこの人は握手していかないんだろう?と思っていたようにも感じた。
なんだか、夏をすぎたあたりで接触にはとんと興味がなくなった。CDが売れなくなったためにアイドルもライブアイドル化しなければならなくなったとよく言われる。だが、ライブアイドルとて写真やチェキといった物販がなければライブだけでは仕事貧乏のはずであって、接触をしない客は「おいしくない」客であろう。カスDD(クソDD)と言われるヲタはいったいどれくらいの出費をしているのであろうか?。ライブに足を運ぶ費用だってかなりの額になる。物販にいくのは本命のユニットだけということは十分に考えられる。そういえばライブの時に「こいつ盛り上がってるな」という奴をみつけても物販列に並びすらしてない人をよくみる。TIFのスマイルガーデンなんかの光景がそれをあらわしている。
ライブに200人動員して接触には20名、かたやライブ動員は100名だけど100人全員が接触に来る。どちらが儲かっているのだろうか?。もちろん、接触といっても何度もループするものもいたりするわけで答えは一概には求められない。
DDでライブにも物販にも、となると出費はきりがない。もしかすると単推しで物販はループしまくり、というのとどんなアイドルでも楽しむが接触の機会は最低限にというのはベクトルが逆に向いているだけで資源の希少配分を合理的に行うという意味では同根なのだろう。
了
ただ、半ば負け惜しみでいうのだが、別に海外にいかずとも世界を認識することはできる。かえって自分の目で見てしまったことで余計なバイアスがかかってしまうことだって否めない。それだけ「体験」というものは大きな影響を自分に与えてしまう。
海の底が宇宙の果てと同じくらい遠いのと同様に、身近な街だって海外同様に知らないことは多い。まだまだ行ったことがない街にいくほうが俺には面白い。
東京に住みはじめて30年がたつ。東京西部に居を構えているにもかかわらず、不思議と阿佐ヶ谷、高円寺には縁がなかった。だいたい、新宿に近いのが阿佐ヶ谷なのか高円寺なのかいまだに間違える。こんなことはこのふたつの駅だけだ。今までに5回ほどしか行ったことがない。西武新宿、池袋両線、京王線、小田急線の小さな駅ですら3回ずつは行ったことがあるというのに。
日曜日は中央線がこのふたつの駅に止まらないことくらいは知っているので、総武線で高円寺まで向かう。案の定、なぜか乗り過ごし(ひとつ前で降りたか?。それすら今になってみればわからなくなっている)、阿佐ヶ谷で降りてしまった。結局、高円寺まで歩いていくことにする。どうせたいした距離はない。
阿佐ヶ谷は先日SHUNさんのトークイベントがあったのでそのときに商店街の様子とかを少し肌で感じて気に入っていた。今日は住宅地の方をぶらぶら。途中、とても気持ちのよい遊歩道があった。桃園川緑道と名付けられている。調べてはいないが間違いなくここには川があって暗渠になっているのだろう。水の都だった東京も大部分が暗渠になっていたり、コンクリートで岸を固められたり、それはそれで理由はあるだろうから一概には否定しないが、やはり水のある街のほうが風情があって好きだ。
気づくと高円寺駅の近くまできていた。10月26日と27日は高円寺フェスといって街全体がお祭り模様。一日いても十分楽しめる。歩いている途中でパンフレットを配っていたのでそれをもらって少しだけ散策。でも目当ては高円寺北口ロータリー特設広場のアイドルイベント。たった3組で時間も40分くらい。
それが終わるとゼロワンプロレスが2試合だけ行われた。プロレスのことについて話し出すときりがないのでまたの機会に。
さて、出演した3組だが、まずはFlap Beat Island(F.B.I)。今度のウタ娘スーパーライブにも出ることは知っていたのでちょっと様子見。小学生3人組。終演後物販でCDを売っていたので購入したのだが、なぜか家に帰って知ったのだが、F.B.IのものではなくClip-Clopなるユニットのものだった。調べてみると、このユニットは解散して今はないのだが、このユニットが歌っていた曲をF.B.Iが引き継いでいる模様。事務所が同じなのだから当たり前か。
F.B.IのあとはSiAM&Poptune。東京FMホールでみて、なぜかそのときに出演していたSHUNさんと仲良くなり、一緒にリリースイベントをやったり、先週のウタ娘にゲスト出演していたりと、デビュー間もなくいろんなところでみかける。
トリはFeam。F.B.Iと同じ事務所なことを昨日知ったばかりだった。Feam自体はまだ2回目になる。Asia Idol Parade以来だ。来月にデビューして7周年になるとのこと。メンバーが多少変わったこともあるようだが、かなり息が長いユニットで、やはり興味があるので2度目が見たくなったことは間違いない。ステージでの身のこなしはまみりと似たものを感じる。やはりキャリアが長いだけあって安心してみることができる。
終演後は無料握手会をしていたような気がする。もしかしたら物販で何か買ったら握手ができたのかもしれない。F.B.Iと一緒の机にいたのでCDを買ったのだから握手をできたのかもしれないが、「握手していってください」と言われることもなかったので、結局握手はせずじまい。まぁ、話すこともないから別にかまわないが。Asia Idol Paradeのときも握手券をもらったにもかかわらず握手しなかったし、どうもそういう縁のようだ。
CDを買った折りにメンバーの近くにいくわけで、そのときに「あっ、Asid Black Cherryが好きなんですか!」とメンバーの一人に声をかけられ(今日はABCのハロウィンバッグを持っていた)、ちょっとだけABC話をする。ただ、完全な立ち話で、向こうとしてはなぜこの人は握手していかないんだろう?と思っていたようにも感じた。
なんだか、夏をすぎたあたりで接触にはとんと興味がなくなった。CDが売れなくなったためにアイドルもライブアイドル化しなければならなくなったとよく言われる。だが、ライブアイドルとて写真やチェキといった物販がなければライブだけでは仕事貧乏のはずであって、接触をしない客は「おいしくない」客であろう。カスDD(クソDD)と言われるヲタはいったいどれくらいの出費をしているのであろうか?。ライブに足を運ぶ費用だってかなりの額になる。物販にいくのは本命のユニットだけということは十分に考えられる。そういえばライブの時に「こいつ盛り上がってるな」という奴をみつけても物販列に並びすらしてない人をよくみる。TIFのスマイルガーデンなんかの光景がそれをあらわしている。
ライブに200人動員して接触には20名、かたやライブ動員は100名だけど100人全員が接触に来る。どちらが儲かっているのだろうか?。もちろん、接触といっても何度もループするものもいたりするわけで答えは一概には求められない。
DDでライブにも物販にも、となると出費はきりがない。もしかすると単推しで物販はループしまくり、というのとどんなアイドルでも楽しむが接触の機会は最低限にというのはベクトルが逆に向いているだけで資源の希少配分を合理的に行うという意味では同根なのだろう。
了