チキパに続き、連荘でライブ。仕事が終わってから現地に向かう。16時開演でフロアに入る直前に時計をみたら1650。まぁ、仕事してるんだから仕方ない。後半一時間でも楽しめるだろうといった感じ。
メチャハイは俺が週にたった一度テレビにスイッチをいれる金曜深夜のウタ娘でいつもとりあげられていることで親近感を持った。夏に出た「サマー・オブ・ラブ」が大好きだったこともあってノリでワンマンライブのチケットを購入しておいた。それからCDを買っていろいろと聴いたが嫌いな感じではないのでとりあえずは楽しみにしておいた。
はっきりいって、ブリッツを埋められる訳はないので後方でまったり観戦できると思っていたのだが、豈図らんや会場は満員御礼。
そんな、バカな。
だが、あたりまえだ。客席後方エリアは完全封鎖。12年の12月にまいにゃのワンマンで来た時も後方を完全封鎖、しかもフロアに出べそを作ってのステージだった。まいにゃ特有の民族大移動もできた。たぶん、まいにゃのライブは入って400人くらいだったと思われる。メチャハイはそれよりかは明らかに客の入りが多い。でも新宿BLAZEの満員と比べたら少なく感じる。500~600の間と思われる。チケットの売り上げ枚数が後で825枚と発表されたが、これは入場客数と大きく隔たっていると思われる。チケットの売り上げ枚数を発表して来客数を発表しないのは意図が感じられる。
それにしても後方エリアを完全封鎖にしてまで満員御礼状態にしたいのか。確かに気持ちはわからないわけではない。ガラガラに見えるのは勢いがないことを思わせるし、満員とみせるのはなんの興行でも同じことだ。
だけど、満員電車状態の中でステージをみるのが嫌なものもいる。じゃあ、ライブハウスには来るなと言われるだろうが、素直な感想だ。
1650にフロアに入り、出たのが1820。90分の間に聴いたのは6曲だけ。90分で6曲というのはMCに1時間以上がかけられていることになる。はっきりいって、ただ疲れただけに行ったようなものだった。アンコールはみないで帰ってきた。
前日のチキパと比べるわけではない。ダンスも歌もレベルが違いすぎる。もちろんアイドルの価値はダンスや歌のうまさではない。俺にとって最悪だったのはこのライブで何をやるのかを全く知らなかったことによる。自業自得といえるかもしれない。まず、1650に入ってから一時間以上やっていたことは、ニューシングルの発売にあたってメンバーの個人ジャケットのシングルの売れ具合でソロ曲を提供するという企画の結果発表だった。
メンバー7人の中で上位3人がソロ曲をもらえるのだが、この企画が無意味に時間が長い。
順位発表、衣装の着替え、歌う。これだけで15分だからあっという間に一時間がたつ。おまけに曲は3曲ともつまらなかった。80年代風ではなく、まんま80年代の曲で俺にとっては新鮮味も何もない。ただでさえ歌がうまいものではないのにこれは苦痛だった。
最後はソロ曲をもらえなかった4人の敗者の弁。これがまた長い。みんな泣きながらなので話もまとまらない。
結局、最後に盛り上がりましょーーーといってやった3曲を聴いただけに90分も無駄な時間を過ごしてしまった。
ただ、帰りながらいろんなことを考える契機になったのとは否めない。その意味では行ってよかった。
まず、ソロ曲争奪戦だが、こうやってヲタを競い合わせシングルの売り上げを上げようというところや、その発表に時間を長々とかけるのはAKBの選抜総選挙と全く同じだと思った。
幸か不幸か、AKBを知ってから4回の選抜総選挙を知っているが、どれも平日で仕事のためか、一度も結果を後で確認するだけだった。ニュースやワイドショーで一部が映されるので、そういったシーンはそれなりに知っている。だが、通してこのイベントをみることはなかった。悪いが、もしこの総選挙の光景をリアルタイムでみていたら、もっと早い時期にAKBから興味をなくしていただろう。
アメリカの大統領選と同じで結果だけ知ればいいのと同じことだ。一年以上に渡って戦われるアメリカ大統領選を戦い抜いた人たちは勝ち負け、悔しさや喜び、そして、それをノーサイドに昇華させることで日常に回帰していく。それは当事者だから面白いのだ。関係ないものは、お口ぽかーん状態になるのはあたりまえだ。
テレビで大統領選の報道がされる時に特派員の後ろでやけに盛り上がっている選挙の様子をみてなんとなく違和感をもったことがある人ならば理解されよう。
まともにみたのは3曲だが、まったくもって醜いこと。リフト、マサイ、サイリウム投げ。どこの土民の世界かと思うほどだ。ソロ曲争奪戦の発表のときもゾロゾロとフロアの外に行っては戻ってきて、と学級崩壊クラスか地方老人の深夜徘徊かといわんがばかりで我慢も何もできないピンチケ風情がかなりいた。どうせタバコでも吸いに行っているのだろうが、そいつらはメンバーのTシャツをきている。メンバーが泣いたり喜んだりしていることに感情移入してないのだろうか?。それともただライブで騒げればいいだけなのだろうか?。
接触にはさほどの興味を抱かず、ライブを純粋に楽しむ層が急速に増えてきている感じがする。ももクロ、ベビメタに勢いがあるのがそれをあらわしている。俺もこの層にいつしかいるのだが、ここを取り込まないことにはパイが拡大しないことがわかるくらいにまでアイドル市場は飽和状態になっている。でんぱ組もマサイ、リフトは禁止されたし、これができない限り、回遊魚のように騒げればどこでもいい厄介ピンチケが集まり、そこそこの集客は見込めても、そこから先が見えないという状態になるものと思われる。この話はもっと書いてみたいのだが別の機会に譲る。
新曲も好きだったけどもうメチャハイは興味をなくした。対バンでたまにみられれば問題なし。
了
メチャハイは俺が週にたった一度テレビにスイッチをいれる金曜深夜のウタ娘でいつもとりあげられていることで親近感を持った。夏に出た「サマー・オブ・ラブ」が大好きだったこともあってノリでワンマンライブのチケットを購入しておいた。それからCDを買っていろいろと聴いたが嫌いな感じではないのでとりあえずは楽しみにしておいた。
はっきりいって、ブリッツを埋められる訳はないので後方でまったり観戦できると思っていたのだが、豈図らんや会場は満員御礼。
そんな、バカな。
だが、あたりまえだ。客席後方エリアは完全封鎖。12年の12月にまいにゃのワンマンで来た時も後方を完全封鎖、しかもフロアに出べそを作ってのステージだった。まいにゃ特有の民族大移動もできた。たぶん、まいにゃのライブは入って400人くらいだったと思われる。メチャハイはそれよりかは明らかに客の入りが多い。でも新宿BLAZEの満員と比べたら少なく感じる。500~600の間と思われる。チケットの売り上げ枚数が後で825枚と発表されたが、これは入場客数と大きく隔たっていると思われる。チケットの売り上げ枚数を発表して来客数を発表しないのは意図が感じられる。
それにしても後方エリアを完全封鎖にしてまで満員御礼状態にしたいのか。確かに気持ちはわからないわけではない。ガラガラに見えるのは勢いがないことを思わせるし、満員とみせるのはなんの興行でも同じことだ。
だけど、満員電車状態の中でステージをみるのが嫌なものもいる。じゃあ、ライブハウスには来るなと言われるだろうが、素直な感想だ。
1650にフロアに入り、出たのが1820。90分の間に聴いたのは6曲だけ。90分で6曲というのはMCに1時間以上がかけられていることになる。はっきりいって、ただ疲れただけに行ったようなものだった。アンコールはみないで帰ってきた。
前日のチキパと比べるわけではない。ダンスも歌もレベルが違いすぎる。もちろんアイドルの価値はダンスや歌のうまさではない。俺にとって最悪だったのはこのライブで何をやるのかを全く知らなかったことによる。自業自得といえるかもしれない。まず、1650に入ってから一時間以上やっていたことは、ニューシングルの発売にあたってメンバーの個人ジャケットのシングルの売れ具合でソロ曲を提供するという企画の結果発表だった。
メンバー7人の中で上位3人がソロ曲をもらえるのだが、この企画が無意味に時間が長い。
順位発表、衣装の着替え、歌う。これだけで15分だからあっという間に一時間がたつ。おまけに曲は3曲ともつまらなかった。80年代風ではなく、まんま80年代の曲で俺にとっては新鮮味も何もない。ただでさえ歌がうまいものではないのにこれは苦痛だった。
最後はソロ曲をもらえなかった4人の敗者の弁。これがまた長い。みんな泣きながらなので話もまとまらない。
結局、最後に盛り上がりましょーーーといってやった3曲を聴いただけに90分も無駄な時間を過ごしてしまった。
ただ、帰りながらいろんなことを考える契機になったのとは否めない。その意味では行ってよかった。
まず、ソロ曲争奪戦だが、こうやってヲタを競い合わせシングルの売り上げを上げようというところや、その発表に時間を長々とかけるのはAKBの選抜総選挙と全く同じだと思った。
幸か不幸か、AKBを知ってから4回の選抜総選挙を知っているが、どれも平日で仕事のためか、一度も結果を後で確認するだけだった。ニュースやワイドショーで一部が映されるので、そういったシーンはそれなりに知っている。だが、通してこのイベントをみることはなかった。悪いが、もしこの総選挙の光景をリアルタイムでみていたら、もっと早い時期にAKBから興味をなくしていただろう。
アメリカの大統領選と同じで結果だけ知ればいいのと同じことだ。一年以上に渡って戦われるアメリカ大統領選を戦い抜いた人たちは勝ち負け、悔しさや喜び、そして、それをノーサイドに昇華させることで日常に回帰していく。それは当事者だから面白いのだ。関係ないものは、お口ぽかーん状態になるのはあたりまえだ。
テレビで大統領選の報道がされる時に特派員の後ろでやけに盛り上がっている選挙の様子をみてなんとなく違和感をもったことがある人ならば理解されよう。
まともにみたのは3曲だが、まったくもって醜いこと。リフト、マサイ、サイリウム投げ。どこの土民の世界かと思うほどだ。ソロ曲争奪戦の発表のときもゾロゾロとフロアの外に行っては戻ってきて、と学級崩壊クラスか地方老人の深夜徘徊かといわんがばかりで我慢も何もできないピンチケ風情がかなりいた。どうせタバコでも吸いに行っているのだろうが、そいつらはメンバーのTシャツをきている。メンバーが泣いたり喜んだりしていることに感情移入してないのだろうか?。それともただライブで騒げればいいだけなのだろうか?。
接触にはさほどの興味を抱かず、ライブを純粋に楽しむ層が急速に増えてきている感じがする。ももクロ、ベビメタに勢いがあるのがそれをあらわしている。俺もこの層にいつしかいるのだが、ここを取り込まないことにはパイが拡大しないことがわかるくらいにまでアイドル市場は飽和状態になっている。でんぱ組もマサイ、リフトは禁止されたし、これができない限り、回遊魚のように騒げればどこでもいい厄介ピンチケが集まり、そこそこの集客は見込めても、そこから先が見えないという状態になるものと思われる。この話はもっと書いてみたいのだが別の機会に譲る。
新曲も好きだったけどもうメチャハイは興味をなくした。対バンでたまにみられれば問題なし。
了