蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

TOTO(樹脂)VSタカラ(鉄)

2007-05-15 19:51:20 | Weblog
最近、お風呂の工事が続いている蛇口屋です。

今回のお風呂の工事も無事にユニットバスも入って、順調に進んでいます。やっぱりTOTOは早いですね、お風呂の組み立てやさん、午後の3時には終わって帰っていきましたもん。
最近タカラのお風呂が続いていたからよけいそう感じるんでしょうね。

いえ、別にタカラのお風呂が、重い、とか、ゴツい、とか、加工が大変とか、コーキングが多すぎって言っている訳じゃあなくて、メーカーそのものの考え方っていうか、システムバスとユニットバスとの違いをまざまざと見せつけられた気持ちです。
本当に、タカラスタンダードのシステムバス見た後じゃあ、TOTOのユニットバスってよく言って華奢、悪く言って貧弱に見えてしまいます。
トラックから降ろされた材料を見ると、『少な!』って感じです。

片方はとことん無駄をなくしたシステマティックして行く中に機能美を持たせ、もう片方は有識美の中に機能性を兼ね備え、たぶん、目的は同じたった一つの点の上だというのにここまで違うものかと驚かされます。

カタログやショールームで普通に表面だけ見ていればそうでもないんでしょうけど、こうして生きた現場で目で見て体感してみると、両社会、見えない所の苦労はなかなかのものかと思います。

ここ10年くらいは主に二つの会社を見ていますが、本当にお風呂の組み立てやさんのやることが増える一方な気がします。

TOTOなんて、ゴミ一つ捨てるのを違反しただけで、全国のTOTO専属組み立て業者を集めて再教育するくらいの徹底的な管理がされています。最近、ただでさえ風当たりが強いですからね。でもそれも大きなメーカーとしての当然の風当たりじゃあないでしょうか。
この程度の向かい風なんて、屁とも思わないでいて欲しいと、思っている蛇口屋なんですよね。
今回の横割りの壁パネルと、保温浴槽、そしてカラリ床とTOTOは売りがいっぱいですよね。

それにタカラも、昔から根強いファンがいますよね。
それと、フリーサイズでお風呂の大きさを自在に変えられるのも強みですよね。一昔前に流行った変形一坪(長い浴室な奴です)にそれなりのクラスで対応できるのはもうタカラしかないです。

蛇口屋は、タカラのあの重たい鉄の塊とも言える浴槽はかなり好きです。
あの質感は、多分、どんな所へ行っても、家のお風呂じゃなきゃ味わえない高級感ですよね。
もちろん、こんな仕事をしているから気がついた事で、基本的には、浴槽はタカラ、洗い場はTOTOのカラリ床で、松下電工のスチームサウナとジェットバスを付けてくれないかなあなんて思っていますよ。

全社いいとこ取りで、よろしくお願いします。