蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

出発します

2007-12-30 07:43:46 | Weblog
本日いよいよ帰省です。

今日の夕刻のフェリーに乗って、ひとまず茨城県の大洗に明日の正午あたりに到着する予定です。そこから水戸自動車道→常磐自動車道→首都高→中央高速の順路で、概ね走行距離300㎞の予定で、妹の家にお邪魔する予定です。

その前に、江別廻りで行って猫を預けて行かないとダメですね。昼はそこで取る予定です。
苫小牧港では午後の2時から搭乗手続きを初めているらしいので、なるべく早く行って余裕を持って済ませておきたいですね。

ああ、なんか、ドキドキしてきた。

家族で船旅は楽しくなりそうです。後は天候が荒れないことを祈るだけです。
本当は、船のレストランでバイキングって言うのも良いんですが、往復・朝昼あわせて1万円は痛いので、当初の計画通り、ホカ弁に、コンビニパンになりそうです。せめてカップ麺は高いヤツにしようと思います。

昼食は高速ドライブインで適当にソバかラーメンですね。

久しぶりの山梨の地はどうなっているのか不安と期待が入り交じってますね。

蛇口屋の家は、既に父の事業の失敗によって、一度離散していますから、もう生家と呼べるところはありませんが、それでも、20年間、蛇口屋を育んでくれた大地ですから、実家はありませんが郷里です。友達ももうそんなにいませんが、それでも顔を見たいヤツはいます。

それに、寒冷地以外の住宅・設備を見るのはもう10年ぶりなんですよね。

妹の家をじっくり見て観察して来ようと思います。
ボイラーとか外にあるんですよね、暖房設備は無いって言ってました。

床下覗いて、天井に潜って、なんかホントに楽しみになって来たなあ。


船が沈んだり、事故が起こったりしない限り、北海道には新年明けてから、3日には帰って来ますから、それまでブログの方はお休みになります。

みなさん良いお年を!

じゃあ、行ってきます。

2007年はこんな年でした。

2007-12-29 09:01:34 | Weblog
昨日で仕事の方が終わり、今年最後のミステリーな、okoさん所のカピバラさんの正体も判って、割合スッキリとした気持ちで久しぶりに朝からうどんなんて打っている蛇口屋です。カピバラさん、お父さんは元気でしょうか? 蛇口屋は元気だとお伝え下さい。

今日は、北海道神宮へ行って、お礼(各種試験の合格と今年一年の大きな意味での安全)して、お願い(実家への往復道中の安全)して、実家へのおみやげ(白い恋人熱望、追加でホッケの開き)を準備して、書店で船の中で愛息が読むための絵本を買って、車を洗って、ガソリンを満タンにして、全ては明日に備えないといけません。

こんなに緊張感のある年末って何年ぶりだろう?

そんな中、今年を振り返って、いろいろあった年でしたが、蛇口屋にとっては2007年はいい年でした。

念願だった資格所得(本命・給水装置工事主任技術者 オマケ・甲種1類消防設備士)もなりました。一部は圧倒的にokoさんと社長さんの陰です。本当にありがとうございました。
そんな中でも、1級管工事試験の願書を出し忘れる(存在そのモノを忘れていました)と言った、蛇口屋らしいボケは忘れず、オチとして残しておきました。来年はひとまず受けてみます。受験料も8500円くらいだし。

これらの資格は、今の会社に居る限り、永遠に宝の持ち腐れですけど、今回の受験のお陰で、社内では『実は蛇口屋って頭が良いんじゃあないか?』と言う追加効果も生まれていました。属に言うと、株が上がったってヤツです。

でも、蛇口屋は頭はそれほどでもないです。ほら、こういう事って、相対的なモノですから、蛇口屋が頭が良いのではなくて、会社のみなさんが…。

仕事的には、会社での内容は、今年はあまり良くはなかったと思います。
塗装関係は良かった見たいですが、他はそうでも無かったようです。最終的には設備もあまり大きなモノは無かった様ですね。小物は沢山ありました。ガレージやカーポートもあまりパットしなかった様で、これは多分、うちの会社だけでなく、北海道全体の経済状態が悪かった様で、不況の影響を真っ先に受けてしまった結果みたいです。

それでも、個人的には良かったんで、会社の方は仕方ないと言うことで澄ませられるところが、蛇口屋自身がそこそこ充足している証拠みたいですね。

ひとまず、来年は、おっぱいを吸わない(卒乳)、おむつを取る(自分でトイレに行く)が一番近い所にある目標ですね。
もちろん、それは蛇口屋ん家の僕ちゃんの話です。
もう、来年3歳ですからね。

では、今から、買い物その他へ行ってきます。




2007年、仕事納め!

2007-12-28 18:41:47 | Weblog
今日で、無事、仕事を納めて来ました。
最後は、普通に壁掛けボイラーでしたね。朝の9時くらいに現場へ向かって走っていると、通りすぎだ、okoさんの会社が改装中でした。
多分、机を上で頭を逆さにして一心不乱に何かを磨いていいるように見えたのがokoさんかな?

今日の札幌は暖かく、明け方から、既に路面は溶けていたようでした。江別は凍ってましたけどね。

仕事の方は2時頃終わって、他の現場が手こずっていたので、そこで手すりを付けるのを手伝って、夕方4時には終わって会社に帰ってゆきました。

一応、電動工具類は車から降ろして、鍵のかかる倉庫へ。
消耗品の中でも、低温に弱い物、銅管の溶接に使うフラックスや、様々なボンド類、水性塗料、液体パテ、等は会社の中へ。
あの手の物って一回凍らすと、成分が分離してしまうみたいで、上手く機能を発揮してくれませんからね。暖かいところへ避難です。

スコップや、金テコなんかも、一応油を塗って来ます。
蛇口屋の工具も、グリススプレーなんかを施します。
お正月休み、結構長いですから、工具が錆びてしまうのはゴメンですからね。
一応の手入れをみんなでしていました。

この後、ER谷係長とA山と、営業の一部は飲みに行くそうです。誘われましたが、今回は断りました。
別に、A山が嫌だとか、プライベートタイムまでA山の面倒は見たくないとか、酒の席だと、血が出るまでA山を殴っちゃいそうだとか、そんな理由じゃないですよ。
蛇口屋も、明後日からの帰省に備えないと行けませんからね、帰って明日一日、おみやげ買ったりの相談を女房としないといけませんから、帰り道が一緒なK沢くんを送って帰りましたよ。

K沢くんは、このお正月休みに沢山、DVDを沢山見るそうです。特に苦手なホラーとかスプラッターとかを克服するそうです。そうですか、頑張ってください。

社員、全員が会社を出ると、会社の電気が消えました。
次に会社に会うのはもう来年です。

一年間、ご苦労様でした。良いお年を!

でも、蛇口屋の今年はまだ残ってますから、明日からもまた頑張りますね。


傾く便器、目の錯覚

2007-12-27 21:22:13 | Weblog
特に何がって訳ではありませんが、非常に濃度の高い、トイレの交換でした。
お客さんも、和尚さんでしたしね。なんか、その辺から、雰囲気が少し違ってました。

お寺の離れのトイレの交換でしたから、トイレの中や周辺にもありがたい言葉が沢山書いてありました。お香の匂いも凄かったし。

今日のトイレは、床の解体、復旧、排水管の移設、給水管の移設と、壁・天井のクロスの張り替えを、一度に済ますために、1,8×0,8Mのトイレに最大3人の職人がひしめいていました。いやあ、狭い狭い。

しかも、和尚さんも奥様も気を使って、ホールとトイレが冷えないようにポータブルのストーブを最大で焚いていただいている物ですから、何もしなくてもじんわりと汗が流れてゆきます。その状態で、狭いトイレの中で、いい大人がおしくら饅頭状態でしたよ。

まあ、仲良しさんですから、譲れるところは譲って工事してましたけどね。

クロス屋さんは温泉に、蛇口屋は実家に、大工さんはパチンコに、お正月は行くことになっているのでって話で盛り上がっていました。

全ての内装工事が終了すると、いよいよ蛇口屋が便器を設置する訳ですが、いつもなら、クロス屋さんも、大工さんも先に帰ってゆくのですが、今年最後と言うことで、なんか二人とも蛇口屋の便器を設置する様子を眺めていました。

器具を取り付け、最後に通水して、便器のトラップに水が溜まって行きます。

平成19年、最後のZE-1が完成しました。

3人で見つめる便器…

なんか、便器、傾いてない?

トイレ奥の窓と全く水平になってないんです。
そんなバカな? と便器に水平器を当ててみると、気泡は中心へ、しっかりフラットです。もしやと思って、便器の後にある窓にスケールを当ててみると、僅か60センチの巾の窓が、右と左で3㎝違います。

そのことを、マイルドに告げると、なんと、来年年始め、いきなり窓の交換工事の仕事を頂いてしまいました。

嬉しいけど、クロス張っちゃったじゃん。
なんて思っていたら、クロス屋さんが、「ヒマだから、また来年、来るよ」って言ってくれました。

さあ、来年の仕事も取った事だし、今年の仕事も残すところ一日。
最後まで気を抜かないで、それでもノンビリと決めてみたいと思う蛇口屋でした。

A山起つ!

2007-12-26 19:36:29 | Weblog
さて、今年の仕事も残すところあと2日。
2台ボイラーを取り付けたら終わりかぁ…、なんて思いながら、本年を振り返って色々と考えていました。

ところが、ここへ来て、いきなりトイレの工事が割って入って来ました。
なんでも、今年中に工事をして欲しいと言う内容のワガママなお客さんで、いくら何でもそれは無茶だろうと、思っていたら、電話を取った「A山が、ハイ、明日できますよ」なんて軽く返事して、大丈夫かなあ、って思って、今日のボイラーから現場も近かったので赴いて見ますと、なんと和式便器でした。しかも兼用便器と言って、一段便器が上がっているやつ。

この下がどうなっているか、開けてみるまでわからないと言った、ミステリアスな内容です。
材料は何を用意して、どう言う工事をするか、全ては推測の彼方にあります。
そして明日のボイラーの工事は一体どうなるんだろう? 外注に出すのかなあ?なんて考えていると、「俺がやる」とA山は言い出しました。

なんかA山の目を見ると、虚ろです。

現場は離れているから、助けには行けないよ、って言うと、「助けなんていらないさ!」と根拠の無い自信に満ち満ちていました。

この男、今一つ、パッキンを入れる場合と、シールテープを施す場合の違いがわかっていません。
一度流し台の撤去の時に、ガス管を水道管と勘違いして、サンダーで切りかけた事がある人物です。
あのときは、たまたま、現場の下見に来ていたガス屋に蹴飛ばされていたなあ…。

そんな男が、会社の危機に立ち上がりました。
ハッキリ言って、危機が重大危機に変わる可能の方が遥に高いです。
唯一の救いはその家は現在、空き屋で、万が一何かあってもお客さんはいなくて、A山一人が被害にあうだけですから安心です。

まあ、何かあっても、最悪、止水すれば良いわけで、こんなボイラーなら、わざわざ今年やらなくても、事情をお客さんに話して、来年でも良いじゃん、と思いましたが、やる気になっているA山のか細い炎を吹き消すのは残酷な気がしましたので放っておきました。

なんにせよ、あと二日。
蛇口屋だけでも、無事、今年の終わりを迎えられるようにならなければと思っていました。



奴らがついてくる…

2007-12-25 20:39:03 | Weblog
最近、誰か彼かを引き連れて、ボイラー交換なりトイレの交換をしている蛇口屋ですが、今日は久しぶりに一人で工事でした。

誰もいないって、素晴らしいですよね、一々下らない…、いえ、些細な事を聞かれないし、もうね、久しぶりに工事を謳歌して来ました。

「あら、工事の方、楽しそうね」なんて、初老の奥様にも言われてしまいました。
いえね、これには我があって、聞くも涙、語るも涙な物語なんですよ。

本当に素人さんを引き連れて工事をしていましたが、ここに来て、本当に役に立たないなあ、と本気で消えて無くなってしまえ、と思いました。

なんと言っても、材料を知らない。
設備の材料って、それこそ膨大な量じゃないですか、消耗品にしても、継ぎ手類にしても、管材にしてもです。それを一々教えるなんてまず不可能で、少なくとも材料の名前すら知らないうちの会社の営業の連中は、まさにいるだけで邪魔な存在でした。
それに、一々説明するのも大変です。何より、ヒマを持てまして手伝いに来ている様な人たちですから、憶えようとか、役に立とうとか、っていう努力の姿勢なんて、塵ほども見あたりません。

次に工具を知らないし扱えない。

これだと何一つ任せることができないです。何をさせるにせよ、見ていないと怖くていられません。でもって、蛇口屋が見ていると、工事は進みません。中には、蛇口屋の仕事を相当に簡単だと思っているのか、サンダーやセイバーソーを扱っては、電動工具に振り回されて、誰かを斬りつける一歩手前な事件もありました。
もちろん、そんなヤツは、お客さん家の廊下を借りて、立たせて反省していただきました。

明日は、千歳で工事だから、遠くて誰も来なくても良いんだよ、って言ったら、それでもついて行くと張り切っていました。

もういやだよう。

何とか一人になりたい蛇口屋です。

明日は、銭函でボイラーです。
会社周辺で、営業の面々をブッチギって駆け抜けてゆこうと思っている蛇口屋です。

カレンダーの数が少なくなってました

2007-12-24 19:30:12 | Weblog
メリークリスマスですねえ、それと、今年仕事的には最後の一週間になってしまいましたね。こういう時って、油断や余裕をぶちかまして、怪我や病気をしやすい蛇口屋ですから、特に注意していますよ。手洗いとうがいの励行。できることやって自分を守らないとダメですよね。

今日は蛇口屋は普通に仕事だったんですが、朝、会社に行ってみると、会社にカレンダーが沢山届いていました。

取引している様々な会社のカレンダーですね。

ちなみに、蛇口屋の書斎用の記入できるタイプのカレンダー、Wパイプのヤツと、毎年ごっつっぁんですのエロエロカレンダーは既に入手済みです。

ほんと。WパイプのC林くんは、こう言うところは気が利きます。「蛇口屋さん、例のブツ取り置いてますから、引き取りの時にでも声をかけてください、ヒッヒッヒ…」って変な電話をくれました。彼と同じ種類の人間とは思われたくありませんが、その志はありがたく頂いておくことにしました。

ちなみに、トイレ用は毎年、TOTOさんのカレンダーを飾ってあります。
今年は、昨年に引き続き、ラフな図面でした。
3年前くらいのヤツがいいなあ、蛇口屋は。魚とか、カバとか、キリンとか、賑やかで、色彩も豊かで良かったンですが、何時の頃から現在の仕様になってしまっています。
でも、家のトイレはTOTOですから、TOTOは手に入る限り貼り続けようと思っていますよ。

そして、リビングは、日捲りのカレンダーですね。
今年は、某、江別市の材木屋さんのにしましたよ。

でも、例年より、カレンダーは少ない印象がありました。
何より、毎年、日捲りカレンダーを出している、某ガレージメーカーさんは、今年はありませんでした。

毎年、楽しみしている卓上カレンダーも無かったですね。
A山は、来年のメモ帳が無いって騒いでいました。
一年ごとのメモ帳も、どうして良いかわからないくらいの数、毎年会社に届いていたんですがね、今年はほんの数冊。じわりじわりと北海道を包んでいる不景気の雲は、こうして蛇口屋にもわかるように広がっていたんですねえ。

来年はその雲が切れて、明るい陽が射して欲しいなあ、なんて、思ったりしています。
今年も残すこと後僅かです。
一日一日を大切に踏みしめて年を越したいと、思う蛇口屋でした。


俺がサンタだぁぁぁぁ!!!

2007-12-23 07:55:15 | Weblog
今日は、お休みで、猫のワクチンをうちに、江別市の動物病院まで出かけて来ようと思っています。ホラ、蛇口屋、今年は家族で帰省するじゃあ無いですか、だから、ペットホテルに愛猫を預けて行くから、どうしてもこの手のワクチンを接種していないと、猫自身が感染症とかの危険に会ってしまうので、せめて宿泊の1週間前の接種が必要になってきます。

なんか、ホテルって行ってもゲージに入れられるらしいけど、猫の友、蛇口屋としては心配な限りです。しかし、基本的には動物病院なんで、安心はしていますがね。最悪死にはしないだろうと、偶に電話なんぞをかけて様子をうかがいたいと思います。

今年は一緒に年は越せないけど、頑張れポンチ。来年にまた会おうね。

で、そのついでに、子供服を買いに行って、一度、家に戻って、午後から、マックプラザへ行って来たいと思います。
なんか、大通付近にマックプラザができていて、やっぱりヘビーなI podユーザな蛇口屋としては一度は挨拶しとかないとね、後、ヘッドフォンも千切れてしまったから、この際、純正を買っておこうと思っているんでよね。

そして、明日、クリスマスイブですから、子供におもちゃを買って帰ろうと思ってます。

蛇口屋さんがサンタさんですね。

この時期になると、蛇口屋の心の師である、島本和彦先生(代表作・炎の転校生など・蛇口屋はワンダービットがオススメです)の言葉を思い出します。

『いつまでサンタって信じてた?』等というヤツには言ってやれ!『俺がサンタだ!

数年前にクリスマス見かけたこのフラッシュには、本当に胸を打たれました。
多分、知っている人は知っていると思われます。
実践はあまりしていないけど、島本先生の格言は大好きです。

『心に棚を作れ!』とか、本当に良いですよ。心が軽くなるって言うか、責任を何かに移行できるっていうか…。

後、女房から、掃除機買って、って言われてたっけ…
まあ、お金も無いし、箒とちり取りで良いよね。電気代もかからないしね。

じゃあ、ちょっと行って来ますね。


今年最後の水抜き栓

2007-12-22 20:46:11 | Weblog
今日から、大型3連休ですね。蛇口屋は普通に仕事ですけどね。
いつか、こういう日に休める会社に入って、家族で余裕をぶちかまして、街でも歩いて見たいモノです。多分、そう言う家族だろうなあ、仕事の途中街を通り抜けながら、そんな人たちを横目で見ながら、ユーティリィティーの水抜き栓の交換へ赴きました。

蛇口屋には、水回りで困っている人達がいるんですから、年末に向けて、そんな干渉に浸っているヒマはありませんね。

今日のお客さん、以前、うちの会社でお風呂の工事をしていただいた客さんで、その時から、35年間使い続けている水抜き栓に一抹の不安を感じていました。
鉄製の古いタイプですから、年内に替えて、安心して年を越したい、と言うご要望でした。

あ、寒冷地ではない人には、この水抜き栓って言うモノがピンと来ないかも知れませんが、北海道の様な、凍てつく寒冷地では、住宅内部もマイナス温度になっても良いように、家の中の水を抜いてしまえる装置がそれです。

基本的には、不凍深度の土中に埋めているポリエチレン管で水を止めて、更にそれ以降の配管の水を抜くための装置で、北海道なら、おおよそ60センチから80センチの間に埋められている事が多いです。つまり、工事をするときには、床下に潜って、その深さまで土を掘って、交換、と言う工事になるわけです。

本当にね、馴れていないと、辛いの何のって…。
この工事は、大体は、水道屋さんの工事ですね、つまり、蛇口屋にもよく遊びに来てくれるokoさんの所のお仕事です。蛇口屋から見たら、彼らは、狭いところでのスコップ使いに生き甲斐を感じているのではないかってくらい、彼らは、ひたむきに、ひたすらに掘ります。

聞けば、毎日、こういう仕事を専門に行う人もいるとか、ちなみに、蛇口屋の様な、地上で、水栓金物をチョコチョコいじっている様な人間にとっては、思い切りヘビーな仕事に分類されます。

気分的には、狭所でヨガみたいな格好で土を掘るわけですから。
蛇口屋にとって、この作業は、IPODナシにはできない作業です。もうね、精一杯、アッパーなテンションに持っていかないと、ため息だらけです。

それでも、水抜き栓の接続部が出てくると、それはもう、嬉しいモノです。
ああ、ようやく君に会えた…、そんな感じです。

げ、ポリエチレン管じゃねえ!VPだ!TSだ!、塩ビ管じゃねえか!
と今年最後だと思われるどでかいショックを受けていました。

商店街にほど近い家で、泥だらけになりながら、遠くで聞こえてくるジングルベルの音楽に、こんなに頑張っている蛇口屋に、サンタさんは何をくれるのかなあ、なんて思いながらも、現実を知る大人としては、自分のご褒美に自前で何を買おうと、思い描いては、人の家の床下で微笑む蛇口屋でしたよ。




カラカラと排水音

2007-12-21 20:04:12 | Weblog
以前取り付けたボイラーでクレームが来ていました。

なんでも、お風呂の排水を流すとカラカラと音がする、っていう趣旨な事を言われたそうです。
作業中に何か落としたのかしら?ってそのお宅の奥さんは言っていました。

うーん、蛇口屋、排水はいじっていないなあ…。

確か、そのお宅に取り付けたのは、壁掛けタイプのフルオートボイラーです。
浴室に入ってする作業と言えば、ボイラーの操作を浴室で行う為の浴室リモコンの取り付けくらいで、単純に、お客さんの家に取り付けられていたのは、追い炊きタイプのボイラーでしたから、古い既存のリモコンから、今回のボイラーのリモコンへ付け替える作業で、浴室に入ったくらいです。

ビスで止まっている場合もあるんですが、そのお宅は、防水用の両面テープで止まっていましたので、綺麗に両面テープを剥がして、裏の配線を切って、繋いで、同じ仕様で止めておきました。
浴室で、ビスや、金属やプラスティックな部品の取り扱いには、十分注意を払っているつもりの蛇口屋ですよ。裸で入るところですから、濡れた皮膚は、割と簡単に傷ついてしまいますからね、お客さんが怪我したら大変ですから、ビスなんて、外した本数、必ず確認して、捨ててますよ。

夕方過ぎ、一仕事終えてから、そのお客さんのお宅にお邪魔してみて、すぐにその音の正体がわかりました。

浴槽のお湯を抜く際に、洗い場の排水とラップから吸気のしようとする音が、か細く、断続的に聞こえて来ていたんです。所謂、中途半端な引き込み現象が起こって、封水が壊れかけていたんです。奥さん、最近、お風呂のトラップのお掃除サボってたでしょ。

奥さんにはかみ砕いて、こういう音がするときもあるけど、異常はありません、と言っておきました。
これは蛇口屋の推測なんですが、ここ、暖房ボイラーも取り替えてますから、給湯ボイラー共々、燃焼音が小さくなって、今まで聞こえなかった色々な音に戸惑っておられたのでしょうね。

蛇口屋が、大丈夫、って言ったことで、奥さんは安心してくれました。

会社に帰ると、このお客さんの電話対応をしたA山がぼやいてました。「大丈夫ですよ」って俺も言ったのに、って。

まあね、排水とラップの原理を知らない君とじゃあね、言葉の重みが違うんですよ。
なんの根拠もなく、大丈夫を繰り返す人ですからね。
多分、ちゃんと工事ができる人に、見て貰って、安心したいってのが、この手のクレームの大部分ですからね。

後、今年も残り一週間あまり、今後出てくるのが、このくらいのクレームだったら良いんですけどね。