蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

末永く鉄管と付き合ってゆく方法

2008-03-31 18:10:37 | Weblog
今日は、なんか、ダラダラと会社の片付けなんかかをしていた一日でした。

先週と比べて、なんか、気温も低めでしたが、日を追って徐々に強くなる日差しがそうは感じさせませんでしたけどね、それでも、まだズボン下は装備品から解除出来ない様です。

昨日、大工さんのお宅で、給湯器の交換を見てきた蛇口屋だったんですが、一応、オススメのプランを口達してきて、後の判断はご家族の方に任せるという形になりました。

問題の争点は、築17年の住宅。セミ貯湯式の石油給湯器。浴室混合水栓の定量止水栓と高価なサーモ式シャワー水栓。

でした。

混合水栓は全部変えてくれと言われましたので、同じ仕様の同質器具を使った工事で見積もりをと言われましたが、一応、蛇口屋なりの提案をしてきました。

まず器具は、浴室内はお湯はカランもシャワーも2ハンドル混合水栓、流し台はシステムなので、既存の同等品を選んで、問題のボイラーを直圧タイプのオートストップの機能を持つ機械に変えます。

混合水栓でのサーモ式シャワー水栓の利点は、水栓端末で、概ねの温度設定が出来ると言うことです。特にセミ貯湯の様なお湯を造って溜めるタイプのボイラーは、概ね、給湯するお湯の温度を段階定期に調整するボイラーとの相性はバッチリです。
逆を言えば、最近の直圧式の様な、温度を1℃刻みで給湯出来るボイラーには必要ない機能です。
そして、定量止水も、ボイラー側に設定出来れば必要無いです。

オートストップ機能は、ボイラー内に流れる給湯量を正確に計って、ボイラー自体がお湯を止めてくれる機能です。
ですから、この住宅では、2ハンドル混合水栓の方をオススメしてきました。

もちろん、既存のサーモ式も、更に、安全性を向上させてくれるから、付ける意味はあるんですが、問題は、老朽化した住宅の給水管である鉄管にあります。

サーモ式のような、複雑な機械式の混合水栓は、非常に、古い鉄管から出る錆びに弱いんですよ。

だから、このような環境で使用されているサーモ式のカラン類は例外なく寿命は短いです。

今後とも、給水給湯管の交換は考えていないと言うことなので、せめて、混合水栓は故障の少ないタイプの選んだ上で、使い勝手の良さを考えて、直圧のボイラーにしました。

減圧弁以降の給水管が新たな2Kと言う水圧に負けないと言いう前提の元で、考えてはいることですけどね。
多分、使用して言うのは、ライニング鋼管なので大丈夫だと思います。
これで漏れたら、その都度、故障箇所を直してゆくしかないんです。末永く鉄管のような消耗するタイプの管体設備を使ってゆくなら、そう言う覚悟は必要です。

思い切って変えるのも手、変えないで使ってゆくのも手。

これはお客さん個人の考え方だと蛇口屋は思うんですよね。


独立すっか?

2008-03-30 10:32:55 | Weblog
今日は、日曜日だけど、お仕事モードの蛇口屋です。
お仕事って言っても、会社の仕事じゃなくて、蛇口屋個人のお仕事です。

いろんな現場で、色々な職人さんとお仕事をしている蛇口屋なので、よく、職人さんから、「今度うちの混合栓見てよ」とか、「トイレ変えてくれない」とか個人的に頼まれる事があるんですよね。

でもって今日は、知り合いの大工さんのお願いで、給湯器と混合水栓の交換で、ちょっと現場の下見に行く予定です。
もちろん、会社を通しませんし、日頃、お世話になっている方々なので、格安にて引く受け中です。多分、会社で仕事を取ろうとすればあり得ない金額です。

一応、大きな材料なんかも、管材屋さんから買います。個人的に買っているんで、不当たり出すのが恐くて、即効で、お金を払いに行きますけどね。もう、小心者でドキドキです。

蛇口屋も、クロスとかペンキ塗りとか、頼んで、安くしてもらっていますから、多分、これはお互い様ですよね。

まあ、持ちつ持たれつってヤツですね。

工具とか、細かい材料なんかは、ちゃんと家に、一式あるんですよ。

電動工具もそろってます。

その気になれば、明日からでも独立できるくらいの装備は充実しているんですよね。
なんか、趣味で長年集めているうちに、徐々にそろってしまった感じです。
後、車くらいかあ、ハイエースの新型に、HDDナビ付けて、仕事さえあるのなら最高だろうなあ。色はシルバーが良いなあ。

なんか、こういう事が続くと、思わず、独立開業なんかを夢見てしまいます。

単純だなあ、我ながら。

実際はこんな簡単に独立なんてこんなに簡単に考えられる様なもんじゃないんでしょうね。この厳しい今の世の中を渡り渡って行かなければならないんですから、この世の中にいる、個人事業主の皆様の心労を察し致します。

でも、A山や社長の存在しない世界って言うのも憧れちゃうのもまた事実です。

本当に、あの二人の顔を見なくて済むなら、それに超したことが無いので、今日みたいな休日は充実している蛇口屋なんですよね

間違えた! って一言が言えません。

2008-03-29 19:40:21 | Weblog
今日、朝起きたら雪が降っていました。
久しぶりに見る雪、うっすらと積もる雪に驚いたものの、よく考えてみれば、北海道の札幌なんですから、この時期にまだ雪が降るのが当たり前で、最近までのプラス10℃前後の気温の方が、異常と言えば異常だったんですね。
この連続で10℃以上が続いた6日間は、札幌では117年ぶりだとか、明治時代以降から記録を更新してしまったそうです。

毎日続いていた暖かだった日も、今日は生憎の雨。一日中、弱々しく、途切れることなく降り続いていましたね。

そんな中、蛇口屋の本日のメニューは、石油給湯器の交換でした。
今日は、ノーリツでは無くて、コロナでした。

久しぶりに、このメーカーのボイラーを取り付けるなあ、と思いつつ、既存のボイラーの撤去が終わって、さてボイラーを取り付けようと、新しい箱を開いて、中身を取り出すと、
なんと、入っていたのは、直圧式のボイラーでした。

ちなみに撤去したのは減圧式のセミ貯湯タイプです。

今回、圧力の高いタイプに変えるのかなあ、と思っていたら、この工事の為に用意されていた減圧弁と安全弁の圧力設定は、セミ貯湯のタイプに準じたモノです。俗に言う、0,85Kの設定圧力です。

アレ? これを発注した人間、つまり、この現場担当の人間は、何を頼んでいたのだろう?

ちなみに、この現場の担当は、言わずと知れたA山です。

電話をかけて訪ねると、
「えー、僕が頼んだのは、セミ貯湯式の一番安いタイプの給湯器だよう」
と言っていたので、この、A山が頼んだボイラーの型番を読み上げて、確認させると、しばらく「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」が続いて、その後、「そうだよ、直圧のボイラーだよ、見れば分かるでしょ」とかほざいてました。完全な居直りです。

「それを、セミ貯湯式と同じ弱い圧力で使えば良いじゃん」
等と言いながら、自分は間違っていない、お客さんなんてそんなボイラーの違いんなんて分からない。と言い続けたのを、途中で電話を切って、お客さんに、そのことを報告して、当たり前の事ですが、直圧タイプのボイラーとして取り付けさせていただきました。

別に追加工事があった訳じゃあないんで、金額はそのまま、何も説明を受けて言い無かったお客さんは、予想もしていなかったお湯の圧力の上昇に喜んでいました。

後で聞いた話によると、A山、発注したボイラーの型番を間違えていたそうです。

A山にはありがちで、ベタな失敗ですね。

この進歩のなさこそ、A山の本分です。本当に真似は出来ないです。
ある意味、たいした物だと、感慨に耽る蛇口屋でした。

進化統一されてゆく便器の話。

2008-03-28 20:12:28 | Weblog
北広島市で、トイレの工事をしてきました。
久しぶりに、大曲の住宅街で仕事をしていましたけど、すっかり雪も無くなって、仕事もしやすくなっていました。

工事の方は、いつも通りのトイレパック。床と壁のクッションフロアとクロスを張り替えて、便器を取り替えると言う内容です。お馴染みな工事ですね。
トイレだけが新築の様美しくなります。

取り付けてあった便器は、C770でしたから、排水心は20センチ、今回取り付けると言うか、今後取り付けるであろう、ほとんどの便器の排水心は20センチですから、床工事の必要が無いと言うことになります。

いつもなら、床を開口して、床下で排水をずらして、再び床を復旧、つなぎ目を目立たない様にパテをするという手間が全くありません。
トイレで丸鋸を使わなかった工事は本当に久しぶりです。

おお、ラッキーって思うのと同時に、この現況の排水心20センチの割と新しいと考えていた便器が、すでに取り替えの時期に来ているかと思うと、なんか、時の流れを感じて、思わず、過ぎ去る時間の中で、確実に蛇口屋が、じじいになってゆくのを実感出来るのが悲しいです。

同時に、床工事無しで、便器の内部で排水心を自在に出来る、リモデル便器は、全ての排水心が20センチになったら、消えてゆく運命にあるのでしょうね。
悲しいなあ、リモデル便器。時代の狭間を埋めるための便器だ。

それでも、数の上で行けば、この世界(日本のみの話ですが)は未だに、便器と言えば、C-14とC-730に支配されている気がしているのは、蛇口屋ばかりでは無いはずです。

とはいえ、一般住宅では、徐々にではありますが、その姿は確実にその数を減らしています。蛇口屋も貢献しています。

トイレと同じように、浴室もそうですね。時代の流れとともに、工事の質が変わって来ていますね。
10年くらい前なら、浴室の改修工事と言えば、モルタルの造り風呂で、壁を剥がして、床を砕いてっていう、工事前日には憂鬱になりそうな仕事量が当たり前でしたが、今は、古い浴室もユニットで、ユニットバスを壊してユニットバスを入れる工事が概ね主流になりつつあります。

どんどん工事が、軽微なモノへ成ってゆきますね。
ここ10年くらいで、すっかり様変わりです。

これから先、10年は、どのような変化・進化を見せてくれるんでしょうね?
非常に楽しみです。

このまま、設備器具の進化は順調に進んでくれれば良いなあ、等と思ったりします。

それでも、TOTOさんの陶器の便器の重さは変わらないだろうなあ、と思ったりする蛇口屋でした。


電工ナイフを装備しました。

2008-03-27 19:05:01 | Weblog
ついに、電工ナイフを買ってしまいました。

蛇口屋の基本装備は、今日から、大型カッターから電工ナイフに変わりました。
しかも、ダマスカス鋼ですよ。ファンタジーの世界では、オリハルコンやミスリル銀なんかと同じくらい有名なモノですね。

攻撃力アップ、でも、スキル無いから、クリティカル値は0です。
命中率も激減です。

まあ、最初のうちは使いこなせないでしょうね。
ひとまず落ち着いて、自分を切らない様に気をつけよう。

やっぱりね、ワイヤーストリッパーなんて使ってないで、昔ながらの電工ナイフですよ。これでVVFの1.6ミリ2芯線を、スパスパ剥いてゆくのがこれからの蛇口屋のスタイルです。

毎日、練習しよう。VVFは会社からもらってきて、回路図とか書いては、自分で組み立ててみようと思っている次第です。

でも、やっぱりナイフは良いですね。
何するにも力が入るし、カッターだったら刃がボキボキ折れて、みるみるうちに短くなっていた、強敵、耐火ボードも難なくくりぬけます。
もっと上手に使いこなせるようにならなきゃな。

昼休みに、余ったケーブルの被服をチマチマと剥いて楽しんでいました。

ああ、楽しいなあ、手元の作業。
もっとも、実地の勉強にはまだ早いですけどね。

うちの会社から受けるER谷係長とK沢くんは、その辺はぬかりないようです。
今日も仲良く、問題を出し合っていましたね。
答えたのは、全部、蛇口屋だったけど。

二人とも言い放し、で、問題出しっぱなしだからな。
なんかお互い、答えられないような問題出したら勝ちって感じの設問のぶつけ合いだ。
なんか見ていて不毛ですね。

ER谷係長は、電工ナイフじゃなくて、ワイヤーストリッパーを買うって言っていたなあ。K沢くんは、全ては学科を突破してから考えると言っていました。

そうだよね、まずは学科試験、突破だよね。

ちょっと電工ナイフを装備して浮かれいた蛇口屋も、クールダウン出来ました、。

設備的デトックスでスッキリ!

2008-03-26 20:23:45 | Weblog
今日は、ボイラー交換の工事。
マンションのお客さんで、2缶式の暖房・給湯の兼用ボイラーでした。

ああ、マンションもこの手のボイラーもホント、久しぶりだな。と思いつつ、配管自体はかなり簡単だったんですが、不凍液を回したり、エア抜きをしたりと、割と時間の掛かる仕事でした。

しかも、各室内へ向かってゆく管は、見た目、8ミリくらいで、粘度の高い不凍液はかなり抵抗になって回りにくかったです。

まあ、仕事そのものは順調だったんですが、意外なトラブルに見舞われました。

それは、下の階で起りました。

蛇口屋が工事をしていたのが、3階、でもって、ボイラーを撤去する際に、貯湯式ですから、溜まっていたお湯を捨てるために、ドレインバルブを開いていたら、1階のお客さんと、マンションの管理人さんがやってきて、「今、水を流したかい?」と訪ねられました。

ええ、流しましたよ。って答えると、「そうか、原因は貴方ですか?」と指摘され、何の事かと尋ねると、1階のお客さんのドレイン管の排水受けであるホッパーから、水が噴き出したのだと言います。

つまり、ここのドレイン管は、たかだか、一軒のボイラーの排水も受けきれない許容の無さって事ですね。

黙って話を聞いていれば、管理人さんと、いつの間にか現れた、ここを管理している設備屋の兄ちゃんから、蛇口屋は完全に犯人扱いですよ。

「このドレイン管は排水しにくいから、一気に水を流したら駄目なんだよ」なんて笑顔で言う兄ちゃんに蛇口屋は、笑顔でイラッと来てました。

もう、このドレインで、今回の工事で何が問題だったのかしつこく問いただすと、涙目になって上司を呼んでいました。良いぞ、誰だろうが相手になってやる。どっからでも掛かって来やがれ。

ドレインが排水出来ないでどうするって話ですよ。
こんなんじゃあ、うかつにボイラーを変えられないって事ですよ。
あんたが設備管理しているんなら、築10年程度で、こんなにドレイン管詰まらせているんじゃーねーよ。
もしそれが、管理組合と理事会の方針なら、ボイラードレインの排水の許容範囲を瞬間流量何リットルか? とか、せめてその危険性を住人に示唆しないでどうするって話ですよ。

それとも、このマンションのお客さんは、この管理組合と仲の良い設備会社で工事をしないといけないんですか?
自分で業者を選ぶ自由も無いんですか?
蛇口屋はまくし立てます。

そうこうしているうちに、人が集まってきて、じゃあドレイン管が悪いから、変えましょうみたいな流れになって、その管理組合と仲の良い設備会社の方々も大勢現れて、「見積もりを出しておきますね」なんていやがるモンだから、「見積もりって、ここの一社でしか取らないの?」「ああ、じゃあ、言い値で工事させているわけだ」
なんて言っていたら、なんと、蛇口屋の所にも見積もりを頼んで、理事会に出すらしいです。
おお入札ですね。

思わぬ展開に、相手は困っていました。

一方、毒を吐きまくっていた蛇口屋は、もう、スッキリでした。
デトックスって言うヤツですね。
別に、ここの追加の仕事なんてどうでも良くて、なんか、すでに目的を果たした蛇口屋でした。

余剰人員、蛇口屋…

2008-03-25 20:43:39 | Weblog
今朝会社に行くと、いきなり、社長から、「蛇口屋は今日は休みだぞ」と言われました。

聞けば、冬期期間、取れなかった休みの消化のための休日があります。
蛇口屋はそれを消化していないんだとか。

そのことで、蛇口屋を今日休みにしようと、社長は決めていたそうです。

問題は、そのことを誰にも伝えずに、ひっそりと自分の心にだけ、押しとどめていたようです。

それで、今日、休みだと言われても、蛇口屋も、回りの社員も、ポカンとしてしまう訳ですよ、そのとき初めて聞いたんですからね。

「いや~、参ったな、蛇口屋、出てきちゃったか…」と、なんか、蛇口屋、訳も分からず、社長をガックシさせているようですよ。なんか、社長、シフトの組み直しとかしなきゃならないと、若干逆ギレでブツブツ言ってました。

小声で、「なんで出てくるかな…」とか、「今日は休みだって決めていたのに」とか、イラッとした声で、蛇口屋に聞かせるための独り言にしてはやけに大きめな声で、ブツブツ言っては、蛇口屋を見て、「いい、いいんだ、考えるから」と、まるで自分に言い聞かすように、わがままな社員を諭す、寛大な社長の様にクールな声で呟いていました。

蛇口屋が悪いことになっているんだろうな、社長の中では…。

このまま帰っても良いかな? なんて、一度は思ったんですけど、なんかシャクだなあ、と思ったので、意地でも今日は仕事をしてやろうと、居座る覚悟を決めました。

余った休みは、改めて取りますよ。今日は仕事をします。

すると社長は、なんか急に用事を思い出して、どこかへ行ってしまいました。

蛇口屋はどうしたらいいの?
勝手にやれって事?

結局何も決めないまま、試行錯誤がオーバーロードして状態で逃げてゆく社長をほおって置いて、蛇口屋は、明日の仕事の準備をした後に、今日が入っているエクステリアの現場で一番、時間が掛かりそうな所へ入って仕事をしてました。

おかげで、当初2日の予定のカーポートが、今日だけで終わっちゃったんですよ。

会社に帰って、ER谷係長は、工事の完了を社長に報告すると、
「えー! 終わっちゃったの?? まいったな、2日かける予定だったのに、明日の予定はもう一度組み直しだ、こっちは予定を立てているのに、今日蛇口屋が来たおかげで、全部、狂ってしまった!」

なんかマジギレな社長です。

すいませんね、工事、早く終わっちゃって。
今日と言わず、もう蛇口屋なんて要らない、って言ってくれれば良いのにね。

ホント、いつでも良いんで、社長、気軽に言ってくださいね。

二兎を追う者は、一石二鳥を目指す

2008-03-24 18:45:08 | Weblog
札幌の北区では、薄曇りでしたが、午前中のうちは、春らしくて、雲を突き抜けて暖かな光が透っていましたね。
明日からの雨が心配です。

今週から、札幌北店の物置やら、カーポートやらの組み立てが始まり、ました。
本当なら、今週は雨の中の工事は嫌なので、千歳店の物置の展示品の組み立てでも行きたい所でしたが、天候の方は、こちらの都合には合わせてくれなさそうで、残念ですね。
北海道は梅雨が無いって言いますが、ここ最近では、秋口に加え、春先も雨が多い気がするのは気のせいでは無いと思います。

さて、昨日電気工事士の資格を取ろうと、心に決めて、インターネット上から申し込みをすませて来た蛇口屋でしたが、そのときに、第3種電気主任の試験でも受けてみようかと、試験日を除いてみると、なんと、その試験日は今年の大本命、管工事の1級の学科試験と同じ日付でした。学科なら多少は重なるところがあるのかな、って思って軽い気持ちで挑戦してみようかな、って思っていたんで、なんか、北海道神宮の神様に「今はいいから、こっちに集中しな!」って言われているみたいな感じで、そうですよね。なんて思ってました。

あ、ちなみに会社には内緒ですよ、今回の試験の事は。
また、人知れず、ソーッと取るんです。

それにしても、今日は物置、ヨドコウのエルモを組み立てていたんですが、久しぶりに本格的に一人で組み立てて、難しくなってますね。

以前は、物置なんて、お客さんでも組み立てられるって思っていたんですが、多分、エルモは無理ですね。
それなりに慣れというか熟練が必要になります。
特に扉回りなんて、複雑怪奇な仕上がりで、完成品を見ても、この組み立てを理解できる人は少ない気がします。

でも、お客さんが日常、モノを出したりしまったりってのは、使いやすそうですよ。
バカボンのパパが進めるくらいはありますね。

日がな一日、物置を組み立てていて、手がだるくなりましたが、偶にこんな日もいいな、なんて、のんびりと出来ました。

展示品とはいえ、会社内での仕事ですから、そこそこで、緊張はしないんですよね。
ゆたっと、出来ました。

この物置とか展示品とかが終わると、今度は、それを見に来たお客さんの注文で、エクステリアも忙しくなるんでしょうね。

今年の春は早くて、なんか忙しくなりそうだと、感じて止まない蛇口屋ですよ。

第2種電気工事士を受験します

2008-03-23 18:30:20 | Weblog
蛇口屋の今年のトレンド(死語?)は電気です。

と言うわけで、今年、一発目の資格挑戦は、第2種電気工事士に決定しました。
本当に考えた結果ですよ。

理由としては、これから多分、住宅設備を生業としてゆく上で、電気は積極的に取り組まないといけないって事と、【電工ナイフ】でVFケーブルを取り扱うのが楽しいって言うことです。

別に、うちの会社の約2名が電気の資格を取るのに盛り上がっていて、【同じおもちゃを欲しがる子供の心理】混ざりたい、とか、一緒にキャイキャイ言いたいからって訳じゃあありませんよ。まあ、少しはあるかな…。

今年は、管工事の1級の受験の為に、これ一つに集中しようかな? って思っていましたが、試験は確か、10月で、その間の期間、もったいないなあ、って思っていて、一応、蛇口屋の裏の側面である小説を書いて(新車購入の為の賭)いるんだけど、順調は順調なんだけど、何か物足りなくて、この割と、フワリと浮いた時間に何かを入れるとするなら、6月くらいに試験のある電気工事士が丁度良いタイミングで、そこに鎮座しているんです。

もうね、猫にとっての目の前にぶら下がった干物状態で、風にゆらゆら揺れて、気になってしょうがないって感じです。
それに手を出したらどうなるかって事じゃあ無くて、もう本能的に、パクって行かないと気が済まない状態になっています。

蛇口屋の資格所得衝動は、「資格が欲しい~!!」と言うより、「試験を受けてみたい!!!」っていう色合いが濃いですから、合格・不合格ではないんです。
ちなみに、蛇口屋は電気系統はほぼ素人です。中高生くらいで勉強する事ぐらいしか分かってないですからね。消防設備士の時に、ちょっとかじった事くらいです。

落ちたら恥ずかしいので、会社には言いません。

でも、もし、この試みが成功すると、蛇口屋一人で、電気も水道も、って事になりますよね。資格的には。電力会社に申請書類とかも提出出来るようになるんですね。

ある意味、住宅設備として、理想の形かもしれませね。

もちろん、今回は、受験が目当てで、出来れば2次の実地まで行きたいなあ、なんて呑気考えています。

あ、でも仮に合格なんて事になったら、ブログのタイトルどうしよう?
【蛇口屋スパーク】とか、【電光蛇口屋】とか良くないですか?

あ、でも、配線をスパークさせたら駄目ですよね。
きちんと圧着されて無くて、危険ですよ。

捕らぬ狸の皮算用なんてしている場合じゃないんで、さっそくWebで申し込みに行ってきますね。


最近のモヤモヤ…

2008-03-22 20:27:30 | Weblog
昨日からの手をかけていたキッチンの工事は無事終わりました。
タカラのホーローのシステムキッチンはバビュッと付いたんですが、肝心の家が良い感じにじに傾いていて、吊戸棚なんて、垂れ下がっているように見えるキッチンになってしまいました。
床も歪んでいるし、壁もなんか部屋の中央に向かって開いて行っているしで、蛇口屋達、取り付けた職人の目からは、「うわわわわ~…」って感じなんですが。そのお宅の奥さんは、「ホント素敵!!! この色にして良かった!!!!」って感極まって、叫んでいました。

いや、蛇口屋的には、お客さんが喜んでくれるのなら、良いんですがね。

蛇口屋的にはなんか、スッキリしない工事になってしまった訳ですよ。

多分、これが蛇口屋だったら、ある程度の床と壁、天井の歪みを直して、最悪、床はネタからでもやり直して、キッチンを取り付けたら、相当、素敵なキッチンになっていたと思うんです。

その際に、床の断熱材なんかも入れ直して、床下の地面からやって来る寒気を遮断できたらそれだけでだいぶ暖かな家になりますよね。

蛇口屋が営業だったら絶対に進めるのに、って思いましたが、工事は限りなく規模が拡大して、工程も、工費も、お客さんにとって大きな負担になってしまいますから、今回のこの工事の規模って、少なくともお客さんが満足しているんだから、うちの会社として考えれば、悪くはないかな、って結果論では思ういます。

こういう風に、もっと完璧に工事がしたいっていうのは、間違いなく職人の思考で、会社の事とか、営業の事とか全く考えないで、好きなことを言っている、ってうちの会社では言われます。

蛇口屋も、確かに、仕事を取って来るのは大変だから仕方がない、って一度は考えました。
そんないちいちお客さんに取って何がベストか? っていう考えではなくて、どうしたらこのお客さんは、お金を出して仕事をしてくれるか?  露骨な言い方をすれば、仕事が取れるか? って言う事で、この考え方の相違を、わかりやすく解説すると、この会社のやり方が、嫌な蛇口屋だと、言うことなんですね。きっと。

そんな事をずーっと考えながら、最近、仕事をする上で、なんかモヤモヤするなあ、って思っていたら、つまりはそう言うことだったんです。

今までなら、漠然と、この会社は嫌だなあ、って思っていたことが、仕事の事で、その範囲内で、具体的に見渡せる様になってきたって事です。

もう少し、速い流れの場所に、身を浸してみたいと思う、蛇口屋です。