蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

ヨドコウさんへご質問

2006-06-30 23:22:01 | Weblog


早く工事が終わりすぎて、思わず応援へ、ER谷主任のカーポート工事に廻されてしまいました。

いや~、エクステリアかよ…、ってゲショゲショしながら行くと、夕刻も4時を回っていたせいでしょうか、結構、良い感じで進んでいて、これなら直ぐ終わるジャン。等と思いながら、工事している彼らに近づくと、なにやら工事の手が止まっていて、深刻に悩んでいる様子でした。

なんか、問題でも起こったのかと聞いてみると、ヨドコウ製のカーポートには【雨樋】を付けない、いや、付けてはいけないと、社長から電話があったそうで、今まで当たり前に雨樋を付けていた、ここの現場にいた社員一同阿山を悩ませていました。

つまり、ヨドコウは無くて、トステムは付けるの? って事で考えて言い合っていたそうですよ。

この日建てていた、カーポートはトステムのテリオスポートでそた。

そして、このカーポート、特に雨樋についての注意事項とか書いていないんです。
つまりは、寒冷地でも、機能を十果たしてくれると蛇口屋は思っています。

ヨドコウに至っては、物置にしてもカーポートにしても、雨樋は付けないでくださいと、わざわざ説明書に書いてあるくらいです。
理由としては、低温で割れるおそれがあるからと言うことでした。

確かに、ヨドコウの雨樋については、昨年数件のクレームが発生して、確認をしてみると、ヨドコウのカーポート、パワードの雨樋は数件、割れてしまった物がありました。

でも、これはパワードに限った事で、同じ雨樋なら、ヨドコウさんの物置、【エルモ】はすでに売り始めて4年以上経過している雨樋は、細い口径の製でしょうか、
全然平気で、数百台って台数を売っていますが、雨樋のクレームは一軒もありません。

同じヨドコウの商品ですが、設備屋さんとして診る限り、物置のエルモとカーポートのパワードが同じ物を使っているとは思えないんです。

雨樋が無いと、カーポートの屋根の雨受けから、大量に水が落ちてきて、車やカーポートの中をびしょ濡れにしてしまい、せっかく買ったカーポートも意味がなさなくなりますよ。

それに進める方としても、「パワードは雨樋無いから、テリオスにした方が良いですよ」って進めざるを得ません。

商品としての価値が下がってますよ、ヨドコウさん。

来週の頭くらいに、ヨドコウの本社にメールで聞いてみようと思います。
このまま引き下がったんなら、寒冷地の人たちの立場が無いですからね。

きっちり訪ねますよ。








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豊富な経験と貯まらない貯金

2006-06-29 23:11:16 | Weblog

会社から独立して、自分で会社を作ろうと思うとき、誰もが、「仕事続くかなあ…」なんて不安に駆られるでしょう。まさに今の蛇口屋がその渦中で浸されています。

つまりは営業力って事で、強いて言えば人脈って事で、早い話がその人の人柄って言うことです。

結構、周りは、「いいじゃん、独立しちゃえよ蛇口屋さん」とか、「材料は卸しますよ」とか割とポジティブに言ってくれるけど、一応、細々と仕事も紹介してくれそうだけど、
それだって、頼りっぱなしって訳には行かないし、また、成り立っては行かないだろうし、
自分で会社なり事業なりを起こす以上、やっぱりダイレクトにお客さんが欲しい蛇口屋なんです。

つまりは、新規顧客。

いいですよね。多分、この業界にいる人々はみんなそれを目指してますよね。

言うなれば集客って事をしなければならなくて、それがキチンと効果を上げて、コンスタントに仕事があれば理想です。

蛇口屋一人で良いんです。

一人で営業して一人で工事して、ってのが理想ですね。

蛇口屋は本当に一人が好きですからね。別に大勢が嫌いって訳じゃあなくて、本当に一人でコソコソコツコツして進めてゆくのが楽しいんです。ええ、たまに、一人で微笑んでいる時があるくらい、一人上手なんです。

多分、設備の改修工事は、蛇口屋的には、どのような工事にしても、工具や搬入方法を考えれば一人で対応出来る事がこの会社に入って分かった事だけが唯一の収穫ですね。

あ、後、豊富な経験とですね。

多分、北海道中を探しても年間、改修工事としての給湯器の取り替えを100軒以上、トイレの取り替えを100以上こなして器具周りの工事に特化しているのって、そんなに多くはないはずです。
しかもA山のお陰でかなりヤバイ橋も渡って来たし、多少の状況では動じない度胸と知識は、いい加減な営業によってもたらされているので、ちょっとだけ複雑な思いです。

貯えられたそれを十二分に生かすためにはやっぱり、このままより、会社を始めた方が良いような気がします。

そのためにはこのネット環境だって上手に使っていかないとならないですよね、と考えると、PCは遊びじゃあなくなってしまうのが少し残念ですね。

まあ何はともあれ、お金を貯めないと資金面でもダメですから、ひとまずは軽自動車でも物色して、地道に行きたいと思います。




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手元だけ見れば安い工事です

2006-06-28 23:33:19 | Weblog


細かい修理工事が沢山あった蛇口屋です。

社長曰く、「全然儲からない」ってぼやいていました。

でも蛇口屋の今日の給料分ぐらいは出るようなんで、由としましょう。

以前、蛇口屋のとこるの会社で、何らかの工事を行った家で、大きな配管替えの工事は出来ないけど、今現状を持たせて行きたい。その上で、いずれ配管替え、器具の取り替えの工事をする。だから今はこの箇所を治してください、と言う事なんですよ。

確かに、一軒家なら、マンションとは違い、誰に迷惑をかける訳でもなくて、自分の家が多少水浸しになるくらいなんで、20年から30年くらい配管なんて全く手を付けてないお客さんも割合に多いです。

困った場所だけ取り替える。

ある意味一番理想な水道管の交換方法です。

今日回ったお客さんの中には、「お願い、1~2年持てばいいから、安く治して!」って懇願する奥さんいました。
家のローンが今年終わって、息子さんも大学を卒業するそうで、今が一番お金がかかる時期だと言うことです。

もちろん、普通に治すんで、1~2年どころか、10年は持つように工事はしてきました。
配管替えって、多くはお客さんにお判断ですからね。変えたいと思ったときにやりましょうね。

今日の工事は、一軒当たり、4000円に満たない工事ばかりです。

「あーあ、ちっとも儲からない」って社長はぼやいていましたが、こういう仕事が、いつか大きな工事へと繋がって行くんだと蛇口屋は思います。

こんな風に頼りにされる水道屋さんも設備屋さんも、実は今、決して多くはないんです。
だから、そんな会社の一つ、職人さんの一人になれればいいと、思って止まない蛇口屋でした。



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よりによってこんな日に…

2006-06-27 23:27:11 | Weblog
今日、札幌は大荒れで、突き刺すような豪雨の中、蛇口屋、一人、ヨドコウの物置を
建ててました。

チィ…、こんな時に限って、設備の仕事は無しか…。

それはもう、凄い降り方の雨でしたね。
北海道の雨ってのは、霧雨よりも若干、大きな粒が、シトシト肩をぬらすってイメージがあるんですが、このところ、本州の様な夕立みたいな降り方をしていますね。気候が変わりつつあるんでしょうか?

そういえばこのところの温暖化に伴って、生き物の分布もだいぶ変わって来ているって話ですね。今年に限って、温暖化は、冷夏に影響を及ぼして、寒い毎日を北海道に届けてくれているみたいですけどね。

日照不足による、農作物への深刻な被害からの野菜の高騰を蛇口屋は心配しています。最近、蛇口屋、ベジタリアンで、キャベツ喰いまくりですからね。今でもキャベツは高い気がします。

とはいえ、仕事の話ですが、そんな泣きたくなるよな雨の中、不幸なことに、雨合羽忘れた上に、ゴム長もなくて、替わりに被ったヤッケに水がしみてきて、半ばヤケになってTシャツ一枚で工事中、心配してくれたその家の奥さんが、「大丈夫ですか?」と尋ねられた際に、『まだ肌寒いですねえ』と笑顔で答えてきました。

こういう時って、動いているときはびしょ濡れでも、気持ちは振り切れるけど、仕事が終わって帰る際に、車の座席に座って初めて、パンツが冷たくなっていて、思わず凹んだりしています。

靴の方も被害は甚大でした。

粘土質の地面が、底なし沼の様になって、靴に泥を付着させて、鉄下駄ほどの重さと、バナナの皮の様な摩擦係数を与えてくれていました。

本当に、何度、仕事を放棄して家に帰ってしまおうと思った事か…。

でもまあ、それでも、家に帰り着いた際には熱いシャワーを浴びようと心に誓いながら降りしきる豪雨に打たれていました。

楽しみを後に残す、お預けの精神ですね。

明日も、天気はそれほど良くはないって話ですが、出来れば家の中の仕事を夢見ながら早めに寝ます。風邪引くといけませんから。



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たったそれだけの為に・・・

2006-06-26 22:36:24 | Weblog


先週、当社で採用している樹脂配管材料、ウイルシュボという、舶来品(多分アメリカだと思います)の配管改修工事を行いましたが、少し気になっていたことがありました。

実は、もう一つ、いえ、多分、各社メーカーで沢山ある樹脂配管は、ウイルシュボに代表される架橋ポリ管と、最近、メキメキと頭角を現しつつある新材料のボリブデン管に分けられます。ブリジストンや三菱マテリアルなんかが有名ですね。

で、蛇口屋の勤める会社は、ウイルシュボを採用しているわけですが、その理由は、材料屋さんに勧められたからです。材料屋というのは、ここでは管材屋と言って、設備・水道の材料を専門に扱う問屋さんの事で、ホームセンターの様に一般のお客さんがお買い求めすることは出来ないお店の事です。蛇口屋達は、このようなお店で、会社の名前で材料を買ってゆきます。

で、この店の店長さんが、ウイルシュボを勧めたので、専用の工具一式と一揃えの材料を買うことになって現在に至っています。

ちなみにこの専用工具と言うのが、結構高価で、「え? こんな物が、こんなにするの?」って言うくらいの良い値段します。あと、継ぎ手も、同じ管材の鋼管類に比べれば倍じゃあ済まないくらいの金額ですが、工法や使用数の事を考えれば若干高いくらいで、対応年数を考えれば、完全に減価償却すると言われています。

で、このオススメしてくれたお店には、ウイルシュボの棚と、ブリジストンのボリブデン棚があって、どちらも広さにすれば、コンビニのコミックスの棚3つ分くらいの物なんですが、ここへウイルシュボの在庫を取りに来ているのって蛇口屋くらいの物なんですよね。

管材屋さんですから、そりゃあ多くの設備屋さんが来ます。水道屋さんだって来ます。

なのに、ウイルシュボの棚は蛇口屋一人ぼっちで、ブリジストンの方は大繁盛です。

他の業者の方が、このウイルシュボの棚の前に立つ姿は見たことがありません。

試しに聞いてみました。

「ウイルシュボって蛇口屋の会社以外、どんな会社で使っているの?」

すると、担当さんは微笑んでいました。

返事しません。優しく慈しむような笑顔が、蛇口屋に何かを悟らせました。

え? もしかして?

思わず蛇口屋は驚いてしまいました。

そうなんです。このウイルシュボ、引き取っているのは蛇口屋だけなんです。

この管材屋さんも、勧めるだけ勧めといて、工具まで買わせて、「もうこの材料は取り扱っていません」なんて事も言えずに、蛇口屋の会社だけののために、このウイルシュボの豊富な在庫を抱えていたんです。

言い換えれば、この棚、蛇口屋の為だけの棚なんですよ。

うあ、凄い無駄!

言ってくれれば、工具なんて無視してブリジストン入れたのに!

蛇口屋は実は、ウイルシュボよりも、ブリジストンの方にだいぶ興味が傾いていました。

だって工具レスのワンタッチなんですもん。

のり付け無し、ねじ込み無し、溶接無し、ただ突き刺すだけ。

良いじゃあありませんか、だって損するのは会社でしょ?

次からはブリジストンのボリブデンでお願いします。







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再び発想、新たな工具

2006-06-25 22:18:22 | Weblog



昨日、なんとか配管替えの大工事を終えまして、今日は無事、家でのんびりしている蛇口屋です。あ、買い物は付き合わないとね、後、子供遊び相手と・・・。

ここ数日の、配管替えも、以前から見ると、だいぶ内容も変わって来ている事を実感しています。

東北以北で、寒冷地に限ってのお話になります。気候の温暖な所って、家の外壁の外に、まさに外気に晒される配管が組まれている所がありますからね。
北海道の人から見ると、『ガス管か?』って言う管が、平気で水の管だったりします。
沖縄や九州のテレビ中継でちらりと映る映像で良く観察してますよ、蛇口屋は。

基本的には、北海道の様な寒冷地だと、配管は室内側の壁内部って事になります。この種の、樹脂系の管が出てくる以前の配管改修工事は、どちらかというと、外科手術で言うなら、【帝王切開】(なんで、帝王なんて言うんでしょうね?)、そして、今回蛇口屋達が行った樹脂配管を使った配管改修工事は、【内視鏡手術】って感じです。

蛇口屋達が使用するウイルシュボの架橋ポリ管にしても、三菱マテリアルから出ているボリブデン管にしても、多少、軟性に差はある物の、鋼管だけを水道管にしていた以前の設備から見ると、家庭用のホースに近い物ですからね。

材質の特色にしても工事の方法にしても、水道管っていうより、電線のそれに感じが近い物になって来ている感があります。

この樹脂パイプ自身に障害物を避けてゆく機能を持たすことが出来るとしたら、配管改修工事は、まさに開口部無しで可能って事になります。

用は、管先端部に、内視鏡とコントロール部を付けて、相当高価な物になるとは思いますが、工事機材だと思えば、そこそこのお金を出すのは惜しくありませんし、大工さんや、内装工事の職人を雇ってゆくなら、目に見えてお得だと思います。

需要はいくらでもありますよね。

ひとまず、どこかに掛け合ってみようかな、タジマツールあたりでいいかな?
絶対、馬鹿売れだと思います。

少なくとも、蛇口屋は欲しいです。



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やっぱり一人がいいようです

2006-06-24 22:36:54 | Weblog



同じスキルを持つ設備屋同士で仕事を進めてゆく上で、何が良いかって言えば、いちいち詳細に説明しなくても、『じゃあ、洗濯機周りから配管して」なんて言えば、だいたい普通に仕事をこなしてくれる点でしょう。

これが囓った事がある人や、ちょっと知っているだけの人なら、洗濯機カランの高さや、詳細にいたる配管の経路、そして、シールの巻き数や、巻き方まで説明して、酷いときには実践しないと理解して貰えない場合も多々あります。

実際、蛇口屋はそうでしたね。手伝ってくれるのは、サッシ屋さんや、ガレージの組み立て班の皆さんでしたから、一生懸命やってくれるのは助かりますが、やっぱり、多少性格がねじ曲がっていようとも、本職はさすがに一線を画します。

事実、今回の現場は、彼らがいなければ多分、蛇口屋一人だったら、途中どこかのシーンで隠蔽配管をあきらめて、露出配管にしていたでしょう。

背負ってゆくリスクや負担が軽減されている事が実感できます。

一つの事に集中できるってのはいいですね。

例え、蛇口屋がわざわざ用意した材料を、「丁度いいや」って言って横からかっさらってゆこうとも、人の溶接のバーナーのあぶり方にいちいちケチを付けられようとも、蛇口屋がTOTOが好きなことを知っていながら、わざわざ聞こえるように陰口をたたいたり・・・。

そうですよね。普段孤独な設備屋ですから、暗くジメジメしたところで、性格はドンドンねじ曲がってゆくんですよね。しかも、だいたいにおいてこの職種の人間って理屈ぽいし、全てが縁の下の力持ち的な仕事なんで、誰にも褒めて貰えないから、ドンドン自画自賛が上手になって、究極の一人上手になってゆく人間が3人もいれば、ある意味奇特な空間ができあがって、普通じゃあり得ないストレスに浸ってゆくのも無理は無いです。

なんか、妙な疲れ方をしたと、皆が感じていました。

今回の現場、作品的には文句の付け所なんて皆無で、ほとんど、『え? 何処を工事したの?』ってくらいのできなんだけど、多分、ここにいた全員が思っていたでしょう。

『やっぱり、一人がいい』と。

やはり設備屋は群れれないようです。


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ワイワイガヤガヤ配管交換!

2006-06-23 22:39:43 | Weblog



設備屋さん2人と蛇口屋2人でワタワタ(とにかくドンドンやっていると言う意味です。北海道弁かな?)と、配管の切り替え工事を行っています。
キッチンに1人、ユーティリティーに1人、そして床下に1人です。

本日、蛇口屋、丸一日、床下の住人でした。

皆さんはお手伝いに来ていただいている手前上、蛇口屋が自ら、進んで辛い仕事に当たっています。
普通の住宅なら、床下も40センチ前後あるんですが、このお宅、床下は僅か20センチしかないんですよ。お陰で、口の中まで砂が入ってジャリジャリです。

配管経路を床下にして、僅かな立ち上がり管を壁の中にすると言う、今回は隠蔽配管と言う手段で配管替えを行っています。

もちろんこれは、壁紙の工事をしているという前提の元で行われています。
壁にどれほど傷が付こうとも、キチンとパテ処理してクロスを貼れば多少の開口部なんて全く分からなくなりますからね。

とまあ、蛇口屋はひとまず床下にいたんですけど、なにやら床の上の世界で言い合いが初まっていました。

お手伝いAさんは、「パッキンは、絶対ウレタンが良い」と言っているかと思えば、お手伝いBさんは「いや、アスベストのシートパッキンだ!」と言い合っていました。

ひょっこり顔を出した蛇口屋も、「どっち?」と聞かれました。

「もちろん、ゴムパッキンだよ」と第3の選択肢を与えてしまいました。

基本的に、最近のゴムパッキンは性能が良くて、お湯用に耐熱のゴムのパッキンだって普及しているくらいで、しかも値段も安い。

まあ使い慣れた物が一番だろうって、いう無難な結論に至って、蛇口屋は再び床下へ帰ってゆきました。

この後、ヘルメチック(配管用シール材)は白かグレーかで口論となり、シールテープの巻き数は何回だとか、微妙な材料の使用の仕方についても論争となりました。

工具についても言い合いしてました。
設備屋って孤独な職業ですからね、こんな風に、人口密度の高い状況で仕事をするって、人生の中でもそうは無いですからね、テンションも上がってしまうのでしょうね。

一応、言っておきましたが、拘りは人それぞれ、自分の馴染んだやり方で、無理に人に合わせようとしないで、結果、器具が性能を発揮できて、水が漏れなきゃそれでいいですから、多少の違いは、あるものの、皆さん、間違った事は言ってませんから。

でもこの種の言い合いって面白いんですよね。話題は尽きないし、普段から背負っている疑問も解決するかもしれないし。

話せば話すほど、深みにはまってゆくんですよね。

ちっとも仕事にならないや。

ああ、明日もこのメンツで仕事です。




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明日からひとりぼっちじゃありません。

2006-06-22 22:11:07 | Weblog




今日から、意見まるまるの設備の全面改修に入りました。

全ての配管改修工事に、1・2階ともトイレの入れ替え、給湯器を、現状の貯湯式から壁掛けの直圧へ変更して、台所と洗面所の水抜き栓の土中配管からの交換。

とまあ、濃いところ目白押しです。

ところで目白押しの目白ってどんな意味なんですかね?
トリのメジロに関係しているとしたら、なんか昔話風の語源がありそうで、そのうち真剣に調べてみようと思いながらも、きっと忘れてしまうんでしょうねぇ。

それはともかく、仕事量もさることながら、工事的にも、どうしても一人ではどうにもならないと、お金が絡むと、社長も劣化ウランよりも重い腰を上げました。

そして助っ人として呼ばれたのは、蛇口屋が勤める以前にこの会社で設備の職人さんとして働いていた方と、その人のそのまた以前に働いていた人が来てくれることになりました。

なんか、仮面ライダーV3のピンチに、1号ライダーと2号ライダーが駆けつけるのに似て、少しだけワクワクしていた蛇口屋でした。

工事が本格化する明日から、助けに来てくれるそうです。

久しぶりに、本職の人とのコラボかあ、

いつも、会社の人間が手伝ってくれると、材料や工具の名前言っても分かって貰えないし、馴れてないから動きも見ていて危なっかしいし、だからといって、「良いよ俺がやるよ」とせっかくやる気になっている人から仕事を奪っても角が出るし、なんか感じ悪いし、例え、手伝いに来てくれる人がワガママだろうが、性格に難があろうが、伝えられないもどかしさや、すっと動いて貰えないストレスを感じなくて済む分、いくらかマシな気がします。

でも、蛇口屋は、この2人に合った事ってないんですよね。蛇口屋がこの会社に入った頃は、すでに違う会社の方でしたから。

色々な人の話では、独立心旺盛で、社長の話を全然聞いて無いって話です。止めた理由は、どちらも社長と言い合いになって、「こんな会社やってられるか!」って啖呵を切って辞めてしまったそうです。

注意して、手伝って貰おうと思う蛇口屋でした。
この職種、ワガママな人が多いですからね。

ちょっと不安になって、この会社の生き字引、ER谷主任にお話を伺いました。
ER谷主任はこの方達を両方とも知るこの会社では数少ない人物です。

「どっちの人」が我が強いの?

そう訪ねると、ER谷主任の指は、まっすぐ蛇口屋に向けられているじゃあありませんか。

失礼な! と思いつつ、あながち冗談でもなさそうなER谷主任の表情に一抹の不安を感じました。



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純文学と給湯器のお話

2006-06-20 22:47:30 | Weblog


本日は、なにやら、誰かの尻ぬぐいをしながら現場を転々とした日でした。

作業的にはちっともたいしたことがない無いようでしたが、A山の指示書には、『留守な事を確認の上、散水栓を修理してくる』とか、『集金のついでにトイレを借りるふりをしながら、内部金物を直してくる』とか、蛇口屋は、某国のスパイか?
と言う怪しい内容で、いらぬ緊張感を身にまとって頑張ってみました。

それでも最後は、歌人であり作家の【樋口一葉】のヘビーなファンの奥様とステキな一時を過ごせました。

石原慎太郎氏の物は古くに付け新しきに付け、一度、ちゃんと読んでおいた方が良いような、そんな気持ちにさせてくれました。

蛇口屋的に奥さんの読んでいる物とかぶったのは、正岡子規と漱石さんくらいで、後は、「うんうん」と聞いているだけでしたが、奥さんは、非常に満足していましたね。

こういう趣味の方って、蛇口屋もそうなんですが、同じような物に興味があって対等に話が出来る人って滅多にいないから、出会えると、テンションが上がってしまいますものね。

気持ちはよく分かりますし、蛇口屋も十分勉強になりました。

純文学。

ステキな言葉ですが、蛇口屋に一生縁のない物の様な気がします。
だって、エンターテイナーが好きですからね、蛇口屋は。

もう、無理なシチエーションに強引な展開。
それを勢いと力でねじ伏せる様なそんな文学を目指しています。

でも、ちょっとだけ宮沢賢治さんにあこがれたりしているんですよね。

綺麗で骨太で、繊細で剛胆で、あの懐の広さって言うか、物のとらえ方って言うのは凄いですよね。

全く関係ない話ですが、あの【星の王子様】がまた新しい訳で文庫本になって出ていますよね。

ちょっと探して買おうと思ってます。

幻想的で、夢のようなお話のくせに、妙に血の臭いがするあの作品に一時期傾倒したことがあります。

でも、蛇口屋の場合、人生の為になるとか、勉強とかになるっていう『文学』ではなくて『文楽』の方ですから、今後の人生の中で、大きな割合を占めて、楽しんで行こうと思ってます。

それに結果が付いてくれれば言うこと無しなんでしょうけど、まだまだたどり着くための苦労は少ない、呑気な蛇口屋でした。







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