蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

電線のはい出る隙間もねえ!

2006-01-31 22:22:25 | Weblog
久しぶりにUTの工事です。UT。

え? UTって何? ですか? 

UTと言えばユニットバスの省略名称ですよ。

ちなみにアスファルトはAS、ビニールクロスはBC、クッションフロアはCF、フローリングはFR、だそうです。A山の使う専門用語で、お客さんの前で自慢げに言ってますよ、本人曰く、『プロみたいで、格好いい』そうです。でもユニットバスって、略したらUBですよね。
まあ、A山のへなちょこぶりはともかく、今日からユニットバスの改修工事に入りました。

全工程4日間です。

解体・組み立て準備で一日
組み立てで二日目
取り合い壁と枠の大工工事で三日目
その他設備工事などで四日目

で、今日は解体工事でした。

そして住宅はミサワホームの住宅でした。

頑丈なんですよ、ミサワホーム。
住んでいる分には、頑丈強健な住宅なんですが、これを改修工事するとなると、本当にめんどくさいんです。
木製パネルによるモノコック構造(ジャンボ旅客機と同じ構造)とかで、住宅全体の壁内部がまるで蜂の巣のように五ミリのベニヤ板の小さな室内になっているんです。

パイプ一本、電線一線通すのも一苦労です。

だいたい、良くできた家ほど、改修工事は難しい物ですね。後で手を入れようなんて考えてはいませんからね。

それに、ミサワホームさん自身もリフォームをやっていますね。

・・・ユニットバスの入れ替えくらいは大目に見てくださいね。キチンとやりますから。

ユニットバスを壊すと、大抵の住宅では多少の漏水跡や漏水しているケースがほとんどで、この手の工事の印象としては、湿ってじめじめしているって感じがあるんですけど、ミサワホームさんの場合は、カラカラに渇いて今、蛇口屋、喉が痛いです。
十件近く改修工事をやってますが、一つの例外も無いって事は、現場管理もさぞ厳しいんでしょうね。

だいたい壊し終わった時に、様子を見に来たんでしょうか、この家の見積と下見を行ったA山がやってきて、言いました。
「あ、ここミサワホームだったんだ・・・」
どうやら、今日初めて気がついたようです。

ミサワホームさんの『爪の垢』ってどこへ行けばいただけるんですかね?、ショウルームのほうですか? 一応、蛇口屋、煎じてこのA山に処方しようと思います。



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壁という概念・・・

2006-01-30 20:48:19 | Weblog
このまえ、壁の話をしました。(壁を越えろ! いえいえ壊した方が早いです 参考)

そのことを少し思い返して、
皆さん、住宅の壁ってどのような物かご存じですか?

外壁とか、ユニットバス壁とか、羽目板とかそんなんじゃあなくて、一般住宅の部屋の間仕切りなんかに使われている、大抵、クロス(壁紙)で仕上げられている、その壁です。

多分心象は様々だと思いますが、よく言われているのが『僕のうちの壁、画鋲を指しても抜けてきます』とか『棚作りたいんですけど、壁に釘が利きません』とか、最近では、『【糠に釘】ではなくて【壁に釘】だよね』なんて聞いたことや思ったことを感じさせてくれているその壁です。

あと、夫婦げんかの耐えなく激しい家ではよく大きな穴が開くいては何かで塞いでごまかしているあの壁の話です。

その壁の正体は、石膏ボードと呼ばれている耐熱耐火ボードです。

だいたいは厚さ9.5ミリが多いようですが、はハウスメーカーによってはもっと厚い物を使っているところも在るようです。

その耐火ボード君は、耐熱性に優れて、とある虎さんのメーカーのCMでもご存じの通り、1000度の熱も通しませんし、物によっては優れた遮音性を持っています。

その正体は、石膏と紙を混ぜて、絡み合わせて表裏面に紙をプレスしたものです。詳しくは吉野石膏のHPを参考にしてください。

材料的には、簡単に折れるし、湯飲みを投げたら穴が開くしで、木材や樹脂に比べるとそりゃあもうもろい物です。

多分、爪の先で穿ることだって、特に格闘技の経験の無い方でも蹴破れてしまう事もあります。

そんなか弱い石膏ボードが、一般住宅の壁として自立できているのは、極論から言えば、恐らく人の意識から来る物だと、蛇口屋は定義しています。

壁は壊してはいけない。

壁は穴を開けてはいけない。

壁はそこに壁として存在していなきゃならない。

これらの概念が、脆くも儚くただひたすらに火に強い石膏ボード君の存在意義を樹立させているのでは無いのでしょうか?

だから、概念に囚われない自由な人の家ってそうとう酷いことになっているんでしょうね。まだ蛇口屋は出会ってませんが。


それとボードに釘が利かないからって、この前、あるお宅のお父さん、家族の制止も振り切って、やたら長い釘なんだか杭なんだかわからないものをトイレの壁に撃ち込んで、壁内部のポリブデン(樹脂)パイプを突き破ったあげくに、外壁の壁も破壊していました。

新築なのにね。

水浸しだね。

ハウスメーカーの人と一緒に行ったら、お父さん、涙ぐみながら、
「だってあんたがトイレに棚を作ってくれなかったから・・・」

良かったですね、水道で、お父さんの家、オール電化だから、200Vの単相の電線だったら、今頃そんな愚痴も聞けませんでしたよ。


それにしても、石膏ボードって奥が深いです。この記事書くのに少し調べようと思ったら、思わずのめり込んでしまいました。
蛇口屋も吉野石膏のHPにダイブしてきますんで、今日はこの辺で!





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マンションの設備について、うんぬん・・・

2006-01-29 20:28:57 | Weblog
元々、蛇口屋の工事屋さんのスタートは、マンション設備でした。

マンションの他にも、デパートや公共施設もやっていました。

強度の話なんですが、確かに下へ行くほど梁は太くなってましたよ。『うわ! 狭!』なんて言いながらパイシャフトなんかをよくよじ登ってましたもの。

で、蛇口屋なんで、設備の話です。

大きな建物になると、大抵、給水設備があります。
多くは、受水槽や排水槽、それに伴うポンプなんかがそうですね。

受水槽というのは、いったん水を大きな、10トンクラスの水槽に貯めて、そこから、給水加圧ポンプや、高架水槽で各戸別に配水する形式の物です。

高架水槽というのは、屋上に着いているタンクの事で、高低差を利用した水圧で配水する事を目的にしています。

よく、「マンションの水は水槽のおかげで質が悪い」とか、「その水槽の中に何が入っているかわからないよ」とか言う方がいますが、それは実際には何の根拠もない話です。

実際、水槽方式の配水しているマンションには、その水槽の清掃と点検が保健所によって義務づけられていますし、定期的に水質検査を行っています。これらを怠るとその建物の水は飲料水として不許可になってしまいます。

人の健康に関わることって本当に厳しく調査されているんですよ。

水槽の中に、異物が入っていたとか、酷い物は、『カラスの死体が入っていた』なんて言っている人がいるくらいです。

それは、窓もドアも締め切った車の中に、カラスが入ってくる事ぐらいあり得ない事です。

そういう情報を発信する人たちは、多分、何かしらの目的を持って、人々を惑わせようとしているんでしょうね。

もしも、マンションにお住まいで、このような事に不安を感じるようでしたら、時間があればの話ですが、マンションの管理(住んでいる人たちが組織している管理組合)に興味を持たれてはどうでしょうか。
案外面白かったりするかもしれませんよ。

ここ最近は、設備費やメンテナンスのかからない直接給水のマンションもあります。
一軒一軒に個別の水道局のメーターがついている物です。

また、これらの設備や器具には皆寿命があります。
だいたいは、15年から22年くらいで交換しているようです。
中古のマンションをお求めの際には、外観だけでなく、目には見えないこれらの設備の改修工事にもお金がかかることを頭の片隅にでも入れておくと、具体的なプランとなって、役に立つかもしれません。

外観や内装等の目に見える所も大切ですが、人の健康や命に関わる事って、目には見えない事が多いようです。

マンション購入をお考えの方々の少しでもお役に立てれば幸いと、前の職場を思い出して書いたりした蛇口屋でした。







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工事の仕方

2006-01-28 23:55:56 | Weblog
まず、お客さんにご挨拶します・・・。

それでもって、工事の対象を一度キチンと確認します。
トイレならトイレ、ボイラーならボイラーを、ちゃんと自分の目で見て判断をするのです。

え? 何の話かって?

蛇口屋がお客さんのところで工事をさせて頂く段取りの話です。

なにはともあれ、持ってきた物がちゃんとお客さんのところで取り付けられるのか、それは本当に適当なのか?をこの時点で判断するんです。

もちろん、蛇口屋の会社の営業が、ちゃんとした人なら良いんですけど、おおむね物件を見て判断しているのがA山です。
彼を信じると言うことは、詐欺師にお金を預ける様な物で、例え持ち逃げされても、信じた自分を恨むほかありません。

ここに至っても、工事自体が十分、『0』に、ふりだしに戻ることもありえるのです。事実、過去何度かありました。
この会社では見切り発車は本当に危険です。

自分の目で見たことだけが真実なんです。
本当に、この会社でそれを痛いほど学びました。

それが確認できたら、もう工事は終わったも同然です。
後は、楽しい時間の始まりなのです。

まずは、養生です。
工事とは関係ない箇所を汚さないように、専用の紙を敷いて、器具の撤去の開始です。

この時点では、お客さんは工事自体に興味が尽きないようで、大抵の方は、見ていますので、軽いおしゃべりを交えながら和気藹々と作業を進めてゆきます。

そして新しい器具の設置の為の材料を確認します。
大抵は、工事車両の中に詰まれた材料で間に合いますが、希に無い時は、一番近くの材料屋さんまで走る時もあります。

ただでさえA山の語る数少ない情報から、おおむねの材料を推測して持ってゆきますので、博打的な要素はふんだんに盛り混まれています。
もう、毎日が冷や冷や物です。

だから材料がドンピシャで合った時は、推理小説の最後の方を一気に読み下すあの爽快感が蛇口屋を酔わせてくれます。

後は生々と工事を進めて、終了させ、後片付けと掃除を行って、お客さんに新しい器具の説明を、軽いジョーク(その時の状況に応じた)を交えながら語り尽くします。

そして、お礼をして、またお客さんから労いの言葉を承りながら蛇口屋は帰ってゆくのです。

出会い、そして別れ。そして中に含まれる様々な葛藤。

蛇口屋にとって工事とは、テレビの2時間枠の番組よりも少しだけ長いドラマの様な物です。




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今年も安全運転!

2006-01-27 23:29:58 | Weblog
今日もまずまずな一日でした。
仕事は千歳でした。

道路の雪、溶けてました。多分、日中はプラスの温度だったんでしょうね。

それにしても、現場に向かうまでの僅かな距離に、4件ほどの交通事故を目撃しました。
当てたてほやほややな物から、すでに警察も来ていて、事情を話している現場まで、朝の忙しい時間帯だったので、急いでいたんでしょうか? お気の毒でした。

去年は、北海道も死亡事故NO.1の汚名返上とか新聞に書かれていましたが、実際に事故の件数って、減っていないそうです。

自動車の安全性能。ここでは、衝突安全性が向上したおかげで、以前なら死亡に至るような大事故でも、一命を取り留めたっていうのが、死亡事故減少に繋がったと言う話でした。

自動車技術の向上は、スピードやパワーだけでなく、人の命も守ってくれているってことですよね。

でも、本当は、もう少しだけ、ゆとりがある運転が出来たらもう少し事故も減ってゆくでしょうね。

とは言う物の、なかなか出来ません。

蛇口屋もたまに、近い移動の時は、シートベルトしていない時もあります。

掛かって来た電話に、車も止めずに、対応してしまった事もあります。

メモを見ながら走っていることも多々あります。

だから、今日、見かけた事故だって何かのタイミングで蛇口屋がその当事者になっていた可能性だってあります。
事故を見て、
『うわ、怖いな・・・』
って肝を冷やすのは、
自身の運転に対する技術や心構えが盤石と言うわけではないと教えてくれているんでしょうね。

運次第では自分に降りかかっていたかもしれないんですから。

明日から、気をつけよう、とひとまず思う蛇口屋でした。




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冬場危険なボイラーの話。

2006-01-26 23:33:28 | Weblog
昨日からの引き続きの工事のほうは無事終了して、明日の工事の予定を会社でグダグダしていたA山に訪ねると、明日もボイラーの交換だとか。

最近、寒さのせいもあるんでしょうか、ボイラーの工事が続いています。

大げさな話ではなくて、一週間(実働6日間)で伸べ8台程度のボイラーを蛇口屋だけで交換しています。

実は、毎年そうなんですよ。

冬場は、地面の下をひた走って来る水道の水も、0度近くになります。比較的、水抜き栓の近くにあるボイラーに直接冷たい水が注ぎ込まれます。
でもボイラーとしては、いつものお客さんが設定した温度まで炊きあげたいといじらしくも一生懸命にがんばります。

この時の寒暖の差が、ボイラー内部に大きなダメージを与えます。

最悪、ボイラー内部のステンレスのタンクを破裂させてしまいます。

そして、水道局からの『凍結注意』のテロップに、毎回水抜き栓から水を止めてしまう事も、ボイラーやその周辺機器に障害を与えます。

もちろんこれは、築15年以上の水抜き栓の立ち上がり鉄管だった場合に限ります。

レバー式で青い色をした水抜き栓がそうです。

水を落とす度に、管内部がカラになって、長年発生していた錆がはげ落ちて、赤い水を出します。

でも、こればかりは仕方ないですね。
落とさない事には、凍結してしまいますしね。

こっち(北海道の様な寒冷地)の話題ばかりですいませんが、家を空けるのであれば、水抜きをするのではなくて、ストーブを弱で燃焼して、人がいるときと同じ状態にしてやった方が、お年寄りのボイラーには喜ばれているようです。

家の器具から、完全に水を抜くのって結構難しいですし、多分無理です。

もちろん、これは、在る程度新しい家の話で、本当に古い家では、リスクを覚悟で水を落とす必要があります。

なんにしても、春までの3ヶ月間、無事に乗り切りましょうね。

それでもだめなら蛇口屋までご一報ください。
お安くしておきますよ。




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煉瓦の街、江別市の少しだけ昔の話…

2006-01-25 23:47:39 | Weblog
ボイラーをはじめとする、ほとんどの器具を、江別市の在るお宅で交換しました。

江別市は、札幌市の隣にある、人口5万人ほどの都市で、煉瓦の生産も有名ですが、最近では小麦粉の生産と、その小麦粉を利用した製麺も有名です。
そして、蛇口屋の主立ったフィールドでもあります。

で、仕事の進行状況はと言うと、まだ終わってません。明日も続きにで工事に入ります。

熱源のほとんどをガスに頼っていて、今日の工事で、それらを全て灯油機器に交換しました。

灯油機器は無いのに、灯油配管は新築当初から、すでに配管されていたんです。
ご主人曰く、こうなる日がいずれ来るのではないかと予想していたそうです。

確かに、都市ガスの配管の他に各部屋に灯油配管をしておいたご主人の先見の明は大当たりでした。

しかし、30年間以上、寝かせ続けたことになります。
その灯油配管は、ゆとりと言えばゆとりですが、無駄って言えば無駄ですね。まあ、良い方に取っておきましょうよ、ご主人。

家を建ててから全ての機具類は一度も交換したことがないとおっしゃっていましたので、33年の長寿さんでした。

長寿さんと言えば、ここのご主人、なんでも、戦前からこの江別市に住んでいるとか、休憩の時に、ご主人自身の、戦前戦後の貴重な体験談を聞かせていてただ来ました。

札幌空襲の時に、ご主人はまだ小学生くらいで、札幌の空の方から飛んでくる飛行機を味方だと思って手を振ったら、敵の爆撃機で、当時、江別で一番大きな工場、現在王子製紙の工場に爆撃に来たのだとか、もう少し気がつくのが遅れていれば、現在、蛇口屋とはこうしてお話してはいないだろうと、笑顔で怖いこと言っていました。

戦争終結後は、夕張炭坑から解放された、朝鮮の人たちが、今蛇口屋が工事をしてる、このお宅から目と鼻の先、函館線、野幌駅で大暴れして、ベンチは燃やす、窓は割るで、危うく巻き込まれそうになって、九死に一生を得たと言っていました。
当時の話を、
「本当に、あいつらはヤバイ・・・」
と振り返っておられました。

同じ炭坑から解放された、中国の人たちには、何とか手に入れたうどんを奪われ、挙げ句の果て手にその場で調理され、さらにその場で、一緒に食べていたそうです。
よく見れば、その場には、ご主人のように、食材を奪われた子供が(キャベツや卵、魚など)も一緒に一つの鍋になった、ごった煮中華風うどんを食べたそうです。

当時の話を
「いやあ、本当に旨かった!」
当時のしかも戦後間もないあり物の食材で、今の豊富な食材で作る中華料理よりも美味しかったと、振り返っていました。

ご主人の話に、耳を傾けながら、雪に埋まっている江別市を、居間の窓から見つめていました。

本や書物にならない、個々が知る語られなければ聞くことが出来ない、様々な過去に、ただ関心するばかりの蛇口屋でした。




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壁を越えろ!…いえいえ、壊した方が早いです

2006-01-24 23:05:01 | Weblog
本日の仕事は、A山物件でした。

A山というのは当社のスーパーな営業マンです。(参考 土下座王

A山本人は、朝早くから営業の仕事で外へ行っていて、会社にはいませんでしたが、蛇口屋の机の上に、一応、仕様書の様なパチンコ屋さんのチラシの裏にボールポイントペン(ボールペンの正式名称です)で走り書いたメモが在りました。
工事の内容は、浴室とUTの間にある壁内部の配管からの漏水の修繕でした。

つまり、壁の中に隠れている給水管を直すって事ですね。

まあ、内容はいいんです。内容は・・・。

問題は、チラシの裏に書かれた、A山の示す注意事項です。

そこには、こう書かれていました。

『壁を傷付けないように工事すること!』

A山が書いている言葉の意味を理解できません。
壁を壊さずに、どうやって壁内部の配管を修理するのでしょう???

A山の出している指示って、例を挙げるなら、切開しない盲腸摘出手術みたいな物です。

そんな手術不可能だ! ってブラックジャック先生もそう言うでしょう。

A山! 蛇口屋は一休さんじゃないぞ!

とんち問題かよ! って朝っぱらから怒りMAXっすよ。

聞けば、A山は今、お客さんのところで、屋根の葺き替え(北海道には瓦屋根はありません、みんなトタンです。)の見積のために、屋根から雪を、おろしているそうです。

一瞬ですが、『そのまま落ちてしまえ!!』と呪いのように言い放ってしまいました。

心頭に至った、怒りをそのままにお客さんの所へ行くと、その家の奥さん、どうやって壁を壊さず、配管を治すのか、興味津々で待ってました。

「本当にそんな事ができるんですか?」

訪ねるお客さんに、蛇口屋は即答します。

「できません!」
きっぱり言い切ってやりましたよ。

するとお客さん、パッと笑って、
「そうでしょう、絶対無理だって思ってたもの、あの営業さんは、できる、できる、しか言わなかったんですよ」
そういって、ゲラゲラ笑ってました。

お客さんの方が、わかってますね。

聞けば、当社の利用率の極めて高いお客さんでした。
蛇口屋は初めてお会いしましたが、A山や、他の社員は顔見知りのようでした。

そして、言われました。

「あなたの所の営業さんって調子いいだけだもんね、いい加減で・・・、でも工事の方は、いい加減にしないでくださいね」

もちろんですとも!

早速、壁を壊し始める蛇口屋でした。



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A山解雇????

2006-01-23 21:47:51 | Weblog
今日は、ボイラー交換の見積に行って、ボイラー交換の工事をして、ボイラー交換工事をしたところへ、集金へ行きました。

全部違う現場です。

本当に、この会社って効率最悪MAXですよね。

今日もサッシ屋さんが、物置を直しに、物置屋さんが窓枠を直しに行きましたよ。

全て、そつなくこなして帰ってくると、産経新聞の記事を切り抜いて、スクラップしている、社長が言いました。

「蛇口屋が、きっちりと営業をしてくれるんなら、A山はもう要らないよな」
口に葉巻(すいません、過剰表現でした・・・、マイルドセブンです)を銜えて、『どうだい?』と言わんばかりに、ニヤリと裏のある笑みを浮かべました。

ここはマフィアかなんかですか?

社長は懲りずに、聞いてきます。

「蛇口屋よ、この会社で一番不必要な人間は誰だと思う?」

そりゃあ、もちろん、あなたです。
危なく口をついて真実の言葉が出そうになります。
ヤバイヤバイ・・・。
その瞬間、社長が蛇口屋に言いました。

「今、おまえ、俺が一番必要ないって思ったろ?」

ちょ、超能力者か?(テレパシスト)

動揺しながらも、
「誰かやめさせたいんですか?」
そう訪ねると、
「いや、別に、誰がいらないかなって思ってな・・・、俺は昼寝するからな、電話には出ろよ」

そういって、仮眠室に入ってゆきました。

ここまでのやりとりを聞けば、『なんか、凄いせっぱ詰まっている、殺伐とした会社だな』って思われるでしょうが、あくまでこれは日常会話です。

まるで、今日の天気を聞くみたいに、『蛇口屋はまだこの会社続けるの?』
って社長自身が簡単に聞いてきます。

初めてこういった一連の会話を聞いた時は、「いじめか?」って思いました。っていうか、やめて欲しいのかって思いますよね。

でもこの会社は、それが普通なんです。

優しさとか、慈しみとか、愛とかっていう人間に取ってかけがえのない物の対局に位置している会社で明日も仕事の蛇口屋でした。





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転職? 独立?

2006-01-22 18:36:50 | Weblog
お休みの間、沢山考えて、ある種の境地に至った蛇口屋です。

本当にまじめに考えていました。

真剣に探してみると、結構ありますね、転職先。

雇ってもらえるかどうかは別にして、2000件くらいありました。

ちょっと安心です。

だから、転職という逃げ道をいったん端においておいて、
ひとまず、ネットを使ってのんびりと集客しようという構えを見せている蛇口屋だったりします。

自分の会社ですよ。

自分の仕事です。

そして自分のお客さんです。

いいですよね、この響き。

このブログの他に、『蛇口屋』って言う名のサイトを開く予定です。

もちろん仕事としてのHPですよ、蛇口屋なんで蛇口を売っていこうって言う寸法です。北海道内の方々、特に札幌周辺にお住まいの方々、お客さまはあなた達です!!!

旨くいくと良いですよね。

あんまり大きな工事はできませんけど、一人でもできる小さな事からコツコツとやってゆきたいと思っています。

まあ、できてもマンション設備の大改修工事くらいですね・・・、ってでっかいじゃん!
でも、やろうと思えば、マンションの配管や給水施設の入れ替えは十分一人でできますよ。

もちろん、それには条件もあります。

工事をさせてくれるマンションと、
工事の日数が結構かかっても良いならの話ですね。

まあ、なにはともあれ、今日からその意志をはっきり持ちました。

ひとまず、HPを作りたいと思います。





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