蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

何度言ってもわかりゃあしない

2009-07-31 21:56:04 | Weblog
漸く、お風呂の現場の配管替えに手が付けられるって思っていたんですが、この住宅の水抜き栓の立ち上がりが鉄管で、しかも、要所要所、地中で鉄管を使って分岐している為に、A山の見通しで行くと、上っ面の配管は組み直せても、肝心の一番古い配管はそのまま残ってしまう事になりそうな感じでした。

一応、A山にその事を話すと、「見える部分は変わるから良いんじゃない?」と、軽口を叩いていました。
この男に相談しても無駄でしたね。

ここは自分で考える事にして、流し台の前にある水抜き栓は交換になっています。

今度新しく取り付けられるシステムキッチンは、キャビネットは全部引き出しタイプですから、今の位置では引き出しタイプではぶつかってしまうんです。

その為、位置はそのままで、フロアタイプのペッタンコの水抜き栓ハンドルを取り付ける事になっています。
床とほぼフラットになるタイプですね。
最近の家では望お馴染みなヤツです。

コレも実は問題になっていて、現在の水抜き栓の部品を買えただけでフロアハンドルになるって、A山は思い続けています。

だから、水抜き栓の頭を変えて、その上にフロアハンドルを取り付けるんだから、水抜き栓自体を短い物に替えて、床下に納める必要があるって、確か、47回くらいは言っているんですが、A山は全く理解していません。
悲しいくらい、毎回同じ事を言われます。「水抜き栓の頭を変えるだけでしょ?、簡単ジャン、こんなの」とか、社長の前でも他の社員の前でも、お客さんの前でも言い放ちます。

そのおかげで、お客さんはもちろん、家の中の水抜き栓を取り替える工事を見ていた人は、「A山さんて何でも簡単に言う人だよね、こんなに大変だとは思わなかったよ」って皆、同情してくれます。

工事自体は大変でもないんですが、確かに住宅の中で、1M近い深さの穴を掘る姿は、凄まじいインパクトがあります。

今日の所は粘土質の上にコンクリート殻を捨ててあって、久しぶりに大変な工事でした。
しかも、ユーティリティー側の水抜き栓は、今回の工事で撤去して、地中のポリ管で閉止すると言う、蛇口屋的な工事にしました。

鉄管を残すより、今回の工事で、新しくステンレスの立ち上がりにする水抜き栓に、一つにまとめ上げた方が良いと、蛇口屋は思ったんです。

本工事の目的は、水回り5点パック、全ての給水給湯設備を新しくする、です。
このうたい文句に嘘偽りがあっては駄目です。

工期は少し延びて、お風呂に入る時期が遅くなってしまいますが、今後50年(メーカーの言うウシュポールの寿命)のために、1日2日は我慢してもらいました。

明日は一箇所くらいで水が出せる様に頑張りたいと思う蛇口屋でした。

お初にお目に掛かってました。

2009-07-30 20:53:54 | Weblog
今日は往路の現場を一日空けて、違う現場に便器の交換に行って来ました。
そして、その後、お風呂の現場です。

便器自体はTOTOのZ-1リモデル便器でしたので、それほど手こずりませんでしたが、便器、C-730を外したら、その下は穴が空いていて、その補修だとか、補強だとかに手間をとられて、割と時間が掛かってしまいました。

どうせ見えなくなるところとはいえ、お尻の下に10センチ以上の穴が空いているのって、やっぱり気持ちの良い事じゃないですよね。
蛇口屋は、コンパネと、ウッドパテで完全に埋めてしまいます。

クッションフロアを貼る技術が劣る物ですから、そこへ至るまでの工事で手を抜くと、当然仕上がりに影響してきます。

何事も一つ一つ、確実に進んで行く事が大事なんですね。

そんな中、今日は一つの出会いがありました。

今、工事をしている現場って、その家のお客さんは工事が始まると同時に、ご旅行に行かれて、このまま8月くらいまで返って来ないそうだったんですが、今日、突然、奥さんが帰ってきたんです。

蛇口屋が工事中に、ひょこんと顔を出されて、「この家の者です」って言われるまで、誰だろ、この方…、って感じでした。

奥さんは大量に飲み物やら、おやつやらを買い込んで来て、「勝手に食べて下さいね」って言って、また、何処かへ旅立って行かれました。

そのことをA山に話すと、「え? 言っていなかったけ? 中間で様子を見に来たんだよ」とか言ってましたね。
誰一人として、そんな話は聞いていないです。
日中、温度が上がって、K沢くんあたりが、あまりの暑さにパンツ一枚で工事していたら、
そんなあられもない姿を目撃されたらどうするつもりだったんでしょうね?
まあ、我々、K沢くんを知っている人間なら、まあ、暑がりのK沢くんなら仕方ないな、っていう風には、あの、品の良さそうな奥さんは思ってくれませんよ。
危うくパンツ一枚の工事人を信頼できないと言うお客さんによって工事が中止になるところでした。

全ての情報を管理しているんだから、もっとしっかりと出して欲しいですよね、A山には。
多分、最後に困るのは本人な筈なんですけど、今の事だけを考えて言い逃れる為だけに生きている男なので、おそらく生涯このままなんでしょうね。

そう言えば、うちのスペシャルな営業さんもなんか、朝っぱらから怒られていましたね。

こんな調子で、きっとお盆まで工事は続くんでしょうね。

明日も豊平川では花火大会です。

渋滞に巻き込まれ無いように、ちょっと残業して行こうと思っている蛇口屋でした。

電気工事士としての初仕事は、明るくしてきました。

2009-07-29 21:51:36 | Weblog
今日は、タカラのユニットバス組み立て屋さんの工事でした。
あの、絶対に間に合わないと思われていた 状態から奇跡の逆転劇で、本日の工事に間に合って、ホッとしていたのもつかの間で、なんと、浴室の壁面が若干歪みが、寸法的には余裕があった筈なんですが、奥の方で当たってしまうと言う結果に、残しておいたタイル面を撤去しながらの工事になってしまって、一度入れた浴槽をまた出したりと、言ったり来たりの大変手間の掛かる事になってしまいした。

蛇口屋的には、3センチのクリヤランスは見ていたんですが、やはりモルタル壁って、どっかで狂いが出てしまう物なんでしょうかね。
タイル一枚が20センチ角ほどの大きな物なので、すっかり見た目に欺されてしまいました。

なんか、ユニットバスの組み立て屋さんにご迷惑かけてしまいましたね。

ユニットを組み立てていただいたのは、いつもの会社の方々なので、悪いけど、甘えさせていただきました。
いろんな意味で助かりましたので、また今後もよろしくお願いしますね。

おかげで7時過ぎまで組み立てに掛かってしまいました。

その間、邪魔にならない様に、給水やら排水を繋いだり、何より、第二種電気工事士免状が届いてからの一番最初の工事として、照明をスイッチに接続していました。

なんか、やっぱりお風呂の工事からのスタートになってしまいましたね。

元々、お風呂の工事で、既存のお風呂が造り風呂だった場合、換気扇が無くて、スイッチも一緒に造らなきゃならないって言うのが、蛇口屋の電気工事の始まりでしたね。

ホント、わからなくて、いろんな人に教えていただきましたねえ。

コレで良いのかなあ、とか、誰かに怒られないかなあ、なんて思いながら、後で入ってくる電気屋さんに確認してもらって、ここまでやってきたんですね。
今は堂々と、工事が出来ます。

この気持ちの持ち方の為だけでも、蛇口屋にとって電気工事士、価値のある資格です。

今年は充実しているよなあ、なんて思いながら、もう一つ、年末に大物が残ってますね。
もう、今からぼちぼち初めて行きますよ。

ホント、一年も後半になって、今年は実りが多かったなあ、って言える年にしたいですからね。

第二種電気工事士免状届く

2009-07-28 21:25:30 | Weblog
多分、絶対に間に合わないだろうなあ、って思われていた工事も、午前中から当社の社員2名、そして午後から更に一名、夕刻から、大工さん4名、の投入で何とか終わらせることが出来ました。

何なんだ、この人数は? うちの方の社員はともかく、大工が来すぎで、通常、棟梁さんって言われるクラスの人が4人も来てくれました。

人件費的に超高そうな布陣でした。

なんか船頭多くして船山を登る、な感じでしたが、そこはさすがで、手の空いているうちの社員をテコにして、サクサクと、あの膨大とも言える細かい工事を確実に終わらせてゆきました。

何でも、皆さん、うちの会社のもう一つの現場に入っていたんですが、『他の現場で蛇口屋が大変らしい』と言う話を聞きつけて、駆けつけてくれたそうです。
とてもありがたい事だと、蛇口屋も胸に染みましたが、結局、そのおかげで、当初間に合わないと思われていた工事が、余裕で間に合ってしまいました。

もう一つの要員としては、いつも建機を借りているレンタル屋さんの共○レンテムさんに、偶々、コンプレッサーが無くて、仕方なく、ちょっと離れているナラ○キリースでコンプレッサーとコールピックを借りて使った所、なんと、一坪のお風呂のスラブが1時間に満たない時間で解体できてしまいました。
ちなみにスラブの厚さは45センチほどで、いつもより若干厚めな床だったなのですが、あれよあれよという間に、ガンガン砕けて行って、本当に、床のはつりって、こんなに楽しい作業だったんだ、と、お風呂の解体工事でストレスが吹き飛んでゆくのがわかる自分がいました。

製品は同じなのに、メンテナンスの仕方で、機械に性能の差が出たんですね。
もう○成レンテムじゃあ、何も借りれないな、ってみんなで言っていました。

結局何とかなったかあ、と家に戻ると、蛇口屋の家に、第二種電気工事士の免状が届いていました。

おお、コレで今日から蛇口屋も、電気工事士の仲間入りですね。

ホント、自覚して、しっかりと工事をしてゆかなきゃ。

なんかガラにもなく、気合いが入ってしまう蛇口屋でした。



久しぶりの強敵

2009-07-27 21:52:57 | Weblog
なんか、一日、ヘトヘトに疲れた日でしたね。

今日からまた、水回り5点パックが始まって。手始めにお風呂の解体からスタートだったんですが。
なんと、現場となる家はミサワホームで、着いてみてびっくり、速攻で、A山に電話を掛けて、解体一日じゃあ終わらないよ、って言ったら、もう工程表は動かせないって事で、なんとしても今日中に解体しないと行けない話をしていました。

A山の言い分は一応聞きました。彼がどのような工程を組んで、また工期の遅れでどれほどの方々にご迷惑を掛けて、工事日が遅れて、集金が出来なかったとしても、それはそちらの都合で、出来る物は出来るし、出来ない物は出来ないのが、この世の摂理です。

夜の7時くらいにA山から電話が来て、「じゃあ、ボクは帰るけど、後はよろしく頼むね、任せたから」って言われたので、「わかったよ」と返事はしておきましたが、解体は本日終了していません。

明日になって、「やっぱ駄目だったわ」ってA山に言えば済むだけの話ですから、簡単な事です。

蛇口屋はね、もう、このA山の為に一生懸命頑張らない事を最近決めたんです。

今日解体しているミサワホームのモルタル造り風呂は、モルタル壁全体が、防水仕様の両面テープで厚さ3センチのモルタルを自慢のパネルに貼り付ける工法で、しかも今日の現場は、タイルが二重張りしていて、堅いわ、粘るわ、で、今日一日セットハンマーを片手に、ズーッとガンガンと叩き続けて、もう肩はバラバラになりそうになるし、タガネを叩こうとして、指を叩くわ、更にメタルラスを引きちぎろうとして、その針金が指に刺さって貫通するわ、で、もう大変でした。
多分、蛇口屋が知る限り、もっとも壊しにくい浴室です。
おまけに浴槽は鋳鉄のホーローです。解体しづらく、二人で持つのもやっとな重さです。

いつも、ミサワホームの浴室解体は、本当に手こずってますから、ミサワホームだったらちゃんと工期は取ってね。って言ってあったんですがこのざまです。

前回のミサワホームの時は、お風呂屋さんに日にちをずらしていた出来ましたが、今回はそれが出来ないらしいです
ああ、タカラさんも忙しくなってきたんですね。

今回は。思い切って間に合わない状況を、何もしないで、タダ漠然と、A山に与えてみたいと思います。
もう仕方ないですよね。

言ってもわからないですから、コレは身体で覚えてもらうしか無いです。

こんなバカな営業の為に、夜の10時11時まで働くのはゴメンです。



本日蛇口屋営業日

2009-07-26 16:41:18 | Weblog
なんとか、熱も下がって、今日は日曜日だけど、仕事をしています。
会社の方の仕事じゃなくて、『蛇口屋』の営業ですね。

流し台回りの工事です。

一応紹介された方からは、システムキッチンとかも考えているみたい。って話でしたが、お客さんの話を良く聞くと、

取っても便利な混合水栓を取り付けたい。
朝、必ず赤い水(錆水)が出るので衛生的に何とかしたい。

と言う事だったので、現場を見に行って、なんだ、混合水栓に、流し台の水の鉄管を銅管に変えればOKジャン。
と言うことで、キッチンはそのまま、ほぼ半日掛けて、工事をしてきました。

それにしても、会社の仕事と違って、なんか、やっていて楽しいですね。
ロスも無いしね。
材料なんて持っていったものを持ち帰らなくてすむのは素敵な事です。
A山の現場に入るときは、いつも想像力を働かせて、あれも必要じゃあないかな、コレもいるんじゃないかな? 万が一って事を考えて、常に「一」に対して、「万」で当たっています。
準備していった物が外れていた時なんて、本当に落ち込みますね。「ああ、そう言う可能性あったか…」って本気で思いますもの。よく考えれば、キチンと伝えないA山の方が悪いんですけどね。

それにしても、何もかも音を立ててすんなり流れている感じがして、工事自体が蛇口屋の日々のストレスを解消している様な感じです。

もっと規模が大きくなっても同じ事が言えるんでしょうかね?
今度、もっと大きな工事も取ってみようかな…、なんて夢みたいな事を考えています。

それにしても、ホント、楽しいなあ、自分のお客さんの工事。
なんか、こういう日々だけ続けられるなら、お休みって必要なさそうですね。永久に水回りの工事だけして行けそうです。

仕事って、社長とA山がいなくなるだけで、こんなにも快適になるんですね。

なんか、実りの多い休日だったなあ。



今日はもう寝ます

2009-07-25 22:39:19 | Weblog
昨日、ブログ記事を書き上げてから、なんかふらつくなあ、っと思って、まあ疲れだろ、って思っていたんですが、その次には酷い寒気。

一応、と熱を測って見れば、なんと、9度近くの熱。。

正直、ええー!って感じでしたね。

発熱以外、ほとんどが健康状態は異常は無くて、ただ、熱が高いというだけ、熱がある事がわかった時から、現金な物で、余計にふらついている感じがしていました。

一応、薬で抑えて、仕事には行って来ました。
なんか、ふわふわします。

一番恐いのは車の運転でしたね。
注意力が散漫している状態ですから、確認はいつも以上にしていました。

まあ、美味しい物食って、早めに寝るしか無いですね。

そんな訳で、今日は早く寝ますので、この辺で。

明日には、熱とか下がっていると良いなあ、なんて、他人ごとのような蛇口屋でした。

終わる物も終わらない

2009-07-24 21:48:50 | Weblog
今日は、札幌市の豊平川の花火大会でした。


今日はお久しぶりにトイレから離れて、キッチンの取り付けに行ってますした。
いつものシステムキッチンではない、セパレートタイプの昔ながらのキッチンでした。
サンウエーブの1200 シンクの割と大きめのヤツでした。

まあ、この種のキッチンの工事って、基本、置いて並べるだけですからね。
水栓も排水も全く同じ位置で、工事的には楽ちんでした。

そう、あの方がやってくるまで。

午後から人員の交代で、例のスペシャルな営業さんがやってきてしまいました。

ほら、何事も自分自身を過大評価してしまう、自称天才、そして何でも出来る人、とうちの会社では言われています。

A山とは違った意味で、蛇口屋にとって手強い相手です。

なんと言っても、人のためとか言い出すと、その人がドンドンハマッて行く状況が出来て来ます。何より、実際は何をやらせても中途半端で、一日で納めたい工事が二日かかってしまいます。

今日の工事も結局コーキングを含む仕上げ工事が明日に引き延ばされました。

本人だけが、飄々と帰ってゆきます。
何でも奥さんを迎えに行くそうです。

多分家では良き父、良き夫なんだろうなあ。

蛇口屋には関係ないけど、明日は終わらせるつもりでしょね。
なんか、お客さんも疑心暗鬼になってゆくのがみるみるわかる、工事を傾ける方の紹介でした。

便器交換の旬

2009-07-23 20:51:10 | Weblog
今日もトイレの工事だった蛇口屋です。ちなみに明日もトイレの工事だそうです。って言うか今週は蛇口屋、便器交換週間の様です。
多分、今週の蛇口屋は、誰よりも長く、他人の家のトイレに居座っている記録を更新することですね。
ちなみに今日はZC-1でした。TOTOの一体式トイレですよね。
ほぼ、一日一杯の工事でしたね。

さて、そんな中、蛇口屋のブログに良く遊びに来てくれる『hige3』さんからご質問を預かりました。

ご質問の内容は、

便器って、凍結等で割れないかぎり、ほぼ無交換のように陶器で製作されてる物だと思い込んでいました。
しかし、ブログを拝見してると
結構な頻度で便器交換がでてきますよね。
本題の質問です。
お客様は、便器のどのような不具合で交換されるのですか?
そのようにならないように、気を付ける点を教えて下さい。


一週間便器交換をし続ける蛇口屋からの回答ですが、基本的にはお客さんの変えたいときに変えるってのが、回答だと思われます。
hige3さんのおっしゃる通り、便器自体は陶器なので、ほとんど、永遠と言っていいほどの寿命を持っています。

そんな中、お客さんが便器を変えたくなる時とは、どんな時なんでしょう?

トイレの故障で呼ばれて、新しい便器に交換を考えている方の多くは、便器の洗浄管からの水漏れとか、床フランジからの水漏れだとか、床に止めているビスが錆びて折れてトイレがグラグラするとか、の内容が多いですね。
気がつかれた方もいるかと思われますが、これらの事故はほとんどが便器そのものよりも便器の周辺の接続器具とかからのトラブルで、これらは全部と言って良いほど、修繕が可能で、ほぼ完璧に治ります。

パッキンを入れ替えて、床フランジを新しくして、必要とあらば、床の一部を張り直せば、ほとんど新築時の便器になります。
もちろん、こんな提案をしても、お客さんはほぼ全員、『取り替えて』っておっしゃいます。

もう、この時は既に、お客さんとしては交換を考えた上で読んでいるケースが多いです。
だから、同時にカタログを持ってきて、と言われます。
蛇口屋の会社は設備系の会社の中でも、器具関係の色の強い会社なので、単純な修理も無いわけではないんですが、やはり、交換を考えてと言うのが一番多いです。

便器そのもの原因として、便器の黄ばみ、といか落ちない汚れで、いくら掃除してもキレにならなくなった便器を新しくしたい、とおっしゃる方も多くいます。
このようなお客さんに共通して言えることは、皆さん、大変きれい好きだと言うことです。
とにかく、他のお客さんよりもトイレの掃除を熱心にします。
この繰り返される掃除が、黄ばみ 原因を造っているんですよね。

陶器の表面って、平たく言えばガラスなので、酸性に弱いんです。
でも、昔からある強いトイレ用洗剤は、酸性の物が多くしかも強力です。
こういった物で、トイレの表面を溶かして洗って、その場は綺麗になるのですが、これらの掃除は便器の表面に目に見えない小さな溝を造って、そこが更に普通の掃除では落ちない深刻な汚れの原因になって、時として、それは雑菌の良い感じの温床になって、匂いや衛生的な問題になります。
たまにテレビ番組で行っている紙ヤスリなんかを使って便器をゴシゴシするのは、更に深刻で、目には見えない細かい傷を沢山造って雑菌繁殖の原因となります。
毎日、そのレベルの掃除を続けられるなら良いんですが、それでも、便器表面のガラスは、通常で使用する便器より遙かに早い速度で無くなって行きますね。
早い話が、便器と言うか陶器独特のツルンとした感じが無くなって行くんです。

それに、蛇口屋の経験から、ブルーレットやタンクに涼めておくタイプの洗浄剤も、便器には良いかもしれませんが、ロータンク内部のゴム系のパッキンや防露タンクのコーキングやスチロールを溶かしてゆく様です。

もしかしたら、かつてのトイレを清潔に、快適に使うって言う事は、便器そのものの寿命を縮めている行為だったのかもしれません。
激しい掃除や清掃は便器を破壊する行為に他ならいと、清潔で掃除好きには申し訳ないんですが、確信として蛇口屋は思っています。

いくら掃除しても綺麗にならない。
なんか匂いがする様な気がする。
床も、壁も、なんか汚らしく感じる。
等、お客さんが自分のトイレに対して非常に、非衛生的に感じている時、皆さんは交換を考えているようです。

だいたい、年数にして、20年前後ですね。

それに、新しい便器が欲しいと言う希望ですね。
今のトイレって、節水型やら、アラウーノなどの自動洗浄、TOTOなら、汚れの付かないサイフォンテクトで洗浄の際に、便器全体に水を流すトルネード洗浄、等の高性能な便器を求めるお客さまは増えています。
今の便器はかつての便器よりも4センチ~5センチも背が高く、座りやすく立ち安い造りになって、サイズも大型になっていますから、家電製品を新型に買い換える様に取り替えるお客さんは決して少なくないです。
寒冷地水洗便器を使っている方もそのタイプなんでしょうね。

本当に便器が割れて、とか、欠けてとかは、蛇口屋も長年、この商売をしていますが、ほとんどありませんね、記憶に新しいのが、夫婦げんかの末に、旦那さんの額とロータンクが割れていた現場があって、夫婦仲も割れそうになっていましたね。
確か3年ほど前です。
ちなみに、今週のトイレ週間で、ロータンクだけ治したそのお宅も、最新式の、アラウーノに変えて、一応、夫婦仲も修繕されている様でしたが、タンクレスを選んでいるあたり、まだ、ご主人は…、等と深読みしてしまいました。

以上がだいたいの蛇口屋の見解ですが、hige3さんへの回答になっているでしょうか?
少々不安です。

なんか、こういう記事を書いていると、本当にリフォーム会社のブログみたいですね。

蛇口屋の主観だけで書いてますから、参考までに。

また明日も便器を付け替えて来ますね。



昨日もトイレ、今日もトイレ、明日もトイレ?

2009-07-22 19:47:35 | Weblog
今日は水曜日なので、営業さんのお休みな日でした。

職人さんだけの、静かな会社で、会社ってこうあるべきだよなあ、なんて思いながら、仕事についていました。
内容的には昨日のお宅のトイレの工事の続きで、一階、二階とあるトイレの昨日は二階今日は一階の工事でした。

もの凄い広いお家で、一階のトイレも普通に一坪ありました。
そんな広いトイレで、蛇口屋は5ミリに泣かされていました。

既存のトイレの排水芯は、120ミリ、のINAXの便器で、多分、カスカディーナの上位機種な感じでした。
でも最近のパナソニックさんはさすがで、ちゃっかりアラウーノは120ミリにも対応しているんですよね。
本来なら便器を外してタダ取り付けるだけの作業でしたが、一応、計ってみると、なんと、今取り付けられている便器の排水芯は、なんと、113ミリ、何とも中途半端な位置に着いています。
確か、TOTOやINAXって±10ミリの誤差はOKなので、7ミリくらいは何とも無いだろうって思っていたんですが、パナソニックの便器って結構シビアなんですよね。
以前は巾木に泣かされた事があります。

一応、10ミリほど何とかならないかなあ、って配管をずらしてみますが、塩ビの100って思ったほど自由が利かないんですよね。強引にすれば漏れとかの原因にもなるしね。
物が物だけに衛生的に安心するために便器を変えるわけですから、変えて、心配を造ってどーするよ、って感じで、仕方なくちょっと開口して、SSを二個使って絶妙に10ミリほど排水管をずらしました。

まあ、心配性だよねえ、なんて思いながら安心して便器を取り付け、後を覗いて見ると、なんだ、結構余裕あるジャン、なんて思って右給水だったために延長用の耐圧ホースをその余裕あると思われた後を通そうと思ったら、全然通りません。
おかしいなあ、って思って更に後の隙間を覗くと、なんとアラウーノの本体を接合しているビスに当たって、僅か10ミリのホースが出てこないじゃあありませんか。

接合ビズと壁の隙間は5ミリくらい。
120の排水芯だった場合、このビスが壁にすれすれだった事になります。
良かったあ、一応ずらしておいて、何となく事無きを得ました。

ホント、パナソニックさんて、容赦ないですね。
TOTOやINAXと異なる、±の無い図面を見て、制作者側から、「いいから、言われた通りに取り付けろよ」って言われている気分です。

メーカーがメーカなだけに、融通が利かない気がしてならない蛇口屋でしたよ。

なんか、最近、トイレの話ばっかりですね。
明日は違う話が書けるような内容だったら良いのに、って思う蛇口屋でした。