蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

今シーズンの冬は、本格的に不味いかも…

2009-11-30 21:08:00 | Weblog
トラブっていたお風呂の工事も、脱線しつつも、元のルートに戻って、ようやく通常のレールの上で快適に走り出しました。

このまま何の問題も発生しなければ、ここの現場も明日で終わりです。

ここが終われば、今年も大きな改修工事も終わってしまうので、ホッとするって言うのが半分で、残念半分で、虚脱ですね。たぶん。

こういう空気が廻りにやって来出すと、なんか本当に今年ももう終わりだなあ、なんて思いますよね。ほんと、一年と言うのはあっと言う間です。

12月に入ると、もうめっきり見積もりの依頼とか来なくなりますからね。

やっぱり大小問わず、年末に工事なんて、よっぽどの事情が無いと皆さんも入れたくは無いものですからね。

まあ、それでも、年の瀬に子供が帰ってくるから、とか、孫も来るから、とか、人の集まりがあるから、どうしても家をなおしたいって方は、それなりの数はいますね。

それに、設備器具なんて、寿命がくれば、使っている方の都合なんて全く考えなく容赦なんてしないで壊れてゆく物ですから、この辺は、たぶん、ふつうに発生して来ると思います。

こういう時期に、ボイラーと壊れたら本当に悲惨です。
我慢するって言う問題ではないんで、皆さんお取り替えの工事はしてますね。

ただ、うちの会社のもう一つの生命線である、エクステリア、ガレージ、カーポートはもう、全く見積もりは来ません。このまま冬眠したように、シンっと静かになってしまいます。
そうすると、また社長の不機嫌が始まるんでしょうね。しかも、エクステリアの方々は仕事がないので、会社で不機嫌な社長と面つきあわせて、本当に悲惨ですね。

それに比べて、家の中の設備工事である蛇口屋は安心・・・とかも言っていられないんですよね、今年は。

今年って、蛇口屋の方の仕事は、大きな仕事は結構ありましたが、小さな仕事はそうでも無かったんですよね。例年なら、蛇口屋が設備全面改修工事をしている間に、下請けさんに、器具の取り付け工事を単体で出しているはずなんですが、今年はその下請けさんをめっきり見なかったですね。

原因は、ほかの会社が、今まで底値だったうちの工事の金額より、より安い金額を提示し始めた事が原因のようです。

しかも、新規のお客さんが取りにくいって言うのに、リピートして来たお客さんも、かなりの確率で逃していますから、本気でやばいのかもしれません。

いよいよ何かが始まったのかも知れませんね。

大手のホームセンターとかが、本気になったら、うちみたいな会社はひとたまりもないですからね。

ひとまず、失業保険もあるんで、この変化をちょっと見守ってゆこうかな、なんて考えている蛇口屋でした。

さあ、最後の一週間です

2009-11-29 16:38:22 | Weblog
いよいよ、来週に迫ってきましたね、管工事の実施試験。

ああ、後7日間かあ、ドキドキするなあ。

一応、ボチボチと試験勉強中な訳なんですけど、なんか、この試験、取り組めば取り組むほど、やればやるほど、自信が無くなってゆく勉強も珍しいですよ。

トンネルの中に入って、ドンドン歩いていって、もういい加減、出口とか見えても良いだろうってくらい歩いてもなお、また道半ばくらいの距離って感じですね。
まだ一点の光も見えない。
ホント、範囲が広すぎです。

ひとまず、コーチャンフォーで買ってきた、市ヶ谷出版のスーパーテキストを信じて勉強するしかないですね。
もしこれで万が一合格できたら、市ヶ谷出版さんにお礼のメールを送っておこう。

出題範囲のとらえ方としては、法規とかは、割と憶えやすいんですが、もう、施行の方の問題で、知らない部材とか出されたら、あきらめるしかないですね。ってくらいの気持ちで臨まないとプレッシャーとかで気が触れそうですもの。
さあ、何が来る? 空調か? 衛生か? それとも消防とかか? 予想を反して、電気とか出てきたりして。これらからたった数点出される器具類の選定を予想するなんて、全く持って無理ですね。
まさに鳥取砂丘から砂の数粒を探すみたいな物ですよ。
大きく構えて、全体的に見渡さないとね。
試験当日、問題用紙が配られて、最初の問題を見た段階で、絶望しないようにしたいものですが、この辺は運も大きく係わって来る事でしょう。
日頃の行いって事なら、結構自信はあるんですが、こういう事って、案外劇的に残酷な物ですからね、ある程度の覚悟はしておかないとね。

でも、ホント、この試験が終わったら、今年の大きなイベントも終わったような物ですね。
来週の休みには奮発して、家族で温泉にでも行って、ボケ~ってしてこようかなあ。
結局手を付けただけで、終わっていないゲームやら読みかけの本やら、沢山あるんですよね。

それにしても、今回の試験会場は、江別なんですよ。

地の利は蛇口屋にある様な感ですが、ほとんど、と言うか、まったく、その地の利は、試験に生かせないものですからね。やっぱり実力のみでの勝負になりそうです。

会社に車を置いてゆこうかな。

ひとまず、試験までの最後の日曜日ですから、大切に使ってゆこうと思います。

あと、一がんばりだなあ。


屋根と柱に加えて、壁も欲しいところでした

2009-11-28 18:19:07 | Weblog
結局、昨日のユニットバスの組立は、今日まで引きずって、蛇口屋は実質、この現場では無職になってしまいました。

ユニットバスが完成して、大工さんが入ってくれないと、蛇口屋に仕事が無いですね。

今回のボイラーは、お風呂釜の入っていた場所に取り付けると言う話だったんですが、昔の風呂釜ですから、温差式の釜ですから、お風呂の水位より低い位置に付いています。
つまり、今あるユーティリティーの床より低いって事です。
床に、枠を組んで、600×400の開口で、450ミリくらい下がって、土間コンって感じですね。

見た目に、排気の3寸5分の煙突以外は、マルッと、床に埋まっているように見えます。

で、当初の予定というか、A山の穴だらけな完璧なプランでは、この床に空いた開口部に、オイラーを置くって言う話でした。
確か、ノーリツのOTX315Fって、ボイラーの本体が900ミリくらいでしたから、半分、埋まっちゃうんだ、ってA山に言うと、物音に驚いて、顔を出したモグラみたいで可愛いね、なんて言ってました。面白いことを言うよなあ、A山は。

もちろん、大却下です。

水抜けないジャン。
ドレインバルブが、排水よりレベルが下がってしまいますよ。
この開口部に水をあふれさせる予定なんでしょうか?
メンテも出来ないジャン。
ボイラー本体の奥行きが520ミリですから、フロントのパネルは開いても、中から燃焼部が取り出せませんよ。しかも、追い炊きの循環ポンプを避けなと燃焼部も外せない仕様ですから、メンテの事を考えても、このままって言うわけにも行きません。

今のタイプのボイラーは床の上に立っていてこそで、床に埋まるとデメリットしかありませんよ。
とにかく、ここに床造ってくれなかったら、ボイラーは置けません。

それ以外に、洗面化粧台も交換なんですが、これも、床のフローリング工事が終わってから、って事なんで、蛇口屋の出番はもっと後になります。

雪降っている中、仕方なく、カーポートのお手伝いに行きましたよ。
まあ、最初から、こうなることはわかっていたんで、厚着していましたから、寒い思いはしないですみましたけどね。

なんか、ホント、久しぶりにトステムカーポートのテリオスポートなんて触ったなあ。

このまま行くと、12月の半ばくらいから、蛇口屋もエクステリアをお手伝いする機会も増えてきそうですので、感を取り戻すには良いって感じでしたね、早めにモルタルを練ってしまって顰蹙買ってしまいましたが、まあ、良いじゃん。

天気の悪い日は、柱しかないカーポートよりも、壁のあるガレージの方が良いなあ、って思う蛇口屋でした。



モトから建たないって話でした。

2009-11-27 19:45:11 | Weblog
寒い一日でしたね。
この時期の雨って、本当に切なくなりますよね。質量的にも、人の体温を上手に奪ってゆくのは、やはり、本格的な冬の雪よりも、冬の入り口でうろうろする、この時期の雨だと思うんですよね。
雪って払い落とせますからね。

今日は、ユニットバスの組立工事でTOTOの施工店さんが入っていたんですが、昨日、もの凄い問題が発生していまして、なんと、ユニットバスを支える基礎となるフレームが「無い」という、根本的にして、基本的で、元からダメじゃん的な状態となっている今日の組立日だった訳なんです。
自転車でたとえるなら、車輪が無い状態な訳で、もうそれは自転車じゃあ無いじゃない。って感じです。

何でこう言う事になってしまったのか、という、原因を探求してゆくと、賢明なこのブログに馴染んでいる方ならまず「A山説」が浮上してくることでしょう。

まあ、奴のせいって事でも良いんですが、今回は、仕方ないかなあ、とは思います。

この基礎フレームって2種類あって、一つは在来建築用、一つはツーバイ用があります。

で、今回は在来用ではなくてツーバイ用が必要だったという話な訳です。

じゃあ、A山が間違えたのか? って事になりますが、いくら、節穴の目、と言う特殊技能を持ったA山でも、木造建築の種類は間違えませんよ。大好きな餃子に酢と灯油を間違えてかけてしまう事はあっても、さすがにそれは間違えません。

今回の問題は、このフレームのどちらを使うか判断が付かないと時があって、たとえば鉄骨住宅とか、以前は、在来用のフレームが使えていた場合、その経験上から、同じメーカーの現場なら、このフレームを頼んでしまいます。

ああ、前やったやつジャン。みたいな感じです。
そして、いざ、お風呂を解体してみてビックリ! TOTOさんにフレームの変更を尾根がして、材料が北海道に無いって事で、二度目のビックリ!

急な変更にメーカーも千葉から飛行機で物を運んでもらうので、こういう事態になってしまった訳です。

一応、在来のフレームでも何とか施工はできたんですが、それは蛇口屋が許しませんでした。

A山も、TOTOの施工店さんも、家の土台となっているCチャンで組まれているパネルを壊して、土台に回っているH鋼を削ってフレームを乗っけるとか言い出してましたが、それは絶対NGです。

家を良くしようとするのがリフォームな訳で、新しく入れる設備が既存建物の負担になるような工事の仕方なんて、本末転倒も甚だしいですよね。

こう言うときは、融通の利く物が動いたら良いんです。
これからこのユニットバスを利用してゆくおい客さんにとっては、延びた工事の時間はそれほどでもないと思いますよ。
っていうか、それはきちんと説明すれば理解してもらえます。

大丈夫、A山の営業のお客さんは例外無く、心が広い人たちばかりですから。
厳しいお客さんから仕事をとれないA山って本当に凄いですよね。

なんか、今日はリフォーム会社のブログ記事みたいになっちゃったなあ、いつもの蛇口屋じゃないみたいだ、って思う蛇口屋でした。

忘れてしまえる現場の話

2009-11-26 19:36:34 | Weblog
今日から新しいお風呂の現場に入りました。
ちなみに、あの前々回のやたらと長くなったバスリブのお風呂の現場は終わっていません。
残工事がバリバリと残っています。
ほんと、早く行きたい気持ちで、心が張り裂けそうな蛇口屋なんですが、予定が詰まっていて工程が空きません。

それでも、ここの現場が終わると大きな現場は一段落するという話しで、そうしたら、ようやくバスリブの現場も終結という話しになります。
ほんと、なんか落ち着かない。早く行きたい気持ちなんですが、なんか、また仕事が入りそうで・・・、でも、仕事が入った方が蛇口屋の為にもいいんですけど、それだと時間が空かないから、なんか、この辺もジレンマです。

残っているのは保温系の仕事だから、本当は誰が行っても良いんですが、お客さんのたっての希望で、蛇口屋以外には家の中の設備は触らせないってがんばっているらしく、蛇口屋がちゃんと来てくれるならと、仕事も全部終わっていないのに、お金を支払ってしまったという話しです。

ありがたいけど、でも保温なんて、誰がやっても変わらないよ。
お客さんもちょっと特徴の捉え所が大きな、ある意味、ちょっと忘れられない現場になりそうです。

あ、でも、そう考えると、理想の現場って、とっとと忘れてしまえる現場の事なんでしょうね。

何の心配もなく、障害もなく、なんの抵抗も無く、スーっと流れ行ってしまって、心象にも残らないって仕事。

この手の仕事をしていると、良い経験ができた現場よりも、心配やら、困った事やらが起こった問題のある現場の方が印象に残ってますものね。

そういう現場は、変な話し、そこの家の床下の、ふつうの人なら感じないような臭いの記憶まで残ってますからね。記憶に残ると言うか、記憶に焼き付けられているのでしょうね。

おかげで、二の轍はなかなか踏まないですんでいます。
野生の動物が痛い目にあって記憶に刻むというより、体にごりごりと刻んだに近いですけどね。

それでも、記憶に残っている現場より、忘れて終っている現場の方が遙かに多いって事は、まあ、それなりに、運も良く、幸福な仕事が多かったって事なんでしょうね。

単純に、記憶力が不憫な訳じゃあないよね、なんて、自分に言い聞かせている蛇口屋でした。

当分TOTO製を使います。KVKは回避です。

2009-11-25 18:59:00 | Weblog
つい、4、5年前、蛇口屋の薦めで、流し台の混合水栓の交換をしたお客さんから、また、流し台の混合水栓の交換のご依頼が入ってきました。

営業として担当したA山に話しをい聞いてみると、もう壊れてしまったとか。

なんか、蛇口屋が薦めて選んだ器具ですから、なんか、心苦しいですよね。こうも、早く寿命が来てしまうと。なんか壊れやすいの選んだ感じで。
レバーの所と、スパウトのシャワーの切り替えの所だそうで、部品の交換でも治るのですが、お客さんの希望で新しい物を付けることにしました。

お客さんは、たった4~5年で壊れてしまった混合水栓を薦めた、蛇口屋に別に怒ってる感じではなくて、結構、気軽に、「前の人に来てもらってよ」なんて言ってくれたみたいです。
しかも、前と同じ器具を選んでいました。

確か、蛇口屋の記憶では、KVKのシルキーシャワータイプの混合水栓を選んだような気がします。そして、壁出しタイプでしたから、今回も同じ器具ですね。

このお客さん、元はといえば、テレビ付きインターフォンを工事してくれたお客さんで、使い辛そうな単水栓である自在水栓2本でお湯水を使っていたのを蛇口屋が、「混合栓つけませんか?」て薦めたところ、追加で工事を頂いたのが始まりです。

選んだ物は、シャワーになるタイプの混合水栓です。
結構よろこんでいただいたのを覚えています。

その後、洗面化粧台やら、自動昇降物物干し機とかつけていただきました。
確かプラストサッシとかも取り付けていただいていますね。

ああ、それなのに、蛇口屋の取り付けた混合水栓は、あっと言う間に壊れてしまったんですよね。給湯器が10年くらいなんだから、せめてそのくらいは保てよ、って言いたくなってしまいます。

そういえば以前も確か、北広島あたりで取り付けた洗面化粧台のサーモ式の混合水栓が、これも4、5年で壊れた事がありましたね。

こちらの方も、別段、薦めた蛇口屋に文句を言うわけでも無く、ただ、また新しい物に交換してくれましたね。

確かに、工事に落ち度があった訳じゃあないですし、最終的に、その器具を選んだのはお客さんなんですから、って言い方もできますが、薦めちゃったのは蛇口屋だしなあ、この辺のジレンマが蛇口屋を苦しめてくれてる訳なんですよね。

この仕事を長く続けてゆくと、たぶん、誰もが体験する事ですよね。
ただ思うのは、もうちょっとメーカーさんにもしっかりしてもらいたいです。

器具なんだから、当たり外れがある、っていう言い方もできればしたくないです。
はずれても良いのって、宝くじくらいの物で、こういった質実剛健を求める所には、あまり沿って欲しくない言葉です。

ほんと、蛇口屋の所為じゃあないって、お客さんも言ってくれてますが、でも、こういう事って、地味に落ち込んでしまう蛇口屋でした。ジワジワと来ますね。
お客さんの前で、笑顔で薦めたかつての自分に忠告してあげたいです。

だって、今回の工事を含めると、壁だし混合水栓で、5万円は使っている計算になるんですよ。
運の悪いの一言じゃあ、すまされない気がする蛇口屋でした。
駄目だな、KVK。







受け答えの難しさが…

2009-11-24 20:12:05 | Weblog
今日はキッチンの現場が終わってから、浴室の混合水栓を取り付けてきました。

タカラスタンダードのシステムキッチンは順調に進んで、午前中には終わってしまいました。
会社から現場が近かった事、宅内にシステムキッチンを搬入して置ける場所があったこと、キッチン自体にオプションが無かった事などお、好条件が重なった事がよかったみたいです。

たまにはあるんですね、こんな事が。

その後に行った混合水栓は、めんどくさいタイプで、浴室混合水栓らしく、デッキタイプで、しかも今はもう制作されていない、中途半端な、配管のピッチで取り付けられているような話でした。

デッキタイプの混合水栓ていうのは、カウンターに取り付けてあるタイプの水栓で、給水管は水栓の真下で繋ぎます。
混合水栓なら、カウンターに、お湯水の二つの穴が空いていて、キッチンタイプなら、205ミリ、洗面化粧台なら、105ミリって寸法なんですが、シャワー水洗になると、150ミリとか、125ミリとか、ユニットバスのメーカー同様に、割と種類が多かった気がします。

今回取り付ける混合水栓は、その配管ピッチを偏芯できるタイプでした。

なんだ、1、2工程多いだけじゃん。と、その現場であるお宅におじゃますると、蛇口屋の良く知るお客さんでした。

ボイラー、洗面、キッチン、全部蛇口屋が関わっています。
つまり、リピーターな方ですね。

このお宅、まるで親子の様な、高齢の母と娘さんがいて、二人がかりでいっぺんに、蛇口屋に、まるでマシンガンを掃射しているようかの様に、ものすごい勢いでしゃべりかけて来るんですよね。

だから、始めてきた人は面食らってしまいますが、あわてず良く、この母娘さん達の話を聞いていると、求められている答えは一つなので、対応さえ間違わなければ、一人としゃべっているような物です。

ただ、こちらも一人一人に答えを返さないといけません。つまり、お同じ事を二回、お同じ場所で、一人一人に答えないといけません。

一回の説明だと、この方達の片方の方は、説明が済んでいない事をしきりに訴えかけてくるのです。

このとき、一回目の答えと二回目の答えを矛盾する事を言うのは問題外として、2回目の答えを言うときに、話を短縮したり要約してはいけません。
最初に答えをもらったと受け取った方から、あらぬつっこみを受けて、思わぬ長期戦に発展してしまうからです。
例えば、一度目の時に、「蛇口」って言ったら、二度目も「蛇口」って言わないといけません。間違っても、「カラン」とか「水栓」などと言ってしまったら、もうおしまいです。
もう、気が済むまで質問攻めです。

ほんと、何度、「しまった!」って思ったことか。
仕事とは違った意味で、手強い現場です。

ちなみに、A山はこういうお客さんは得意ですね。最初からボキャブラリーが無いのか、話に変化を持たせようなどとは思っていないのか、全く同じ話を何度でも繰り返せるオウム野郎です。
一語一句間違えずに、まるで機械の様に喋っています。

本当に、思考回路が平坦なA山が羨ましいですね。

シャワー水栓の取り付け自体は、30分ほどで終了していたんですが、言葉という、銃弾の嵐に晒されて、今日も、3回ほど、「しまった!」って思った蛇口屋でした。

多分、また何かあったら、仕事を頼まれるんだろうなあ。

万能ホーム水栓の方が好みなんですけどね、万能だし…

2009-11-23 20:10:45 | Weblog
一軒のお宅の水廻りをフルに変えていると、割と気になるって言うか、引っかかってくるか所がでて来るものです。

なんか
お客さんとの相互理解が出来ないって言うか、よかれと思ってやったことが思わぬ結果になったみたいなお話です。

ここ最近、蛇口屋が問題にしているのは洗濯機カランです。

まあ、ここ最近の設備としては、洗濯機事態の性能が上がってきて、概ねみなさん、全自動とか使っていらっしゃいます。

あ、それでも、2層式(選択層と脱水層が別々になっている物です)の洗濯機って、未だに根強い人気があって、絶対2層式じゃあないとダメだ、っていうお客さんは少なくないです。

話は逸れましたが、その全自動洗濯機って、蛇口から、専用のアダプターとホースを使って直接洗濯機に給水されるので、蛇口屋は、いつも、洗濯機用万能ホーム水栓を取り付けています。
万能ホーム水栓って、学校の水飲み場にあるようなタイプの口が上下左右に360度回る奴です。
その万能ホーム水栓に、最初から全自動洗濯機の給水ホースアダプタが着いているという、タイプです。
値段もあまり変わらないので、蛇口屋、この洗濯機用の万能ホーム水栓を取り付けています。

でもって、当然、最近の設備では洗濯機には給湯も来ているので、お湯の方は、お湯用の万能ホーム水栓を取り付けています。

つまり、お湯水並んで、万能ホーム水栓ですね。
見た目にもバッチリ決まってます。

本当なら、洗濯機用混合水栓という手もあるんですが、その家のボイラーが直圧ならいいのですが、貯湯式のボイラーなら、水の圧力も0、85Kに落とさないとなりません。

通常なら、ダイレクトな水圧でいける洗濯機カランも、混合栓で配管がつながる以上、逆至弁が付いているとはいえ、水の勢いもお湯に合わせないと、水からお湯への逆流がおこってしまいます。

信じられ中も知れませんが、逆至弁付きの混合水栓でも、口先で水湯を止められると、高い圧力が、低い圧力の配管に回って、常にお湯が混合された状態になって、お湯の温度が目的のお湯の温度より下がってしまう事故は、何度か体験しています。
水の出やお湯の出が悪いと、洗濯も時間が掛かったり、最悪、すすぎで洗剤を落としきれなくなる気もします。

だから、蛇口屋は、単水栓の時は、そのままの勢いの水で行くように工事をしています。

で、そのお湯用の万能ホーム水栓が、なんか、ここ最近、評判が悪いんですよ。

ここ立て続けに、お客さんから、「お湯の蛇口が使いづらい」との事なんです。

まあ、クレームって訳じゃあないんですが、なんか、せっかくお金を出して家を良くしようとしているのに、「使いづらい」では本末転倒ですね。

蛇口屋的には、水の方は、アダプタで直接洗濯機につながってしまうわけですからお湯はそのまま洗濯機に注がれるのですが、万能ホーム水栓では、洗濯機の層の中に、お湯が届かないと言うのです。
確かに、万能ホーム水栓のスパウトは短いですからね。

そして、そこで登場するのが自在水栓です。
スパウトが17センチもある、かつてはどの家も、キッチンの水栓、浴槽への水、お湯のカランなどでこの世界を席巻していた物です。

まあ、値段は変わらないので、お客さんの要望なんで、万能ホーム水栓から、自在水栓へ付け替えてはいますけど、奥さんは、「使いやすいわ」って喜んでおられますけど、蛇口屋的には、洗濯機の水栓は、万能ホーム水栓ですよねえ。

お湯と水を並べて、違う水栓が付いているのって、蛇口屋的には、「気持ち悪!」って感じなんですが、まあ、お客さんが喜ぶんならいいや、一応は割り切って見つつも、やっぱり万能ホーム水栓並べた方が、やっぱり綺麗だよ、って思う蛇口屋でした。

ボチボチ勉強中

2009-11-22 16:34:12 | Weblog
あいている時間をみては、管工事の実施試験の勉強をのんびりしている蛇口屋ですが、実際のところ、試験日まで残された日数を考えればのんびりともしては居られないんですよね。
ああ、ほんともうすぐだ。

今年の実施試験は、なんか江別市で開催するみたいですね。蛇口屋の行動範囲内でなによりですよ。

電気の時はあいの里でしたから、蛇口屋にとっては遠い様で江別の方が知っている分札幌市外ですが、身近に感じてしまいます。

ほんと、受かるといいよね。

なんて、他人事な感じな蛇口屋ですが、一応の努力はしている物の、なにぶん蛇口屋なみんですから、これは、絶対なんて自信は持てない訳ですよ。

蛇口屋の持つべく特性として、ありがちな落とし穴に落ちる。迷わないで良いところで迷う。平坦な箇所で躓く、など、一人上手で深みにハマッて行きますから、ホント、もう引き返せないくらい。
それに、もの凄く、集中力もないですからね。
この前も、本とか読みながら、空中を、ボーッと眺めてました。
多分、この辺に、ニュートリノとかあるな、なんて、日差しに輝く空を見ている始末です。
本当に実質勉強している時間なんて、それほどでも無いよなあ、って感じですね。

どこをどう通っても、なんか忘れてる気がします。
ほんと、大丈夫かなあ・・・、くらいの感じですね。

まあ、どんな結果になっても、あきらめずに受け続けようとは考えてます。
この試験が通ったからといっても、劇的に今の蛇口屋の生活が変化する訳でもありませんが、一つ一つの積み重ねみたいな物ですからね、こういう事って。
コツコツとがんばって行くつもりですよ。

この試験が終わると、蛇口屋的には今年も終わりみたいな感じですよね。

もう残りは大きなイベントはありません。

ただ、じっと年の瀬を待つみたいな感じです。
あ、クリスマスがありましたね。
まあ、それも、この歳になると、それほどのイベントじゃあなくなりますよね。
ケーキ買って、子供にオモチャ買って、チキン食って。多分、定番なクリスマスになりそうですが、それも悪くは無いですね。

まあ、何にしても、ひとまず、勉強しますね。

まだ造り風呂って造っているんでしょうかね?

2009-11-21 19:38:25 | Weblog
早くも、今日で工事が終わってしまいます。昨日から入っているお風呂の現場。

細かいことを言うなら、例の長引いていた現場は、まだ終わってないんですよね。やることが残ってます。

やっぱり、ふつうにユニットバスを組んだ方が工事は早いって事ですね。まあ、当たり前ですけどね。
バスリブでこれなら、モルタルの造り風呂って、一体どこまで時間がかかるんだよ、って感じです。

本当に、大昔、蛇口屋が学生くらいの頃に、何度か家の仕事で、そんな現場を手伝いに行きました。
まだ、工事の主幹に係わっていなかったので、本当にちらっとしかみれなくて、長くも居られなかったので、うる憶ええですが、地面を浴槽分を掘って、モルタルを流していた覚えがあります。
ものすごい、手間暇だなあ、って覚えがありますね。
でも、そんな手間暇を考えれば、今となっては高級品のイメージがあります。

作るのも、維持して行くのもお金がかかりますものね。
タイル一つとっても、高いの選べば天井知らずだしね。
カラン類も、シンプルな方がいい感じで高価な物が多いし、浴室浴槽そのものの形も結構、凝った物も出来そうです。
四角四面より、もっと流れる様な形が良いなあ、なんて想像して行くだけで楽しそうです。
レトロな感じなお風呂に、再新鋭の新建材。
なんかこのギャップも楽しそうです。

なにより、世界で一つしかないお風呂が作れる訳ですからね。
いつかはそんな工事をしてみたいものですよ。

でもなあ、そう考えると、設備の事だけじゃあなくて、もっと建築の事も知っておきたいですね。
蛇口屋は、蛇口屋なんで、建築の事なんてからっきしなんですよね。
まあ、設備のことも全部知っているかって言われると、まあ、ボチボチって感じで、そっちも中途半端ですね。
もっと、いろんな意味で勉強しないとなあ。

なんにしても、今週で一区切りは着きそうな工事ですが、最近、蛇口屋も知ったんですが、クロス屋さんのクレームが多いらしいですね。さっきもA山が走って行きました。

表具系はね、全体工事としての割合で行くところの、仕事量の割にお客さんの目に付く表面積が大きいので、ちゃんと選ばないと
会社全体の工事全体の出来不出来もともかく、会社の威信に響いてきますよね。

なにを判断するのも社長の仕事です。
良いも悪いも、社長次第って事です。
鉄人28号みたいなもんって事で、だったら、アクエリオンの方が好みだなあ、なんて考えては笑ってしまう蛇口屋でした。