専門職にしか判らない冗談ってあます。
蛇口屋的に面白かったトラップの話。
A「○○の所の排水問題なかった?」
B「ああ、ないない良く流れていたよ」
A「なんか詰まるとか、臭いが上がるとかって言われてたけど…」
B「大丈夫だよ、トイレなんて、トラップの水が全部無くなるくらい流れていたもん」
A「ダメじゃん、それ…」
さて、今の一連の会話の中で何が面白かったと言うと、Bが「良く流れている」っていう表現は、排水設備上、異常事態を教えてくれる「流れすぎ」と言う物で、本来とどまるべく封水として残る筈のトラップ内の水(トイレの中に溜まっている水です)が、何らかの理由で負圧(吸い込まれる様な圧力)が起こって排水管内部に吸い込まれて行ってしまっています。これは設備的には超問題な排水で、詳しくは、自己・誘導サイフォン現象のいずれかが起こっている、言わば不良設備です。新築なら施工ミス、年数が経っているのなら、何らかの詰まりが考えられて、とても深刻な事態です。その状態を見て、専門職の設備の人間が表現的には確かに「流れている」と言ってしまっているところにおもしろさがあります。
もちろん、おもしろがっているだけではダメで、キチンと治して来ましたよ。この会話は、Aは蛇口屋でBは超ベテランと言われていた、ある現場管理の方の会話で、その当時勤めていた会社の上司さんでしたので、笑いながらも、あのときにはもう辞める事を考えていたのかも知れません。
では、次は無知な経営者と蛇口屋
経営者は、管材屋から来た請求書を眺めながら、
経営者「なあ、この20の銅管エルボって凄い数使うんだな…」
蛇口屋「一軒で4~6っ個以上だから、年間にすれば数千の単位です」
経営者「これ、使わないで配管出来るだろ? もう買うなよ」
蛇口屋「判りました」
次の日から、渡辺パイプでステンレスのモルコ配管の器械と継ぎ手を買い求める蛇口屋でした。
このように、設備屋さんギャグには、『物を知らない』強気で無知なボケと、それにカッとせずに冷静に対応できる突っ込みが必要な様です。
蛇口屋的に面白かったトラップの話。
A「○○の所の排水問題なかった?」
B「ああ、ないない良く流れていたよ」
A「なんか詰まるとか、臭いが上がるとかって言われてたけど…」
B「大丈夫だよ、トイレなんて、トラップの水が全部無くなるくらい流れていたもん」
A「ダメじゃん、それ…」
さて、今の一連の会話の中で何が面白かったと言うと、Bが「良く流れている」っていう表現は、排水設備上、異常事態を教えてくれる「流れすぎ」と言う物で、本来とどまるべく封水として残る筈のトラップ内の水(トイレの中に溜まっている水です)が、何らかの理由で負圧(吸い込まれる様な圧力)が起こって排水管内部に吸い込まれて行ってしまっています。これは設備的には超問題な排水で、詳しくは、自己・誘導サイフォン現象のいずれかが起こっている、言わば不良設備です。新築なら施工ミス、年数が経っているのなら、何らかの詰まりが考えられて、とても深刻な事態です。その状態を見て、専門職の設備の人間が表現的には確かに「流れている」と言ってしまっているところにおもしろさがあります。
もちろん、おもしろがっているだけではダメで、キチンと治して来ましたよ。この会話は、Aは蛇口屋でBは超ベテランと言われていた、ある現場管理の方の会話で、その当時勤めていた会社の上司さんでしたので、笑いながらも、あのときにはもう辞める事を考えていたのかも知れません。
では、次は無知な経営者と蛇口屋
経営者は、管材屋から来た請求書を眺めながら、
経営者「なあ、この20の銅管エルボって凄い数使うんだな…」
蛇口屋「一軒で4~6っ個以上だから、年間にすれば数千の単位です」
経営者「これ、使わないで配管出来るだろ? もう買うなよ」
蛇口屋「判りました」
次の日から、渡辺パイプでステンレスのモルコ配管の器械と継ぎ手を買い求める蛇口屋でした。
このように、設備屋さんギャグには、『物を知らない』強気で無知なボケと、それにカッとせずに冷静に対応できる突っ込みが必要な様です。