水戸偕楽園の梅が盛んに咲いています。
春日野C7-108@園路下1702210040 posted by (C)雑草
この梅は南崖の春日野です。一つの花で紅白咲き分けたとっても美しい花です。
雌しべはと見てみると、3本ありました。
多くの植物は通常は雌しべが1本の場合が多いのですが、梅の場合は複数本あるものをよく見かけます。
座論A4-089@三角路1702210055 posted by (C)雑草
雌しべの数が3本現れることが多いので水戸でよく知られているのは座論です。八重咲きの白花です。この花も雌しべが3本あります。ひとつの花に雌しべが3本あるということは、花の奥の子房も3個あって、一つの花に実が3個なります。一箇所に3個も実がつくと、往々にして小さくて食用には適しないことが多いのですが、座論は大きな実がなります。ことに好文亭内の座論には大きな実がなるということを、長年偕楽園の梅を管理してこられた伊藤さんに聞いたことがあります。
品字梅1604110032 posted by (C)雑草
このように3個実がついた状態を漢字の品の字にみたてて、品字梅という品種もあります。
品字梅1604110028 posted by (C)雑草
また実が2個つくことの多い品種にはふたつの実を仲の良いオシドリに見立てて鴛鴦(えんおう)という名の品種もあります。
偕楽園の品字梅 posted by (C)雑草
品字梅にはさらに雌しべの数が多くて4個も実をつける場合があります。
もし、4月下旬から5月ころに偕楽園に来られた時は、東門から好文亭に向かう途中の藤棚の近くにある品字梅の木を確認してみてください。
さらに雌しべの本数が多い八房という梅があります。名前の通り8個もなることもあるようです。偕楽園にはまだ八房はありませんが、
2005年にこのように5~6個の実をつけた梅の木があります。
八房かSY2-035@六名木DSCF3660 posted by (C)雑草
ひとつの花に6本もの雌しべがあったのでしょう。その後この木を注意しているのですが雌しべが1本が多く、2本さえ稀でした。
所が今年は雌しべが3本の花をよく見つけることができます。
八房かSY2-035@六名木3シベ1702200092 posted by (C)雑草
中には雌しべが4本の花もありました。
八房かSY2-035@六名木4シベ1702200093 posted by (C)雑草
もっとくわしく探すと雌しべが5本あるいは6本の花もありそうです。そうすると今年も一箇所にたくさん実をつけた枝を見ることができそうです。
八房かSY2-035@六名木DSCF3661 posted by (C)雑草
偕楽園のこの梅の木には春日野という名札がついています。けれども先日見てきた小田原フラワーガーデンの八房にも花が似ているようです。
やつぶさ八房(白花)1702130852 posted by (C)雑草
これは小田原フラワーガーデンの八房です。残念ながら雌しべを数えることができませんでした。なぜかというと雌しべが枯れていたようです。小田原フラワーガーデンは標高およそ113mの高地にあって、空が開けていて放射冷却のために朝方の気温が相当低くなるためと思われました。他の品種でも雌しべが枯れたりしているのが見られました。
梅の花は最低気温が氷点下2度くらいまでは枯れることがないようです。対凍温度は品種に寄っても差があるようで、偕楽園の品種では八重咲きの花、八重冬至、虎の尾、八重寒紅などはやや弱く特に雌しべが傷みやすいです。逆に白花の一重、冬至梅などは傷みにくいのかなと思われます。
もし元気でよい花をご覧になりたいと思われたら氷点下にならない朝が数日続いたときがよいと思います。
雌しべの形が変わっている品種には鬼桂花という品種があります。雌しべの先端が分かれるのが特徴です。
鬼桂花C4-048@柿木1702210050 posted by (C)雑草
偕楽園の鬼桂花です。ちょっとみると雌しべが分かれているようにもみえます。
鬼桂花C4-048@柿木1702210051 posted by (C)雑草
この花は雌しべが絡み合っているようですが元のほうからすでに分かれています。なかなか説明通りの雌しべを探すことはできません。でも多数本の雌しべがある他の品種とちょっとちがうのは、子房が完全には分かれていないように見えます。
鬼桂花C4-048@柿木1702200046 posted by (C)雑草
ちょっと変わった花を見つけました。雌しべが2本です。でも子房が1個で、しかも子房の形が通常の丸みのある形ではないのです。
鬼桂花C4-048@柿木1702200046tr520 posted by (C)雑草
拡大してみました。確かに子房が1個のようです。しかも不思議な形をしています。鬼桂花についてはまだまだ分からないことが多いですね。
花を愛でて、そののち花の様子を細かく見てみてはいかがでしょうか。
春日野C7-108@園路下1702210040 posted by (C)雑草
この梅は南崖の春日野です。一つの花で紅白咲き分けたとっても美しい花です。
雌しべはと見てみると、3本ありました。
多くの植物は通常は雌しべが1本の場合が多いのですが、梅の場合は複数本あるものをよく見かけます。
座論A4-089@三角路1702210055 posted by (C)雑草
雌しべの数が3本現れることが多いので水戸でよく知られているのは座論です。八重咲きの白花です。この花も雌しべが3本あります。ひとつの花に雌しべが3本あるということは、花の奥の子房も3個あって、一つの花に実が3個なります。一箇所に3個も実がつくと、往々にして小さくて食用には適しないことが多いのですが、座論は大きな実がなります。ことに好文亭内の座論には大きな実がなるということを、長年偕楽園の梅を管理してこられた伊藤さんに聞いたことがあります。
品字梅1604110032 posted by (C)雑草
このように3個実がついた状態を漢字の品の字にみたてて、品字梅という品種もあります。
品字梅1604110028 posted by (C)雑草
また実が2個つくことの多い品種にはふたつの実を仲の良いオシドリに見立てて鴛鴦(えんおう)という名の品種もあります。
偕楽園の品字梅 posted by (C)雑草
品字梅にはさらに雌しべの数が多くて4個も実をつける場合があります。
もし、4月下旬から5月ころに偕楽園に来られた時は、東門から好文亭に向かう途中の藤棚の近くにある品字梅の木を確認してみてください。
さらに雌しべの本数が多い八房という梅があります。名前の通り8個もなることもあるようです。偕楽園にはまだ八房はありませんが、
2005年にこのように5~6個の実をつけた梅の木があります。
八房かSY2-035@六名木DSCF3660 posted by (C)雑草
ひとつの花に6本もの雌しべがあったのでしょう。その後この木を注意しているのですが雌しべが1本が多く、2本さえ稀でした。
所が今年は雌しべが3本の花をよく見つけることができます。
八房かSY2-035@六名木3シベ1702200092 posted by (C)雑草
中には雌しべが4本の花もありました。
八房かSY2-035@六名木4シベ1702200093 posted by (C)雑草
もっとくわしく探すと雌しべが5本あるいは6本の花もありそうです。そうすると今年も一箇所にたくさん実をつけた枝を見ることができそうです。
八房かSY2-035@六名木DSCF3661 posted by (C)雑草
偕楽園のこの梅の木には春日野という名札がついています。けれども先日見てきた小田原フラワーガーデンの八房にも花が似ているようです。
やつぶさ八房(白花)1702130852 posted by (C)雑草
これは小田原フラワーガーデンの八房です。残念ながら雌しべを数えることができませんでした。なぜかというと雌しべが枯れていたようです。小田原フラワーガーデンは標高およそ113mの高地にあって、空が開けていて放射冷却のために朝方の気温が相当低くなるためと思われました。他の品種でも雌しべが枯れたりしているのが見られました。
梅の花は最低気温が氷点下2度くらいまでは枯れることがないようです。対凍温度は品種に寄っても差があるようで、偕楽園の品種では八重咲きの花、八重冬至、虎の尾、八重寒紅などはやや弱く特に雌しべが傷みやすいです。逆に白花の一重、冬至梅などは傷みにくいのかなと思われます。
もし元気でよい花をご覧になりたいと思われたら氷点下にならない朝が数日続いたときがよいと思います。
雌しべの形が変わっている品種には鬼桂花という品種があります。雌しべの先端が分かれるのが特徴です。
鬼桂花C4-048@柿木1702210050 posted by (C)雑草
偕楽園の鬼桂花です。ちょっとみると雌しべが分かれているようにもみえます。
鬼桂花C4-048@柿木1702210051 posted by (C)雑草
この花は雌しべが絡み合っているようですが元のほうからすでに分かれています。なかなか説明通りの雌しべを探すことはできません。でも多数本の雌しべがある他の品種とちょっとちがうのは、子房が完全には分かれていないように見えます。
鬼桂花C4-048@柿木1702200046 posted by (C)雑草
ちょっと変わった花を見つけました。雌しべが2本です。でも子房が1個で、しかも子房の形が通常の丸みのある形ではないのです。
鬼桂花C4-048@柿木1702200046tr520 posted by (C)雑草
拡大してみました。確かに子房が1個のようです。しかも不思議な形をしています。鬼桂花についてはまだまだ分からないことが多いですね。
花を愛でて、そののち花の様子を細かく見てみてはいかがでしょうか。
しぜんの神秘ですね。写真もすばらしいです。
こんにちは
春日野と呼ばれる、紅白咲きのウメの花も
美しいですね。
ウメの花便りを楽しみにしています。
神様の作られたものは奥が深くてその知恵は計り知れませんね。
今回載せた梅の実は4月から5月頃のものを載せました。
春日野や思いのままなどにはこのような美しい花がつくことがあります。梅の木を見上げて探すのが楽しい時期ですね。
お仕事がお忙しいようですね。
もし少しの時間が取れそうでしたら偕楽園にお出かけください。きれいな花、珍しい花などをたくさん御案内できます。
その時はこのブログまたはフォト蔵のほうにコメントいただきましたら日程を調整できます。
昨日小さなビワの実を見つけました。
楽しみですね。