ノシランの花
庭のノシランが咲き始めました。名前にランとついても、ヤブランと同じ仲間です。ヤブランの花はやや紫色ですが、ノシランは真っ白です。
ノシランの実 2017年3月
ノシランの実は瑠璃色で大粒。ヤブランの黒色で小粒なのとは比較にならないほどきれいです。2017年は暖冬だったのでしょうか、実が傷まずによく色づきました。
長崎の友人がブログに載せたノシランのこの色に魅せられて、友人にお願いして苗と実をいただいたのは10年以上前でした。
早速種を蒔き発芽に成功しました。また苗もいただき庭に植えましたところ冬季の寒さにも十分耐えられることがわかりました。こうしてノシランを始めてこの目で確認したわけです。
もみじ谷のノシラン
植物というものは自分の目で確認すると、野に行っても同じ植物によく出会うものです。出会うというより、以前からあったものが見えてくるものですね。これは偕楽園のもみじ谷のノシランです。もみじ谷にはこのようなノシランが5群もありました。さらに愛宕神社にありました。またこれは明らかに植栽ですが、なんと同じ町内にも見つけました。
当時は県民大学で茨大名誉教授の鈴木先生とその教え子の先生に植物について学んでいた時でして、ノシランを持参したところ非常に驚かれたものでした。というのは水戸の千波町にノシランがかつてあったという記録があるが、今は不明であるとのことでした。もしかするともみじ谷のノシランが町名は違うが千波湖に近いことから記録のものかもしれないと思われたからです。
これはもみじ谷のノシランの花穂です。
これは長崎産のノシランの花穂です。両者にはっきりとした違いがあります。
それは苞です。もみじ谷のノシランは苞が大きく数が多いようです。反対に長崎産は苞が小さく目立ちません。数も少ないのでしょうか。
このような地域差のあった例としては
ツワブキです。長崎からいただいたものは花弁が細く長いもので、私が庭に植えておいた茨城産とは明らかに違いました。
ツワブキ長崎産
ツワブキ茨城産
ツワブキの花弁については各地の花をネットで調べたところ花弁の細いのと広いのとがあるようですが、茨城のは際立って花弁が短く幅が広いと思います。
また広島山中のマツムシソウと群馬山中のマツムシソウの種を蒔いて比較したことがあります。葉の毛の有無がはっきりと違い、花弁の形もわずかながら違うものでした。
このような地域差がノシランの苞の場合はどのようなものか、そしてもみじ谷のノシランと同様なものがどの地方にかあるものなのか?
それによってはもみじ谷のノシランが、この地特有の自生なのか、植栽の可能性が考えられるのかなど興味深いことです。
庭のノシランが咲き始めました。名前にランとついても、ヤブランと同じ仲間です。ヤブランの花はやや紫色ですが、ノシランは真っ白です。
ノシランの実 2017年3月
ノシランの実は瑠璃色で大粒。ヤブランの黒色で小粒なのとは比較にならないほどきれいです。2017年は暖冬だったのでしょうか、実が傷まずによく色づきました。
長崎の友人がブログに載せたノシランのこの色に魅せられて、友人にお願いして苗と実をいただいたのは10年以上前でした。
早速種を蒔き発芽に成功しました。また苗もいただき庭に植えましたところ冬季の寒さにも十分耐えられることがわかりました。こうしてノシランを始めてこの目で確認したわけです。
もみじ谷のノシラン
植物というものは自分の目で確認すると、野に行っても同じ植物によく出会うものです。出会うというより、以前からあったものが見えてくるものですね。これは偕楽園のもみじ谷のノシランです。もみじ谷にはこのようなノシランが5群もありました。さらに愛宕神社にありました。またこれは明らかに植栽ですが、なんと同じ町内にも見つけました。
当時は県民大学で茨大名誉教授の鈴木先生とその教え子の先生に植物について学んでいた時でして、ノシランを持参したところ非常に驚かれたものでした。というのは水戸の千波町にノシランがかつてあったという記録があるが、今は不明であるとのことでした。もしかするともみじ谷のノシランが町名は違うが千波湖に近いことから記録のものかもしれないと思われたからです。
これはもみじ谷のノシランの花穂です。
これは長崎産のノシランの花穂です。両者にはっきりとした違いがあります。
それは苞です。もみじ谷のノシランは苞が大きく数が多いようです。反対に長崎産は苞が小さく目立ちません。数も少ないのでしょうか。
このような地域差のあった例としては
ツワブキです。長崎からいただいたものは花弁が細く長いもので、私が庭に植えておいた茨城産とは明らかに違いました。
ツワブキ長崎産
ツワブキ茨城産
ツワブキの花弁については各地の花をネットで調べたところ花弁の細いのと広いのとがあるようですが、茨城のは際立って花弁が短く幅が広いと思います。
また広島山中のマツムシソウと群馬山中のマツムシソウの種を蒔いて比較したことがあります。葉の毛の有無がはっきりと違い、花弁の形もわずかながら違うものでした。
このような地域差がノシランの苞の場合はどのようなものか、そしてもみじ谷のノシランと同様なものがどの地方にかあるものなのか?
それによってはもみじ谷のノシランが、この地特有の自生なのか、植栽の可能性が考えられるのかなど興味深いことです。
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