
ナツグミが真っ赤に熟し始めました。これは本日の夕方のナツグミです。朝は下の画像のとおりでもうちょっと若かったです。

脱皮直後のナナフシがナツグミの葉にぶら下がっていました。

3回目くらいの脱皮でしょうか。脱皮したときに自分の抜け殻は食べてしまいます。

今年のナナフシの初見は4月21日でした。ナツグミの花が咲いていました。

孵化したナナフシはナツグミにきます。
ナツグミの葉の縁どりや花柄が小さなナナフシの体や足の線と紛らわしいように思われます。
ナナフシが大きくなってくるとナツグミから離れてゆきます。

アワブキの花が満開です。

サラサウツギが真っ盛りです。

サラサウツギの種が落ちてあちこち発芽苗がでてきます。この花は赤がほとんどない花です。真っ白なのも素敵ですね。

トベラの花がもう盛りを過ぎてしまいました。咲き始めは真っ白い花なのに黄色くなってきました。スイカズラと似た色の変わり方です。

まもなくユリの季節がやってきます。上の画像は左からカノコユリ、シンテッポウユリ、そして中央は高山型のコオニユリです。
カノコユリは九州南部、四国などに自生していて、甑島はもっとも自生密度が高いそうです。シンテッポウユリはタカサゴユリによく似ていますが花が真っ白です。
そしてコオニユリですが、高山型は背丈が短く、葉が密につき、茎と頂部の毛が多いです。

コオニユリの平地湿原タイプは、他の草におおわれないために背伸びしているように背が高くなり、葉の間隔が間延びしています。覆いかぶさるような草が無い場所で成長しても、茎の下のほうは葉のつき方が疎になっています。茎と頂部の毛が非常に少ない。
コオニユリにはムカゴができないことでオニユリと区別できると図鑑に説明されていることから、コオニユリにはムカゴができないと信じられていますが、実はできるのです。通常はまだ花が咲かない小さい株では、茎の頂部にムカゴができることがあります。


上の画像は庭でコオニユリの頂部にムカゴができたものです。
なお新潟で花の咲いた個体でもムカゴができたとの報告があったそうです。

草むしりをしていたら、ノシランの実を見つけました。まだ若い株なので実をつけることはないだろうと思って確認もしていなかったのでした。瑠璃色の宝石のような実がこの時期まで残っていたのに驚きです。