今朝は久しぶりに暖かい朝であった。暖かく湿気の多い南風によって、冷え切った庭の石などに結露が発生した。道路も小雨が降ったかと思うほど濡れていて、自動車が水滴の音をたてて走っていた。春が来た。確かに春の香りのする空気だ。このような日が数日続くならば、草木は一斉に芽を吹き出すに違いない。でも、草木は眠っていて動きそうにない。
でも、昼近くには上空に冷たい空気が入ってきたようで、雲の動きが早くなり今にも降り出しそうな雰囲気に洗濯物を庇の下へ移した。風も冷たくなってきた。また明日の朝からは氷点下になる勢いだ。やがて冷たい雨がぱらぱらと。まさに一瞬の春であった。もし、草木が目を覚まして動き出してしまったら、凍傷になってしまうところだった。