昨年11月に刊行された藤原正彦著「国家の品格」まもなくミリオンセラーになりそうないきおいで、大ヒットしています。多くの方が手に取ったことと思います。
藤原正彦氏について・・
1943年生まれ。お茶の水大学理学部教授。数学者。「新田次郎」と「藤原てい」の次男坊。・・・あのベストセラー「博士の愛した数式」の小川洋子さんとの対談集などなど著書多数。
さてさて・・内容については、アメリカにしてやられ、地に落ちた日本の品格を取り戻すには、なにが必要か?を論じています。全体で7つの章で構成され、近代的合理精神の限界、「論理」だけでは世界が破綻する、民主主義を疑う、「情緒」と「形」の国、日本、「武士道精神」の復活を・・などなどです。
自由闊達な語り口といい、ユーモアあふれた言い回しといい、表題のお堅いイメージとはちがい、とてもおもしろかったです。秀逸!と感動します
とても勉強になりました。たくさん「目からウロコ」がありましたが・・
特に印象に残ったことは・・
「国際貢献などと言って、イラクに戦えない軍隊を送っています。とても賛成する気にはなれません。なぜなら、そんなことをしても誰も日本を尊敬してはくれないからです。・・省略・・世界に向かって大声をあげる胆力もなく、おどおどと周囲の顔色をうかがって最小の犠牲でお茶を濁す、という屈辱的な態度なら国際貢献など、端から忘れたほうがよい。日本は正々堂々と、経済成長を犠牲にしてでも品格のある国家を目指すべきです・・」
きっぱり、言い切る言葉には真の国際人としての「威厳」を感じました
もちろん、藤原氏は「非米」を基調としていることはいうまでもありませんが・・
いろいろな意見があると思いますが、こんなに話題になり、本が売れているというのは、やはり多くの人が関心を持って、今の日本をなんとかしなくちゃ・・という思いがどこかにあるからなんでしょうね。
藤原正彦氏について・・
1943年生まれ。お茶の水大学理学部教授。数学者。「新田次郎」と「藤原てい」の次男坊。・・・あのベストセラー「博士の愛した数式」の小川洋子さんとの対談集などなど著書多数。
さてさて・・内容については、アメリカにしてやられ、地に落ちた日本の品格を取り戻すには、なにが必要か?を論じています。全体で7つの章で構成され、近代的合理精神の限界、「論理」だけでは世界が破綻する、民主主義を疑う、「情緒」と「形」の国、日本、「武士道精神」の復活を・・などなどです。
自由闊達な語り口といい、ユーモアあふれた言い回しといい、表題のお堅いイメージとはちがい、とてもおもしろかったです。秀逸!と感動します
とても勉強になりました。たくさん「目からウロコ」がありましたが・・
特に印象に残ったことは・・
「国際貢献などと言って、イラクに戦えない軍隊を送っています。とても賛成する気にはなれません。なぜなら、そんなことをしても誰も日本を尊敬してはくれないからです。・・省略・・世界に向かって大声をあげる胆力もなく、おどおどと周囲の顔色をうかがって最小の犠牲でお茶を濁す、という屈辱的な態度なら国際貢献など、端から忘れたほうがよい。日本は正々堂々と、経済成長を犠牲にしてでも品格のある国家を目指すべきです・・」
きっぱり、言い切る言葉には真の国際人としての「威厳」を感じました
もちろん、藤原氏は「非米」を基調としていることはいうまでもありませんが・・
いろいろな意見があると思いますが、こんなに話題になり、本が売れているというのは、やはり多くの人が関心を持って、今の日本をなんとかしなくちゃ・・という思いがどこかにあるからなんでしょうね。
きっと素敵な聡明な女性なのでしょうね。
僕の愛しい人に似てるかな?なんて。
藤原氏の”国際貢献などと言って、イラクに戦えない軍隊を送っています。世界に向かって大声をあげる胆力もなく、おどおどと周囲の顔色をうかがって最小の犠牲でお茶を濁す、という屈辱的な態度なら国際貢献など、端から忘れたほうがよい”には全く同じ意見です。
日本の外交は事なかれ主義、全然ポリシーがありません。政治自体がそうですから仕方がないのかも・・・・
古いものを切り捨て、新しいものを無制限に導入する、明治以来のやり方は、日本のいいところを無くしてしまい、日本らしさが無くなってしまったような気がします。
いったい日本はどうなるのでしょう・・・・